ふくらはぎの筋肉の名前とは?足の筋肉役割と働きを解説
ふくらはぎの筋肉は下腿三頭筋という名前があり、腓腹筋とヒラメ筋の2つの筋肉で構成されています。ふくらはぎは足関節を下に伸ばす働きと、ポンプの役割を持ち、第二の心臓と名前が付けられています。歩いたり走ったりするときに使われるため、日常生活やスポーツでも重要な役割を果たす筋肉です。
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公式ライター Activel_director
ふくらはぎの筋肉とは?
下腿三頭筋の役割は、姿勢を保持する抗重力筋と踵をあげてつま先立ちになることや、歩くときに地面を蹴って、身体を前に進めることあります。ふくらはぎのもう1つの役割は心臓と同じようなポンプ機能を使って、全身の血行を促進することです。
ふくらはぎの別名
心臓から下半身に送られた血液は下から上方へ戻りにくいため、ふくらはぎが収縮と弛緩をすることでポンプ作用が働き、血液が心臓へと戻されます。下半身の血液の循環がよくなることは疲労の軽減につながり、足のむくみや女性に多い冷え症の解消に効果的です。
ふくらはぎの筋肉の名前を一覧で解説
腓腹筋 | ヒラメ筋 | |
---|---|---|
起始 | 大腿骨内側・外側 | 脛骨 |
停止 | 踵骨隆起 | 踵骨隆起 |
筋肉の働き | 足関節底屈、膝関節屈曲 | 足関節底屈 |
停止:骨に付着する筋肉の身体から遠い端部分で筋肉と連動し大きく動く部位
腓腹筋
腓腹筋の構造は膝関節と足関節の2つの関節にまたがり、両方の関節の働きに関与することで下半身全体の力を発揮しやすくしています。膝を曲げると腓腹筋の筋肉の緊張がゆるむため、腓腹筋の力を足関節へ伝えるには、膝関節を伸ばしていることが必要です。
ヒラメ筋
大部分が腓腹筋に覆われていて腓腹筋と共同で足首を伸ばす働きを担っていますが、膝を曲げている姿勢では腓腹筋は足首に対して働かないため、ヒラメ筋は単独で働くことになります。ヒラメ筋の強く疲労しにくい特性が人間の長時間の歩行を可能にしています。
ふくらはぎの筋肉の役割と働き
・立位姿勢を保持する抗重力筋
・歩く、走る動作の前方へ推進力
・地面からの衝撃吸収
ふくらはぎの筋面積は他の下半身の筋肉と比較しても大きくないものの、筋肉の出力はとても大きく、体重全体を支えることができて安定と推進力に大きな力を発揮します。
腓腹筋の役割と働き
腓腹筋の役割は、歩くときや走るときに地面を蹴って体を前に進めたり、ジャンプ動作をしたりする推進力となることで、人間がスムーズに移動するために欠かせない要素を担っています。腓腹筋の筋繊維の特徴は速筋の要素が強いことで、、疲労しやすい反面、瞬発力に優れています。
ヒラメ筋の役割と働き
ヒラメ筋は筋繊維が短く筋出力が強い構造で、歩くときやジャンプ動作で足を地面に着くときの衝撃を吸収することができます。ヒラメ筋の筋繊維は遅筋要素が強く疲労しにくいため、長時間立ったり歩いたりするときに力を発揮する筋肉です。
ふくらはぎを鍛える効果
日常生活
スポーツ
スポーツの場面でふくらはぎが担っている動作は、ランニングやダッシュ、ジャンプ、コンタクトスポーツで相手を押す力です。ふくらはぎの筋肉が強い筋力を持つことは、あらゆるスポーツで大事な要素であり、アスリートは特にふくらはぎを重視する必要があります。
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