バスケのファウルは大きく2つに区分される
バスケは、サイドライン28m、エンドライン15mという狭いコートの中で5人対5人でゴールを争うスポーツです。コートが狭いため、それなりに接触も多くなるため、ルールの上でも様々なファウルが定められています。そのファウルは、パーソナルファウルとパーソナルファウル以外のファウルに区分されます。
なぜこのように分けられるのかというと、ファウル後の試合再開方法の違いに関係してくるためです。以下ではそれぞれの種類についてさらに詳しく解説していきます。
なぜこのように分けられるのかというと、ファウル後の試合再開方法の違いに関係してくるためです。以下ではそれぞれの種類についてさらに詳しく解説していきます。
パーソナルファウルとそれ以外
パーソナルファウルとは、相手チームの選手と身体的接触があり、そのプレーを不当に妨げた場合のファールを意味します。具体的にはブロッキング、チャージング、プッシング、イリーガル・ユーズ・オブ・ハンズ、ホールディングス、イリーガル・スクリーン、がパーソナルファウルとされています。
そして、パーソナルファウル以外のファウルとは、パーソナルファウル後の試合再開方法とは違うファールを意味し、具体的にはダブルファウル、アンスポーツマンライクファウル、ディスクオリファイングファウル、テクニカルファウル、ファイティングがあげられます。
そして、パーソナルファウル以外のファウルとは、パーソナルファウル後の試合再開方法とは違うファールを意味し、具体的にはダブルファウル、アンスポーツマンライクファウル、ディスクオリファイングファウル、テクニカルファウル、ファイティングがあげられます。
ファウルの判断基準
バスケにおけるファウルを判定する際に基本となる考え方がシリンダーです。シリンダーとは円筒の形を意味し、ディフェンスが両足を自然に広げて立つ姿勢を指します。この両足を自然に開いて、両肘を張る態勢、そしてその頭上の空間をバスケではシリンダーと呼ばれ、ファウルの判断基準とされています。
この空間ではディフェンスは意図的に手を出したりしない限りファウルを取られないという考え方があります。つまり、ディフェンスがジャンプしているときに、オフェンスと接触しても、それはシリンダー内ということからファウルを取られることがありません。この考え方が基本にあります。
この空間ではディフェンスは意図的に手を出したりしない限りファウルを取られないという考え方があります。つまり、ディフェンスがジャンプしているときに、オフェンスと接触しても、それはシリンダー内ということからファウルを取られることがありません。この考え方が基本にあります。
バスケの11のファウルを解説
①ブロッキング
ファウルの区分 | パーソナルファウル |
ファウルの内容 | 相手の進行を妨げる |
ファウルの判断基準 | 相手に遅れてコースを塞ぐ |
審判の動作 | 両手を腰につける |
バスケのブロッキングとは、ボールを保持しているといないとに関わらず、体を使って相手プレーヤーの進行を不当に妨げることを意味します。しかし、実際のバスケの試合では、相手の進路をふさがなければそのままゴールを許してしまうことになります。そこでポイントになるのが不当にという部分です。
つまり正当に進行を妨げればブロッキングの反則に該当しないというわけです。この不当・正当の区別は、進路をふさぐタイミングにあります。相手よりも先にコースをふさげば正当、相手よりも遅れてコースに入ればブロッキングということになります。この判断は審判に委ねられます。
つまり正当に進行を妨げればブロッキングの反則に該当しないというわけです。この不当・正当の区別は、進路をふさぐタイミングにあります。相手よりも先にコースをふさげば正当、相手よりも遅れてコースに入ればブロッキングということになります。この判断は審判に委ねられます。
チャージング②
ファウルの区分 | パーソナルファウル |
ファウルの内容 | ディフェンスに突っ込む |
ファウルの判断基準 | ディフェンスの方が先にコースに入る |
審判の動作 | オフェンス側のゴールへ拳を突き出す |
バスケのチャージングとは、ディフェンス側のファウルではなく、オフェンス側のファウルで、オフェンス側の選手がディフェンス側の選手に体当たりをしてしまうファウルを意味します。しっかりとディフェンス側がオフェンス側よりも先にコースに入っていることでオフェンス側のファウルになるわけです。
つまり、先ほど解説したブロッキングとチャージングは紙一重のファウルということになります。また、2015年のルール改正で、ノーチャージエリアができました。このエリアはゴール下のペイントエリアを意味し、このエリアではオフェンスファールが取られないというルールです。改正の意図は、危険な接触を減らし、ケガの防止にあります。
つまり、先ほど解説したブロッキングとチャージングは紙一重のファウルということになります。また、2015年のルール改正で、ノーチャージエリアができました。このエリアはゴール下のペイントエリアを意味し、このエリアではオフェンスファールが取られないというルールです。改正の意図は、危険な接触を減らし、ケガの防止にあります。
③プッシング
ファウルの区分 | パーソナルファウル |
ファウルの内容 | 手や腕など体を使って相手を押す |
ファウルの判断基準 | シリンダーの領域外 |
審判の動作 | 両手で押す |
バスケのプッシングとは、手や腕など体を使って相手を押すファウルを意味します。また、相手選手がボールを保持しているかしていないかに関わらずプッシングが適用されます。実際のバスケの試合では、オフェンス側の選手がドリブルで侵入してくる際にディフェンスが横から押したり、抜かれた後に後ろから押してしまうケースがあげられます。
バスケにおいてファウル基準とされるディフェンスの領域であるシリンダー内であれば、その領域を確保するための行為は認められていますが、その他の相手選手を押す行為はプッシングファウルの対象になります。
バスケにおいてファウル基準とされるディフェンスの領域であるシリンダー内であれば、その領域を確保するための行為は認められていますが、その他の相手選手を押す行為はプッシングファウルの対象になります。
④イリーガル・ユーズ・オブ・ハンズ
ファウルの区分 | パーソナルファウル |
ファウルの内容 | 手を不当に使って相手に必要以上に触れる |
ファウルの判断基準 | 自分の領域を確保するため以外の手の接触 |
審判の動作 | 片方の手を叩く |