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バスケのディフェンスの5つのコツとは?意識の違いが重要?

バスケのディフェンスの5つのコツとは?意識の違いが重要?

バスケのディフェンスは、足を動かすことが重要です。バスケのディフェンスのコツは、ステイローで姿勢を低くして、ステップを使い分けることや、ディレクション及びハンドチェックを上手に行うなど5つあります。ディフェンスで意識することは、ボール保持者との距離やチームディフェンスの約束事です。

2021.12.16 バスケットボール

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バスケのディフェンスとは?

Scottie Pippen on Instagram: “Locked in. #TBT” (113831)

バスケットボールでディフェンスは、失点を減らすことを目的として、ゲームで勝つために非常に重要です。ディフェンスの戦術は、大きく次の2つに分けられます。

・マンツーマンディフェンス
・ゾーンディフェンス

どちらの戦術を採用するかは、チームにフィットするかを基準にしたり、相手のオフェンスに対して有効であるかを基準にしたりします。また、守備の戦術は、戦況を鑑みてバスケットのゲーム中に使い分け、変化させることがあります。

マンツーマンディフェンス

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マンツーマンディフェンス(man-to-man defense)は、バスケのディフェンスの戦術の1つで、最も基本的なものです。マンツーマンディフェンスのやり方は、1人が常に特定の相手1人をマークして守ることです。

マンツーマンディフェンスでは、マークしている相手がボールを持っているときと、ボールを持っていないときとで意識することが異なります。

マーク相手の状態 意識すること① 意識すること②
ボールを持っている シュート打たせない ドリブルで抜かれない
ボールを持っていない パスを受けさせない 味方が抜かれた時のカバー
マッチアップ相手を抑えることができればよいのですが、ミスマッチをついたオフェンスをされる場合などは、チームでカバーし合うことが必要となります。

ゾーンディフェンス

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バスケのゾーンディフェンスは、マンツーマンディフェンスと相反し、人を守るのではなく担当するエリア(ゾーン)を守るディフェンス戦術です。やり方は、3ポイントラインの内側でフォーメーションを組んで担当エリアを分けます。ボール保持者が近くにいるときと、近くにいないときとで動き方と意識することが異なります。
ボール保持者の位置 近くにいる 遠くにいる
動き方 ボール保持者にプレッシャーをかける 自由にカットインさせない
注意点 安易に飛び出さない 自身の担当エリアにこだわりすぎない
ゾーンディフェンスは、簡単にドライブを許したり、速いパス回しをされて後手に回ると瓦解してしまう恐れがあります。

バスケのディフェンスの姿勢

チェさん(CHOE SANG HO) on Instagram: “【パワーポジション】 ステイローでなくステイハイ。  膝は軽く曲がり、腰も深く曲がらず、くるぶしの上に重心がある。  ステイハイにすることにより動きやすくなります。 その理由として ①ステイハイから落下することでうまく地面反力を獲得しやすい。…” (113832)

バスケットボールは、ボール保持者が優位なスポーツで、多くの接触プレイは守備側のファールになります。安易にファールをせずにディフェンスを行うためには、正しい姿勢で守備をすることが重要です。

バスケのディフェンスの姿勢は、ボール保持者に対するときと、ボールを持っていない相手に対するときとで異なります。

1on1のとき

1on1つまりボール保持者に対してディフェンスをするときの正しい姿勢は、パワーポジションと同様ですが、いくつかポイントがあります。
ポイントの内容 理由
ボール保持者との距離は腕一本分 相手がシュートを打つときにすぐチェックができる距離感を保つ
腰を下げる(ステイロー) 素早くサイドステップをする準備
片手は高く上げる シュートに対するプレッシャー
片手は横に広げる ドライブやパスに対するプレッシャー
1on1で相手がボールを保持しているのときのコツは、ポジションや相手の状態にあわせて姿勢を変化させることです。

ディナイのとき

ディナイのときは、ボール保持者側に背中を向け、自身の肩越しにボール保持者を確認できる姿勢を取ります。ボール保持者とマークマンの間に手が出せるようにポジショニングすることがコツです。

