自転車のチェーンカッターとは?
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チェーンカッターとは、自転車やバイクのチェーン交換のときにチェーンを切るための道具です。といってもハサミやニッパーのような刃物で切断するわけではありません。
自転車やバイクのチェーンは8の字型のリンクを重ねてピンでつなぎ合わせた形をしていて、ピンを抜くことでチェーンを切り離すために使うのがチェーンカッターです。道具の名前はチェーンカッターですが、チェーンを切るだけではなく、つなぐときも使います。
自転車やバイクのチェーンは8の字型のリンクを重ねてピンでつなぎ合わせた形をしていて、ピンを抜くことでチェーンを切り離すために使うのがチェーンカッターです。道具の名前はチェーンカッターですが、チェーンを切るだけではなく、つなぐときも使います。
チェーン交換をする理由
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チェーン交換を行う理由は、チェーンが劣化することで走りに悪影響を与えないようにするためです。特にスポーツバイクは普通の自転車に比べてチェーンに強い力が加わるため、劣化が早くなります。
【チェーン交換をするタイミング】
・チェーンが伸びてギアにはまりにくくなる
・さらに性能のよいチェーンに取り替えたくなる
・走行中のトラブルでチェーンを切らざるをえなくなる
チェーンが伸びる原因は、長く使ううちに削られて長さが変わり、ギアとかみ合わなくなるからです。走行中に起こるトラブルではチェーンが落ちてギアにはさまり、取れなくなる事例が起こります。
【チェーン交換をするタイミング】
・チェーンが伸びてギアにはまりにくくなる
・さらに性能のよいチェーンに取り替えたくなる
・走行中のトラブルでチェーンを切らざるをえなくなる
チェーンが伸びる原因は、長く使ううちに削られて長さが変わり、ギアとかみ合わなくなるからです。走行中に起こるトラブルではチェーンが落ちてギアにはさまり、取れなくなる事例が起こります。
チェーンカッターの使い方
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チェーンカッターの使い方は、ハンドルを回してピンを抜く、さすが基本です。チェーンを切る、つなぐがどちらも同じ動作で使えるうえに、メーカーや製品の種類が違っても使い方に大きな違いはありません。作業自体は簡単ですが、チェーンの状態は走行性能だけでなく安全性に大きく影響してきます。使い方の手順をふまえた、安全で確実な作業が必要です。
チェーンの切り方①切断位置を探す
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最初にチェーンをどの位置で切るかを決めます。
切るだけならどこでもかまいませんが、切りやすいところはコネクトピンと呼ばれるつなぎ目に使われるピンです。
同じチェーンを切ったあともう一度使うのなら、チェーンの強度を考慮してコネクトピンの場所で切り離すことをおすすめします。コネクトピンは1か所だけ他のピンと色や形が違いますので、すぐ見つけられます。
切るだけならどこでもかまいませんが、切りやすいところはコネクトピンと呼ばれるつなぎ目に使われるピンです。
同じチェーンを切ったあともう一度使うのなら、チェーンの強度を考慮してコネクトピンの場所で切り離すことをおすすめします。コネクトピンは1か所だけ他のピンと色や形が違いますので、すぐ見つけられます。
チェーンの切り方②チェーンカッターを固定
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切る位置を決めたらチェーンカッターのはさむ場所を広く開け、凹字型の突起部にチェーンの丸い部分が収まるように当てて固定します。
次にチェーンカッターのハンドルを回して、カッターの先がチェーンのピンに当たるようにしましょう。あらかじめチェーンフックかチェーンフィキサーと呼ばれる金具でチェーンを固定しておくと、切り離したときにチェーンが弾け飛んでしまうのを防ぐことができます。
※チェーンフックはほとんどのチェーンカッターの付属品で入っています。もし入っていない場合でも別売で安く買えますのでぜひ持っておきましょう。購入しない場合でも太めの針金で代用が可能です。
次にチェーンカッターのハンドルを回して、カッターの先がチェーンのピンに当たるようにしましょう。あらかじめチェーンフックかチェーンフィキサーと呼ばれる金具でチェーンを固定しておくと、切り離したときにチェーンが弾け飛んでしまうのを防ぐことができます。
※チェーンフックはほとんどのチェーンカッターの付属品で入っています。もし入っていない場合でも別売で安く買えますのでぜひ持っておきましょう。購入しない場合でも太めの針金で代用が可能です。
チェーンの切り方③ピンを抜いて切り離す
チェーンを固定したら、一気にピンを抜きます。チェーンカッターのハンドルを回して、カッターの先端をチェーンに押し込むとピンが抜けていきます。抜いたピンがチェーンカッターの反対側に落ちるのを確認したら、ハンドルを戻してカッターをはずし、チェーンの切断が完了です。
抜いたピンは再利用できません。チェーンをつなぐときにはあらかじめ新しいコネクトピンを買うか、新品のチェーンに付属しているピンが必要です。
抜いたピンは再利用できません。チェーンをつなぐときにはあらかじめ新しいコネクトピンを買うか、新品のチェーンに付属しているピンが必要です。
チェーンの取り付け方④チェーンを仮止め
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チェーンを取り付けるときも、切るときと手順は同じです。古いチェーンと同じ長さに揃えた新しいチェーンを自転車に通したら、ピンが入っていないチェーンの穴のあいたつなぎ目どうしを重ね合わせます。
重ねた部分をチェーンカッターの凹部にはめ込み、動かないように固定してください。取り付けるときもチェーンフックで押さえておくと作業がしやすくなります。
重ねた部分をチェーンカッターの凹部にはめ込み、動かないように固定してください。取り付けるときもチェーンフックで押さえておくと作業がしやすくなります。
チェーンの取り付け方⑤ピンで留める
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最後に新しいコネクトピンを用意して、先端が尖っている方をチェーンの穴にあてがいます。
ピンを抜くときと同じようにハンドルを回してピンを押し込み、コネクトピンが最後まで入ったらチェーンカッターを外して完了です。押し込むときはピンが斜めにならないように気をつけてください。
ピンの種類しだいではチェーンの反対側にいらない部分がはみ出てきますので、ガイドの溝にあわせてペンチで切り取ります。
ピンを抜くときと同じようにハンドルを回してピンを押し込み、コネクトピンが最後まで入ったらチェーンカッターを外して完了です。押し込むときはピンが斜めにならないように気をつけてください。
ピンの種類しだいではチェーンの反対側にいらない部分がはみ出てきますので、ガイドの溝にあわせてペンチで切り取ります。
自転車のチェーンは強いテンションがかかっています。切り離すときや取り付けるときには、チェーンが弾け飛ばないように両端を押さえて慎重に作業をしましょう。