甲子園の入場曲とは?夏の全国高等学校野球選手権大会の行進曲
甲子園の入場曲とは、全国高等学校野球選手権大会や選抜高等学校野球大会の開会式で使われる入場行進曲のことです。春の甲子園では近年のヒットソング、夏の甲子園では毎年固定の大会行進曲にあわせながら、高校球児たちが入場していきます。
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公式ライター Activel_director
甲子園の入場曲とは?
甲子園の入場行進曲
①春の甲子園と呼ばれている選抜高等学校野球大会の入場曲
②夏の甲子園と呼ばれている全国高等学校野球選手権大会の入場曲
1924年から開始されている春の甲子園出場の曲は、前年のヒットソングを使用する傾向が強いです。1915年から開始されている夏の甲子園では、毎年大会行進曲が使用されています。
春の甲子園の入場曲:近年のヒットソング
夏の甲子園の入場曲:大会行進曲
夏の甲子園のテーマソングとは?
2013年からは、熱闘甲子園のテーマソングが、阪神電鉄甲子園駅の列車接近メロディに使用されるようになりました。
2019年:宿命/official髭男dism
大会回数 | 第101回 |
開催期間 | 2019年8月6日~8月22日 |
優勝校 | 履正社(大阪) |
優勝回数 | 1回 |
決勝戦スコア | 履正社5-3星稜 |
テーマソング | 宿命/official髭男dism |
【楽曲の特徴】
宿命は、夏の熱い戦いに挑む高校球児の夢や葛藤を、リアルな目線で繊細に描いた楽曲です。official髭男dismは、春の甲子園を観戦した上で楽曲の制作に当たりました。
【大会の特徴】
24年ぶりの決勝に進出した履正社が、エース奥川恭伸投手を擁する星稜を破り、初優勝を果たしました。
2018年:夏疾風/嵐
大会回数 | 第100回 |
開催期間 | 2018年8月5日〜8月21日 |
優勝校 | 大阪桐蔭(北大阪) |
優勝回数 | 5回 |
決勝戦スコア | 大阪桐蔭13-2金足農 |
テーマソング | 夏疾風/嵐 |
【楽曲の特徴】
夏疾風は、ゆずの北川悠仁の作詞・作曲を担当で作られた、ひたむきに励む高校球児にエールを送る応援歌です。
【大会の特徴】
記念すべき100回目の大会でもある2018年の甲子園は、平成最後の大会でした。優勝校の大阪桐蔭は、史上初となる2度目の春夏連覇を達成しました。決勝戦では、大阪桐蔭の根尾昂選手や、金足農の吉田輝星投手が話題となりました。
2017年:虹/高橋優
大会回数 | 第99回 |
開催期間 | 2017年8月8日〜8月23日 |
優勝校 | 花咲徳栄(埼玉) |
優勝回数 | 1回 |
決勝戦スコア | 埼玉徳栄14-4広陵 |
テーマソング | 虹/高橋優 |
【楽曲の特徴】
虹は、虹を待つな、虹になれをテーマとした、応援する人や夢に向かっている高校球児の背中を押すような楽曲です。
【大会の特徴】
花咲徳栄が、埼玉勢初優勝を成し遂げました。大会新記録の6本塁打17点をマークした中村奨成選手を率いる広陵の10年ぶりの決勝進出が大きく注目されています。
2016年:光と影の日々/AKB48
大会回数 | 第98回 |
開催期間 | 2016年8月7日〜8月21日 |
優勝校 | 作新学院(栃木) |
優勝回数 | 2回 |
決勝戦スコア | 作新学院7-1北海 |
テーマソング | 光と影の日々/AKB48 |
【楽曲の特徴】
光と影の日々は、自分のことを信じて夢を諦めないことの大切さを歌った楽曲です。光と影の日々は、関西出身の山本彩と横山由依がセンターを務めました。
【大会の特徴】
作新学院は、北海高校に1点先制されたものの、一挙5点を入れて逆転に成功し、54年ぶりとなる2度目の優勝を果たしました。作新学院の今井達也投手は、自己最速の152キロをマークしています。
2015年:On Your Side/Superfly
大会回数 | 第97回 |
開催期間 | 2015年8月6日〜8月25日 |
