ロードバイクのサドルの適切な高さとは?自分に合った位置と調整方法を知ろう!
ロードバイクのサドルの高さは人によって適切な位置が異なります。適切な高さは足の長さ×係数で算出することができ、高さ・位置・角度の調整が必要です。適切な位置でないサドルでロードバイクに乗るとスピードが出ず、体も痛めてしまいます。正しい知識をもとに、自分に合ったサドル位置と調整方法を学び快適な走行ができるようにしましょう。
Writer
公式ライター toshimi_t
ロードバイクのサドルには適切な高さとは?
・サドル位置が高すぎる・低すぎる場合はどうなるか
・サドルの正しい高さや位置の基準
・サドルの調整の方法
基本となる知識を学び、自分に合ったロードバイクのサドルの高さに調整しましょう。
サドルの高さが高すぎるとどうなる?
さらに、サドルが高い場合お尻が強く押し付けられる状態が続くことになり、長い時間ロードバイクに乗っていなくてもかなりお尻が痛くなる可能性が高いです。
サドルの高さが低すぎるとどうなる?
サドルが低いと太ももの前側だけに負担がかかってすぐに疲労を感じ、膝を曲げて漕いでいるため膝も痛めてしまいます。
サドルの適切な高さの計算方法
足の長さを表す股下の長さに、サドルの高さを導き出す係数を掛けることで算出できます。係数を使う計算方法で表された数字がロードバイクの速さを追求でき、怪我や故障をなくして楽しく快適に乗ることができる理論上の理想のサドルの高さです。
係数で適正値を算出
【例】 | 係数0.875 | 係数0.885 |
股下70cm | 61.2cm | 62.0cm |
股下75cm | 65.6cm | 66.4cm |
股下80cm | 70cm | 70.8cm |
股下85cm | 74.38cm | 75.2cm |
股下90cm | 78.8cm | 79.7cm |
股下95cm | 83.1cm | 84.1cm |
・股下×0.875
・股下×0.885
2つの係数から算出した数字の間で、ベストなポジションを調整してください。
股下は個人差がありますが、日本の成人男性で身長160cmの場合は股下の長さ70~80cmの間が平均です。
ロードバイクのサドルの適切な位置
・高さ
・位置
・角度
3点の適正な情報を得ることで、初めてロードバイクの性能を生かし、体をうまく使えることになります。全て目安とすべき基準が存在し、基準から調整を重ねることで自分のベストポジションを発見しましょう。
サドルの高さ
一般的な自転車に比べサドル位置が高く、足がつかないことでロードバイク初心者は乗り降りに不安を感じる方もいますが、正しく乗車できれば不安はなく高さの重要性に気づきます。
サドルの前後の位置
サドルを上げると位置は後ろへ、下げると前へいくことになり、高さがちょうどよくても位置がしっくりこない場合も発生する可能性がありバランスの取れた位置に調整することが必要です。
サドルの角度
横から見ると前下がりとなり、ロードバイクは前傾姿勢で乗ることからサドルを下げた分圧力がかからず股部分の違和感がなくなります。
1~2度のわずかな角度でも、乗ったときの感覚は大きく変わってきますので1度ずつ調節してください。
ロードバイクのサドルの調整方法
・自分の股下の長さを測る
・高さや位置の設定
・乗ってみて微調整
股下の測り方を学び、流れに沿って調整していきましょう。
股下の長さ計測
【股下を一人で測る方法】
①素足で足幅を15cm開いた状態で壁を背に立つ
②股に5cmくらいの厚さの本を挟む
③股に食い込ませるイメージで上に引き上げる
④本を壁に垂直につけ、本の上の部分の位置に印をつける
⑤印から床までの高さをメジャーで計測
厚みのある本がなければ、5cm程度の厚さの長方形の物体でも構いません。
高さの仮決め
クランク軸の中心からメジャーで測りつつ、算出した数字の位置までサドル位置を動かし、仮決めした高さを基本とし合わせていくことになります。
※クランク軸とは?
往復運動を回転運動に変えるクランクと名の付く部品の付け根となる軸
座る位置のポジション設定
座る位置のポジションがしっくりこない場合は、サドル自体の前後位置を調節するため高さの調節が必要です。
サドルの高さ・位置の微調整方法
係数から算出した数字は理論上の数値で、実際は乗る人の骨格や体つきで変わってくるため、最終的には乗った時の感覚も大切に捉えて細かく調整してください。
ペダルを踏む位置の確認
・サドルに座り足をまっすぐ下に降ろす
・かかとをペダルに乗せる
・かかとをずらし本来のペダルを踏む足の位置にする
順を追って位置を合わせると、正しいサドルの高さであるならば膝が少し曲がります。
もし足をまっすぐペダルにかけ、かかとがつかない・伸びきるならサドルを低くする必要がある高すぎの位置です。
実走で体への影響チェック
お尻や膝、足以外に腰や肩、手が痛くなるケースもありますが、サドルだけが原因となるわけではなくベストな位置から低め設定で適正な方もいますのでフォームや体勢もチェックし結論を出しましょう。
乗りやすいサドルの高さでロードバイクを楽しもう
サドルの高さ一つで体への影響が顕著に出るため、高いパフォーマンスや純粋にサイクリングを満喫できる適切な設定をおこない最大限にロードバイクを楽しみましょう!
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。