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チューブラータイヤのおすすめ10選!タイヤのメリットや寿命とは?

チューブラータイヤのおすすめ10選!タイヤのメリットや寿命とは?

チューブラータイヤとは、チューブとタイヤが一体になったタイヤのことで、レースを走る競技思考の人におすすめのタイヤです。高い走行性能と耐パンク性能がチューブラータイヤのメリットで、タイヤメーカーは各社おすすめの素材を使って、さまざまな特徴を加味した個性豊かなタイヤを発売しています。

2021.12.16 自転車

チューブラータイヤとは?

P ZERO™ Velo Tub 25-28 | Pirelli Velo (219746)

チューブラータイヤとは、タイヤとチューブが一体となったタイヤのことです。自転車に使われるタイヤのなかでは最も古くから使われている種類で、クリンチャーやチューブレスのタイヤが普及した後も、レース出場やトラック走行を主戦場とする競技思考のシリアスライダーに愛用者が多いタイヤです。

チューブラータイヤの構造

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チューブラータイヤの構造は、3つの部品で成り立っています。

【チューブラータイヤを構成する部品】
・インナーチューブ
・ケーシング
・コンパウンド


インナーチューブをケーシング素材で縫い包み、路面との接地面にゴムのコンパウンドを貼りつけています。断面は真円に限りなく近く、専用接着剤のリムセメントもしくは専用両面テープのリムテープを使ってタイヤとホイールを接着します。

チューブラータイヤの寿命

チューブラータイヤの寿命は、乗り方やタイヤの銘柄でも変わりますが、5000kmが目安です。交換のタイミングは、他のタイヤと同じく、トレッドのひび割れやタイヤがすり減ったときに現れるスリップサインで寿命になったかどうかを確認できます。

寿命を迎えたタイヤは、乗り心地が悪くなるだけでなく、パンクやスリップの危険性も高まります。安全のために、適切なタイミングでタイヤを交換することが大切です。

チューブラータイヤと他のタイヤとの比較

About Us - A-Dugast USA (219781)

チューブラータイヤは、他のタイヤと比較して、プロアマ問わずレースでよく使われるタイヤです。自転車タイヤの種類には、チューブラーの以外にクリンチャーとチューブレスがあります。各種類のタイヤに構造上のメリットとデメリットが存在しますが、走行性能を優先したシーンではチューブラータイヤが好んで選ばれる傾向にあります。

チューブラータイヤのメリット

クリンチャー・チューブレスと比較して、チューブラータイヤを使うメリットは、2つあります。

・走行性能が高い
・パンクしにくい


タイヤの形状が真円に近いため、接地時の変形が少なく、コーナーや荒れた路面でも安定した走行ができます。また、チューブラータイヤは構造上リム打ちパンクがありません。パンクした場合でも徐々に空気が抜けていくため、転倒のリスクが少なく安全で、トラブルの多い未舗装路での使用もおすすめです。

チューブラータイヤのデメリット

クリンチャー・チューブレスと比較して、チューブラータイヤの持つデメリットは、2つあります。

・運用コストが高い
・タイヤ交換に手間がかかる


パンク時にチューブを取り換えるだけで良いクリンチャーと違い、チューブラータイヤはパンクのたびに新しいタイヤが必要になるため、コストがかさみます。タイヤの交換も、タイヤとホイールを繋げる接着剤を剥がし、再び塗ってからタイヤを交換しなければならず、手間と時間を要します。

チューブラータイヤがおすすめな人

チューブラータイヤの使用は、2通りの人におすすめできます。

・走りを重視したい人
・レースに履く決戦タイヤを探している人


スピードの維持が容易で安定性が高く、スピードやタイムを競うシーンでは第1の選択肢となります。特殊な状況でなければ、チューブラータイヤ以外を積極的に使う理由は見当たりません。乗り心地も良好で、長距離を走っても疲労を感じにくく、軽快なライドを求める人におすすめです。

チューブラータイヤのおすすめな選び方

https://www.pexels.com/ (219756)

