ヒップヒンジとは?正しいやり方とトレーニング効果を解説!
ヒップヒンジとは、股関節を動きをメインに上半身と太ももを近づけていく動作のことで、スクワットやデッドリフトのような筋トレの基本です。ヒップヒンジを習得すると、下半身が強化され、腰痛や怪我を予防することができます。正しいヒップヒンジをマスターし、効率よくトレーニングしましょう。
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公式ライター Activel_director
ヒップヒンジとは?
効率よく筋トレをしたい人は、まずはヒップヒンジをマスターしましょう。
ヒップヒンジの意味
蝶番はドアの開閉時にドアを支える金具のことで、ヒップヒンジでは股関節が蝶番のような役割を果たし、上半身を曲げて太ももに近づけていきます。ヒップヒンジを習得して股関節がスムーズに動かせるようになると、運動面や健康面で大きなメリットを得ることができます。
ヒップヒンジの効果
・下半身の強化
・腰痛予防
・怪我の予防
ヒップヒンジのやり方を正しくマスターすると、下半身が強化されて運動能力が向上するだけでなく、腰痛や怪我の予防効果を期待することができます。
下半身の強化
下半身が強化されると、効率よく全身の筋肉量が増えて基礎代謝が上昇し、痩せやすく無駄な脂肪がつきにくい体を手に入れることが可能です。また、日常生活で立ち時間や歩く時間が長い場合は、下半身が強くなることで疲労が蓄積しにくく、回復も早くなります。
腰痛予防
ヒップヒンジが正しくできるようになると、歩行や前屈など日常の動作で正しく股関節が使われるようになり、腰を痛める機会を格段に減らすことができます。
怪我の予防
トレーニングや歩行や階段の昇り降りといった日常の動作の中で、股関節は動きの要となる大切な場所です。ヒップヒンジは股関節を起点にした動きを繰り返すため、股関節周辺が柔軟になり可動域が広くなることにより、体の他の部分への余分な負担が減り、怪我をしにくくなります。
ヒップヒンジの効く部位
・大臀筋
・ハムストリングス
・腸腰筋
ヒップヒンジで鍛えることができる筋肉は、スポーツや筋力トレーニングだけでなく日常生活でも重要な役割を果たしています。ヒップヒンジをマスターし、効率よく筋肉を鍛えましょう。
大臀筋
ハムストリングス
腸腰筋
ヒップヒンジでは、股関節の屈曲と伸展を繰り返すことで、普通の筋トレでは鍛えにくい腸腰筋を鍛えることが可能です。腸腰筋が鍛えられることで、下半身が安定して運動パフォーマンスが向上し、日常生活では姿勢の維持や腰痛予防などの効果を得ることができます。
ヒップヒンジのやり方
ヒップヒンジで大切なことは、基本姿勢を身に着けることと、股関節を正しく使うことです。他のトレーニングに効率よく取り組むために、ヒップヒンジのやり方をマスターすることからはじめましょう。
基本姿勢
ヒップヒンジのやり方
①両足を肩幅にひらき、両手を胸の前で組む
②つま先は真っ直ぐ前に向ける
③背筋を真っ直ぐに伸ばす
④上体を前に倒しながら、お尻を後方に引く
⑤上体を60度位まで倒したら、ゆっくり元の位置に戻す
ヒップヒンジは姿勢が崩れてくるとトレーニングの効果を十分に得ることができません。まずは、基本姿勢を習得しましょう。
ヒップヒンジの練習方法
①壁に背中を向け、拳一つ分離れて立つ
②背筋を真っ直ぐ伸ばし、壁にお尻を押し付けてお辞儀をする
重心は体の真ん中に置くことを意識し、慣れてきたら、少し壁から離れてください。ハムストリングスの伸びを感じることができれば正しくできている証拠です。
ヒップヒンジの効果を高めるコツ
・膝をつま先よりも前に出さない
・背筋を真っ直ぐに保つ
・股関節の向きは斜め下
ヒップヒンジは、コツを押さえて取り組まなければ膝関節や腰を痛めることになり、トレーニングの効果を得ることができません。実際にトレーニングに取り組む前に、ヒップヒンジのコツを理解しておきましょう。
ヒップヒンジのトレーニング
・デッドリフト
・スプリットランジ
・ヒップスラスト
筋トレの強度や鍛えたい部位など、自分のトレーニングの目的に合わせてチャレンジしてみましょう。
デッドリフト
【初心者】正しいデッドリフト講座【筋トレ】
筋トレ強度 | ☆☆☆ |
効く部位 | 背筋/大腿四頭筋/前腕筋 |
回数/時間 | 5回×5セット |
①両足を肩幅に開き、バーベルに足の脛が軽く触れる位置に立つ
②肩幅よりも少し広い位置で両手でバーベルを持つ
③背筋を伸ばし、ヒップヒンジの姿勢を保ちながらバーベルを持ち上げる
④バーベルが膝上まで来たら上体を起こす
スプリットランジ
正しいスプリットスクワットのフォーム解説
筋トレ強度 | ☆☆ |
効く部位 | 大臀筋/大腿四頭筋 |
回数/時間 | 左右20回×3セット |
①両足を前後に開き、背筋を真っ直ぐに伸ばす
②前に出した足の膝を曲げ、太ももと床が平行になる位置まで腰を落とす
③膝を伸ばし、ゆっくり元の位置に戻す
④インターバルを30秒置き、①~③を繰り返す
ヒップスラスト
【筋トレ女子】プリケツ作り!自宅でもできる正しいヒップスラストのコツを紹介♪
筋トレ強度 | ☆☆☆ |
効く部位 | 大臀筋 |
回数/時間 | 10回×3セット |
①肩甲骨がベンチに当たる位置で、ベンチに軽くもたれて膝を立てて座る
②両足を肩幅に開き、90度の角度に曲げる
③バーベルを太ももの付け根の上に置く
④胴体と床が平行になる位置までバーベルを持ち上げる
⑤お尻が床に着く直前まで下ろし、②~④を繰り返す
ヒップヒンジをマスターしてトレーニング効果をあげよう
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