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3ポイントシュートのコツとは?距離を届かせる方法と狙うポイント

3ポイントシュートのコツとは?距離を届かせる方法と狙うポイント

決まると一気に3点がプラスされ、ダンクシュートに匹敵するほど盛り上がりを見せる3ポイントシュートは、距離が離れているため、リングに届かないなど、難しいシュートとされています。そこで今回は、3ポイントシュートのコツや、距離を届かせる方法を徹底解説していきます。

2021.12.16 バスケットボール

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3ポイントシュートで大事なこと

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バスケットボールにおいて、リングから6.75m離れた楕円形ラインの外から放ったシュートを3ポイントシュートと呼びます。この3ポイントシュートを決めることは得点の上はもちろん、チームを勢いづかせる上でも非常に重要なシュートといえます。

そんな3ポイントしシュートを打つ上で大事なことは、シュートをリングまで届かせることにあります。しかし、バレーボールやサッカーボールよりもはるかに重い567~650グラムもあるバスケットボールを6.75m離れた、高さ305cmのリングに届かせることは容易ではありません。そこで以下では3ポイントシュートの打ち方、シュートを届かせるコツを解説していきます。

3ポイントシュートの打ち方の3つコツ

初心者の方がいきなり3ポイントシュートを打ってもほとんどがリングには届かないでしょう。その理由はワンハンドシュートの打ち方のコツを取得していないからです。それは水泳の初心者がいきなりバタフライで泳ぐことと同じです。正しいフォームなどのコツを取得していなければそれはまるで溺れているようにしか見えません。

3ポイントシュートの打ち方のコツは、弧を描くようにボールを上げるフォームを安定さあせる、連動した動きを覚える、という3点にあります。以下では3ポイントシュートが上手になるために、それぞれのついて詳しく解説していきます。

弧を描くようにボールを上げる

Koki on Instagram: “#バスケ#バスケットボール#bsketball #bsk#高校バスケ#ユニフォーム#シュートフォーム#ジャンプシュート#スリーポイント#スリーポイントシュート#3P#Canon#EOS80D#80D#一眼#一眼レフ#写真好きな人と繋がりたい #ファインダー越しの私の世界…” (78822)

弧を描くようにボールを上げる理由は2つあります。1つめはボールが弧を描くように上がることで、バスケットゴールの面積を広く使うことができます。弧を描かずにライナーのようなシュートではバスケットゴールの面積が狭くなり、シュートが入る確率が低くなるわけです。2つめの理由はリバウンドが取りやすくなります。ライナー気味のシュートではエアーボールやリングに当たっても上に跳ねず、真下に落ちることが多いため、リバウンドが取りにくくなります。

弧を描くようにボールを上げるためには、練習から膝を十分に曲げてからシュートモーションに入り、シュートを放った腕はできるだけ上にフォロースルーします。

フォームを安定させる

タカ@シュート力爆上げ塾 on Instagram: “【3ポイントシュート】 3Pシュートを打つ時の一番のコツは、 「3Pを特別視しないこと」です。  3Pを特別視している人がとても多いです。 「3点だ!」と皆さんかなり食いつきます。  意識すると肩に力が入り、 自然なリズムで打てません。  これが、…” (78821)

フォームをを安定させるとは、シュートフォームの基本をおさえながら自分に合うシュートフォームを確立して、いつでもどのような状況でも同じシュートフォームで打てることを意味します。そのため、まずは自分に合ったシュートフォームを確立することが重要です。

シュートフォームの基本は、ボール・肘・膝が一直線な状態になることです。この一直線の状態になっていることが、足からの力が上手に膝・肘・ボールに伝わりやすくなることに繋がります。この基本の一直線の状態を守りながら、自分にあったシュートフォームを確立し、いつでもどこからでも、どのような試合展開でも同じシュートフォームで打てるように安定させることが重要になります。

