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OPSの計算方法を解説!誰でもわかる野球の長打率の計算を理解しよう

OPSの計算方法を解説!誰でもわかる野球の長打率の計算を理解しよう

OPSはOn-base Plus Sluggingの略で、打者の出塁と長打を数値化した指標となっています。OPSの計算方法は、出塁率プラス長打率で求めます。OPSデータを有効に活用することによって高い確率で試合に勝てる要因が分かってきました。

2021.12.16 野球

OPSとは?

OPSはOn-base Plus Sluggingの略で、打者の出塁と長打を数値化した指標です

OPSの優れた打者とは、1打席でも多く出塁し、得点圏に進んでホームベースに帰る確率を高くできる選手です。四球や死球で出塁したり、同じ安打でも2塁打や3塁打を打てる選手がOPSの高い選手になります。OPSの数値が優れた選手とは、塁に出る確率が高く長打も多い選手となります。

OPSの計算方法

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OPSの計算方法は2つの要素を使って計算されます。

※OPSの計算式
出塁率+長打率

出塁率と長打率を求めてから導き出されます。出塁率はアウトカウントをつけないで塁上に立てた確率で、長打率は打席で打った安打の内訳で率がアップします。OPSを計算するためには正しい出塁率と長打率が必要です。

OPSの計算例

OPSの計算式は、出塁率+長打率で、導かれます。仮に出塁率.3000、長打率が.4000の選手のOPSを計算してみます。

※OPS計算の具体例
・出塁率:.3000
・長打率:.4000
・出塁率+長打率=.7000

.7000がOPSの計算結果になります。

長打率の計算方法

長打率の計算方法は、2つの数値を使って計算します。

・塁打数
・打数

2つの数値を、塁打数÷打数の計算式に当てはめれば長打率が求められます​。では、具体例をもとに実際の長打率を計算してみましょう。

塁打数の導き方

長打率の計算に入る前に塁打数の導き方を示します。

塁打数=塁打×打った安打の数

計算に使う「塁打」とは、安打別に当てはめられる数字で常に不変です。単打は1、2塁打は2、3塁打は3、本塁打は4になります。
安打の内訳 単打 2塁打 3塁打 本塁打
塁打 1 2 3 4
100打数で30安打の選手がいた場合の長打率を計算します。
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打数 100
安打 30
打った安打の内訳を示します。
安打内訳 単打 2塁打 3塁打 本塁打
打った安打の数 9 5 3 3
安打毎の塁打に打った数を積算して塁打数を導きます。
安打の内訳 単打 2塁打 3塁打 本塁打
塁打×打った数=塁打数 1×9=9 2×5=10 3×3=9 3×4=12
塁打数の合計を計算します。

9+10+9+12=40(全塁打数)

次に合計値を100で割ります。

40(全塁打数)÷100(打数)=.400

長打率は.400と計算されました。打った安打の数に塁打を積算して塁打数を導いて打数で割れば長打率が導けます。打者の全安打の内訳が2塁打や3塁打、ホームランが多ければ長打率は上がる仕組みになります。

出塁率の計算方法

出塁率の計算を試算してみます。

※出塁率の計算式
(安打+四球+死球)÷(打数+四球+死球+犠飛)=出塁率

出塁率の計算式に則って下記の例で計算してみます。
打数 100
安打 30
四球 5
死球 1
犠飛 3
出塁率の計算の手順を説明します。

※出塁率の計算手順
①安打数(30)+四球(5)+死球(1)=36(合計数)
②打数(100)+四球(5)+死球(1)+犠飛(3)=109(合計数)
③36(①の合計)÷109(②の合計)=.33027

①から③の順番で計算を行い小数点4桁以下は四捨五入します。計算の結果、.3303が出塁率となりました。

出塁率にはエラーや送りバントは加えません。あくまでアウトカウントを作らなかった打席を考慮して計算します。

犠飛や犠打の扱い

犠飛や犠打は打数カウントされませんせんが、OPSの計算では犠飛と犠打の扱いが変わります。

犠飛は出塁率の計算でカウントされますが犠打はカウントされません。OPSの数値をみる場合、犠飛が多いかどうかで数値が変わってきます。犠飛が増えれば分母の数値が大きくなり出塁率が下がります。犠飛は打点は増やせますがOPSの計算では数値を下げてしまう結果になります。

盗塁や走塁の扱い

盗塁は、OPSの計算計算上、扱わない要素となります。そのため盗塁数が多くても、OPSの数値は上がりません。ただ、単打を2塁打にできる俊足選手の走塁は、長打率の数値を上げますのでOPS数値をよくできます。

