フロントダブルバイセップスのやり方とは?大胸筋や腹筋の筋肉を見せるポージング方法を解説
フロントダブルバイセップスは上腕二頭筋の張りやキレをアピールするボディビル大会の規定ポーズです。フロントダブルバイセップスのやり方は下半身で重心を決めた後に肘を曲げて力こぶを出すのがポイントです。筋肉を綺麗に見せるポージングは広背筋を使い上半身の逆三角形を強調する方法があります。
Writer
公式ライター kyonkyun1986
はじめまして。Activelで執筆を手掛けていますkyonkyun1986です。記事を提供するにあたり、正確な情報を丁寧にお伝えすることをお約束いたします。少しでも興味のあるタイトルを見つけましたら、一読して頂けると幸いです。
フロントダブルバイセップスとは?
バイセップスとは上腕二頭筋のことで、フロントダブルバイセップスを直訳すると前方から見た両腕の上腕二頭筋を意味します。ポージングで最も大切なことは、盛り上がった力こぶを顔の大きさと比較させることで上腕二頭筋の発達具合をアピールする点にあります。
ボディビル大会の規定ポーズの順番
演目の順番 | ポージング名 |
1番 | フロントダブルバイセップス |
2番 | フロントラットスプレッド |
3番 | サイドチェスト |
4番 | バックダブルバイセップス |
5番 | バックラットスプレッド |
6番 | サイドトライセップス |
7番 | アブドミナルアンドサイ |
ポーズを披露する順番が1番目なため、いかに緊張をほぐし、平常心で臨めるかが鍵になります。
フロントダブルバイセップスでアピールする部位
※アピールする筋肉
上腕部:上腕二頭筋
前腕部:前腕筋
腹部:腹直筋・腹横筋・腹斜筋
脚部:大腿四頭筋・下腿三頭筋
最も注目を浴びる筋肉は上腕二頭筋ですが、ポーズ全体を綺麗に見せるためには前腕部・腹部・脚部のキレや筋肉量が必要不可欠です。上腕二頭筋以外の筋肉量が足りない場合、全身がふらつき、不格好なポージングになります。
フロントダブルバイセップスで重要な筋肉
フロントダブルバイセップスの特徴は身体の軸を中心に腕や脚が左右対称になることで、左右の筋肉量を均等にすることが綺麗なポーズにつながります。
上腕二頭筋
腹筋群
腹直筋を鍛えておけば、腹部のシックスパックをアピールすると同時に、肩からウエストにかけて綺麗な逆三角形をアピールすることが可能です。
前腕筋
大腿四頭筋
また、大腿四頭筋の長所である筋肉の伸縮性を活かせば、下半身の筋肉に綺麗な凹凸を作ることも可能です。
フロントダブルバイセップスポーズのやり方
最初に下半身のポージングで全身を支える脚の位置を決めてから、次に上半身のポージングで上腕二頭筋をアピールしていきます。
下半身のポージング
【下半身のポージングのやり方】
①かかとを合わせた状態で足先を90度開く
②膝を少し曲げ大腿四頭筋に力を入れる
③股関節を固定して下半身を安定させる
上半身のポージング
【上半身のポージングのやり方】
①お腹をへこませて胸を張る
②両腕を90度の位置まで挙げて肘を曲げる
③手首を内側に捻り力こぶを出す
④背中を広げて身体の大きさをアピール
フロントダブルバイセップスで注意すること
フロントダブルバイセップスポーズで筋肉を綺麗に見せるコツ
自らの鍛えた身体を観衆に向けて綺麗に見せたいときは筋肉を大きく・太く強調するコツを覚えておくと便利です。
上腕二頭筋の大きさを強調するコツ
【2つのコツ】
・上腕二頭筋の力こぶは顔の大きさと比較できる位置に作る
・肘の曲げる角度は90度より鋭角にして力こぶが浮かび上がる形にする
腹筋群のカットを強調するコツ
広背筋から腹斜筋まで逆三角形を綺麗に描けていると腹筋群のカットも明確になり、ポーズの完成度も格段に上がります。
大腿四頭筋を太く見せるコツ
フロントダブルバイセップスにおすすめな筋トレ
フロントダブルバイセップスのトレーニングはダンベルやベンチを使ったメニューが多いため、初心者でも取り組みやすいです。
プリチャーカール
効果のある部位 | 上腕二頭筋 |
負荷の強さ | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
目安の回数 | 15回×3セット |
【プリチャーカールのやり方】
①ベンチに肘を固定する
②上腕の力でダンベルを引き上げる
③肘の角度を90度まで曲げる
④腕の力を抜きダンベルを元の位置に戻す
【注意点】
・肘を動かさない
インクラインダンベルカール
効果のある部位 | 上腕二頭筋 |
負荷の強さ | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
目安の回数 | 10回×3セット |
【インクラインダンベルカールのやり方】
①ベンチは45度で背中をつける
②ダンベルを持ち腕を垂直にする
③腕を90度曲げる
④ダンベルを元の位置に戻す
【注意点】
・肘を前に出さない
リストカール
効果のある部位 | 前腕筋 |
負荷の強さ | ★★☆☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
