筋肉と脂肪の重さの違いとは?体積や重量をわかりやすく比較してみよう
同じ大きさの筋肉と脂肪を比較すると、筋肉は脂肪の約1.2倍重さがあり、密度も2割程度高くなります。筋肉と脂肪に重さの違いがでる理由は、それぞれを構成する組織細胞が異なるからで、同じ体重であっても筋肉が多いと細身で引き締まった見た目に、脂肪が多いとぷにぷにした見た目になります。
Writer
公式ライター emikobayashi215
学生時代に水泳とバドミントンを競技し、保護者として空手に携わる姉妹の母。愛犬ジャックラッセルテリア(2022.6生まれ)の散歩で1日約3時間歩くことが日課。2023年は犬の散歩で減量を試行錯誤中。
筋肉と脂肪の重さの違いとは?
同じ重さの筋肉と脂肪では、1㎏あたり体積にして201㎤ほど筋肉より脂肪が大きくなります。筋肉と脂肪を同じ大きさで比較した場合、筋肉は脂肪よりも重く、密度も筋肉が脂肪の1.2倍ほど高い状態です。筋肉と脂肪に重さの違いがでる理由は、筋肉や脂肪を構成する組織の密度が違うことにあります。
筋肉と脂肪の重量の比較
筋肉と脂肪の重さが違う理由
筋肉は筋繊維と呼ばれる繊維状の細胞で、筋繊維には密度が大きく水よりも重い性質があります。一方、脂肪は脂肪細胞に貯えられる脂質や脂肪酸の総称で、脂質の特長は密度が小さく水よりも軽いことです。筋繊も脂肪も蓄えられる場所や性質次第で重さや密度が微妙に異なりますが、いずれの場合も筋肉は脂肪よりも重量があります。
筋肉と脂肪の体積の比較
水は1㎏あたり1000㎤の体積で、筋肉は水と比べると体積が小さく、脂肪は水より体積が大きくなります。筋肉や脂肪の体積も重量と同様で、蓄えられる場所や性質による大きさの違いはほぼありません。
筋肉と脂肪の密度の比較
密度の高い筋肉は、組織を構成する筋繊維が隙間なくたくさん詰まった状態で、筋肉より密度の低い脂肪は、脂質は細胞同士に余裕のある緩い状態です。
筋肉と脂肪の重さの違いを利用したダイエット
※ダイエットのポイント
・体重でなく、脂肪量をダイエットの目標にする
・筋トレで基礎代謝を高め、有酸素運動で脂肪を減少させる
脂肪の重さは、家庭用体組織計で測ることが可能です。
筋肉と脂肪の体積の違いと体形
体重 | 体脂肪率 | 脂肪の重さ | |
---|---|---|---|
元の体形 | 55kg | 30% | 16.5㎏ |
筋肉5㎏減の場合 | 50㎏ | 33% | 16.5㎏ |
脂肪5㎏減の場合 | 50㎏ | 23% | 11.5kg |
ダイエット時には、体重とともに体脂肪を測定し、脂肪を何㎏減らすかに目標を定めると見た目の美しい効果的な結果が得られおすすめです。
体脂肪1kgを筋肉1kgにするダイエット方法
1回の運動時間に余裕があり、有酸素運動と筋トレを両方できる場合には、筋トレ・有酸素運動の順でします。筋トレでは脂肪の多い部位に比重を置き、有酸素運動にはウォーキングやマラソンを選ぶことがおすすめです。時間のない場合には、1か月程度筋トレを続けたのちに有酸素運動をはじめると効果的です。
筋肉と脂肪の重さからみる筋トレの間違い
筋トレをし、筋肉量が増すことで基礎代謝が高まり脂肪の燃焼が促進されます。脂肪の代わりに筋肉がつくことで筋肉太りをしたり、筋トレを休んたことで筋肉が脂肪に戻ってしまったりすることは一切ありません。
筋トレすると筋肉太りをする?
・偏りのある動きが原因で一部分だけ筋肉が発達し太ってみえる
・疲れで筋肉が凝り固まり、リンパの流れや血流が悪くなることで体がむくみ太ってみえる
筋トレで体が太くなったと感じた場合には、筋トレ時や日常生活の姿勢の確認と太くなった部位の凝りやむくみの確認がとても効果的でおすすめです。
筋トレをさぼると筋肉が脂肪になる?
筋肉が脂肪になったと感じるならば、原因は筋肉中の糖や水分が減り、余分なエネルギーで体に脂肪が増えたことにあります。筋肉の減少はトレーニングを中止してから3週間以降に現れることが一般的で、3週間以内では筋肉から糖や水のみが抜けている状態です。中断するときは、エネルギー過多による脂肪の蓄積に注意し、3週間以内に再開することをおすすめします。
筋肉と脂肪の重さの違いを正しく理解しよう
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