2020年1月29日 更新

スリークォーターの投げ方とは?理想のフォームやボールの握り方

スリークォーターとは、投手の腕が斜め上の角度から出てくる投球フォームを言います。単なる投球フォームの腕の出る角度の違いだけではなく、スリークォーターで投げることには大きなメリットがあります。こちらの記事では、スリークォーターで投げることのメリットや、理想的なスリークォーターでの投げ方について紹介します。

15,902 view お気に入り 0

スリークォーターとはどんな投げ方?

スリークォーターは投手の投げ方の中でも、最もポピュラーでプロ野球選手やメージャーリーガーにも多い投げ方となっています。
まずはピッチャーとしての投げ方にはどのようなものがあるのか、全体的に説明します。

投手の投げ方は大きく分けて4種類

投手の投げ方には、スリークォーターの他にもオーバースロー・サイドスロー・アンダースローと大きく分けて4種類があります。

この4種類は、それぞれ投球時の腕の出る角度によって呼び方が変わります。

球質やリリースの位置、曲がりやすい変化球などが変わってくるので、投げ方によって武器となるボールにも特徴があらわれます。

スリークォーター

スリークォーターはオーバースローとサイドスローの中間の投げ方で、斜め上から腕を振ってボールを投げる投球フォームです。代表的な選手には、カブスのダルビッシュ選手がいます。

野球をほとんどやったことがない人がボールを投げると、大体の人はスリークォーター気味の投げ方になります。

なぜなら、1番肩や肘に負担がかからず、ボールに対して力を伝えやすい投げ方になっていて、体の構造上1番バランスのとれた投げ方になっているからです。

このように、スリークォーターはバランスの良い投げ方となっていて、プロ・アマ問わず最も多くのピッチャーが採用しています。

オーバースロー

オーバースローは、真上から腕を振り下ろすようにしてボールを投げる投球フォームです。東北楽天ゴールデンイーグルスの松井祐樹選手などがオーバースローで投げている代表的な選手です。

リリースポイントが他の投げ方に比べて高くなるので、角度がつきバッターから見たときの体感速度も速く感じます

真上から投げることによって、ボールの回転が縦回転しやすくストレートは綺麗なバックスピンの回転になり、力強いストレートを武器とするピッチャーに多い投げ方となっています。

サイドスロー

サイドスローは、腕を真横から出してボールを投げる投球フォームとなっています。中日ドラゴンズの又吉克樹選出などが代表的です。

サイドスローは投球に横の角度がつけやすく、ストライクゾーンの内と外の出し入れを行うことが大きな武器となります。

また、利き腕の対角線(右投手の場合は右打者の外角・左打者の内角)に投げるボールはクロスファイアとも言われ、大きな横方向の角度がつくためバッターからは、より遠くまたはより近くに感じられます。

アンダースロー

アンダースローはサブマリン投法とも呼ばれ、全身を低く沈みこませるようにして下からボールを投げる投球フォームです。

使い手の少ないフォームですが、プロ野球では福岡ソフトバンクホークスの高橋礼選手が代表的です。

投球が下から浮き上がるような軌道を描くため、バッターにとっては手元でホップするように見え、実際の球速以上に速く感じられます。

なので、シンカーなどの沈む球種との組み合わせで緩急をつけるのですが、アンダースローの場合は何を投げても特殊な軌道になるため、その投げ方そのものが大きな武器となります。

スリークォーターで投げることの3つのメリット

 (105407)

スリークォーターで投げることには、まず肩や肘への負担が少ないことがあげられます。

ピッチャーの動作では肩や肘に負担がかかりやすく、野球肩や野球肘と言われる怪我の原因にもなります。負担の少ない投球フォームで投球することで、怪我を防ぐことができます。

