山口県の野球の強豪高校とは?強さ順に5校をランキングで紹介!
山口県の高校野球強豪校といえば、近年の活躍からは下関国際高校が挙がります。一方、昭和から平成にまたがる強豪であり続けた下関商業高校もあり、現在の山口県の高校野球は、新興勢力と古豪が入り乱れた戦国時代の状態です。強豪校が増えている山口県の高校野球は、注目が集まる地域になっています。
2022.12.31
|
野球
Writer
Index
山口県の高校野球とは?
山口県の高校野球は、他県と比較すると甲子園常連校に公立校が多いことや、私立校が近年甲子園上位に食い込んでいることが特徴です。
山口県の高校野球の甲子園優勝回数は、中国地方では広島県に次ぐ順位を誇ります。山口県勢は、特に戦後あたりから甲子園での優勝や準優勝が多く見られるようになり、下関商業が全国区で有名となりました。
山口県の高校野球の甲子園優勝回数は、中国地方では広島県に次ぐ順位を誇ります。山口県勢は、特に戦後あたりから甲子園での優勝や準優勝が多く見られるようになり、下関商業が全国区で有名となりました。
山口県の高校野球の情勢
山口県の高校野球の情勢は、新興勢力と現在も健在な古豪の2大勢力に別れています。新興勢力では、下関国際高校や宇部鴻城高校、古豪勢力では、下関商業高校や岩国高校の2校が有名です。
2018年の夏の選手権大会では、下関国際高校が久しぶりのベスト8となり、全国に山口県の野球が通用することを証明しました。
2018年の夏の選手権大会では、下関国際高校が久しぶりのベスト8となり、全国に山口県の野球が通用することを証明しました。
山口県の野球の強豪校ランキング第5位岩国高校
岩国高校
国公私立 | 公立 |
所在地 | 山口県岩国市川西4丁目6番1号 |
春の選抜の成績 | 出場7回 |
甲子園の成績 | 出場5回 |
主なOB選手 | 十時啓視/杉本公孝/渡辺純志 |
岩国高校は、下関商業高校に次ぐ甲子園出場回数を誇る強豪校です。選抜と選手権大会あわせて12回の甲子園出場経験を持ち、最高でベスト8の成績を収めました。
昭和46年選抜大会で甲子園に初出場し、平成10年以後に9回出場していることから、古豪でもあり、強い新興勢力でもあるといえます。
昭和46年選抜大会で甲子園に初出場し、平成10年以後に9回出場していることから、古豪でもあり、強い新興勢力でもあるといえます。
山口の強豪といわれる理由
岩国高校が強豪といわれる理由は、安定した打撃力と守備力があることです。山口県内の高校では、通常冬にボールを使って練習をする機会が減りますが、岩国高校は冬でも欠かさずック練習をし続けることで守備力の向上を図っています。
公立高校の岩国高校は、広い範囲で有望選手を引き抜いてこられない分、軟式野球出身の選手に必要な捕球体勢の習得を徹底的に教え込むといった工夫をし、硬式で活躍する強い選手の育成に励んでいます。
公立高校の岩国高校は、広い範囲で有望選手を引き抜いてこられない分、軟式野球出身の選手に必要な捕球体勢の習得を徹底的に教え込むといった工夫をし、硬式で活躍する強い選手の育成に励んでいます。
山口県内大会での野球部の成績
岩国高校野球部の県内大会での成績は、山口県内大会でベスト8に入ったところで悔しい思いをすることが続いています。しかし、2000年代に入って7回甲子園に出場していることから考えてると、勢いは衰えていません。
【岩国高校の成績】
・やまぐち高校生2020メモリアルカップ夏季高等学校野球大会2回戦進出
・令和元年度山口県地区新人高等学校野球大会2回戦進出
・令和元年度全国高等学校野球選手権山口大会3回戦進出
【岩国高校の成績】
・やまぐち高校生2020メモリアルカップ夏季高等学校野球大会2回戦進出
・令和元年度山口県地区新人高等学校野球大会2回戦進出
・令和元年度全国高等学校野球選手権山口大会3回戦進出
山口県の野球の強豪校ランキング第4位高川学園高校
高川学園高校
国公私立 | 私立 |
所在地 | 山口県防府市大字台道3635番地 |
春の選抜の成績 | 出場1回旧多々良学園 |
甲子園の成績 | 出場1回 |
主なOB選手 | 高木豊 |
旧多々良学園から改称した高川学園は、県内大会で優勝し、現在の山口県内高校野球をけん引しています。甲子園出場は選抜と選手権大会の1回ずつですが、山口県内の大会では常に上位の成績を収め続けました。
夏の甲子園大会では、1回戦で大阪の履正社と対戦し敗退しましたが、2020年のコロナウィルス代替大会で優勝を果たしていることから、十分な実力を持った強豪校であることが証明されています。
