腕橈骨筋の筋トレ方法とは?腕の筋肉の鍛え方とトレーニングメニュー
腕橈骨筋は、家で手軽にできる自重やダンベルトレーニングやジムのチューブマシンを使い前腕をピンポイントで狙って負荷を与える筋トレ方法で鍛えることができます。腕橈骨筋や前腕の筋肉の筋トレ種目では、自重のパームカールやダンベルを使ったリストカール、チューブマシンを利用したケーブルアームカールがおすすめです。
Writer
公式ライター 田崎瑞子
腕橈骨筋とは?
腕橈骨筋の場所
腕橈骨筋の起始部は上腕骨で、停止部は頭骨です。腕橈骨筋の筋肉の場所は、親指を上にして拳を立てた状態で強く握ったときに腕の腕側が盛り上がるところを探すと自分でも確認することができます。
腕橈骨筋の役割・仕組み
腕橈骨筋の肘の動きと腕の動きを安定させる機能は、腕の動きをスムーズにすることに役立ちます。
腕橈骨筋の役割
・屈曲
・回内
・回外
腕橈骨筋には、肘を曲げ伸ばす屈曲と内側へ回す回内、外側へ回す回外の機能があります。腕橈骨筋が正しく機能すると、腕の動きをスムーズにすることが可能です。
腕橈骨筋の仕組み
腕橈骨筋の筋肉は、ねじれた状態で付着しているため、手首をひねる動きを助けることに役立ちます。
腕橈骨筋の筋トレ効果とは?
・前腕を太くする
・腕の筋力向上
・怪我の予防
腕橈骨筋を筋トレで鍛えると、腕の筋肉が太くなり、筋力が高まります。鍛えられた強靭な腕は運動の負担を受けにくく、優れたパフォーマンスを発揮することに有効です。
前腕の肥大
パワーアップ
運動能力の向上
・柔道
・アームレスリング
・野球
・テニス
前腕を鍛えて握力を高めると、柔道やアームレスリングで相手との組み手争いが有利になります。握力のアップすは、野球やテニスでバットやラケットのグリップ力を上げることに効果的です。
腕橈骨筋の鍛え方
自重トレーニング
自重トレーニングは、特別な器具や設備を使わずに前腕にピンポイントに負荷を与えることができます。
ダンベルトレーニング
自宅で手軽にできるウェイトを持ってするダンベルトレーニングは、負荷のレベルを調整することで段階的に腕橈骨筋を強化することが可能です。
マシントレーニング
腕橈骨筋のマシントレーニングでは、筋肉にかかる負荷がぬけにくいという鍛えるメリットがある分、早く効果を実感することができます。
腕橈骨筋の筋トレメニュー4選【自重】
・指立て伏せ
・フィストロール
・パームカール
・チンニング
指立て伏せやフィストロールは、腕立て伏せの姿勢で指や拳へ負荷を入れて腕橈骨筋を鍛えます。パームカールでは、両手を組んだ状態で負荷をかけるようにしましょう。チンニングは、持ち手を工夫すれば効果的に負荷をかけて鍛えることが可能です。
指立て伏せ
難易度 | ★★★☆☆ |
負荷の強さ | ★★★★☆ |
効く部位 | 腕橈骨筋,上腕三頭筋 |
回数/セット数 | 10回2~3セット |
【指立て伏せのやり方】
①足を肩幅より大きく開く
②腕立て伏せの姿勢をとる
③指先を立ててから手のひらを床につける動作を繰り返す
【ポイント】
・指を立てる動作が困難な場合は、腕立て伏せの反動を利用する。
フィストロール
難易度 | ★★★★☆ |
負荷の強さ | ★★★★☆ |
効く部位 | 腕橈骨筋,上腕三頭筋 |
回数/セット数 | 15回2~3セット |
【フィストロールのやり方】
①足は、肩幅より広く開く
②腕立て伏せの姿勢で拳を立てる
③拳を立てたまま前後に動かす
【ポイント】
・体幹はなるべく安定させた状態で動作する
・負荷が強すぎる場合は、膝をつけてトレーニングする
・家や外でトレーニングをするときは、拳を傷めないようマットを敷く
パームカール
難易度 | ★☆☆☆☆ |
負荷の強さ | ★★☆☆☆ |
効く部位 | 腕橈骨筋,上腕二頭筋 |
回数/セット数 | 15~20回3セット |
【パームカールのやり方】
①拳を握り手のひらを上へ向ける
②反対の手で拳の下を抑える
③上側の手は、下に力を入れて押す
③下側の手は、肘を曲げて上に力を入れる
【ポイント】
・手首を充分に巻き込む形で拳を握る
チンニング
難易度 | ★★★★☆ |
負荷の強さ | ★★★★★ |
効く部位 | 腕橈骨筋,広背筋,僧帽筋,三角筋,大円筋 |
回数/セット数 | 5~10回3セット |
【チンニングのやり方】
①バーに対し真横に立つ
②手のひらをあわせるようにバーをもつ
②体を引き付ける
③体を戻す
【ポイント】
・引き上げたあとは、ゆっくり動作を戻す
腕橈骨筋の筋トレメニュー3選【器具あり】
・リストカール
・ハンマーカール
・リバースカール