また、スリークォーターはピッチング面でもメリットがある投球フォームです。コントロールが良くなりやすく、変化球もかけやすいのがスリークォーターの特徴です。

ここからは、スリークォーターで投げることのメリットについて詳しく見ていきましょう。

肩や肘への負担が少ない

 (105400)

なぜ、スリークォーターが人気の投げ方なのかと言うと、肩や肘への負担が少なく、故障しにくい投げ方だからです。

スリークォーターで投球すると肩や肘だけでなく腰などを、強く捻ったり負担のかかるような角度に曲げる必要がなく、バランスよく全身の力を使ってボールを投げることができます。

野球選手として故障なく長く活躍するためには、負担の少ないフォームを身につけることが重要です。故障しにくいという意味でも、スリークォーターはおすすめの投球フォームです。

コントロールがしやすい

また、バランスよく全身の力を使って投球するということは、コントロールの向上にも繋がります

投球時、肩に余分な力が入ってしまうと、指先のボールへの力のかかり方が変わってしまって、どうしても細かなコントロールが乱れてしまいます。

根本的な投球フォームから力みをなくすには、身体にかかる負担の少ないスリークォーターがおすすめです。

コントロールの向上に悩んでいる人は、一度スリークォーターで投げてみましょう。

余談ですが、身体のバランスが取りづらいアンダースローは四死球の多い投球フォームとも言われており、実際にプロ野球の通算与死球ランキングの上位の多くはアンダースローの投手です。

横方向の変化球が投げやすい

58 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

アンダースローの投げ方!最速で投げるためのフォームとコツ!

アンダースローの投げ方!最速で投げるためのフォームとコツ!

野球においてピッチャーの投球フォームのひとつであるアンダースローとは、どのような投げ方なのでしょうか。アンダースローの正しい投げ方からストレートを最速で投げるコツ、そしてアンダースローの投球フォームを安定させるためのトレーニングや練習方法を解説します。
Hiroshi_8 | 75,666 view
ドッジボールの速い球!投げ方のコツとは?【初心者ガイド】

ドッジボールの速い球!投げ方のコツとは?【初心者ガイド】

ドッジボールで速い球を投げるにはそのための投げ方を覚える必要があります。その投げ方をコツや注意点と一緒に紹介していきます。がむしゃらにボールを投げ込めばよいというわけではありません。しっかり投げ方を覚えて、ドッジボールで速い球を投げられるようになりましょう。
MOSK | 89,856 view
片手腕立て伏せとは?正しいやり方とフォームを覚えて効果的に鍛えよう

片手腕立て伏せとは?正しいやり方とフォームを覚えて効果的に鍛えよう

片手腕立て伏せとは、片手と両足の3点で支えで行う腕立て伏せです。片手腕立て伏せのやり方は、体の重心を地面についている腕に乗せながら行います。片手腕立て伏せのフォームは、地面につく腕を肩に対して垂直に伸ばすことが大切で、両手がつく腕立て伏せとは異なります。
Anonymous | 16,685 view
キャッチボールの正しい投げ方とは?誰でもわかる基本のフォームを教えます

キャッチボールの正しい投げ方とは?誰でもわかる基本のフォームを教えます

キャッチボールが正しい投げ方でできるかは非常に大切です。投げ方やコントロールがバラバラではキャッチボールになりませんし、ひいては野球をプレーすることもできません。キャッチボールの正しい投げ方を詳しく、ボールの握り方や上手に投げるポイントなども解説します。
Act | 1,068 view
オーバースローの投げ方とは?フォームやボールの握り方を解説

オーバースローの投げ方とは?フォームやボールの握り方を解説

オーバースローとは、上から投げ下ろす投球フォームで、リリースが水平面から上の角度にある投げ方です。オバースローは、アマチュアからプロ野球まで、多くの投手投げている投げ方で、早い真っ直ぐやキレの良い変化球を投げるエース級のピッチャーも使用します。この記事では、オーバースローの投げ方やフォームのコツを解説します。
Act | 6,046 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

haru haru