米式バルブの構造を画像付きで解説!仏式・英式との違いや自転車の空気の入れ方は?
米式バルブはマウンテンバイクやクロスバイク、BMXで使われているバルブです。米式バルブのメリットは、仏式・英式比べて耐久性が高く、空気漏れが少ないことです。米式バルブの空気の入れ方はシティサイクルとは異なりますが、バルブへの空気入れのセットの仕方だけ覚えれば難しくありません。
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公式ライター Activel_director
米式バルブとは?
アメリカ式の名のとおり、特にアメリカ製の自転車で採用されています。
米式バルブの構造
・内部に弁がついていて空気が漏れにくい
・中央の突起を押すと空気を抜くことができる
・太く頑丈で耐久性が高い
米式バルブの構造の特徴こそが米式バルブのメリット、デメリットになります。
米式バルブのメリット
・頑丈で強いストレスに耐える
・空気が抜けにくい
・ガソリンスタンドで空気を入れられる
頑丈でストレス耐性が高く、最も空気が抜けにくい構造になります。マウンテンバイクの荒れた道の走行やBMXのトリックで衝撃を受けても壊れる心配はありません。
自動車、オートバイと同じバルブなため、いざというときにガソリンスタンドで空気を入れてもらうこともできます。
米式バルブのデメリット
・重い
・コストがかかる
・専用の空気入れが必要
・故障した場合は修理ができず、チューブ交換が必要
太く頑丈な構造から重く、価格も高くなります。
英式バルブ用の空気入れを使用することはできません。米式バルブを英式バルブに変換するアダプターも販売されていますが、接続部からの空気漏れに注意が必要です。
米式バルブと仏式・英式バルブの比較
仏式・英式バルブの特徴
【仏式バルブの自転車】
・ロードバイク
・クロスバイク
・シクロクロス
・マウンテンバイク
英式バルブは安価で入手しやすい点が特徴です。シティサイクルで使用されていて、日本で1番普及しているバルブになります。
【英式バルブの自転車】
・シティサイクル
・軽快車
米式バルブと仏式・英式バルブの違い
バルブの種類 | 価格 | 空気圧 | 耐久性 | 空気漏れ | 重さ |
---|---|---|---|---|---|
米式バルブ | 高い | 低い | 高い | しにくい | 重い |
仏式バルブ | 高い | 高い | 低い | しやすい | 軽い |
英式バルブ | 安い | 普通 | 低い | しやすい | 普通 |
米式バルブと英式バルブの違いは、価格、耐久性、空気漏れです。英式バルブは構造が単純で安価ですが、耐久性が低く、空気が漏れやすいデメリットがあります。
米式バルブの空気の入れ方
自転車の空気の入れ方(米式)専用空気入れレバー式
キャップをはずし、空気入れをセットし、空気を入れる、と手順は英式バルブと同じです。違いはポンプレバーの操作をはじめとした空気入れのセットの仕方とタイヤの適正空気圧を確認することになります。
手順①キャップを外す
手順②ポンプヘッドをバルブにセット
手順③ロックレバーを上げる
手順④空気を入れる
適正空気圧になったら、指で押してタイヤの固さを覚えておくとよいです。空気圧計がないときも適正に近い空気圧にすることができます。
空気を入れ終わったら、レバーを下げまっすぐポンプヘッドを引き抜きます。最後にキャップをつけて完了です。
おすすめの米式バルブ用空気入れ
空気圧計つき、英式・仏式に対応の機能面に加え、素材や価格、デザインも考慮して選ぶとよいです。
機能による選び方
・空気圧計つき
・英式、仏式バルブの対応
自転車に快適に乗るにはタイヤの空気を適正空気圧にする必要があることから、空気圧計つきの空気入れを選ぶことをおすすめします。
米式バルブ以外の自転車も持っている場合、英式、仏式バルブの自転車でも使える変換アダプターつきの空気入れを選ぶと便利です。
素材による選び方
樹脂製のメリットは軽量性です。空気入れの持ち運びが便利になります。デメリットは軽いことから、自転車につないだときに倒れてしまうことがあり安定感がないことです。
スチール製のメリットは安定感です。重さがあるため自転車につないでも倒れることはなく、ポンピングも安定します。デメリットは重いことから、持ち運びが樹脂製と比べ不便になります。
おすすめ①パナレーサー:ゲージ付フロアポンプ
ブランド | Panaracer(パナレーサー) |
---|---|
素材 | 樹脂 |
対応バルブ | 米式、仏式、英式 |
空気圧計 | あり |
米式、仏式の場合はヘッドをつけ替えずに使用できます。英式バルブ用のクリップも付属し、米式、仏式、英式、すべてのバルブに対応しています。
欠点は空気圧計の位置が下にあることで、空気を入れながら少し見にくい点です。
おすすめ②サーファス:フロアポンプエアゲージ付
ブランド | SERFAS(サーファス) |
---|---|
素材 | スチール |
対応バルブ | 米式、仏式、英式 |
空気圧計 | あり |
素材はスチール製です。樹脂製に比べ少し重量がありますが、空気を入れるときの安定感と耐久性に優れています。価格は樹脂製と比べ少し高いです。
仏式、米式にはヘッドを付け替えず対応できます。高圧まで対応、英式バルブ用アダプターも付属しているため、すべてのバルブで使用可能です。
おすすめ③トピーク:ジョーブロースポーツIII
ブランド | TOPEAK(トピーク) |
---|---|
素材 | スチール |
対応バルブ | 米式、仏式、英式 |
空気圧計 | あり |
素材はスチール製で安定感があります。
仏式、米式にはヘッドを付け替えず対応できます。高圧まで対応、英式バルブ用のアダプターも付属しているため、すべてのバルブで使用可能です。
頑丈な米式バルブで安心の自転車ライフ
英式バルブに比べると覚えることは多いですが、慣れれば難しくありません。空気の入れ方、空気圧の調整をマスターして快適で安心な自転車ライフを過ごしましょう!
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