夏の甲子園大会では、1回戦で大阪の履正社と対戦し敗退しましたが、2020年のコロナウィルス代替大会で優勝を果たしていることから、十分な実力を持った強豪校であることが証明されています。
山口の強豪といわれる理由
高川学園が強豪といわれる理由は、投手攻略能力がずば抜けていることにあります。コロナウィルス代替大会では、1試合平均7.8点の得点力の高さで優勝を果たし、攻撃的な野球展開が評価されました。
大会を通して、5試合で6失点しかしていない守備力の高さも注目すべき点であり、攻撃力と守備力の両面が優れていることが優勝に繋がった大きな要因であると考えられます。
大会を通して、5試合で6失点しかしていない守備力の高さも注目すべき点であり、攻撃力と守備力の両面が優れていることが優勝に繋がった大きな要因であると考えられます。
山口県内大会での野球部の成績
高川学園高校は、山口県内大会で名門を相手にしても全く引けを取らない結果を出しています。2020年のコロナウィルスがなければ、山口県代表になれる可能性もありました。
【高川学園高校の成績】
・やまぐち高校生2020メモリアルカップ夏季高等学校野球大会にて優勝
・令和元年度全国高等学校野球選手権山口大会にて準優勝
・平成30年度全国高等学校野球選手権山口大会にてベスト8
【高川学園高校の成績】
・やまぐち高校生2020メモリアルカップ夏季高等学校野球大会にて優勝
・令和元年度全国高等学校野球選手権山口大会にて準優勝
・平成30年度全国高等学校野球選手権山口大会にてベスト8
山口県の野球の強豪校ランキング第3位下関商業高校
下関商業高校
国公私立 | 公立 |
所在地 | 山口県下関市後田町4丁目11番1号 |
春の選抜の成績 | 出場14回 |
甲子園の成績 | 出場9回 |
主なOB選手 | 引地信之/池永正明/平山菊二 |
下関商業高校は、山口で最も昭和の甲子園常連校であり、近年でも県内大会の上位に必ず食い込む名門高校です。春の選抜大会・夏の選手権大会をあわせた甲子園出場回数は山口県内の高校で最も多く、戦中から戦後にかけては、山口県内の1校独裁状態を築いていました。
第35回選抜大会では、県内大会を勝ち上がり、夏の選手権大会で準優勝を果たしています。
第35回選抜大会では、県内大会を勝ち上がり、夏の選手権大会で準優勝を果たしています。
山口の強豪といわれる理由
下関商業高校が強豪といわれる理由は、伝統的な強さを誇る強豪校でありながら、練習内容や試合展開が常に進化を続けていることです。
下関商業高校で行われる亜細亜バッティングと名付けられた実践的な練習は、走・攻・守すべての要素を同時に鍛えることができ、プレー1つ1つに目的を持たせることができます。実戦練習で得られる効果は3つです。
・選手が状況に応じて適切なプレーができる
・判断ミスがなくなる
・無駄な失点を極力低くすることができる
下関商業高校で行われる亜細亜バッティングと名付けられた実践的な練習は、走・攻・守すべての要素を同時に鍛えることができ、プレー1つ1つに目的を持たせることができます。実戦練習で得られる効果は3つです。
・選手が状況に応じて適切なプレーができる
・判断ミスがなくなる
・無駄な失点を極力低くすることができる
山口県内大会での野球部の成績
下関商業高校の県内大会の成績は、2020年の代替大会でランキング1位の下関国際高校を2回戦で破っています。令和元年度選手権山口大会では、2回戦で宇部鴻城高校と1点差のゲームを繰り広げました。
【下関商業高校の成績】
・やまぐち高校生2020メモリアルカップ夏季高等学校野球大会3回戦進出
・令和元年度山口県1年生高等学校野球大会地区予選初戦敗退
・令和元年度全国高等学校野球選手権山口大会2回戦進出
【下関商業高校の成績】
・やまぐち高校生2020メモリアルカップ夏季高等学校野球大会3回戦進出
・令和元年度山口県1年生高等学校野球大会地区予選初戦敗退
・令和元年度全国高等学校野球選手権山口大会2回戦進出
山口県の野球の強豪校ランキング第2位宇部鴻城高校
宇部鴻城高校
国公私立 | 私立 |
所在地 | 山口県宇部市大字際波字的場370 |
春の選抜の成績 | 出場3回 |
甲子園の成績 | 出場2回 |
主なOB選手 | 中村恵吾/真鍋安政/石川政雄 |
宇部鴻城高校は、山口県内でも新興勢力の一角をなす高校です。平成15年に選抜大会で甲子園デビューを果たして以来、平成の終わりごろから安定して甲子園に出場しています。
第101回選手権大会では、狭間監督率いる強豪明石商業と1点差のゲームを展開し、甲子園強豪校相手に全く引けを取らない野球を見せました。
