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オジースミスの守備特集!メジャーで史上最高の遊撃手と言われた天才

オジースミスの守備特集!メジャーで史上最高の遊撃手と言われた天才

ベースボール界の『オズの魔法使い』といえば、アメリカ野球殿堂入りしているオジースミス氏を指します。ここでは、メジャーで史上最高の遊撃手と言われた天才であるオジースミスの来歴と共に、魔法使いと呼ばれる所以について紹介すると共に、オジースミスの守備についても解説します。

2021.12.16 野球

世界最高の遊撃手オジースミスとは?

オジースミスのプロフィール

baseball/softball lifestyle on Instagram: “Ozzie Smith is arguably the best defensive SS of all time, who do you think is the best in the game now? Comment & tag that player…” (54510)

オジースミス(Ozzie Smith)は、1954年12月26日生まれの元メジャーリーグベースボール(MLB)プレイヤーです。

■身長:約180.3cm
■投球/打席:右投/両打
■ポジション:ショートストップ(遊撃手)
■主な所属チーム:サンディエゴ・パドレス(1978-1981)セントルイス・カージナルス(1982-1996)

彼は、野球選手としては比較的少数派といえる、守備力で名を遺した選手で、そのプレーは「オズの魔法使い(The Wizard of Oz)」という異名が相応しいとありありと感じさせるものです。また、カージナルス所属時に彼がつけていた背番号1は、永久欠番になっています。

メジャーリーグでの成績

オジースミスがメジャーリーガーとしてプレイした19年間で残した主な成績は次の通りです。

■通算出場試合数:2573試合
■通算安打数/通算打率:2460本/2割6分2厘
■通算本塁打数:28本塁打
■通算盗塁成功数:580盗塁(通算盗塁死数148)
■通算捕殺数:8375捕殺
■通算失策数:281失策

打率や本塁打数を見ての通り、スラッガーではありません。注目すべきは2018年時点でもメジャーリーグ記録である8375捕殺と、それに対して非常に少ない281失策。捕殺数と失策数から導き出される通算守備率は9割7分8厘となり、事実上彼が守るショートに打球が飛べば、アウトは免れないといえます。

オジースミスの評価

その堅実さと華麗さを兼ね備えた守備力で、「The Wizard of Oz」と呼ばれたオジースミスですが、彼を表現する言葉は数多くあります。

『年間50~75点ぐらい防いでくれる選手』
『守備の立場から試合の流れを変える特別な人間』
『史上最高の遊撃手』


これらは、スポーツジャーナリストや野球ファンの言葉ではなく、決して大袈裟に話しているのではありません。彼と同じメジャーリーガーや、彼のチームの指揮官などがオジースミスについて話した言葉なのですから、彼の守備力に対する評価の高さがうかがえます。

オジースミスの守備の特徴①キャッチング

@stlcardsfan4 on Instagram: “#ozziesmith #springtraining #stlcardinals #birdsonthebat #stlcards” (54969)

野球の守備では、いろいろな要素がありますが、ピッチャーが打者に対して投球したボールを打者が打って始まるワンプレーにおける守備は、キャッチングから始まります。
オジースミスがメジャー最高の遊撃手の一人に挙げられる理由はその守備力にあるわけですが、そのキャッチングは華麗であり正確です。

ここではショートの守備におけるオジースミスのキャッチングについて触れるわけですが、メジャー記録を保持している補殺数に加え、ダブルプレーの時などで送球をキャッチしたりする数を加えると、捕球した数は公式戦だけでも10,000回超えるはずです。

基礎には忠実な遊撃手

オジースミスの守備

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野球選手のプレーを動画で探すと、いわゆるスーパープレーばかりを見ることになってしまいますが、どんなスポーツにおいても名選手は基本に忠実です。基本を土台とした上で、更に無駄を削ったり、よりシンプルにプレーしたりしています。

オジースミスもそうで、数千の平凡な打球を処理していている中で失策数が少ないのは、ボールから目を逸らさないことや、捕球の際に投げる方の手を添えるといった、基本に忠実だからです。

野球の守備練習の1つに「オジードリル(ozzie drill)」がありますが、これは膝をついた状態で緩いゴロを捕球する練習なのですが、こういった基礎練習の積み重ねが最高のプレーヤーを生むわけです。

