2021年11月16日 更新

安全進塁権とは?打者と走者が進塁できる野球のルールをわかりやすく解説!

安全進塁権は、打者と走者がアウトにされず進塁できる権利のことです。安全進塁権で与えられるベースの数やボールデッド、ボールインプレーの判断は、権利が発生した状況で変わります。打者が四死球、妨害行為、エンタイトルツーベースで、走者がボークや悪送球、走塁妨害で安全進塁権が発生します。

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安全進塁権とは?

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安全進塁権とは、公認野球規則で設定されているルールで、バッターやランナーがアウトにならずに先の塁へ進める権利のことです。試合の状況や球場、安全進塁権が発動したケースで進めるベースの数は変わり、最大4個まで進塁できます。
動画を用いて、安全進塁権のパターンやプレーの処理を紹介しています。

打者に安全進塁権が適用されるケース

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野球の試合で打者がアウトにされず進塁できるケースは5つあります。

・四球
・死球
・打撃妨害
・守備妨害
・エンタイトルツーベース

ボールデッドかボールインプレーかは状況で異なり、審判の判断に委ねられます。

四球

投手が4回ボールと判定されると四球になり、打者はファーストベースへアウトにされず進めます。四球になると、ファーストベースへ進塁中にアウトになる心配はありませんが、ベースに向かっている途中とベースを踏んだ後はインプレーです。ベースに触れた時点で権利は消滅し、主審のボールインプレーのコールを待たずにセカンドベースへ進塁が可能である一方、ベースを離れればタッチされる可能性もあります。

死球

死球は投球が打者に当たるとバッターがファーストベースに進塁できる野球のルールで、主審はヒットバイピッチを宣告します。死球は四球と違いボールデッドとなるため、一塁到達後は主審がプレーを宣告するまで一塁より先の塁を狙うことができません。
死球でけがをした打者が動けず、臨時代走の宣言がされると、一塁へ進塁する権利が打者から臨時代走者に引き継がれます。

打撃妨害

打撃妨害は、打者のスイングを守備選手が妨害すると発動するルールで、打者に一個分の安全進塁権が認められます。
打撃妨害のコールがされても、スイングしたバットが投げた球に当たるとインプレーです。打撃結果が二塁打となると、打撃妨害を取るより有利な状況が生まれるため、プレーが落ち着いた段階で監督は二塁打か打撃妨害のどちらかを選ぶことができます。

守備妨害

走者が守備をする野手に接触し、野手の守備機会を妨害すると、走者に守備妨害(インターフェア)が宣告され、打者は一塁へ進塁できます。ランナーに打球が当たっても守備妨害と判定され、ランナーはアウト、打者が一塁へ進んだ状況で、次のプレーが開始されます。
しかしランナーがゲッツー崩しのために、野手に向かってスライディングやタックルをした場合、打者走者もアウトとされ、次の塁に進むことはできません。

エンタイトルツーベース

エンタイトルツーベースは、打球がフェアゾーンに落ちてバウンドした後、捕球不可能なスタンドやベンチに入ったときに発動するルールです。エンタイトルツーベースになると、記録は二塁打とされ、打者にはセカンドベースまで進塁する権利が生じ、走者も同じベースの数進めます。ランナーが二塁または三塁にいる場合、得点が認められます。

走者に安全進塁権が適用されるケース

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野球の試合で走者に対して進塁が認められるケースが5つあります。

・本塁打
・ボーク
・走塁妨害
・悪送球
・ボールデッドゾーン内侵入

5つのケースは発生した時点の状況で、プレーが継続か、中断かは変わります。

本塁打

本塁打になると、打者と走者は本塁まで進むことができるため、ランナーとバッターの人数分得点になります。本塁打を放つと、ランナーとバッターは本塁までアウトにされずに進塁できるため、ゆっくりベースを回ることが可能です。
本塁打を放った後に、ランナーとコーチやチームメイトが接触しても走塁補助とはなりませんが、審判から注意を受けます。

ボーク

ボークとは、投手が投球動作に似せた紛らわしい行為を防ぐルールです。走者には安全進塁権が付与されますが、ボークが宣告された時点ではインプレーであるため、打者が投手の投げたボールを打ち、ボークで得られる結果よりも有利な結果となった場合は、監督がボークか現状を取るか選択します。
一般的に二塁打や三塁打、本塁打の結果が出ていると、ボークよりも有利な結果と考えられ、現状維持のままプレーを流します。

走塁妨害

守備選手が走塁妨害をすると、審判がタイムをかけ、ベース上にいるすべてのランナーに対しての1つ先の塁へ進塁を指示します。守備機会のない選手が、ランナーに接触することが守備妨害です。しかし、2015年に野球規則に取り入れられたコリジョンルールでは、捕手の立っていた位置や体で進塁を阻止するブロックで、接触がなくてもランナーに進塁が言い渡され得点が認められるルールになりました。
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