ジャンプシュートの打ち方の7つのコツとは?【バスケ上達ガイド】
ジャンプシュートは、いくつかあるバスケットボールのシュートの中で最も多く使う打ち方です。ここでは、そのジャンプシュートの上達を目指す上で押さえておきたいコツを紹介します。コツを掴めば調子の波を小さくすることができるはずです。安定したシューターになろう!
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公式ライター Activel_director
バスケットボールのジャンプシュートとは
ジャンプシュートの定義
・ゴールに対して正対している
・両足でフロアに対して垂直にジャンプしている
・ボールを額の上あたりにセットしている
・ジャンプの最高点でボールをリリースしている
上記の要素を含むシュートはジャンプシュートと呼ばれ、片手で打つか両手で打つかや、3ポイントシュートか2ポイントシュートかなどはジャンプシュートであるか否かに影響を及ぼしません。
また、ジャンプシュートは一般的に最もゲームでよく使われるシュート(フィールドゴール)のバリエーションです。
セットシュートやジャンピングシュートとの違い
セットシュートでは、ジャンプせずに両足をフロアにつけてボールをリリースします。リリースポイントに高さは出ませんが、体がぶれにくく、よりボールに力を伝えやすいのでフリースローや距離が長めのシュートに使います。
ジャンピングシュートは、ボールを最高到達点に至る前にリリースします。ジャンプする勢いが使えるので飛距離が出やすいですし、リリースタイミングがずれるので、ジャンプシュートと使い分ければ、ディフェンダーをかく乱できます。
その他のシュートの打ち方
・レイアップシュート
・ダンクシュート
・フックシュート
レイアップシュートは専ら、ドライブあるいはカットインにより走りながら、ゴールにボールを置くように放つシュートで、ジャンプシュートより確率が高いシュートです。ダンクシュートは、バスケットボールプレイヤーの誰もが憧れるボールを直接ゴールに叩き込むシュートで、当然最も高確率です。フックシュートはゴールに対し遠いほうの腕にボール乗せ、そのままつシュートでリリース時に腕が鉤(フック)のようになるシュートで、ほかのシュートより難易度が高いシュートといえます。
バスケのジャンプシュートの打ち方のコツ①
ボールをまっすぐ飛ばす
ボールをまっすぐ飛ばすことは、自分の手よりもはるかに大きいバスケットボールをコントロールすることです。ジャンプシュートの最初のコツは、まっすぐ飛ばすことであり、これは上手くなるための最低限の条件です。
ボールをまっすぐ飛ばす練習方法
ジャンプシュートをまっすぐ飛ばす練習は、ゴールがなくても可能で、電柱もそうですし、壁とボールがあればできます。要は、自分自身が狙ったところにボールが当たればよいのです。より効果を上げるには、その環境の中で上手に目印を作ることと何度も繰り返せることが重要となります。
バスケのジャンプシュートの打ち方のコツ②
ループを高くする
リングの直径 | 45cm |
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5号球の直径 | 22cm |
6号球の直径 | 23.2cm |
7号球の直径 | 24.5cm |
また、リングを面でとらえた場合、真上から見た時と真横から見た時では、その面積は大きく異なりますよね。真上から見た時のほうが横から見た時よりも面積が大きくなります。従って、バスケットボールはリングに対して、より上から飛んできたほうが入りやすくなるということになり、ジャンプシュートを打つ際には、できるだけループを高くするのがコツといえます。
ループを高くする練習方法
【バスケ初心者講座】シュート率を格段に向上させるシュートドリル・思考法
特にゴール近くからシュートを打つ場合は、その放物線がUの文字を逆さにしたようになりますので、より高く上げなくてはスウィッシュしません。ジャンプシュートの練習を行うときは、ミドルレンジから始めることが多いと思いますが、案外短距離のシュートを安定してスウィッシュできるようにするには鍛錬が必要なものです。
バスケのジャンプシュートの打ち方のコツ③
パスに対して的確にボールミートする
【バスケ】 シュートミートを3種覚えると確率がグッと伸びる / 千葉ジェッツのシューター石井講祐 直伝【レクチャー】
