バスケでオフェンス力をアップするハンドリング練習10選【バスケット上達】
バスケットボールで最初に練習することはドリブルなどのハンドリングです。自分の手よりもはるかに大きいバスケットボールを意のままに扱えるようになることは必要不可欠なのです。ここでは、ドリブルを中心とした、特にオフェンス力向上に効果的な練習方法を10種類紹介します。
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公式ライター Activel_director
- バスケットボールのオフェンス時にボールを扱うシーン
- バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習①
- バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習②
- バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習③
- バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習④
- バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑤
- バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑥
- バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑦
- バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑧
- バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑨
- バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑩
- ポジションを問わずバスケではハンドリング能力が求められる
バスケットボールのオフェンス時にボールを扱うシーン
■得点がたくさん入る
■ボールは手だけで扱う
■ボールは手のひらよりはるかに大きい
バスケットのプレイは様々なものがありますが、オフェンス(攻撃)時にボールに触れるプレイとして、ドリブルやパス、そしてシュートなどがありますが、ボールを扱う上で求められる技術が、ボールを自在に操るボールハンドリングです。
ドリブル
ドリブルをしている際のバイオレーションには、トラベリング(ボールを持って3歩以上歩く)や、ダブルドリブル(ドリブルを1度終えて後に再度ドリブルをする)などがあり、これをやってしまうとボールの所持権が相手に移ります。
また、ドリブルのハンドリングには様々な技(テクニック)があります。
パス
ボールの軌道 | ①床面と平行 | ②床面にバウンド | ③山なり |
---|---|---|---|
距離 | ①手渡し | ②ショート | ③ロング |
腕の使い方 | ①チェスト | ②ワンハンド | ③オーバーハンド |
その際に、ハンドリングに不安があれば、余計なことを考えなくてはならくなりますので、ハンドリングを向上させてチームに効果を発揮するパスを習得しましょう。
シュート
シュートも種々分類することが可能ですが、各プレイヤーのポジションや適性、体つきなどによって得意不得意もあります。チームとしてより確率の高いシュートを選択していかなくてはなりませんが、ハンドリングを向上させることによって、よりディフェンスのプレッシャーを受けずにシュートを放つことが可能となります。
得点 | ①フリースロー(1得点) | ②2点シュート(2得点) | ③3点シュート(3得点) | |
---|---|---|---|---|
ボールの持ち方 | ①ワンハンド(片手) | ②ボースハンド(両手) | ||
打ち方 | ①ダンクシュート | ②ジャンプシュート | ③レイアップシュート | ④フックシュート |
バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習①
Basketball Warm up: finger tip control
フィンガーティップ
ハンドリングというものの、バスケットボールにおいて指先の感覚は重要で、ドリブルでもパスでもシュートでも、手のひらがボールに触れることはほとんどありません。キャッチする時には指先からボールに触れ、パスやシュートでボールを放す時に最後までボールに触れているのも指先です。
フィンガーティップのコツと工夫
瞬間的ではありますが、しっかり指先でボールの動きを安定させることを意識してください。ちなみに、指先ではじく動作をきちんとやれば、ハンドリングと同時に握力の強化にもつながるはずです。その他、肘は伸ばしたうでを上下左右に角度を変えて実施することも効果的です。
バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習②
ボディーサークル
ボディサークル
ボールを回す場所は次の通りです。
・頭
・腰
・右足
・左足
・両足
同じ場所を一定回数まわしたり、次々に回す場所を移したりしますし、足については足を地面につけた状態で行ったり、片足を上げて行ったりするなどハンドリング練習をバリエーションに富ませることもできます。
ボディサークルのコツと工夫
この練習メニューもボールを扱うことに対する基礎練習となりますが、基礎がしっかりと身についていないプレイヤーは、このような練習メニューに取り組む必要がりますし、改めて取り組むことで新しい発見があるかもしれません。
バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習③
NBA《レッスン》クリス・ポールとボールハンドリングの強化練(2011年12月)
その場でドリブルをつく
やり方としては、バスケの基礎姿勢であるパワーポジションで、右手と左手それぞれでドリブルをつくわけですが、この練習メニューを通じて、フロアにつく感覚とともに、フロアから跳ね返ってくるボールの勢いを吸収して再度ドリブルをつく感覚を身につけなくてはいけません。
その場ドリブルのコツと工夫
そして、利き手と反対の手も積極的に鍛えてください。バスケでは、ボールを扱う手や相手ディフェンダーを抜きに行くときの方向などに偏りがあると、守られやすくなってしまいますので、両手が同じくらいのレベルになるように練習しましょう。
バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習④
Basketball Dribbling Drills- Figure 8 Ball Handling
エイトフィギュア
ボディサークルでも行いますが、ここではエイトフィギュアをドリブルで行う2つの方法を紹介します。
・小さく細かくボールをついて8の字を描く:8の字を1回描くまでにボールをつく回数15~20回
・ビットウィーンザレッグ(レッグスルー):8の字を1回描くまでにボールをつく回数2or4回