チューブラータイヤのおすすめな選び方のポイントは3点あります。

・インナーチューブの素材
・コンパウンドの柔らかさ


特にインナーチューブの素材は注目すべきポイントです。インナーチューブの素材には、ブチルラテックスの2種類があり、チューブラータイヤの使い勝手を大きく左右します。コンパウンドの柔らかさは、タイヤのしなやかさに関係するポイントで、柔らかな方が乗り心地が良く、取り付けもしやすいです。
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練習用タイヤの選び方

練習や普段使い用途のチューブラータイヤには、ブチルチューブをインナーチューブに使ったタイヤがおすすめです。

ブチルチューブは、空気透過率が低く空気が抜けにくい特徴があるため、日々の空気調整の手間を減らすことができます。また、ブチルチューブは製造コストが安く、ラテックスチューブ使ったタイヤと比較して、安価なタイヤが多いこともポイントです。しかし、重量やしなやかさの面ではラテックスチューブに敵いません。

レース用タイヤの選び方

レース用のチューブラータイヤを選ぶときは、インナーチューブにラテックスチューブを使ったタイヤがおすすめです。ラテックスチューブは、軽量柔軟性があり、1秒を争うレースでは、重量としなやさかさの点で、アドバンテージになります。反面、皮膜が薄いため空気の透過率が高く、空気の抜けが早い特性も持っています。そのため、頻繁に空気圧調整をしなければならず、長距離・長時間のライドにはおすすめできません。

チューブラタイヤおすすめ10選

各メーカーが揃えるチューブラータイヤのラインナップは、タイヤの特性上、レース向けにチューンナップされたタイヤが多くを占めます。同じチューブラータイヤでも、耐パンク性能を高めるために耐パンクシートを挟んでいたり、悪路に対応するトレッドパターンが刻まれていたりと、各社さまざまな個性を出してきています。練習用に価格を抑えたタイヤもあり、シチュエーションに応じたタイヤを選択することが大切なポイントです。

①コンチネンタル:コンペティション

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サイズ 28in x 19c / 28in x 22c / 28in x 25c
重量 195g / 230g / 245g
インナーチューブ ブチル
コンペティションは、プロ・アマ問わず、多くの選手がレースで使用するおすすめの決戦タイヤです。耐パンク性能・グリップ・転がり抵抗とトータルバランスに優れ、高い走行性能を誇ります。特にベクトランブレイカーと呼ばれる耐パンクシートを使った耐久性は特筆の出来で、レースユース以外に普段の走りも妥協したくない人におすすめのタイヤです。

②コンチネンタル:スプリンター

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サイズ 28in x 22c / 28in x 25c
重量 275g / 285g
インナー チューブ ブチル
スプリンターは、練習からレースまで幅広い範囲をカバーできる懐の深いタイヤで、チューブラータイヤの入門やステップアップにおすすめの1本です。ブラックチリコンパウンドを用いた転がり抵抗の低さとコンチネンタル得意の耐パンク性能の高さが際立つ、値段と性能のコストパフォーマンスが高いタイヤに仕上がっています。

③パナレーサー:レースエボ4

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サイズ 28in x 25c / 28in x 27c
重量 280g / 290g
インナーチューブ ブチル
パナレーサーのレースエボ4は、バランスのとれたレーススペックタイヤですが、レースのみならずロングライドでもおすすめできます。特筆すべきポイントは、前作エボ3からさらに精度を高めた真円度に由来するグリップ力の高さと快適性です。柔らかいコンパウンドのため、タイヤの空気圧を上げても路面からの嫌な突き上げ感が薄く、転がり抵抗を重視したタイヤセッティングでも快適なライディングができます。

④パナレーサー:プラクティス

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サイズ 26in x 21c / 28in x 22.5c / 28in x 25c
重量 230g / 270g / 320g
インナーチューブ ブチル
パナレーサーのプラクティスは練習用に最適化したおすすめのチューブラータイヤです。値段の安いコストパフォーマンスに優れたタイヤで、コンパウンドも柔らかく取り付けも簡単にできます。バルブコアが取り外し可能な2ピースタイプで、エクステンダーやシーラント剤の注入もでき、機能面も手を抜かずに備えられています。

