大腿四頭筋の筋トレ方法とは?太ももの効率的な鍛え方と効果を解説!
大腿四頭筋の筋トレ方法には道具を使わない自重トレーニングと、道具を使ったマシントレーニングがあります。大腿四頭筋の効率的な鍛え方は準備体操、運動強度、筋トレの頻度、食事に気をつけることがポイントです。大腿四頭筋を鍛える効果には脚やせや下半身強化があります。
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公式ライター Activel_director
大腿四頭筋とは?
大腿四頭筋の場所
膝のお皿を動かすようにして太ももに力を入れると大腿四頭筋が前ももの位置ではっきりと隆起するため、目や手で簡単に場所を確認することができます。
大腿四頭筋を構成する筋肉
・大腿直筋
・内側広筋
・中間広筋
・外側広筋
大腿直筋が最も表層に、深層には内側から順に内側広筋、中間広筋、外側広筋が位置します。大腿直筋と中間広筋はともに真んなかに位置していて、大腿直筋は中間広筋に覆いかぶさるようにして付着します。
大腿直筋・広筋群の役割と仕組み
大腿直筋
内側広筋
・ケガ予防
・関節痛軽減
内側広筋は運動をするときに生じる膝の動揺を抑制する働きがあり、半月板損症や肉離れなどのケガを防ぎます。さらに内側広筋はO脚変形による関節痛との関連が深く、膝の変形がある人は内側広筋の運動が効果的です。
中間広筋
膝の曲げ伸ばしがしにくい、加齢により膝が伸びなくなった人は中間広筋の運動がおすすめです。
外側広筋
スポーツのケガでしばしばみられるオスグッド病やジャンパーズニーとの関連性が指摘されている部位です。
大腿四頭筋の筋トレする効果とは?
・前ももの筋肥大
・脚やせ
・下半身強化
・加齢現象の予防
脚を太くしたい男性、脚を細くしたい女性、下半身を強くしたいアスリート、年齢に伴う身体の衰えを感じてきている人におすすめです。
前ももの筋肥大
脚やせ
・浮腫み改善
・引き締め効果
・脂肪燃焼
運動はリンパ管の流れをスムーズする効果があるため体液の流れがよくなり、脚の浮腫み改善に効果的です。くわえて運動により緩んでいた大腿四頭筋が適度な緊張を保てるようになるため、太ももが引き締まって見えます。さらに大腿四頭筋は大きいため鍛えれば基礎代謝が効率よく上がり、脂肪を燃焼させることができます。
下半身強化
加齢現象の予防
さらに加齢により生じやすい膝が痛い、転びやすいなどのトラブルも筋力低下を改善させることで症状がよくなります。
大腿四頭筋の鍛え方
・自重トレーニング
・マシントレーニング
自分にあった鍛え方を選ぶことで、運動の習慣づけにつながりやすくなります。
自重トレーニング
自宅やオフィス、通勤中など普段の生活に運動を取り入れたい人におすすめです。
マシントレーニング
道具が必要になるため取り組む場所は限られますが、道具によりモチベーションを高めることができるメリットがあります。道具を揃えるのが好きな人、ジムに通いたい人におすすめです。
大腿四頭筋の筋トレメニュー5選【自重】
・SLR
・プランク
・スクワット
・ランジ
・ピストルスクワット
簡単なメニューが多くあり、特にSLRやプランクは初心者でも気軽に取り組むことができます。一方でピストルスクワットは難易度と負荷が極めて高く、上級者がやりがいを感じることができるメニューになります。
SLR
難易度 | ★☆☆☆☆ |
負荷 | ★☆☆☆☆ |
鍛えられる部位 | 大腿四頭筋 |
【SLRのやり方】
①仰向けで寝て、片膝を立てる
②伸びている側の脚を、膝を伸ばしたままゆっくり持ち上げる
③持ち上げた脚を立てた脚の膝部分まで上げたら、ゆっくりと下ろす
【ポイント】
つま先を頭側にむけながら運動する