エイトフィギュアのコツと工夫
・顔を上げて行う
・ボールは強くつく
・足の間をどの角度で通せばうまくハンドリングできるか考える
細かくドリブルをついて行う際には、腰をグッと下げないと顔が前に向きませんし、5本の指の腹でしっかりボールを叩くようにハンドリングしなくては強いドリブルにはなりません。また、ビットウィーンザレッグで行う場合にも、きちんと前を向いて足の間を強く速く通していく上では、腰高では継続して行えません。
バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑤
Drills and Skills Basketball – Killer Crossover Tutorial
クロスオーバーの種類 | ボールの通過地点 |
---|---|
フロントチェンジ | 体の前側 |
ビットウィーンザレッグ(レッグスルー) | 両足の間 |
ビハインドザバック | 体の後ろ側 |
クロスオーバー
・フロントチェンジ
・ビットウィーンザレッグ
・ビハインドザバック
ドリブルを片手だけでハンドリングしていては、ボールが動く範囲も限られるため、相手ディフェンスは非常に守りやすくなってしまいます。これらのクロスオーバーの組み合わせや、体のムーブを使ってドリブルをしながら幅広くボールを動かして、ディフェンスとのズレを作り、ドライブやパス、シュートを狙う隙を作っていきます。
クロスオーバーのコツと工夫
また、次のことを意識することも重要です。
・顔を上げて行う(フェイスアップ)
・縦と横のどちらにズレを作るのかを意識する
・ディフェンスの存在をイメージする
ドリブルの練習メニューはリングがなくても行うことができますので、反復練習によりより正確に、より速く、より鋭いクロスオーバーを目指しましょう。
バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑥
The ULTIMATE 5 Minute DRIBBLING WORKOUT!!! (2 Ball Basketball Dribbling Workout)
ボールを2つ使ってドリブル
2個のボールを同時に正確にハンドリングすることは、当然ながら1個の時と比べて難易度は上がります。ですが、この練習メニューにおいても、強くつくことを意識せねばなりませんし、難しいのですがボールを見らずにやるようにしてこそハンドリング能力の向上につながるものです。
2つボールドリブルのコツと工夫
また、より難易度を上げる工夫としては、次に挙げるような、左右の手で異なるドリブルを行う方法があります。
片方 | 他方 |
---|---|
高くつく | 低くつく |
フロントチェンジ | ビットウィーンザレッグ |
フロントチェンジ | ビハインドザバック |
バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑦
Kyrie Irving Dribbling Drills: How to Dribble a Basketball
フットワークを加えてドリブル
従って、よりプレイライクにしていくために、フットワークを加えてドリブルする練習法を行うことも重要です。この練習メニューにおいて重要なことは、ディフェンスの存在を意識することであり、そのために何らかの障害物(コーンやパイプイス等)を設置するのもよい方法です。
フットワークを加えたドリブルのコツと工夫
バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑧
【バスケ】リップコーンを使ったハンドリング|中村太地(法政大学3年)
道具を使ってドリブル
特にリップコーンについては、ドリブルをしながらそれを操作することにより、ボールのコントロール精度や手(腕)の動作速度を上げることに加え、ドリブルがカットされにくくすることに有効な低い姿勢も求められます。こうしたハンドリング練習を通じて、バスケットボールプレイヤーとしての総合力も高まります。
道具を使ったドリブルのコツと工夫
また、ハンドリングは基礎の練習メニューになりますので、単調になりがちですから、道具を使って練習法のバリエーションを増やすことで練習に取り組む姿勢の維持にもつながります。
バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑨
ボールミート:2つの動きを見比べてみよう! – 球磨人吉校 / ワンバス日記
パスキャッチ(ボールミート)
また、パスをキャッチ後のオフェンスを効果的にするためには、キャッチする際の体の動かし方…すなわちボールミートが重要です。特に、自分自身のシュートレンジ内でボールミートする時には、トリプルスレット(triple threat)の姿勢がとれるようにしましょう。
ボールミートのコツと工夫
使う腕 | ①両手 | ②右手 | ③左手 |
---|---|---|---|
対ボール | ①向かっていく | ②遠ざかっていく | |
足のステップ | ①右足→左足 | ②左足→右足 | ③両足 |
相手ディフェンダーの位置 | ①正面 | ②背面 | ③側面 |
・自分に対してボールが飛んでくる角度
・ゴールに対するパスキャッチするポジションの角度
効果的に次のオフェンスの動きに繋げることができるボールミートや、その後のハンドリングを選択できるように練習しましょう。
バスケのオフェンス力をアップするハンドリング練習⑩
マイカンドリル【バスケの基礎練習】
マイカンドリル
バスケットボールは得点を入れあうスポーツで、当然ながらゴールに近いほうがシュートが入る確率は高まります。従って、ゴール下のシュートは高確率で決めることができなくてはなりません。このマイカンドリルをきちんとできるようになれば、ゲーム中でもゴール下のシュートを外してしまいチームメイトの落胆を誘う確率は減ります。
マイカンドリルのコツと工夫
・左右の手でシュートを放つ
・リズムよくフットワークも意識して行う
・リバウンドをキャッチしたらボールを腰より下に下げることなく次のシュートを放つ
ゴール下でシュートを放つ場合は、かなりの確率でディフェンダーが近くにいます。ゴールまでの距離は非常に短いので、ディフェンダーの位置に合わせて、どちらの手でシュートを放つかを選べるレベルに利き手ではない手でのシュート確率をアップさせておくことが重要で、両手が同等のハンドリング能力を持っている必要があります。
ポジションを問わずバスケではハンドリング能力が求められる
しかし、基礎ではあるものの、鍛錬によって個性を生むことができるのがバスケットボールにおけるハンドリング能力の特徴と言えます。まずは、強くドリブルをつくことができ、パスを出し、次の動きにつながるボールミートでパスキャッチをし、ノーマークでのゴール近くのシュートを外さないということを身につけ、更にハンドリングを鍛えて、チーム内で唯一無二の選手を目指しましょう!
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