ウォーキングランジとは?効果的に大腿四頭筋やハムストリングを鍛えるやり方を解説!
ウォーキングランジとは、ランジトレーニングの1つです。前方に出した脚に重心をかけながら腰を下ろして、ももの筋肉の大腿四頭筋やハムストリング、お尻の筋肉の大殿筋を効果的に鍛えられます。やり方は、大股で脚を前に出してから腰を深く落として大股で歩くようにします。筋力強化と合わせてヒップアップやバランス能力の強化などの効果が期待できるトレーニングです。
Writer
公式ライター mblue1974
ウォーキングランジとは?
基本的なランジよりも難易度は上がるが、応用トレーニングでの難易度や負荷は中等度であり、取り組みやすい運動であるといえます。
難易度 | |
スタティックランジ | ☆ |
ウォーキングランジ | ☆☆ |
ジャンピングランジ | ☆☆☆ |
ウォーキングランジの特徴
【バランス感覚の強化】
片足立ちの状態で重心を大きく移動するので、バランス感覚が鍛えられます。
【下半身全体の強化】
お尻や太ももの筋肉だけでなく、ふくらはぎや足の裏の筋肉も含めた下半身全体を強化します。
【有酸素運動の要素】
歩行をしながら下半身に負荷をかけることで、有酸素運動の要素も含めたトレーニングです。
スクワットとの違い
さらにウォーキングランジとスクワットの違いは、バランス能力の強化に繋がる点になります。
項目 | スクワット | ウォーキングランジ |
---|---|---|
負荷のかかる足 | 両足 | 片足(前に出した足) |
鍛えられる筋肉 | 大腿四頭筋 | 大殿筋 |
ハムストリングス | ハムストリングス | |
かけられる負荷重量 | 大きい負荷でも可能 | バランスを崩さない程度の負荷 |
ウォーキングランジで鍛えられる筋肉・部位
・大腿四頭筋
・ハムストリングス
・大殿筋
・インナーマッスル(腸腰筋・体幹筋)
太ももと股関節周り中心の4つの筋肉はいずれも下半身強化のためにとても大切な筋肉であり、筋トレに取り入れると、日常生活での下半身の安定だけでなく、スポーツなどでも運動のパフォーマンスを向上させることが出来ます。
大腿四頭筋
大腿四頭筋は、膝を伸ばすとともに、骨盤を前傾させて、背筋を伸ばしたよい姿勢を保つ働きがあり、歩く、走るなどあらゆる動作に関与する下半身の中で重要な筋肉の1つです。
ハムストリングス
膝を曲げるのに作用する筋肉で、走るときに下肢が地面に安定して着地できるようにコントロールする働きがあるので、運動のパフォーマンスに大きな影響を与える筋肉です。
大殿筋
大殿筋はお尻の表面にあり、単体の筋肉では人体で1番大きな筋肉です。主な作用は太ももを後方へ伸ばす動作になり、上半身を真っすぐに支える役割もあるので、大殿筋の強化は美しい姿勢を保つ基本になります。
インナーマッスル
インナーマッスルを鍛えることで、4つの効果が期待できます。
・基礎代謝の向上
・身体機能の向上
・ケガのリスクの軽減
・血行を良くする
ウォーキングランジの効果
・バランス能力の強化
・ヒップアップ
・脚やせ
特にバランス能力の強化はインナーマッスルも強化されるので、運動能力全体の能力アップにつながります。
バランス能力の強化
さらに、バーベルを持って負荷を強くしたり、一歩の幅を大きくしたりすることも効果的です。
ヒップアップ
脚やせ効果
ウォーキングランジのやり方
ウォーキングランジ
そのために、正しいやり方を身につけるまでは無理のない範囲で負荷をかけるようにしていきます。
フォーム・姿勢
1.上体をまっすぐにして、立ったまま片足を大きく前へ1歩踏み出す
2.後ろにあるもう片方の膝は床に近づけるようにして腰をおろす
3.前方の足に体重をかけながら、立ち上がるようにして後ろの足を前へ大きく踏み出す
【正しく行うための注意点】
・立ち上がるときには前足の力を使う
・腰はそらさないで背中はまっすぐな姿勢を保つ
回数・セット数
セット間のインターバルは1分から1分半程度に設定するのが最適です。
呼吸のタイミング
・腰を下ろすときに息を吐いて、後ろの足を前方に出すときに息を吸う
・トレーニングの最中は呼吸を止めない
・なるべく深く大きな呼吸を意識する
トレーニング中は、力を抜くタイミングが分かりにくいので、呼吸を止めないで、深く大きな呼吸を意識すると無理なくスムーズな動作になります。
ウォーキングランジのバリエーション
ダンベルオーバーヘッド・ウォーキングランジ
ダンベルを持つことで、下半身にかかる負荷が強くなり、効果的な下半身の筋力強化が期待できます。しかし、ダンベルの重さで、歩くときの姿勢を崩して腰が十分に下ろされないと運動の効果が半減するので、最初は軽い重量から始めて徐々に負荷を強くしていきます。
ジャンピングランジ
ジャンピングランジ
バランス保持が難しく負荷も強くなるのでアスリートに人気の筋トレですが、難易度が高くなるため、基本的な動作をマスターしてからトレーニングに取り入れるようにします。
ウォーキングランジの気になる疑問
女性がするときは?
ハムストリングと大殿筋に刺激を与えるためには3つの点に注意します。
・腰を下ろすときに膝がつま先から前に出ない
・歩幅を広くする
・上半身は真っすぐに保つ
毎日やってもいいの?
筋肉痛のときは、筋肉を休ませて回復を待ってから、再開することがおすすめです。休ませることで、筋肉に超回復が起こり効果的な筋肥大を促すことができます。
ウォーキングランジの効果的な鍛え方
ウォーキングランジで効果的に下半身を鍛えるためには、正しい姿勢とフォームを習得して継続することが大切になります。特に、歩幅を大きくとって重心を深く下ろすと、自重でも十分な筋力強化が期待できるおすすめのトレーニングです。
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