ダイビングキャッチ

オジースミス ダイビングキャッチ

野球の史上最高のショートと評されるオジースミスの守備を語る上で外せないのがダイビングキャッチです。
ショート(遊撃手)の守備位置は、おおよそ二塁ベースと三塁ベースを結んだ直線の真ん中のレフト寄りになりますので、ショートがダイビングキャッチするシチュエーションは次の3パターンです。

■守備位置に近い強烈な(球足の速い)ゴロやライナー
■三遊間や二遊間への平凡な(球足が緩めの)ゴロや小フライ
■レフトやセンターの前辺りに飛んだポップフライ


特に見応えがあるのは、三遊間や二遊間に飛んだ打球をダイビングキャッチしてから一塁に転送するプレーで、注目すべきは、捕球してから送球するまでの速さです。

オジースミスの守備の特徴②スローイング

baseball/softball lifestyle on Instagram: “#tbt to 1982 and Ozzie Smith on the Padres. The best glove man ever!!! #baseball #mlb #sandiego #throwbackthursday #vintage #hof #goldglove…” (54966)

野球の守備において、ゴロの打球を処理するうえで、キャッチングをした後はスローイングしなくてはなりません。
スローイングで最も重要なことは正確なコントロールで、やはりノーバウンドでも数バウンドした後でも狙ったところに投げることができなくてはいけません。

正確なコントロールを前提として、そのスローイングした球速が速いのであれば、素晴らしいのですが、メジャーリーグ最高のショートと呼ばれるオジースミスは、当然ながらスローイング能力において、正確さと速さを兼備しています。

超強肩ショート

オジースミス 三遊間深めのゴロをダイブして捕球後ノーバン送球

野球の遊撃手において、守備時の見せ場の一つに、三遊間の深めに飛んだ打球(ゴロ)の処理があります。
この打球に対して、遊撃手に求められる能力は次の2つです。

■打球に追いつくフットワーク
■捕球したから遠い一塁ベースまで投げて補殺できる強肩


ここではオジースミスの強肩について触れるわけですが、彼はメジャーリーガーの中では小柄と言えますが、その送球は矢のようなスピードで、最もアウトにしにくい打球と言える、三遊間深めのゴロに対し、これをダイビングキャッチした後でも難なくアウトにしてしまいます。

ジャンピングスロー

オジースミス 驚愕のジャンピングスロー

野球のボールを投げる際、基本的に両足は地面に接地しています。これにより、踏ん張って、地面をけって投げることができるので、力強くボールを投げることができます。

ジャンピングスローは、その名の通り飛び上がって投げることを指します。この時、地面をけることができないので、体の捻りと肩の力だけで投げざるを得ないわけですが、メジャー最高のショートストップと謳われるオジースミスは、ジャンピングスローも非常に強いボールを投げることができます。

特にダブルプレーをする際、ランナーのスライディングをジャンプして交わしながら送球するオジースミスの強肩ぶりは驚異的です。

オジースミスの守備の特徴③広大な守備範囲

功IsaoИсао on Instagram: “今宮 倉田の比較 フライアウトも混み倉田を広いと思ってはダメ 今宮がセカンドサードが直線なのはソフバンのセカンドサードが守備がいいから#守備範囲#ショートストップ#遊撃手#今宮健太#倉田#ソフトバンクホークス #中日ドラゴンズ” (55403)

野球の守備ポジションの1つであるショート、他の内野手と比較すると広い守備範囲をカバーしなくてはなりません。その範囲は次の6つの地点を線で結んで出来るエリアとなります。

①ピッチャマウンドの少し後ろ
②センターの定位置と二塁ベースの中間点
③レフトの定位置とショートの定位置の中間点
④三塁線上で三塁ベースから10数m後ろの地点
⑤④から三塁線と垂直に数mファールゾーンに出た地点
⑥⑤から三塁線と平行にホームベース方向へ数mの地点

これが基本的なエリアとして、メジャーリーグ最高の遊撃手と呼ばれるオジースミスの守備範囲について触れてみましょう。

軽快なフットワークのショートストップ

メジャー最高のショートと呼ばれるオジースミスは、時々攻守交代で守備位置に着くまでに後方宙返りをすることがあります。こんなことするプレーヤーは殆どいませんし、その後方宙返りをする姿から、彼の身軽さが垣間見えます。