ここでは味方からのパスにミートする際のコツを説明しますが、最も重要なのは足さばきであり、その方法は次の3通りです。
・両足
・右足からワンツー
・左足からワンツー
この3つを自分とボールとリングの角度やディフェンスの状況に応じて使い分けできなくてはなりません。
ボールミートしてからジャンプシュートする練習方法
【バスケ・スキル】川崎・林翔太郎選手に「バスケ少年に覚えてもらいたい基本スキル」
パスに対するボールミートに慣れてきたら、その次に意識するのは、キャッチしてからリリースするまでの速度です。これを速くするために重要なコツは、ミートする瞬間の踏み込みであり、踏み込んだ時点でジャンプする準備をしておくことです。
バスケのジャンプシュートの打ち方のコツ④
ドリブルからのジャンプシュートでは真上にジャンプする
ドリブルからジャンプシュートに移る場合の足さばきも、パスにミートする場合と同じように3通りですが、これもドリブルしている方向とリングとの角度、そしてディフェンダーの位置取りとの兼ね合いで使い分けましょう。
ドリブルからのジャンプシュートの練習方法
【バスケ初心者講座】ドリブルからのシュートの精度を高めるための練習方法・思考法について解説【考えるバスケットの会 中川直之】
・自分のシュートフォームを固める
・自分のリズムを作り上げる
・疲れが出た時の感覚を知る
それとは別で重要なこととして、ディフェンダーの存在を意識することがあります。もちろん、別の人にディフェンス役をやってもらってもよいですし、実際にいなくてもイメージすることで実戦に使えるジャンプシュートになっていくことでしょう。
バスケのジャンプシュートの打ち方のコツ⑤
フロアと垂直なバックスピンをかける
そして、きれいなバックスピンがシュートにかかっているということは、リリースの際に上手にシュートハンド(手首)を使えているということを意味します。まずは、セットシュートからでも構いませんので、シュートしたボールにバックスピンをかける感覚をつかむのも上達へのポイントです。
バックスピンを掛けるのが上手くなる練習方法
バスケ講座〜ボールに回転をかけるには〜 家でできるシュート練習
バスケのジャンプシュートの打ち方のコツ⑥
ディフェンスのプレッシャーを軽減する
・ドリブルでズレを作る
・スピードや高さでズレを作る
・スクリーンを使ってズレを作る
・フェイクを使ってタイミングをずらす
・ジャンプでズレを作る
バスケットボールは確率のスポーツとも言えますし、確率を上げていく上では相手を出し抜くテクニックが必要です。
ディフェンスのプレッシャーを躱す練習方法
【バスケ】驚異の長身スナイパー!ケビン・デュラントのシュート練習
特に、バスケットボールプレイヤーがまず求められるのは1on1での強さですので、1on1を沢山行って、相手を出し抜く技を増やして、ジャンプシュートにもっていくパターンを増やすことも上達へのカギとなります。
バスケのジャンプシュートの打ち方のコツ⑦
ボールがリングを通過するまでの軌跡をイメージする
もちろん、イメージする軌道についても、各プレイヤーごとの違いますので自らにピタッと来るものを見つけることが上達へのスタートラインとなります。
シュートが入るイメージを自分自身のものにする練習方法
さて、この狙ったところにシュートを放つ能力を上達させる練習方法ですが、その1つとしてバンクシュートがあります。一般的なバンクシュートでは専ら、バックボードに対して直線的にシュートを放つかと思いますが、狙ったところにシュートを放つ練習をする上では、ボールの落ち際でボードに当ててシュートを決めるようにしてみてください。最初は短い距離からで、徐々に距離を伸ばしましょう。
ジャンプシュートの安定はチームの得点の安定に繋がる
ジャンプシュートが安定しているプレイヤーは、得点を取り合うバスケットボールというスポーツにおいて、最も脅威を与えることができます。基本的にはゴールに近い位置からのシュートのほうが確率は高いわけですが、全てのシュートをゴール近くから放てるわけでは当然ありませんので、ジャンプシュートが安定してくれば、チームの得点能力も安定します。いろいろなコツを掴み、ジャンプシュートを上達させましょう!
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