優勝校 | 東海大相模(神奈川) |
優勝回数 | 2回 |
決勝戦スコア | 東海大相模10-6仙台育英 |
テーマソング | On Your Side/Superfly |
【楽曲の特徴】
On Your Sideは、人と人のつながりをテーマにした、大切な人を思い出させてくれるような優しさに溢れた曲です。
【大会の特徴】
記念すべき100年目の大会で、東海大相模は10-6で仙台育英に勝利し、1970年以来45年ぶりとなる2度目の優勝を飾りました。
2014年:オモイダマ/関ジャニ∞
大会回数 | 第96回 |
開催期間 | 2014年8月11日〜8月25日 |
優勝校 | 大阪桐蔭(大阪) |
優勝回数 | 4回 |
決勝戦スコア | 大阪桐蔭4-3三重 |
テーマソング | オモイダマ/関ジャニ∞ |
【楽曲の特徴】
オモイダマは高校球児の背中を押すような楽曲です。関ジャニ∞は、聞き手自由に解釈してほしいといった想いを込めてオモイダマとタイトルをカタカナで表記しました。
【大会の特徴】
3年連続出場の大阪桐蔭は、5回の表で1点リードされるものの、7回裏の安打で逆転に成功し、2年ぶり4度目の優勝を飾りました。
2013年:ダイヤモンド/コブクロ
大会回数 | 第95回 |
開催期間 | 2013年8月8日〜8月22日 |
優勝校 | 前橋育英(群馬) |
優勝回数 | 1回 |
決勝戦スコア | 前橋育英4-3延岡学園 |
テーマソング | ダイヤモンド/コブクロ |
【楽曲の特徴】
ダイヤモンドは、傷ついてこそ輝くダイヤモンドの原石と、つまづき傷跡を作りながら夢を追いかけて輝いていく高校球児を重ねて制作された楽曲です。
【大会の特徴】
エース高橋光成を率いる前橋育英は、3点ビハインドを迎えた5回に同点まで追いつくと、7回に逆転に成功し、初出場にて初優勝を飾りました。
2012年:pride/GReeeeN
大会回数 | 第94回 |
開催期間 | 2012年8月8日〜8月23日 |
優勝校 | 大阪桐蔭(大阪) |
優勝回数 | 3回 |
決勝戦スコア | 大阪桐蔭3-0光星学院 |
テーマソング | pride/GReeeeN |
【楽曲の特徴】
prideは、努力や挫折・涙や痛みを積み重ねた選手が、甲子園で優勝する夢を掴むためにプライドを背負い試合に挑む一瞬を描いた楽曲です。
【大会の特徴】
大阪桐蔭が、藤浪晋太郎の活躍で、3-0で光星学院に完封勝利して優勝しました。春夏通して同一カードでの決勝戦となることは史上初でした。
2011年:ずっとここから/JURIAN BEAT CRISIS
大会回数 | 第93回 |
開催期間 | 20年月日〜2011年8月20日 |
優勝校 | 日大三(西東京) |
優勝回数 | 2回 |
決勝戦スコア | 日大三11-0光星学院 |
テーマソング | ずっとここから/JURIAN BEAT CRISIS |
【楽曲の特徴】
ずっとここからは、高校生アーティストの川上ジュリアのみで構成された一人バンドJURIAN BEAT CRISISが手掛ける楽曲です。当時は、現役の高校生が歌った曲として大きな話題となりました。
【大会の特徴】
6試合すべて2桁安打と打線が好調だった日大三が、光星学院に11-0で完封勝利を挙げました。
2010年:あとひとつ/FUNKY MONKEY BABYS
大会回数 | 第92回 |
開催期間 | 2010年8月7日〜8月21日 |
優勝校 | 興南(沖縄) |
優勝回数 | 1回 |
決勝戦スコア | 興南13-1東海大相模 |
テーマソング | あとひとつ/FUNKY MONKEY BABYS |
【楽曲の特徴】
あとひとつは、田中将大投手がCDジャケットや、ミュージックビデオに出演したことで話題となりました。メンバーの元野球少年だったファンキー加藤は、高校野球の応援ソングを担当する夢を叶えました。
【大会の特徴】
興南が、4回に7点、6回に一挙5点といったビッグイニングを作り、沖縄勢初優勝に導きました。
選抜高校野球の入場曲とは?