身軽さは、野球においてフットワークの良さに結び付けることができます。オジースミスは、フットワークを活かして一般的な遊撃手の守備範囲より広いエリアをカバーしていました。守備範囲が広いと、必然的に打者が打った打球を処理する機会も増えますので、メジャー記録である補殺数は、彼の守備範囲の広さやフットワークの軽快さを裏付けているともいえます。

ヒットを減らす遊撃手

オジースミスは、アメリカメジャーリーグベースボールの歴史上でも有数の守備力を誇るショートストップです。その守備力から、打者は次のようなことを思うでしょう。

■オジースミスが守るショートに打球が飛んだらアウト
■オジースミスは他のショートでは届かないヒット性の打球をアウトしてしまう


いずれにしても、オジースミスの守備範囲に打つのを避けねばならないということになりますが、何よりも嫌なのは、ヒットだと思った打球をアウトにされることのはずです。オジースミスは、打者のヒット数を減らし、補殺数を増やした名プレーヤーです。

オジースミスは守備だけが凄いのか?

NOSTALGIAINMILAN #F4FREQUEST on Instagram: “Like if you remember this!  #OzzieSmith #StLouisCardinals #MLB #Baseball #ShortStop #AllStar #GoldenGlove #NLCSMVP #WorldSeriesChampion…” (55417)

野球において野手は専ら、守備力と攻撃力を合わせて評価されますが、どちらかと言えば、そのウェイトは攻撃力の方に偏ります。野手の成績も、その殆どは打率や打点、本塁打数や盗塁数といった攻撃力に関するものばかりです。

オジースミスは、その守備力をもってして、メジャー最高のショートという呼び名を手にしたわけですが、出場した2573試合を通じて10,778回打席に立っています。ここでは、左右両打(スイッチヒッター)のオジースミスの打撃(バッティング)について紹介します。

オジースミスの打率

オジースミス 2000本安打達成

ショートストップとしての守備を評価され、メジャーでスタメンを勝ち取ったオジースミスですが、その生涯打率は2割6分2厘と、お世辞にも高打率を残しているとはいえません。同じショートを守っていた偉大なプレーヤーの一人である、デレクジーターは、ニューヨークヤンキース一筋の20年間で、20,602回打席に立ち、その生涯打率は3割1分0厘です。

また、シーズン毎に見てみると、19年間のメジャー生活で打率3割個超えたのは、1987年の3割0分3厘(600打数182安打)の一度だけですので、打撃力によるチームへの貢献度は高くはありませんでした。

オジースミスのOPS

オジースミスのサヨナラホームラン(通算28本塁打の内の1本)

野球におけるOPS(オプス・オーピーエス)は、打者を評価する指標の一つで、出塁率と長打率を足し合わせた値です。メジャー最高のショートと謳われるオジースミスのOPSは、メジャー通算で.665、シーズン毎の最高は、1991年の.747となっています。デレクジーターのメジャー通算OPSは.817で大差がついていますが、これは長打力の差が大きく、これは、オジースミスの出塁率はそこまで低くないことを意味しています。

オジースミスは打率は低めであったものの、四球を選んだり、出塁後に盗塁するなどして、攻撃面での役割を果たしていました。

メジャーで史上最高の遊撃手オジースミスまとめ

SharonAtUmsl on Instagram: “Thanks for the reminder @cardinals!  Happy Birthday to the 13x Gold Glove Award winner Ozzie Smith!  #stllouiscardinals #ozziesmith…” (55431)

オジースミスは、アメリカ野球殿堂入りしている323人(2018年現在)のうちの一人で、その他にも次のような賞を獲得しています。

■ゴールドグラブ賞(13回・1980年-1992年)
■シルバースラッガー賞(1回・1987年)
■オールスター選出(15回・1981年-1992年、1994年-1996年)

特筆すべきは、ゴールドグラブ賞を13回受賞していることですが、見逃せないのはオールスターに15回選出されていることです。守備力を中心とした実力のほかに、おそらく人柄なども評価されていたと考えられます。
やはり、オジースミスは野球の花形ポジションであるショートで史上最高と謳われるに相応しいプレーヤーと言えるでしょう。

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