腹筋ローラーができない人向けのコツ!【初心者上達ガイド】
トレーニング初心者の人の中で腹筋ローラーができない人もいると思います。そこで、腹筋ローラーができない人向けのコツを原因別に紹介します。ほかにも、腹筋ローラーの効果や腹筋ローラーがうまく行えるようになる練習方法についても具体的に紹介します。
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公式ライター Activel_director
腹筋ローラーの効果とは?
腹筋ローラーは腹筋に強烈な負荷を与えることができるツールです。腹筋に強烈な負荷をかけることができるので、腹筋の筋肉量の増加や腹筋の筋力の向上効果が期待できます。
腹筋ローラーはトレーニング器具の中でも安価で持ち運びも簡単なツールなので、ボディメイクをしている人などに人気なツールです。
ただ、腹筋ローラーはある程度の筋力がある人向けのツールでもあります。腹筋ローラーはトレーニング初心者の人にとっては少々扱うのが難しいツールなので、腹筋ローラーが簡単に扱うことができない人もいると思います。
そこで、今回はトレーニング初心者の人で腹筋ローラーができない人向けのコツについて書いていきたいと思います。
腹筋ローラーができない原因とは?
筋力不足
腹筋の筋力が不足していると、腹筋が伸びすぎてしまい、腰が反った姿勢になってしまいます。腰が反った姿勢では、腹筋を鍛えるどころか腰を痛めてしまいます。
腹筋には胸骨から恥骨までが伸びすぎるのを防ぐというはたらきがあります。そのはたらきが弱いと腰が反ってしまい、腰痛の原因になります。
腹筋ローラーを正しく扱うためには、腰が反らないように姿勢を保つ腹筋の筋力が必要になります。
柔軟性不足
例えば、直立した状態で肩よりも腕が挙げることができない人が腹筋ローラーをしようとしても、肩がそれ以上動かすことができないので、その人にとっては簡単にとることができない無理な体勢になってしまいます。
その結果、肩や腰を痛めてしまい、腹筋ローラーがさらにできないという悪循環になってしまいます。
肩周りの柔軟性を把握したうえで腹筋ローラーを扱うように心がけていくことが腹筋ローラーをうまく扱うコツです。
腹筋ローラーができるようになるコツの作り方
これからは、腹筋ローラーができるようになるコツを腹筋ローラーができない原因ごとに説明したいと思います。
腹筋ローラーができない原因が筋力不足の場合
特に腹筋のはたらきのうちの反伸展(アンチフレクション)というはたらきが機能するようなトレーニングを行うと、腹筋ローラーができるようになります。
筋力向上の具体的な方法
プランク
そもそも、プランクの姿勢が1分も持たないと腹筋ローラーを正しく扱うことはできない可能性が高いので、プランクの姿勢が簡単に取れるようになってから、腹筋ローラーを行うことをおすすめします。やり方は以下のとおりです。
2.足首を90度に固定して、肩の真下に肘か手のひらを置きます
3.くるぶし・膝・股関節・肩・耳が横から見て一直線になるようにします
4.20~60秒の間、3の姿勢をキープします
この姿勢はプランクだけではなく、腹筋ローラーやほかのウエイトトレーニングを行ううえでも大事な姿勢です。当然腹筋ローラーを行ううえでも大事な姿勢です。
パイクプランク
パイクプランクを行うことで、腹筋ローラーのもっとも負荷が大きいところでの腹筋を使うコツが身に付きます。パイクプランクのやり方は以下のとおりです。
2.足首を90度に固定して、肩の真下に肘か手のひらを置きます
3.くるぶし・膝・股関節・肩・耳が横から見て一直線になるようにします
4.背筋を伸ばしながら股関節を上に持ち上げます
5.20~60秒の間、3の姿勢をキープします
ネガティブ・レップ法
ただ、プランクシリーズをやり込んだだけでトレーニング初心者の人が腹筋ローラーを簡単に自由自在に扱えるわけではありません。トレーニング初心者の人が腹筋ローラーを自由自在に扱うためには段階を踏む必要があります。