春の甲子園の入場曲は、2015年から大会期間中に阪神甲子園球場の最寄り駅である阪神本線甲子園駅の列車接近メロディに採用されています。
2020年:パプリカ/Foorin、米津玄師
【楽曲の特徴】
パプリカは、米津玄師が作詞・作曲を担当した、未来に向かって頑張っている人たちの夢を応援する歌です。
【大会の特徴】
新型コロナウイルス感染拡大の懸念を踏まえて、2020年の選抜は中止となりました。
2019年:世界に一つだけの花、どんなときも。/SMAP、槇原敬之
大会回数 | 第91回 |
開催期間 | 2019年3月23日〜4月3日 |
優勝校 | 東邦(愛知) |
優勝回数 | 5回 |
決勝戦スコア | 東邦6-0習志野 |
入場曲 | 世界に一つだけの花/SMAP |
どんなときも。/槇原敬之 |
【楽曲の特徴】
平成最後の選抜となったため、平成を象徴する曲として世界に一つだけの花とどんなときも。が選ばれました。両楽曲とも、槇原敬之が作詞・作曲を担当しています。
【大会の特徴】
平成最初の選抜高校野球の優勝校であった東邦が、投打ともに好調だったエースの石川昂弥投手の活躍で平成の最後の完封勝ち優勝を飾りました。
2018年:今ありて
大会回数 | 第90回 |
開催期間 | 2018年3月23日〜4月4日 |
優勝校 | 大阪桐蔭(大阪) |
優勝回数 | 3回 |
決勝戦スコア | 大阪桐蔭5-2智弁和歌山 |
入場曲 | 今ありて |
【楽曲の特徴】
90回記念大会だったため、今を見つめ直し新時代を切り開くとの思いを込めて作られた、今ありてが選ばれました。
【大会の特徴】
大阪桐蔭は、根尾昂選手の活躍で、1981~82年のPL学園以来史上3校目の大会連覇を達成しました。
2017年:恋/星野源
大会回数 | 第89回 |
開催期間 | 2017年3月19日〜4月1日 |
優勝校 | 大阪桐蔭(大阪) |
優勝回数 | 2回 |
決勝戦スコア | 大阪桐蔭8-3履正社 |
入場曲 | 恋/星野源 |
【楽曲の特徴】
恋は、星野源が作詞作曲したラブソングで、恋ダンスと呼ばれる振付けが当時大流行しました。
【大会の特徴】
初の大阪勢同士の決勝戦となり、大阪桐蔭が2012年以来の優勝を果たしました。3点リードしていた大阪桐蔭は、一時、履正社に同点に追いつかれましたが、9回で一挙5点を奪い勝利しました。
2016年:もしも運命の人がいるのなら/西野カナ
大会回数 | 第88回 |
開催期間 | 2016年3月20日〜3月31日 |
優勝校 | 智弁学園(奈良) |
優勝回数 | 1回 |
決勝戦スコア | 智弁学園2x-1高松商業 |
入場曲 | もしも運命の人がいるのなら/西野カナ |
【楽曲の特徴】
もしも運命の人がいるのならは、探偵Mのドラマの主題歌で、まだ見ぬ運命の相手に寄せるワクワクと幸せな気持ちを表現した楽曲です。
【大会の特徴】
智弁学園は、1-1で延長戦にもつれた11回裏でサヨナラ優勝を果たしました。この試合は、夏の甲子園では25年ぶりのサヨナラ優勝となりました。
2015年:Let It Go〜ありのままで〜/イディナ・メンゼル、松たか子
大会回数 | 第87回 |
開催期間 | 2015年3月21日〜4月1日 |
優勝校 | 敦賀気比(福井) |
優勝回数 | 1回 |
決勝戦スコア | 敦賀気比3-1東海第四 |
入場曲 | Let It Go〜ありのままで〜/イディナ・メンゼル、松たか子 |
【楽曲の特徴】
Let It Goは、英語版の映画ではイディナ・メンゼル、日本語の吹き替え版では松たか子が歌っています。ディズニー映画が初めて主題歌に起用されました。
【大会の特徴】
両チームともに1打点を挙げ、同点のまま迎えた8回で、敦賀気比の松本哲幣選手の2ランホームランが決勝打となり、敦賀気比が、北陸勢初優勝を果たしました。