フォロースルーを意識する

ひなた on Instagram: “炎の男、ミッチー 色塗り完成?  #スラムダンク #slamdunk #slamdunkanime #三井寿 #mitsuihisashi #三っちゃん #ミッチー #炎の男 #バスケットボール #basketball #3ポイントシュート #3ポイント #copic…” (78836)

自分の打ちやすいシュートフォームが固定できたら、次はシュートを放った後のフォロースルーを意識しましょう。フォロースルーはボールを手首で弾いた後にすぐに下ろさず、指先はなるべく、リングに向けます。そのように意識することで思った通りの方向にボールは弧を描きながら飛んでいきます。

NBAで活躍したレイ・アレンやレジー・ミラーはシュートの際にボールを上に上げるとき、指先が鼻をかすめるように真っすぐに上げ、そのままボールを弾くようにスナップを効かせてリング方向にフォロースルーしています。フォロースルーを意識することで安定したフォーム、軌道でシュートを打つことができます

連動した動きを覚える

Steph Curry Shooting (Slow Motion) [1080p60 HD]


連動した動きを覚えることで、筋肉などを必要とせず、シュートを楽に、安定させて打つことができます。連動した動きとは、あるひとつの動作を行うときに、その動作に必要ないくつかの動作を適切なタイミンで行うことを意味します。例えば、ジャンプをする際には、膝を曲げてから伸ばし、腕を振り上げてから降ろすという動作になります。

シュートの場合は、ボールを胸付近まで下ろし、膝を曲げ、膝を伸ばしきってジャンプと同時に肘を伸ばし始め、完全に足が宙に浮くか浮かないかの瞬間に肘が伸びきるようにします。このような動作を身につけることで力が膝から肘、ボールに上手く伝わるようになります

3ポイントシュートを届かせる4つのコツ

①手首を上手に使う

飛距離が伸びるシュートの打ち方

3ポイントシュートが届かないという方は、手首を上手に使えていないことが考えられます。手首を上手に使うとは、スナップを使うことを意味します。肘を曲げた状態にすると手のひらが上を向きます。

ボールは手のひらにべったりと置かず、指先で支えるように手のひらに隙間を作りながら、ボールを乗せます。イメージとしては、肘を伸ばしてスナップを効かせる時には、手首でボールを弾くイメージでボールを押し出します。普段の練習から、手首でボールを弾くイメージを持ちながらシュート練習に取り組むことで、ボールがリングに届かないということを克服できます。

②ボールディップでリズムよく打つ

【バスケ初心者講座】シュートの飛距離を伸ばす打ち方・コツについて解説【考えるバスケットの会 中川直之】

ボールディップとは、パスを受けてボールを一度下に下げ、その瞬間に膝も曲げて、膝を伸ばすときにボールも一緒に上に上げる反動を利用して飛距離を伸ばすことを意味します。ボールを下げてから上げるときに一定のリズムを作って推進力を利用する点がポイントです。

連動した動きを行う際に、このボールディップを意識すると確実に飛距離を伸ばすことができます。また、ボールディップの際に意識することは、骨盤をしっかりとたたんで、お尻や太ももの裏に力をグッと溜めて、リズムよく上にスッとくみあげます。こうすることで飛距離が向上し、ボールが届かないということを克服することができます。

③力まない

ここまで解説してきた弧を描くようにボールを上げる・フォームを安定させる・連動した動きを覚える・手首を上手に使う・ボールディップでリズムよく打つという全てを正確に行うために必要なことは、力まないことです。3ポイントシュートが届かないという人は特に筋肉に頼り、力任せにシュートを打ってしまうことがあります。これではシュートフォームが安定せず、連動した動きができません。

よくロボットのようなカクカクとしたようなシュートを打っている人がいますが、そのような人はどこかに力が入ってしまっているためシュートフォームがスムーズではなく、膝からの力がボールにうまく伝わっていません。力まずにシュートを打つことで飛距離は伸びます。

