バスケのフレアカットとは?【バスケット用語解説】
バスケにはおよそ10種類ものカットプレイがありますが、その中でもフレアカットは、相手ディフェンスのプレッシャーが特に厳しく、タイトにディナイされたときに役立つ高度なカットとされています。そんなバスケのフレアカットとはどのようなカットなのかを解説していきます。
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公式ライター old_user_id: 211
フレアカットとは?
フレアカットは、タイトなディナイをされ、背後にもスペースがないようなシチュエーションで役立ちます。ボールとゴールから遠ざかるため、比較的パスを受けやすいカットとされています。
通常のカットとの違いとは?
ボールとゴールから遠ざかるカットなので、ボールを受けてからそのままミドルシュートを狙うことが可能なため、ロングレンジやミドルレンジのシュートを得意としているチームにむいています。
フレアカットがわかる3つのポイント
①動き方
※具体的なフレアカットのやり方
(1)青②が一度ペイントエリアへ侵入を試みると見せかける
(2)青②はボールとゴールの45度付近にカットする
(3)青②はマークを外して青①からパスを受ける。
さらにペイントエリア付近にいるパワーフォワードをマークしている相手ディフェンスが、後方からのスクリーンを警戒している隙をついて、コーナーへフレアカットするプレーもよく目にします。ディフェンスがさらにタイトにディナイしてきたら、そのままバックドアに切り替えることも可能です。
②パスキャッチの仕方
【3つのポイント】
①手はボールをキャッチしやすく準備する。
②足だけでクロスするようにコート上を動く
③身体のバランスを意識しながらボールをキャッチ
3つのことを意識するメリットは、次のプレーにつなげやすくするための行動となります。
通常のカットはゴール方向へ走りだすため、ボールをキャッチして2ステップでレイアップシュートに持ち込んだり、ジャンプシュートをしやすい体制になりますので、全体としてゴシュートまでの流れとしてキャッチしやすいといえます。
フレアカットの場合は、ゴールやボールから離れてボールをキャッチしますので、体はゴールに向かいながらバックランしながら走るため、パスキャッチ後のバランスを崩しやすく、素早いプレーにつなげにくいので、次の行動への体勢維持がとても大事になります。
③パスキャッチ後の展開
ジャンプストップやスライドステップでボールをキャッチしてゴールに正対し、ディフェンスがタイトにディナイしてきたら縦足の状態でそこからディフェンスの位置に応じてターンやステップを変えて次の攻撃に移ることができます。
・手はボールをキャッチできるように構えながら足をクロスするように走る
・ボールキャッチはジャンプストップかスライドストップ
フレアスクリーンとの併用
(1)青③のスクリーナーが赤②にスクリーン
(2)青②がエンドライン側に動いてノーマークをつくる
(3)青①はノーマークの青②にパスを出す
バスケのフレアカットは、フレアスクリーンと一緒に使うと、さらに効果が増します。(1)〜(3)の流れで、赤②の頭越しにパスを出すため、スティールされる危険性が高いので、パス技術とキャッチ技術の双方が必要な高度な技です。
また、逆サイドからフレアスクリーンを利用して、逆サイドの45度付近へフレアカットして3ポイントシュートを狙うプレーも定番のプレーとして定着しつつあります。
バスケのフレアカットのまとめ
特徴はボールやゴールから遠ざかるようにカットする点で、一瞬マークは緩みますが、後ろに下がるような動きのため、ボールを受けてから次のプレーに移行するためには、スライドストップするなど高度な技術が必要になります。
フレアスクリーンを併用することでさらに確実にノーマークを作ることができ、ロングレンジやミドルレンジからのシュートを得意とするチームにはおすすめのカットプレーです。
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