そこで、腹筋ローラーを足から遠ざける動作のみをゆっくり行うやり方をおすすめします。このやり方のことをネガティブ・レップ法といいます。やり方は以下のとおりです。
2.肩の真下に腹筋ローラーが来るようにします
3.足首を90度にして、床から膝を離します
4.腹筋ローラーを前方にゆっくりと転がしていきます
もし、トレーニング初心者の人で腹筋ローラーができない原因が筋力不足であれば、以上の3つのやり方を行うことで筋力不足は解消されるでしょう。
腹筋ローラーのできない原因が柔軟性不足の場合
反対にいうと、肩周りの柔軟性を向上させることが腹筋ローラーを簡単に行うためには必要なのです。
例えば、直立した状態で前へならえの姿勢からバンザイの姿勢に移行する段階で、首の後ろに詰まり感を感じたり腰が反ってしまう人は肩周りの柔軟性が不足しているといえます。
肩周りの筋肉の柔軟性が不足している人が腹筋ローラーを行うと腰痛になりやすいので、腹筋ローラーができるようになっても肩周りの柔軟性を確保する必要があります。
腹筋ローラーのフォームを安定させて効果を持続するためにも、肩周りの柔軟性が必要になるので、これから紹介するやり方は腹筋ローラーができない人はもちろんのこと、腹筋ローラーができる人も行ってみてください。
柔軟性向上の具体的な方法
肩周りの柔軟性を高めるアプローチは、肩周りの筋肉を伸ばしていくやり方と二の腕の位置を本来の位置に戻していくやり方の2つがあるので、その両方を紹介します。
前鋸筋の活性化
前鋸筋は肋骨から肩甲骨に付いている筋肉です。前鋸筋が活性化していないと肩甲骨が身体の前側に来てしまいます。肩が前に来てしまうと、バンザイの姿勢が簡単にできない状態になってしまいます。トレーニング初心者の人は特にこの姿勢になりがちです。
そこで、前鋸筋を活性化させることで、肩が身体の前側に来るのを防ぐことができます。その結果、肩周りの柔軟性が向上しやすくなります。やり方は以下のとおりです。
2.肘を90度に曲げます
3.背中をまっすぐにしたまま、肘を口の高さに持ち上げます
4.10秒間キープします
前鋸筋の活性化
アームバー
アームバーは二の腕の位置を本来の位置に戻す方法の中でもっとも簡単な種目です。やり方は以下のとおりです。
2.右手を天井に伸ばし、右膝を持ち上げます
3.右膝を左の股関節のとなりに置きます
4.へそを床に近づけていきます
5.反対側も同様にして行います
アームバー
アームバーを行う前と後にバンザイの姿勢をとると、肩周りの柔軟性が向上していることがわかります。トレーニング初心者の人にとって、あまり簡単にはできないやり方ですが、ぜひ試してみてください。
腹筋ローラーができない人向けのコツ
支持基底面に着目する
腹筋ローラーで考えると、両足のつま先と腹筋ローラーのローラー部分ということになります。その中で、安定させることができるのは両足のつま先だけです。
よって、腹筋ローラーをうまく行うためのコツは、つま先にもあるということになります。
つま先・足首の使い方
さらに、足首を90度にすることで、臀部に力が入りやすくなります。臀部に力を入れることで肩甲帯・臀部・つま先が安定するので、腹筋ローラーのフォームが安定します。このコツも腹筋ローラーができない人向けのコツになります。
腹筋ローラーができない人向けのコツは、意外なところにあることがわかります。
最後に
ただ、腹筋ローラーがうまく使えるようになることで身体の使い方のコツが掴めたとしたら、腹筋ローラーができるようになるためのトレーニングにも意味が生まれてきます。
目的のために手段を選び、その手段の中に腹筋ローラーがあることが腹筋ローラーを使う形のベストですが、絶対そうでないといけないわけでもありません。
腹筋ローラーを使うことにみなさんなりのトレーニングの意味というものがあればいいと思います。
みなさんなりの腹筋ローラーの使い方を見つけていただけたらと思います。
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