ディナイとは、ボールを保持していない状況のマッチアップ相手に対してパスを出させないことを目的としたバスケのディフェンス技術です。マンツーマンで守っている相手がボールを持っていない状態で、ボール保持者に対して近いポジションにいる場合には、ディナイする必要があります。

バスケのディフェンスの5つのコツ

バスケットのディフェンスには、5つのコツがあります。

①ステイロー
②ステップ
③ディレクション
④ハンドチェック
⑤相手を分析する

ディフェンスは、単に1on1のシチュエーションで、マッチアップ相手だけに集中すればよいというわけではありません。

コート上で、敵味方問わず位置関係を的確に把握したり、相手チームの戦力や戦術を分析したりすることも重要です。バスケの守備の狙いは、相手がオフェンスをやりづらくし、シュートの確率を下げることです。

①ステイロー

YUTA KURIHARA on Instagram: “マンツーマン栗ニックが終わったから、これから国立にある「しみず屋」さんにお邪魔してがっつりケアと元気もらいましょ〜  http://blog.goo.ne.jp/yuta_kuri  #バスケ#バスケットボール#東京 #国立#バスケスクール#ケア #しみず屋#笑顔#スマイル…” (116937)

ディフェンスの1つめのコツは、ステイローです。ステイローは英語で書くとstay lowで、低い姿勢を維持するということです。

バスケットボールは、コート上のプレイヤーすべてが常に動くスポーツです。ディフェンスしているときに、膝が伸びて棒立ちの状態では、相手の方向転換や緩急に対処することが難しくなります。

特に、ボール保持者に対峙している場合、左右のドライブに対応するためには、ステイローで、膝を曲げ瞬間的に横にステップができるように準備しなくてはなりません。

②ステップ

ディフェンスの2つめのコツはステップです。バスケのディフェンスでは、サイドステップ(スライドステップやストライドステップと表現されることもある)やランニングステップなどの種類があります。
ステップは、主にボール保持者のドリブルに対応するときに使います。

サイドステップのコツは、いかに速く大きく横に動くかで、1歩目で進行方向の足を大きく出すことと、反対側の足で強くフロアを蹴ることです。

ランニングステップは、サイドステップではスピード面でついていけないときに使います。顔や上半身はマッチアップ相手に向け、足は走るような動きになります。

③ディレクション

ディレクションは、directionという英語で、バスケでは方向の意味で使います。ディレクションは、ディフェンスのコツの1つで、マッチアップ相手が進む方向を絞ることで守りやすくすることです。

例えば、ボールを持っている相手に対し正対していると、左右どちらにもサイドステップしなくてはなりませんが、左にディレクションをすれば、左方向にサイドステップすることだけに絞れます。

ディレクションは、ボール保持者に対してトラップを仕掛ける手段にもなりますし、オフボール時でも、バンプするなどして相手が行きたいところに行かせない方法にもなります。

④ハンドチェック

滝口 克則 on Instagram: “ヘルプのブロックショット 高く跳んでるような気がする!  会津美里カップ2日目 チームとしては4/5勝で3位 怪我人多めでベストメンバーではなかったけど その分、普段やらない役割も背負った  得点源として23点/試合 チームトップだったらしい  ガンガン点を入れるのも…” (116938)

ディフェンスの4つめのコツは、ハンドチェックです。ハンドチェックは、ボール保持者に対してファールにならない範囲で上手に腕を使うことを意味している技術です。

・シュートブロック
・腕を広げてパスコースを制限する
・ボールをスナップする
・サイドステップ時に進行方向と反対の腕で相手の動きを制御する

ただしバスケは、オフェンスが有利なルールで、守備側はマッチアップ相手に対して腕を絡めたり、ユニフォームをつかんだりすることはもとより、手で触れ続けてもいけません。ハンドチェックは、うまく巧みにやる必要があります。

⑤相手を分析する

ディフェンスの5つめのコツは、相手を分析することです。相手の得手不得手や、自分自身との相性などを分析することで、ディレクションのやり方や、チームディフェンスのやり方などが絞れてきます。

バスケットボールのゲームでは、メンバーチェンジがあり、常に同じ相手にマッチアップするわけではありません。オフェンス側はストロングポイントが有効になるように攻めてきますが、相手を分析することで、タフショットを打たせてシュート確率を下げるようにアジャストすることが重要です。

