チューブレスタイヤのおすすめ10選!チューブレスタイヤの構造とメリットとは?
チューブレスタイヤとは、タイヤの内部にチューブを持たないタイヤのことです。チューブレスタイヤの構造は、タイヤはコの字型で、もう一辺がホイールで塞がれていることで、タイヤ内部の気密を保っています。パンクしてもただちに走れなくなることがありません。
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公式ライター Activel_director
チューブレスタイヤとは?
釘や尖った物体を踏んでパンクしても、一気に空気が抜けることがありません。
チューブレスタイヤは2018年からロードバイクタイヤの主流になりました。
一般的なタイヤの構造
・トレッド
道路面と直に接する部分
・ビード
タイヤの両端を1周回っていて、ホイールの「リム」の内側に引っかけ、チューブに空気を入れることでタイヤが「リム」に固定される部分
「リム」とはタイヤの輪っかとなる台座の部分
・ケーシング
ゴムの内側にある布地でできたタイヤの骨格に当たる部分
・コンパウンド
トレッド部分で使用されているゴムには補強剤や亀裂防止剤が配合されていて、配合された素材を指す
・チューブ
タイヤの内側に入り、タイヤ膨らませて空気を保持する部分
チューブレスタイヤの構造
チューブレスタイヤは、リムの内側にチューブに相当するブチルゴムの層がある専用のホイールを必要とし、ビード部分は空気が漏れるのを防ぐために密閉性が高いです。
チューブレスタイヤのタイヤは裏側にブチルゴムを配合したインナーライナー張られています。
ブチルゴムは天然ゴムや合成ゴムと比較し、非常に空気を通しにくい特性があります。
チューブタイヤとチューブレスタイヤの違い
チューブタイヤは空気を保持するためにチューブが必要です。チューブタイヤはチューブとタイヤが別々で、タイヤのビート部分をホイールのリム部分に引っ掛けることで、内側に空気を保持するチューブを収納しています。
チューブレスタイヤはチューブがないため、タイヤとホイールの間に直接空気を送り込み、空気圧でホイールとタイヤを密着させます。チューブがなくても空気をタイヤ内に保持できます。
チューブレスタイヤの寿命
チューブレスタイヤもチューブタイヤと同様に、寿命が超えた状態で使用し続けるとパンクしやすくなり、トラブルの原因になります。
チューブレスタイヤの比較
チューブレスタイヤを比較して選ぶときは、自分の好みやホイールに合うタイヤに注目して選んでください。同じチューブレスタイヤでもホイールで、対応できるタイヤが違ってきます。
メリット
クリンチャーやチューブラーは材料が多く、タイヤとチューブの間にエネルギーロスがあります。チューブレスタイヤはチューブがないことで材料である部分が軽く、弾性率の高い空気に置き換わるため同じ空気圧でも高弾性になり、エネルギーロスが少なくなります。
デメリット
チューブレスタイヤは急激に空気が漏れず、パンクしたら少しずつ空気が抜けていきます。パンクしたことにすぐに気付かないため、普通に自転車で走っていて、走れないほど空気が抜けてから初めて、パンクに気付くことが多いです。
空気が抜けている状態で走り続けると、ホイールがダメージを負う可能性があるため、注意が必要です。
チューブレスタイヤのおすすめ10選
タイヤを選ぶ基準は、「太さ」「重量」「グリップ」「転がり抵抗」「耐パンク性能」「耐摩耗性(寿命)」「価格」の要素で、自分の走るスタイルで優先する要素が変わってきます。
峠や山道を走る場合は幅が広くてグリップ力が優れたタイヤがおすすめですし、平らな道を速いスピードで走るなら、軽いタイヤがおすすめです。
ハッチンソン:FUSION5 GARACTIK 11STORM
サイズ | 700×23c |
重量 | 240g |
特徴 | 低い転がり抵抗を追求したモデル、高いロード・ホールディング性能 |
軽さが大きな特徴があることで、加減速も自由にでき、転がりの軽さも一般のチューブレスタイヤと比べて優れています。ヒルクライムを走ることが多い人におすすめできるタイヤです。
IRC:FORMULA PRO TUBELESS LIGHT
サイズ | 700×25 |
重量 | 220g |
特徴 | 優れたグリップ性能、軽さ・剛性感 |
特にロードレースやヒルクライムをよく走る人はFORMULA PRO TUBELESS LIGHTのすごさが実感できます。
シュワルベ:PRO ONE TUBELESS EASY
サイズ | 700x28c |
重量 | 200g |
特徴 | 乾いた転がり感、低い失速感 |