OPSの使用方法

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OPSの使用方法は、3つの局面での判断材料にするために使われます。

・得点能力の優越を図る指標
・チームの主力を選出
・打順の決め方

OPSを使用するためには過去のデータを基準にして現状の数値と力関係を比較しながら使います。

得点能力の優越をみる指標

ランク 評価 指標
素晴らしい .9000以上
非常に良い .8334~.8999
良い .7667~.8333
.7000~.7666
E 平均以下 .6334~.6999
F 悪い .5667~.6333
G 非常に悪い .5666以下
OPSはバッターの得点能力の高さをみる指標になり、試合の打線を組むときに使用されます。

一般的に.8000以上の数値を残している選手なら、監督は得点能力に秀でた選手と認め、優先的に試合に使います。監督は野球の試合に勝つために、OPSを使用して得点能力の高い選手を見極めます。

チームの主力に求められるOPS値とは?

チームの主力打者に求めたいOPSは.8000を超える選手で、どのチームもランクAやBの選手をたくさん所有したいのが実情です。

.8000以上のレベルの選手はプロ野球界全体でも数人しかいないため、.8000以上の数値を残すことはチームの主力になれる選手となります。

OPSを使用した打線とクリーンアップの決め方

打線を決めるとき、監督はOPS数値の高い選手をピックアップしますが、クリーンアップの決定にはOPSの数値がチームで最も高い3選手を選びます。監督はクリーンアップの3選手を選ぶときは、OPS数値に出塁率や長打率を加味して考えます。

・3番はチームで1、2を争う打率を残す選手
・4番は本塁打・打点がチームでトップの選手
・5番は本塁打・打点が4番打者に次いで多い選手

OPSの歴代ランキング

日本プロ野球のOPS歴代ランキングをみれば、どの打者が優れたOPSを残したのかが分かります。

【選別条件】
・シーズン成績ランキング
・生涯通算成績ランキング

1年単位の成績と現役時代の生涯成績別で歴代OPSをみていきます。

OPS歴代ランキング・シーズン成績

順位 OPS 選手名 達成年
1 1.2940   王貞治 1974
2 1.2580 王貞治 1973
3 1.2570 R.バース 1986
4 1.2430 落合博満 1985
5 1.2340 W.バレンティン 2013
1.2320 落合博満 1986
7 1.2230 A.カブレラ 2002
8 1.2137 王貞治 1966
9 1.2132 王貞治 1967
10 1.2120 王貞治 1976
シーズン歴代1位の王選手は3冠王を2度達成しました。落合選手、バース選手もランクインしたシーズンは3冠王を達成しています。
カブレラ選手、バレンティン選手は当時の本塁打記録のタイ記録や新記録を達成しました。ずば抜けた長打力がOPSの数値を底上げした状況が読み取れます。

OPS歴代ランキング・通算成績

順位 OPS 選手名 実働年数
1 1.078 王貞治 22
2 0.995 松井秀喜 10
3 0.990 A.カブレラ 12
4 0.986 落合博満 20
5 0.940 T.ローズ 14
6 0.933 張本勲 23
7 0.932 中西太 18
8 0.929 小笠原道大 19
9 0.926 ブーマー.W 10
10 0.925 松中信彦 19
OPSの通算成績は4000打数以上の打者が対象です。歴代ランキングの第1位はただ1人、1.000以上をあげた王選手です。
王選手は入団4年目から現役引退まで、19年連続本塁打30本以上、通算868本の本塁打を記録しています。2位の松井選手が日本での実働10年間で本塁打が332本でした。本塁打歴代2位の記録保持者、野村克也選手が657本です。
王選手のずば抜けた本塁打数は、長打率とOPSを引き上げました。

OPSランキング上位打者の条件

OPSランキングの上位打者になる条件を紹介します。

【OPSランキング上位の条件】
・長打力
・長期にわたって安定した打撃

長打力に求められる要件は本塁打や2塁打、3塁打です。長期とはレギュラー10年以上を指し、10年以上大きな波もなく安定して本塁打や長打を量産できた選手がOPSランキングの上位に名を連ねています。四死球も確実に選んで出塁することが優れたOPSを残す条件になります。

OPSの計算方法を理解して野球を楽しもう

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OPSは野球を知らない人も楽しんでもらえる強打者のデータになります。計算方法や数値を把握できれば、なぜチームの主力になり重宝されているのかが理解できます。

野球は点取りゲームです。相手チームよりも多い得点を取らないとゲームに勝てません。OPS数値の高い選手がチャンスで得点をあげることでファンは納得します。自分の好きな選手のOPSを常にチェックするのも野球を楽しむための方法です。

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