プランク
難易度 | ★★☆☆☆ |
負荷 | ★★☆☆☆ |
鍛えられる部位 | 大腿四頭筋 |
【プランクのやり方】
①うつ伏せになり、肘を立てる
②体幹、下半身を床から離し、肘とつま先で身体を支える
③②の状態で頭部から足部が一直線になるようにする
【ポイント】
踵が外側を向かないように、真っすぐ天井を向くように運動する
スクワット
難易度 | ★★☆☆☆ |
負荷 | ★★★☆☆ |
鍛えられる部位 | 大腿四頭筋、体幹、臀部、ふくらはぎ |
【スクワットのやり方】
①足を肩幅くらいに開いて立ち、手を前に伸ばす
②膝関節がつま先より前に出ないよう気をつけ、膝をゆっくり曲げる
③膝関節が90度まで曲がったら、ゆっくり元の姿勢にもどる
【ポイント】
膝を曲げるときは、後ろに椅子があるつもりでお尻を後ろに突き出す
ランジ
難易度 | ★★★☆☆ |
負荷 | ★★★★☆ |
鍛えられる部位 | 大腿四頭筋、臀部、ふくらはぎ |
【ランジのやり方】
①手を腰にあて、肩幅程度の足幅で立つ
②片脚のももを高く上げ、大きく踏み出す
③両膝をもゆっくり90度程度まで曲げる
④ゆっくりと元の姿勢にもどる
【ポイント】
膝を曲げるとき前かがみにならないようにする
ピストルスクワット
難易度 | ★★★★★ |
負荷 | ★★★★★ |
鍛えられる部位 | 大腿四頭筋、体幹、臀部、ふくらはぎ |
【ピストルスクワットのやり方】
①両手を前に突きだし、片脚を浮かせて立つ
②支持側の膝をゆっくりと、深く曲げる
③膝が曲がりきったら、ゆっくりと膝を伸ばし元の姿勢にもどる
【ポイント】
背筋は伸ばした状態を維持しながら、膝を深く曲げていく
大腿四頭筋の筋トレメニュー4選【マシン】
・ダンベルランジ
・バーベルスクワット
・レッグエクステンション
・レッグプレス
ダンベルランジ、バーベルスクワットは負荷が高く上級者向けです。レッグエクステンション、レッグプレスは軽い負荷から高い負荷まで設定変更ができるため初心者、上級者とわずおすすめです。
ダンベルランジ
難易度 | ★★★★☆ |
負荷 | ★★★★★ |
鍛えられる部位 | 大腿四頭筋、体幹、腕、臀部、ふくらはぎ |
【ダンベルランジのやり方】
①腕を伸ばした状態でダンベルを持ち、足を肩幅程度に開いて立つ
②片脚のももを高く上げ、大きく踏み出す
③膝を両側ともゆっくりと曲げていき、後方の膝を床に近づける
④ゆっくりと元の姿勢にもどる
【ポイント】
ダンベルの重みで猫背にならないよう気をつける
バーベルスクワット
難易度 | ★★★★☆ |
負荷 | ★★★★★ |
鍛えられる部位 | 大腿四頭筋、体幹、腕、臀部、ふくらはぎ |
【バーベルスクワットのやり方】
①肘を後ろに引き、左右の肩甲骨を十分に寄せる
②バーベルを肩後方に担ぐ
③膝がつま先より前に出ないよう気をつけ、膝をゆっくり曲げる
④膝を90度まで曲げたら、ゆっくりと元の姿勢にもどる
【ポイント】
運動中は身体の局所に負担が集中しないよう注意してください
レッグエクステンション
難易度 | ★★☆☆☆ |
負荷 | ★☆☆☆☆ |
鍛えられる部位 | 大腿四頭筋 |
【レッグエクステンションのやり方】
①ベンチに深く腰をかける
②脚パッドを足首の位置に調整する
③膝を最後まで伸ばし、数秒キープする
④脚をゆっくりと元の位置にもどす
【ポイント】
慣れたら徐々に負荷設定を上げる
レッグプレス
難易度 | ★★☆☆☆ |
負荷 | ★☆☆☆☆ |
鍛えられる部位 | 大腿四頭筋、体幹、臀部 |
【レッグプレスのやり方】
①ベンチに深く座り、取っ手を握る
②足をプレートに置き、肩幅より小さめに開く