下りのコーナリングやダウンヒルで実感できる安心感から、グリップの限界値の高さを感じることができます。
レースに適したタイヤで、レースで下りを走ることが多い人におすすめのチューブレスタイヤです。
マヴィック:YKSION PRO UST
サイズ | 700x25c |
重量 | 260g |
特徴 | 高い耐久性 |
安定した乗り心地であることから、ロングライドが多い人におすすめのチューブレスタイヤです。
タイヤの平均値が高く、レースでも威力を発揮してくれます。
ピレリ:CINTURATO VELO
サイズ | 700x26C |
重量 | 290g |
特徴 | 高い耐久性 |
荒れた路面や舗装されていない路面を走ることが多い人におすすめできるチューブレスタイヤです。
インナーチューブを使用しませんので、快適性や転がり抵抗を低減しています。軽く、シーラントを使用するとパンクに対する優れた効果を発揮することがわかります。
スペシャライズド:S-Works Turbo RapidAir
サイズ | 700 x 26 |
重量 | 285g |
特徴 | 軽い、高い耐パンク性 |
タイムを短縮したい、レースで勝ちたい人におすすめできるタイヤです。一般的なレーシングタイヤの乗り心地が実感できます。
グリップはコーナーで滑ることがなく、バランスの良い作りです。チューブレスに慣れていない人も簡単に装着できます。
マキシス:HIGH ROAD チューブレスレディ
サイズ | 20.83 x 8.64 x 8.89 cm |
重量 | 294.84 g |
特徴 | 低い転がり抵抗、優れたグリップ力 |
快適性は問題なく、特に転がりの軽さとグリップ力を実感できるチューブレスタイヤです。シングルコンパウンドで、やや硬めなコンパウンド感の走りを感じます。
レースではないレベルでの走行で滑らない安定したグリップですので、濡れた路面を走る場合におすすめできるタイヤです。
コンチネンタル:GRAND PRIX 5000
サイズ | 700×25C |
重量 | 249g |
特徴 | 低い転がり抵抗、高い耐パンク性 |
コーナリングでの安定感が抜群ですので、ロードレースではコーナーで有利に働くことがわかります。
ロードレースでスピードが出る下りで力を発揮しますので、コーナーの安定感を重視する人におすすめです。
ヴィットリア:CORSA グラフェン2.0
サイズ | 23-28 |
重量 | 275g |
特徴 | 高い空気保持性能、低い転がり抵抗 |
軽い走行感と転がりがあり、倒しこむほど増すグリップ感は自転車に乗る楽しさを感じさせてくれることがわかります。
長い距離を安定して走りたい人におすすめできるチューブレスタイヤです。
ミシュラン:POWER ROAD チューブレスレディ
サイズ | 700×25C |
重量 | 275g |
特徴 | 優れた耐久性 |
シンプルに自転車に乗るのが好きな人におすすめできるチューブレスタイヤです。
価格もお手頃で耐久性もありますので、メンテナンスを欠かさなければ長く使うことができます。
チューブレスタイヤがパンクしたときの対処方法
チューブレスタイヤはパンクにしくく、パンクしてもしばらくは走行できますが、パンクに気付いたときはできるだけ早く対応することが必要です。正しい知識を持つことで、パンクを恐れる必要がなくなります。
チューブレスタイヤだからと安心せず、バンクしても正しい知識と必要な道具を持っておくことで、素早く対応しましょう。
チューブレスタイヤがパンクする原因
チューブレスタイヤはチューブタイヤと違い、中にチューブがありませんので、急激に空気が抜けることはありません。ただし、パンクしたまま継続して走行を続けていると、トラブルの原因になりますので処置が必要です。
チューブレスタイヤがパンクしたときに必要な道具
・パッチ
・修理剤
・チューブレスタイヤ専用タイヤレバー
・シーラント
・ガスボンベ
修理道具を常備していると、ホイールからタイヤを外さなくても接地面から修理できます。パンク穴を塞ぐには、プラグ状やヒモ状のゴム素材のシール材で、異物を抜いた後、穴を整えて専用接着剤が塗布されたシール材をパンク穴に入れて完了です。
チューブレスタイヤは自分に合うものを選択
今の時代のメインはチューブレスタイヤとなりました。チューブレスタイヤは乗り心地が良くてパンクしにくい、自転車に乗る時間が長い人ほど良さを実感できる、とても便利なタイヤです。
スピードにこだわる人は転がり抵抗が低く、軽いタイヤが向いています。安定して山道を走りたい人はグリップ力が高く、幅が広めのタイヤを選んでください。
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