④ポイントを狙う

3ポイントシュートを狙うポイントは、リングの真上です。リングの真上をボールが通過するようにシュートを打てば、必然とリングの真ん中を通ります。世間ではリングの手前を狙うべき、後方を狙うべきなど様々な意見がありますが、基本はリングの真上を狙うのが正解です。しかし、どうしても飛距離が伸びないという方には、力任せにしない程度に、リングの後方を狙う方法がおすすめです。

練習方法としては、リングの近くからリングの真上を狙ってシュート練習を行います。感覚がつかめてきたら、徐々に距離を広げていき、3ポイントシュートに移行していきます。

3ポイントシュートの名手をお手本にする

3ポイントシュートを上達させる方法は、プロのバスケットボール選手の3ポイントシュートを見てお手本にすることをおすすめします。実際に現役のプロバスケットボール選手の中にも、歴代3ポイントシューターの映像を教科書代わりに使用して、そのシュートフォームを真似している選手は多数存在します。

以下では現役最高の3ポンイントシューターであるステファン・カリー、NBA歴代最多の3ポイント成功数を誇るレイ・アレン、歴代2位の3ポイント成功数を誇るレジー・ミラーを紹介します。

ステファン・カリー

NBA《アメ本²話》解説:ステフ・カリーのシュートフォーム

ステファンカリーは、ゴールデンステート・ウォリアーズに所属するポイントガードです。3ポイントシュートの名手といわれ、2016年には得点王、2015年にはスリーポイントシュートコンテストで優勝した実績を持ちます。2009-10シーズンから2017-18シーズンまでの9シーズンの3ポイントシュート成功率は平均.436という驚異の成功率を誇ります。

2015-16シーズンでは402本の3ポイントシュートを成功させ、シーズン3ポイント成功数のNBA記録保持者です。ステファン・カリーは膝から肘、ボールまで基本通りの一直線を維持し、シュートの際には下半身から上半身までの流れがきれいに連動している点が特徴です。

レイ・アレン

【バスケシュートフォーム】 レイ・アレン NBA選手のようなシュートフォームを手に入れる

レジー・ミラーは現役時代、優れた3ポイントシューターとして有名な選手で、2001年にはスリーポイントシュートコンテストで優勝した実績を持ちます。1996-97シーズンから2013-14シーズンまでの18シーズンの平均3ポイントシュート成功率は.400を誇ります。NBAでは通算2,973本の3ポイントを成功させており、これはNBA歴代1位の記録です。

レイアレンの3ポイントシュートは、ボールディップを上手に使ったお手本のようなシュートフォームで、現役のNBA選手の多くも教科書として使うほどに美しいシュートフォームとされています。

レジー・ミラー

[レジー・ミラー神業] 殿堂入りした天才3ポイントシューター

レジー・ミラーはインディアナ・ペイサーズで活躍したNBA屈指の3ポイントシューターです。NBAでの通算3ポイント成功数は2,560本で通算成績2位を誇ります。レジーミ・ミラーの凄さはクラッチシューターという点で、勝負所でゲームをひっくり返すような3ポイントシュートが多く、レギュラーシーズンよりもプレーオフでの活躍が目立つ選手の1人です。

レギュラーシーズンの平均得点キャリアハイが24.6得点なのに対し、プレーオフでそれを上回ったシリーズが4度もあり、その中で30点以上というシリーズを2度記録しています。レジー・ミラーは優れた3ポイントシューターかつ、クラッチシューターといえます。

3ポイントシュートのコツとは?

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3ポイントシュートのコツは、弧を描くようにボールを上げ、フォームを安定させ、フォロースルーを意識し、連動する動きを覚えることにあります。そしてボールを届かせる方法は、手首を上手に使い、ボールディップでリズムよく、力まず、リングの上を狙うことがポイントになります。

3点差であれば同点、2点差であれば逆転の可能性を秘める3点シュートは、僅差での試合終了間際の展開では重要なプレーとなります。さらに試合展開によってはチームに勢いをつけるシュートともなり得ます。3ポイントシュートのコツをつかみ、クラッチシュートを決めましょう。

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