ディフェンスで意識すること

Yusei Koizumi on Instagram: “我がバスケチームは始めは人が少なくて(5、6人)氷河期だったが?最近は、3チーム(15人)つくれるぐらいメンバーが増えて楽しくなってきた(^人^)?#バスケ #ゾーンディフェンス  ” (116939)

バスケットボールのディフェンスで意識することは、次の2点です。
・マッチアップ相手を抑えること
・チームで失点を抑えること

バスケットボールは5人で行うスポーツです。プレイヤーが瞬間瞬間で、自身がどのような役割を担っているのかを意識し、把握することでチームとしてのディフェンスが強くなるのです。

ディフェンスの1番2番3番

1つめに意識することは、ディフェンスの1番・2番・3番です。1番・2番・3番はバスケットボール用語で、次の意味を持ちます。
呼称 状況 意識すること
1番 ボール保持者に対峙 シュートを打たせない
2番 ボール保持者近くでディナイ マッチアップ相手に簡単にパスを受けさせない
3番 ボール保持者から遠い位置 1番が抜かれた時のカバー(ヘルプ)
1番・2番・3番の役割は、オフェンス側のボールの動きに合わせて目まぐるしく変化します。プレイヤー一人一人が相手のオフェンスに合わせて、1番・2番・3番を瞬時に切り替えることが重要です。

ファールのやり方

ディフェンスで2つめに意識することは、ファールのやり方です。バスケットのディフェンスファールには、その後に相手チームのスローインになるものと、フリースローになるものにわかれます。

失点を防ぐうえでは、ファールをしてフリースローを打たせることは避けたいので、ファールをするときは、やり方やタイミングを意識する必要があります。また、個人とチームのファールの個数を把握したうえでファールをすることも重要です。

ディフェンスが強くなる練習方法

バスケのディフェンスは、強化することができます。個人的な守備力を高めるためには、地道なフットワークの練習が必要です。また、チームディフェンスを向上させるうえでは、所属しているチーム事情を踏まえたチームディフェンスの練習を行うことが求められます。

フットワークのトレーニングの種類やコツ、チームディフェンスが強くなるための考え方を紹介します。

フットワーク

【バスケ初心者講座】ワンランク上のディフェンス力を身に付けるフットワーク練習方法・思考法について解説【考えるバスケットの会 中川直之】

バスケのディフェンスフットワークの練習方法には、サイドステップ・サイドキック・ハーキーステップなどがあり、主に横の動きを強化し、足腰のトレーニングにもなります。

フットワークの練習のコツは、低い姿勢を保つことと、横への1歩目を大きく出せるようになることです。フットワークを行った後に、2人組でディフェンスとオフェンスに分かれ、オフェンス側に引き離されないようにする練習を行います。対人ディフェンスの練習でも、低い姿勢を維持することはもとより、方向転換(切り返し)に対して1歩目を大きく出すことを意識することがコツです。

チームディフェンス

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チームでディフェンスを練習することも重要です。コート上の5人が、ディフェンスの1番2番3番を常に意識して動くことが最初に求められます。

チームディフェンスが強くなるためには、チーム内での約束事も重要です。例えば、1番のボール保持者にマッチアップしているプレイヤーが、ディレクションをする方向を決めてトラップの仕掛け方をチームで決めておくことなどです。他にも、3番がカバー(ヘルプ)に動いた後の、ローテーションなども練習しておく必要があります。

ディフェンスは足を動かすことが重要

ILOVEBASKETBALL on Instagram: “Lmao Did Patrick Beverly Really say Guarding LeBron was no challenge??? Please tell me he's not serious!! COMMENT WHAT YOU THINK!  #lebron…” (116940)

バスケットボールのディフェンスは、足で行うといわれます。バスケは手でしかボールを扱いませんが、ディフェンスは足を動かすことが重要だということです。

バスケットボールは、体格、特に高さのあるプレイヤーが優位ですが、高さのミスマッチを埋める手段として、足を動かして機動力で対抗することがあります。

バスケは点をとり合うスポーツで、オフェンスに目が行きがちですが、守備力を強化して堅守をチームカラーとするチームもたくさんあります。ディフェンスのコツを意識した練習方法で、足を使った守備力を高めましょう!

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