フックシュートが上達する方法とは?ブロック上から得点をきめよう
バスケットボールのシュートの打ち方の一つにフックシュートがあります。フックシュートの特徴として、ブロックされづらいことがありますが、他のシュートと比較すると難易度が高く、習得には時間がかかります。しっかりとコツをつかんで効果的にフックシュートを使いましょう。
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公式ライター Activel_director
フックシュートとは?
■ブロックされにくい
■基本的にゴールまで短い距離でしか使えない
フックシュートの打ち方
パーフェクトマスター シュート⑩ フックシュート
■体の向きは、ゴール(相対するディフェンス)に対して垂直
■ゴールに遠いほうの腕1本でシュートを打つ
■ゴールに近いほうの腕や肩幅で相対するディフェンスとボールとの間にスペースを作る
■腕を柔軟に使い、自身の頭の上をループしていくようにシュートを放つ
上記のことを、ステップワークを駆使しながら実施するとフックシュートとなりますが、シュートを放った後の手の形が、その名の由来となっているかぎ針のようになることを意識して放つことは、フックシュートのシュートフォームを固める近道といえるでしょう。
フックシュートの種類
[カリーム・アブルジャバー] チートすぎるスカイフックは誰にも止められない
(1)ランニングフックシュート
ランニングシュートのステップから放つフックシュート
(2)ジャンピングフックシュート
両足でジャンプして放つフックシュート
(3)スカイフックシュート
リングより高い位置でリリースされるフックシュート
(4)ベビーフックシュート
ランニングフック時により小さいモーションで放つフックシュート
スカイフックは、非常に特殊なシュートであり、基本的にはNBAの往年の名選手であるカリーム・アブドゥル・ジャバー氏の代名詞といえるものです。
フックシュートを決める3つのコツ
難易度が高い理由は、利き腕も利き腕ではない腕でも同じレベルで放てるようになることが前提となってくることにあります。
ここでは、フックシュートを決めるコツについて記載しますが、まずは全て左右両方の腕でできるようになることを前提に考えていくことが重要です。それから、ベビーフックなどの多様性を持たせることに進んでいくとよいでしょう。
①リングに向かって真っすぐ飛ばす
フックシュートは、ほかのシュートよりも腕を動かす度合いが大きいため。
②ループを高くすることでブロックをかわす
そして、更にブロックされる可能性を下げ、シュートがリングに吸い込まれる確率を上げるポイントが、ループを高くすることです。フックシュートは、ジャンプして放つシュートですので、上手にジャンプする力を生かして、より高いループのシュートを放つようにしましょう。
③シュートモーションでボールを奪われない
シュートモーションに入ってからリリースするまでは、ボールを片手の上に乗せたような状況であり、少しでもボールに対する影響があった場合には、シュート成功率は格段に落ちますので、相手ディフェンス以外のディフェンスの位置や動きもしっかりと把握してシュートモーションに入りましょう。
ただ、フックシュートはボールを片手で扱っている分、シュートモーションからパスに転じやすいので、成功率の低いシュートになるようなら、即座にパスに転じましょう。
フックシュートの4つの練習方法
①フックパスをマスターし腕の使い方を理解する
②飛ばずにフックシュートを打ってリングを通す感覚を身に着ける
③動きながら②をやる
④ボールを保持してからフックシュートを放つまで一連を練習する
フックシュートは基本的に短い距離で使いますので、広い場所は必要としません。ここで紹介する練習方法などを、反復して成功率の高いフックシュートを身につけましょう。
ただし、フックシュートは、利き腕ではない腕でも放てるようにならなくては、その威力が半減しますので、右も左もそれぞれ鍛えましょう。
①フックパスをマスターする
パーフェクトマスター パス⑨ フックパス
フックパスの練習は2人でするのですが、1人でやる場合にはちょうど良い壁を探して、壁に対して体の向きを壁に垂直になるようにしてパスを出して反復練習しましょう。パスしたボールにきちんとバックスピンがかかるようにリリースするのがコツです。
②ゴール下で飛ばずにフックシュートを打つ
この練習では、できるだけ高いループを描くようにするとともに、フックパス同様に指先を繊細に使ってきれいなバックスピンが掛かけることができるように繰り返してください。
また、ゴール正面(90度)から実施し、慣れてきたら0度から放ってできるだけリングに触れずにシュートが決まるように鍛錬しましょう。距離は徐々に伸ばしていきましょう。
③ドライブしてからフックシュートを放つ
NO | ドライブ開始地点 | ドライブ方向 | ジャンプの仕方 |
---|---|---|---|
① | ミドルポスト | ゴール正面 | 両足 |
② | ミドルポスト | ゴール正面 | 片足(リング寄りの足で) |
③ | エルボー | エンドラインに垂直 | 両足 |
④ | エルボー | エンドラインに垂直 | 片足(リング寄りの足で) |
まずは、ゆっくりとしたドライブの速度で始め、慣れたらスピードを上げていきましょう。勢いがつくほど、難易度は高まります。
④フットワークを使ってフックシュートを放つ
ゴール近くで相対するディフェンスを背にしてパスを受けてから、フックシュートにいたるまでの駆け引きを想像しながら、トラベリングにならないようなフットワークを使ってフックシュートに繋げるを練習しましょう。
フックシュートは、ボールを片手に乗せるようにしてシュートを放つので、ディフェンスのプレッシャーを感じるとボールがぐらついて不安定になりやすいです。ステップワークやショルダーフェイクなどを使うことで、プレッシャーを軽減してからフックシュートを放てます。
フックシュートで頼れるスコアラーになろう
例えばバスケットボールの最高峰といえるNBAでは、各チームが100点前後を獲得します。得点をする時に、求められるのはシュート成功の確率です。
よりゴールに近いところで、ディフェンスのプレッシャーが軽いシチュエーションで放つシュートのほうが成功率は上がります。その両方を兼ね備えたシュートテクニックがフックシュートです。難易度は高いのですが、その分マスターすれば、チームオフェンスの核になりえます。
いろいろなシチュエーションを想定した練習を行いながらコツをつかんで、頼れるスコアラーを目指しましょう。
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