第101回選手権大会では、狭間監督率いる強豪明石商業と1点差のゲームを展開し、甲子園強豪校相手に全く引けを取らない野球を見せました。
山口の強豪といわれる理由
宇部鴻城高校が強豪といわれる理由は、練習のメリハリで鍛えられた個人力とチーム力です。宇部鴻城高校では、朝練前や全体練習後に、個人レーニングの時間も設け、個人力の向上を図ります。体力メニューでは、先輩が後輩を励まし、苦しいときに仲間とつながる習慣を作ることで、チーム力を鍛えてきました。
宇部鴻城高校が第101回選手権大会山口県予選で、高川学園に1点差から逆転勝利できたのは、鍛えてきたチーム力や粘り強さが生かされた結果でした。
宇部鴻城高校が第101回選手権大会山口県予選で、高川学園に1点差から逆転勝利できたのは、鍛えてきたチーム力や粘り強さが生かされた結果でした。
山口県内大会での野球部の成績
宇部鴻城高校は、2019年に開催された1年生大会で、準優勝を果たしました。2021年には、当時の1年生が3年生になることから、再度好成績を収めることが期待されています。
【宇部鴻城高校の成績】
・やまぐち高校生2020メモリアルカップ夏季高等学校野球大会初戦敗退
・令和元年度山口県1年生高等学校野球大会にて準優勝
・令和元年度全国高等学校野球選手権山口大会にて優勝(甲子園出場)
【宇部鴻城高校の成績】
・やまぐち高校生2020メモリアルカップ夏季高等学校野球大会初戦敗退
・令和元年度山口県1年生高等学校野球大会にて準優勝
・令和元年度全国高等学校野球選手権山口大会にて優勝(甲子園出場)
山口県の野球の強豪校ランキング第1位下関国際高校
下関国際高校
国公私立 | 私立 |
所在地 | 山口県下関市大字伊倉字四方山7番地 |
春の選抜の成績 | 出場1回 |
甲子園の成績 | 出場2回 |
主なOB選手 | 宮崎敦次 |
下関国際高校は、現在山口県の高校野球を大いに盛り上げている高校です。甲子園出場回数は選抜が1回、選手権が2回と多いわけではありませんが、近年で3回甲子園出場を果たした最も勢いのある強豪と注目されています。
下関国際高校は、第100回選手権大会でベスト8まで上り詰め、日大三高校との死闘を繰り広げました。
下関国際高校は、第100回選手権大会でベスト8まで上り詰め、日大三高校との死闘を繰り広げました。
山口の強豪といわれる理由
下関国際高校が強豪といわれる理由は、部員が1人だった状況から甲子園ベスト8を誇る実力になるまで、部の力を引き上げた坂原監督の指導力にあります。
野球部就任直後の坂原監督は、厳しい練習や規則を実施したために部員が1人になるといった事件もありましたが、どん底の状態から野球部を立て直し、甲子園ベスト8までの実力に育て上げました。練習や生活上の厳しいマナーの指導が、下関国際高校の接戦での絶対的な自信につながっています。
野球部就任直後の坂原監督は、厳しい練習や規則を実施したために部員が1人になるといった事件もありましたが、どん底の状態から野球部を立て直し、甲子園ベスト8までの実力に育て上げました。練習や生活上の厳しいマナーの指導が、下関国際高校の接戦での絶対的な自信につながっています。
山口県内大会での野球部の成績
下関国際高校の山口県内の野球大会での最高成績は、新人戦準優勝です。
【下関国際高校の成績】
・2020年
やまぐち高校生2020メモリアルカップ夏季高等学校野球大会2回戦進出
・2019年
山口県高校野球新人戦決勝進出
山口県高校野球秋季大会地区予選代表決定戦進出
【下関国際高校の成績】
・2020年
やまぐち高校生2020メモリアルカップ夏季高等学校野球大会2回戦進出
・2019年
山口県高校野球新人戦決勝進出
山口県高校野球秋季大会地区予選代表決定戦進出
山口県の高校野球を語ろう
山口県の野球が強い高校は、古豪の下関商業高校だけでなく、新興勢力である下関国際高校や宇部鴻城高校の活躍に注目が集まっています。
2校の新興勢力に、2020年に山口県を征した高川学園高校が加わったことで、山口県高校野球が戦国時代を迎えることとなりました。3校の争いが激しくなるほど、県内のレベルがアップし、全国大会での好成績に繋がることが期待されています。
2校の新興勢力に、2020年に山口県を征した高川学園高校が加わったことで、山口県高校野球が戦国時代を迎えることとなりました。3校の争いが激しくなるほど、県内のレベルがアップし、全国大会での好成績に繋がることが期待されています。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。