エクスターナルローテーションのやり方とは?効果的に棘下筋を鍛える方法を解説!
エクスターナルローテーションとは、肩の外旋運動のことです。肩関節のエクスターナルローテーションでは、ローテーターカフを構成している筋棘下筋と小円筋を中心に鍛えることができます。効果的に棘下筋を鍛えるやり方では、チューブやダンベルを使ったエクスターナルローテーションがおすすめです。
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公式ライター Activel_director
エクスターナル ローテーションとは?
エクスターナルローテーションをすると、ローテーターカフを構成している肩関節外旋筋の棘下筋や小円筋を効果的に鍛えることができます。
エクスターナルローテーションで鍛えられる筋肉・部位
2つの筋肉は、三角筋や僧帽筋のアウターマッスルとは違い肩関節の深層に位置しているため、体表からはわかりにくいです。
棘下筋
起始 | 肩甲骨の棘下窩 |
---|---|
棘下筋膜の内 | |
停止 | 上腕骨大結節の中部 |
肩関節に近い位置にある棘下筋には、肩を外旋させる作用で肩関節の安定性を高め、スムーズな動きを作る役目があります。棘下筋の場所は、肩関節周囲筋群の深部にあり、体表から確認することは難しいです。
ローテーターカフ
小円筋
起始 | 肩甲骨の後面外側縁上部1/2 |
---|---|
停止 | 上腕骨大結節の下部 |
小円筋の場所は棘下筋のさらに深層ですが、脇の下の表層にあり体表から触知することができます。
エクスターナルローテーションの効果
・ローテーターカフが鍛えられる
・肩関節の安定性が上がる
・肩を外側に捻る動きが強化される
・安定性と可動性が改善されてスポーツパフォーマンスが向上
・肩関節のはまり込みがよくなり脱臼が予防できる
エクスターナルローテーションで肩の筋肉を鍛えると、肩関節の関節適合性が上がり、可動性や安定性の向上が期待できます。
ローテーターカフの強化
肩関節の安定性向上
肩関節の可動性向上
スポーツパフォーマンス向上
オーバーヘッドスポーツと呼ばれるバレーボールやバドミントンでは、スパイクやスマッシュの速度アップが期待できます。
肩関節脱臼予防
エクスターナルローテーションのやり方
・正しいトレーニングフォーム
・低負荷で高頻度刺激を入れられるトレーニング回数
・収縮にあった呼吸のタイミング
エクスターナルローテーションで棘下筋と小円筋を鍛えるときには、フォームが崩れてアウターマッスルが代わりに働かないよう、正しい姿勢でトレーニングすることが必要です。
フォーム・姿勢
【エクスターナルローテーションのやり方】
①イスに座って肘を90度に曲げる
②身体の横に肘をつける
③二の腕が床と平行な状態を維持しながら手を開く
【ポイント】
・肩から肘までを体に固定する
・肘の角度を90度にする
回数・セット数
鍛える部位 | 負荷 | 回数 |
---|---|---|
インナーマッスル | 低負荷 | 20回3セット |
アウターマッスル | 高負荷 | 10回3セット |
呼吸のタイミング
棘下筋と小円筋は外旋するタイミングで筋肉が働くため、収縮にあわせて息を吐くようにすると、酸素が行き渡り筋トレ効果が上がります。
エクスターナルローテーションのポイント
効果的にローテーターカフを鍛えるには、競技特性にあった角度で肘の位置をキープし、外旋させるように意識しながらトレーニングをしましょう。
鍛える位置
スポーツ | 鍛える位置 |
---|---|
野球/ピッチャー | 体幹に対する腕の角度:90度~100度 |
バドミントン | 肘:90度 |
バドミントンでは、スマッシュのインパクトポイントにあたる肘が90度になる位置でトレーニングすると効果的です。
フォームチェックの方法
エクスターナルローテーションのバリエーション
・チューブを使った方法
・ダンベルを使った方法
・鍛える角度を変える方法
チューブを使ったトレーニングは、可動域の最終域までを段階的に負荷を加えることができるため、筋トレ初心者に適しています。ダンベルトレーニングは、どの角度からでも肩に一定の負荷をかけることができる分肩甲骨を固定する筋力がない人には難しいため、一般人よりもアスリートにおすすめです。
チューブを使ったエクスターナルローテーション
難易度 | ★★☆☆☆ |
---|---|
筋トレ効果 | ★★☆☆☆ |
効く部位 | 棘下筋,小円筋 |
チューブを使ったエクスターナルローテーションをするときには、肩甲骨と肘が一定の位置で保たれるように意識すると、棘下筋や小円筋に適切な負荷をかけることができます。
ダンベルを使ったエクスターナルローテーション
難易度 | ★★★☆☆ |
---|---|
筋トレ効果 | ★★★☆☆ |
効く部位 | 棘下筋,小円筋 |
・スポーツ選手
・筋肉量のある男性
・チューブトレーニングではもの足りないと感じる人
ダンベルの刺激を適切に入れるためには、姿勢が重さに負けて崩れないように注意しましょう。
角度を変えたエクスターナルローテーション
難易度 | ★★★★☆ |
筋トレ効果 | ★★★★★ |
効く部位 | 棘下筋,小円筋,上腕三頭筋 |
キューバンプレスは、3種目のオーバーヘッドスポーツをする人におすすめです。
・野球
・バドミントン
・テニス
エクスターナルローテーションの気になる疑問
・初心者が鍛えるときの回数や負荷量
・女性におすすめのトレーニング
・トレーニングの頻度
・エクスターナルローテーションが適している人
トレーニングを開始する前に疑問点を解消し、自分に適した鍛え方で効果的に鍛えるようにしましょう。
初心者が鍛えるときの注意点
不慣れな人がエクスターナルローテーションをするときには、肩甲骨と肘の位置が崩れないよう、スタートポジションのフォームを意識することが大切です。
女性がするときは?
毎日やってもいいの?
どのような人におすすめ?
エクスターナルローテーションでローテーターカフを鍛えよう!
エクスターナルローテーションを日頃の運動や自主練習に取り入れて、効果的にローテーターカフを鍛えましょう!
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