2014年:恋するフォーチュンクッキー/AKB48
大会回数 | 第86回 |
開催期間 | 2014年月日〜4月2日 |
優勝校 | 龍谷大平安(京都) |
優勝回数 | 1回 |
決勝戦スコア | 龍谷大平安6-2履正社 |
入場曲 | 恋するフォーチュンクッキー/AKB48 |
【楽曲の特徴】
恋するフォーチュンクッキーは、親しみやすいメロディーと誰もが踊りたくなるような振付けで話題となりました。AKB48の楽曲の起用は、2012年に起用されたEveryday、カチューシャ以来の2度目となります。
【大会の特徴】
龍谷大平安は、着実に加点し続けて正社にリードを許すことなく勝利を収め、選抜最多となる38回目の出場で初優勝を飾りました。
2013年:花は咲く/花は咲くプロジェクト
大会回数 | 第85回 |
開催期間 | 2013年3月22日〜4月3日 |
優勝校 | 浦和学院(埼玉) |
優勝回数 | 1回 |
決勝戦スコア | 浦和学院17-1済美 |
入場曲 | 花は咲く/花は咲くプロジェクト |
【楽曲の特徴】
東日本大震災の復興支援ソングの花は咲くは、東北地方をはじめ、多くの人を励ます楽曲であることが評価され採用されました。
【大会の特徴】
浦和学院はm5回に7点、8回に一挙8点を入れる猛攻撃で初優勝を果たしました。埼玉勢の優勝は、1968年ぶりの2度目となります。
2012年:Everyday、カチューシャ/AKB48
大会回数 | 第84回 |
開催期間 | 2012年3月21日〜4月4日 |
優勝校 | 大阪桐蔭(大阪) |
優勝回数 | 1回 |
決勝戦スコア | 大阪桐蔭7-3日光星学院 |
入場曲 | Everyday、カチューシャ/AKB48 |
【楽曲の特徴】
Everyday、カチューシャは、メンバーの前田敦子が主演を務める映画、もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらの主題歌です。
【大会の特徴】
2012年大会は、大型右腕の藤浪晋太郎投手と森友哉捕手のバッテリーを擁する大阪桐蔭が選抜初優勝を果たしました。
2011年:ありがとう/いきものがかり
大会回数 | 第83回 |
開催期間 | 2011年3月23日〜4月3日 |
優勝校 | 東海大相模(神奈川) |
優勝回数 | 2回 |
決勝戦スコア | 東海大相模6-1九州国際大付属 |
入場曲 | ありがとう/いきものがかり |
【楽曲の特徴】
ありがとうは、明るく爽やかなメロディーが特徴の、思いやりや感謝を歌った楽曲です。
【大会の特徴】
2011年大会は、開幕直前に東日本大震災が発生し、開催可否を協議されましたが、がんばろう!ニッポンをスローガンに予定通り開幕が決まりました。東海大相模は、九州国際大付属からリードを許さず、2000年以来の2回目の優勝を果たしました。
2010年:My Best Of My Life/Superfly
大会回数 | 第82回 |
開催期間 | 2010年3月21日〜4月3日 |
優勝校 | 興南(沖縄) |
優勝回数 | 1回 |
決勝戦スコア | 興南10-5日大三 |
入場曲 | My Best Of My Life/Superfly |
【楽曲の特徴】
天海祐希主演のドラマBOSSの主題歌のMy Best Of My Lifeは、ベストを尽くし生きていく決意表明の意味を込めた楽曲です。
【大会の特徴】
興南は、エース島袋洋奨投手の活躍で初優勝を果たしました。延長12回の末、興南が一挙5点と日大三を大きく突き放し優勝へ導きました。
甲子園の入場行進曲は最高の舞台を彩る
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