③膝が90度になる位置にシートと足の高さを調節する
④プレートを膝が少し曲がる程度の位置まで足で押す
⑤ゆっくり元にもどす
【ポイント】
慣れてきたら徐々に負荷設定を上げる
大腿四頭筋の筋トレのコツ
・準備体操
・強度設定
・運動頻度
・食事
4つのポイントに気をつけることで運動効果を高めることができ、ケガのリスクも下がります。
準備体操
おすすめの準備体操は軽めの反動をつけたストレッチです。鍛える部位に効果的な刺激が入って筋繊維の動きを滑らかにし、運動効率を高めます。大腿四頭筋のストレッチではうつ伏せになり、踵でお尻を叩くように膝を曲げる方法が簡単で取り組みやすいです。
強度設定
運動に慣れた人は高い負荷をかけて、鍛える部位に強い刺激を与えます。運動回数が10回で限界を感じる程度の強度がおすすめです。
運動頻度
しかし運動に慣れてきて負荷を高めたら運動頻度は週に1~3回程度に減らしましょう。負荷の高い運動は身体にダメージを与えます。ダメージからの回復過程は筋力増強に必要です。休養日を設けるようにしましょう。
食事
タンパク質の目安はアスリートや運動習慣のある人は1日あたり体重1kgあたり1..2gから2.0gです。運動効果を効率的に得るために、運動メニューだけでなく朝昼晩の食事内容も気を配るようにしましょう。
大腿四頭筋の筋トレで意識するポイント
・膝の位置
・姿勢
運動のときに膝の位置を気をつけるとケガを予防することができます。さらに正しい姿勢で運動をすることで目的の部位を効率よく鍛えることができます。
膝の位置
さらに膝とつま先を同じ向きにしての運動は広筋群の筋力アップに効果的です。広筋群は関節を安定させるため、膝の位置に注意をすることはケガに強い下半身づくりにつながります。
姿勢
背筋を伸ばすときのポイントは骨盤、腰骨から姿勢を正すことです。背中部分だけを伸ばしても運動効果はアップしにくいです。負荷が高いほど猫背になりやすくなるので気をつけましょう。
大腿四頭筋の筋トレの疑問
痛みの有無や性別、年齢、目的の違いで気をつけるとよいポイントが異なります。疑問を解消して、自分の状態に合わせて身体を鍛えましょう。
大腿四頭筋に痛みがあるときは?
筋肉は運動で受けたダメージから回復する過程でさらに太く、強くなります。そのため筋力増強に休養はとても重要です。痛みが落ち着くまで十分に休養をとりましょう。
女性が筋トレするときの注意点
女性で筋肉がつきやすい体質の人は高い負荷のトレーニングは筋肉をつけて手脚を太くする方法となるため避けたほうがよく、脂肪燃焼効果がある軽い負荷・回数多めのトレーニングがおすすめです。
リハビリ目的で筋トレするときの注意点
SLRやプランクは広筋群を鍛えやすく、関節に対する負担も少ないためおすすめです。広筋群の動きを確認しながら運動をすると効果が高まります。
慣れてきたら動きが入るスクワット、ランジで膝の位置に注意しつつ実践的な下半身の動かし方を練習すると安全で効果的に鍛えることができます。
高齢者が筋トレするときの注意点
いくらトレーニングをしても、タンパク質が不足していると筋力増強は期待できません。十分なタンパク質の摂取ができていないことが多い高齢者は、運動と並行して食事にも気を配るようにしましょう。
大腿四頭筋を自重やマシンで効率的に鍛える!
・前ももの筋肥大
・脚やせ
・下半身強化
・加齢予防
運動メニューも豊富で自分にあったものを選ぶことができるため、ライフスタイルに取り入れやすいです。大腿四頭筋を気軽に鍛えたい人は自重で、ジムや道具が好きな人はマシンを使って、簡単で効率的に鍛えましょう。
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