野球の試合時間とは?平均試合時間や終了時間を解説
プロ野球の平均の試合時間は3時間20分前後です。デーゲームは16時から17時台、ナイターは21時台に終了することが多いです。高校野球などのアマチュア野球はプロ野球よりも試合時間は短くなっています。メジャーリーグの平均試合時間も日本のプロ野球よりは10分ほど短いです。
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公式ライター Activel_director
プロ野球の試合時間
デーゲームとナイターの試合時間
多くの人が日中は仕事をしている平日は基本的にナイターで行われますが、長い試合は深夜まで続くことになり、延長戦となれば終電を気にしなければいけない時間帯となる可能性もあります。そのため、土日祝日には子供たちも観戦しやすいデーゲームも組まれています。
プロ野球の平均の試合時間
9回までの試合であれば、13時に試合開始のデーゲームであれば16時16分に終了、18時試合開始のナイターであれば21時16分が平均的な試合終了時間ということです。
プロ野球の試合時間は過去20年間あまり変わっておらず、9回までの試合の平均試合時間は3時間10分前後。全試合の平均が3時間20分前後となっています。
プロ野球の最長の時間試合
6時間26分
【プロ野球の最長の試合】
1992年9月11日に甲子園球場で行われた阪神タイガース対ヤクルトスワローズの一戦で、18時に開始された試合が終了したのは、日付が変わった9月12日の0時26分です。
【試合が長くなった状況】
試合は延長15回で3対3の引き分けという結果。同点の9回裏に阪神の八木裕が放った打球は劇的なサヨナラ本塁打かと思われましたが、判定が覆ってエンタイトル二塁打となりました。覆った判定を巡って37分間中断されたことも試合時間が長くなった一因です。
プロ野球の最短の時間試合
55分
【プロ野球の最短の試合】
1946年7月26日に西宮球場で行われた大阪タイガース対パシフィックの一戦
【試合が短くなった状況】
試合は大阪タイガースが1対0で勝利。大阪の渡邉誠太郎は9回5安打2三振無四球で球数は88球、パシフィックの湯浅芳彰は8回7安打3三振3四球で球数は91球という投球内容です。
現在のプロ野球では試合時間が1時間を切る展開は考えにくく、9イニング以上の試合としては今後も記録は破られない可能性が高いです。
高校野球の試合時間
高校野球の平均の試合時間
甲子園大会の試合スケジュールも試合時間2時間を想定して組まれています。試合間のインターバルが30分とられ、1日4試合の日であれば第1試合が8時、第2試合が10時半、第3試合が13時、第4試合が15時半の試合開始予定です。
高校野球の試合時間がプロ野球の試合時間より短いのは、ピッチャーの投げるテンポが早いこと、イニング間の攻守交代が走って行われるため早いことなどが要因です。
高校野球の最長の時間試合
4時間55分
【高校野球(甲子園大会)の最長の試合】
1933年8月19日に行われた準決勝の中京商業(愛知)対明石中(兵庫)
【試合が長くなった状況】
当時は延長戦が無制限に行われるルールで、この試合は0対0のまま延長25回まで進む展開。結果は中京商業が25回裏に1点をあげてサヨナラ勝ちを収めました。中京商業の吉田正男、明石中の楠本保の両投手はともに完投で、それぞれ336球と247球を投げています。
高校野球の最短の時間試合
1時間12分
【高校野球(甲子園大会)の最短の試合】
1947年8月19日に行われた小倉中(福岡)と岐阜商業(岐阜)の決勝戦
【試合が短くなった状況】
2回に岐阜商業が3点を先制したものの、その後、小倉中が逆転して6対3で勝利し優勝。安打数は小倉中が9本、岐阜商業が6本と放っていますが、テンポのいい試合展開で最短記録が生まれました。
また、2012年の夏の甲子園1回戦では東海大甲府(山梨)対成立学園(東京)の試合が1時間16分で終了。史上2番目に短い記録です。
大学野球の試合時間
2時間半前後です。平均するとプロ野球よりは短く、高校野球よりは長い試合時間となります。高校野球ほどではありませんが、大学野球もテンポよく試合が進みます。
【東京六大学野球の最長の試合】
1967年春のリーグ戦の慶応大学と法政大学の一戦で試合時間は4時間48分。試合は延長15回で2対2の引き分けに終わっています。
【東京六大学野球の最短の試合】
1949年秋のリーグ戦の立教大学対東京大学の一戦で試合時間は1時間12分。試合は東京大学が2対0で勝利しています。
中学野球の試合時間
大会によってはルールで試合時間の制限がある場合も多く、たとえば「5回以降は試合開始から2時間を超えて新しいイニングには入らない」といったルールが存在します。そもそも、2時間を大きく超える試合にはならないようにルールによって制限されています。
延長戦はタイブレーク方式で行われるのが普通で、場合によっては抽選によって勝ち上がりが決まる大会もあります。
メジャーリーグの試合時間
日本のプロ野球よりやや短く、2019年の平均は延長戦を含めても3時間10分でした。これは同年の日本のプロ野球より11分短いです。
【メジャーリーグの最長の試合】
1984年5月8日に行われたホワイトソックス対ブルワーズの一戦で、試合時間は8時間6分。メジャーリーグでは原則的に延長戦は無制限で、この一戦は延長25回まで行われています。
【メジャーリーグの最短の試合】
1919年9月28日に行われたジャイアンツ対フィリーズの一戦で、試合時間はわずか51分です。
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