⑤ヴィットリア:コルサ

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サイズ 28in x 23c / 28in x 25c / 28in x 28c / 28in x 30c
重量 275g / 290g / 360g / 375g
インナーチューブ ラテックス
ヴィットリアのコルサは、凸凹の多い荒れた路面でも安定した走行ができるおすすめのタイヤです。全体的にしなやかなタイヤながら、極薄炭素皮膜のグラフェンを加工したコンパウンドは確実に地面を捉えます。クリンチャーのインナーチューブでも人気の同社ラッテクスインナーチューブを使った乗り心地は絨毯の上を走っていると形容され、海外のロードレースでもトップシェアを誇るおすすめのチューブラータイヤの定番です。

⑥ヴィットリア:ルビノプロ

 (221677)

サイズ 28in x 25c / 28in x 28c
重量 285g / 295g
インナーチューブ ブチル
ルビノプロは、日々のトレーニングにおすすめのチューブラータイヤです。インナーチューブには空気抜けの心配が少ないブチルチューブが採用され、ポリエステルの芯にコットンを編み込んだ高密度なケーシングを採用し、耐久性を高めています。コンパウンドは固めに仕上がっていて、ハイエンドのコルサとは違った方向性で安定感があるタイヤです。

⑦ミシュラン:パワーコンペティション

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サイズ 28in x 23c / 28in x 25c / 28in x 28c
重量 260g / 280g / 300g
インナーチューブ ラテックス
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パワーコンペティションは、レースでも乗り心地を犠牲にしたくない人や快適性がアドバンテージになるロングレースにおすすめです。ミシュランタイヤの特徴でもある柔らかいコンパウンドを活かした高い振動吸収性とトップグレードらしい優秀な転がり性能が高いレベルで両立されています。雨天でも変わらないグリップ力も持ち味で、走行性能が路面コンディションに左右されません。

⑧ピレリ:Pゼロヴェロ

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サイズ 28in x 25c / 28in x 28c
重量 275g / 305g
インナーチューブ ラテックス
Pゼロヴェロは、高いグリップ力が持ち味で、テクニカルなコースレイアウトやアップダウンの多いコースにおすすめです。タイヤ表面に走った稲妻型のトレッドがタイヤを倒し込んだときにコンパウンドが路面にくいつき、下りや高速コーナーも安定した走行ができます。レーシングカータイヤで培ったピレリの技術をロードバイクに応用したハイパフォーマンスタイヤです。

⑨デュガス:タイフーンコットン

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サイズ 28in x 32c
重量 380g
インナーチューブ ラテックス
未舗装路を走るシクロクロスの定番タイヤといえば、デュガスのタイフーンコットンです。ドライでもウェットでもグリップを損なうことのないオールラウンドな走破性が特徴で、路面コンディションが安定しない雨上がりのコースでは特に力を発揮するおすすめのチューブラータイヤです。耐候性のあるネオプレンコーディングによる高い耐久性能も見逃せません。

⑩チャレンジ :グラベルグラインダー

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サイズ 28in x 33c
重量 405g
インナーチューブ ラテックス
グラベルグラインダーは、舗装路と砂利道が混在したルートでは特におすすめのタイヤです。タイヤサイドの柔軟性が高く、路面に応じて変形するため、抜群の路面追随性衝撃吸収性があります。また、タイヤ中央のダイヤ目のトレッドパターンは、面でグリップを稼ぎ、荒れた路面でも安定感のある走行を可能にします。悪路の多いグラベルに適した、安心感のあるハンドメイドのチューブラータイヤです。

高性能なチューブラータイヤで軽快な走りを楽しもう

しなやかで軽いチューブラータイヤは、ロードバイクで走ることだけを考えると最高のタイヤです。プロレースの現場からの信頼も厚く、アマチュアレースでも積極的に使用されていることからも、チューブラータイヤの持つ性能の高さは疑いがありません。パンクリスクやコストを考慮しなければなりませんが、チューブラータイヤを履いたときの軽快な走りは、ロードバイク乗りであるならば1度は体験してもらいたい感覚です。

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