リストカールとハンマーカールは、ダンベルを持ち手首を曲げることで前腕をピンポイントに鍛えるトレーニングです。リバースカールでは、バーベルを順手で持ち上げることで腕橈骨筋に負荷を与えることができます。
リストカール
難易度 | ★☆☆☆☆ |
負荷の強さ | ★★☆☆☆ |
効く部位 | 腕橈骨筋,浅指屈筋,深指屈筋 |
回数/セット数 | 15~20回3セット |
【リストカールのやり方】
①腕をベンチ乗せて手のひらを上にしてダンベルを握る
②反対の手で肘を支える
③手首を起こす
④手首を戻す
【ポイント】
・手首以外は、動かさないように気を付ける
ハンマーカール
難易度 | ★★☆☆☆ |
負荷の強さ | ★★★☆☆ |
効く部位 | 腕橈骨筋,上腕筋 |
回数/セット数 | 10~15回3セット |
【ハンマーカールのやり方】
①足は肩幅に開く
②脇を少し開き両手にダンベルを持つ
③胸の高さへダンベルを持ち上げ、1秒キープする
④ダンベルを戻す
【ポイント】
・重心をつま先にかける
・ダンベルの上側を持つ
・肘は、体側より少し後ろ側にした状態で腕を引き上げる
リバースカール
難易度 | ★★★☆☆ |
負荷の強さ | ★★★★☆ |
効く部位 | 腕橈骨筋,上腕筋,上腕二頭筋 |
回数/セット数 | 8~12回3セット |
【リバースカールのやり方】
①まっすぐに立つ
②ウェイトを順手で持つ
③肘を固定して鎖骨まで引き上げる
④ゆっくり戻す
【ポイント】
・ウェイトを持つ手を強く握り、バーベルを安定させる
・正面を保って動作する
・肘を絞めて体側に近づける
腕橈骨筋の筋トレメニュー2選【マシン】
ケーブルアームカール
難易度 | ★★☆☆☆ |
負荷の強さ | ★★☆☆☆ |
効く部位 | 腕橈骨筋,上腕二頭筋 |
回数/セット数 | 10回2~3セット |
【ケーブルアームカールのやり方】
①バーを逆手に持つ
②肘を固定した状態でバーを引き上げる
③胸を張ったまま戻す
【ポイント】
・肘の位置を肩よりやや前の位置で固定する
・手首を曲げず、力を入れ過ぎないようにする
リバースグリップケーブルカール
難易度 | ★★☆☆☆ |
負荷の強さ | ★★★☆☆ |
効く部位 | 腕橈骨筋,上腕筋 |
回数/セット数 | 10回3セット |
【リバースグリップケーブルカールのやり方】
①バーを順手で持つ
②胸を開いた状態を維持してバーを引き上げる
③姿勢は、正面を保ったまま戻す
【ポイント】
・手首は、下を向かないように強く握り上へ向ける
・反動は、使わずゆっくり動作をする
腕橈骨筋の筋トレのコツ
・怪我の予防方法
・負荷のかけ方
・呼吸のタイミング
腕橈骨筋の筋トレでは、正しい準備運動をすることが大切です。筋トレをするときは、じっくり筋肉へ負荷が伝わるよう、反動を使わずにトレーニングするようにしましょう。
準備運動
前腕の筋肉が固い状態では、トレーニングの効果が発揮できず、怪我をする可能性が高まってしまいます。怪我を予防しながらトレーニング効果を高めるためには、筋トレ前に筋肉を充分にほぐすようにしましょう。
力の入れ方
腕橈骨筋の筋トレでは、力を入れるときにはじっくり効かせるイメージで負荷をかけ、力を抜くときには、状態を維持したままゆっくりと緩めるように意識してやりましょう。
呼吸方法
筋トレ方法 | 吸う | 吐く |
---|---|---|
指・拳立て伏せ | 体を下げるとき | 戻すとき |
チンニング | 体を持ち上げるとき | 戻すとき |
ウェイト・マシントレーニング | 負荷をかけるとき | ゆるめるとき |
腕橈骨筋の筋トレの疑問
初心者は、一定の負荷で鍛えることが困難なため、力のかけ方が変動しないトレーニング方法を選ぶことが大切です。女性は、腕が太くなり過ぎないように筋トレ種目の選択に気を付けましょう。高齢者は、筋肉が弱まっている可能性を考慮して、手首の怪我に気を付けるようにしてください。筋肉に痛みがあるときは、入念なセルフケアをするようにしましょう。
初心者が鍛えるときの注意点
負荷が変動しやすいウェイトの鍛え方は、初心者には不向きです。トレーニングを始めて間もない人は、反動がかかりにくく負荷が一定なマシントレーニングで鍛えることをおすすめします。
女性が筋トレするときの注意点
高齢者が筋トレするときの注意点
手首の怪我をしないようにするには、最初は負荷を軽めに設定してトレーニングし、徐々にレベルをあげながら段階的に鍛えることが大切です。
腕橈骨筋に痛みがあるときは?
腕橈骨筋を鍛えてたくましい前腕を手に入れる
鍛えるメリットが豊富な腕橈骨筋を強化して、、魅力的なたくましい前腕を手に入れましょう!
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