目安の回数 | 15回×3セット |
【リストカールのやり方】
①前腕をベンチに固定する
②ダンベルを持ち手首を内側に曲げる
③手首を床と水平の位置に戻す
【注意点】
・前腕の位置を動かさない
ブルガリアンスクワット
効果のある部位 | 大腿四頭筋 |
負荷の強さ | ★★☆☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
目安の回数 | 10回×3セット |
【ブルガリアンスクワットのやり方】
①ベンチに片足をかける
②もう片方の足を前方に置く
③前方の足を90度まで曲げる
④膝を伸ばして元の位置に戻す
【注意点】
・背中を丸めない
リバースクランチ
効果のある部位 | 腹筋群 |
負荷の強さ | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
目安の回数 | 10回×3セット |
【リバースクランチのやり方】
①床に仰向けになる
②ひざを曲げて自分の肩の方向へひざを持ち上げる
③お腹の力を抜いて元の位置に戻る
【注意点】
・頭を上げて覗き込む形にする
フロントダブルバイセップスが綺麗なポージング集
フロントダブルバイセップスの楽しいところは、選手1人ひとりの個性を見つけて、自分の好みに合ったポージングを模索することです。
セルジオ・オリバ
生年月日 | 1941年7月4日 |
出身地 | キューバ・グアンタナモ |
身長 | 178センチ |
職業 | プロボディビルダー・警察官 |
主な受賞歴 | 1967~1969年ミスターオリンピア3連覇 |
引退年 | 1985年 |
セルジオオリバのフロントダブルバイセップスは広背筋から腹斜筋までの搾りが抜群で、上半身が綺麗な逆三角形の形をしています。
アーノルド・シュワルツェネッガー
生年月日 | 1947年7月30日 |
出身地 | オーストリア・シュタイアーマルク州 |
身長 | 188センチ |
職業 | 元プロボディビルダー・元カルフォルニア州知事・現俳優 |
主な受賞歴 | 1970~1975.1980年ミスターオリンピア優勝 |
引退年 | 1980年 |
アーノルドシュワルツェネッガーのフロントダブルバイセップスは上腕二頭筋を始め、腹筋群・大腿四頭筋が均等に発達し、曲線美を見事に作りだしています。
デキスター・ジャクソン
生年月日 | 1969年11月25日 |
出身地 | アメリカ・フロリダ州ジャクソンビル |
身長 | 167センチ |
職業 | プロボディビルダー |
主な受賞歴 | 2008年ミスターオリンピア優勝 |
2005.2006.2008年アーノルドクラシック優勝 | |
引退年 | 2020年 |
デキスタージャクソンのフロントダブルバイセップスは身体を大きく見せるために広背筋が発達しているのが特徴で、下半身と比較して上半身の筋肉が肥大しています。
ロニー・コールマン
生年月日 | 1964年5月13日 |
出身地 | アメリカ・ルイジアナ州モンロー |
身長 | 180.34センチ |
職業 | プロボディビルダー・警察官 |
主な受賞歴 | 1998~2005年ミスターオリンピア8連覇 |
引退年 | 2007年 |
ロニーコールマンのフロントダブルバイセップスは上腕二頭筋の盛り上がりが抜群で、本人の小さい顔と比べても遜色がないほどです。
カイ・グリーン
生年月日 | 1975年7月12日 |
出身地 | アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン |
身長 | 172.5センチ |
職業 | プロボディビルダー・アーティスト |
主な受賞歴 | 2009.2010.2016年アーノルドクラシック優勝 |
引退年 | 現役 |
カイグリーンのフロントダブルバイセップスは筋肉の大きさとキレのバランスが取れていて、実際の身長に比べてサイズが大きく見えるのが特徴です。
相澤隼人
生年月日 | 1999年10月21日 |
出身地 | 神奈川県 |
身長 | 164センチ |
職業 | 大学生・学生ボディビルダー |
主な受賞歴 | 2019年東京ボディビル選手権優勝 |
2018年全日本学生ボディビル選手権優勝 | |
引退年 | 現役 |
相澤隼人のフロントダブルバイセップスは筋肉と筋肉の間にできる溝がうまく形成され、力こぶが丸く綺麗な形をしています。
山岸秀匡
生年月日 | 1973年6月30日 |
出身地 | 北海道帯広市 |
身長 | 168センチ |
職業 | プロボディビルダー |
主な受賞歴 | 2019年IFBBダラスプロ優勝 |
2016年IFBBアーノルドクラシック優勝 | |
引退年 | 現役 |
山岸秀匡のフロントダブルバイセップスは日本人離れした筋肉量から生み出される迫力が持ち味で、1つ1つの筋肉の張り方がとても綺麗です。
フロントダブルバイセップスのポージングを理解しよう
フロントダブルバイセップスの魅力は筋肉をリラックスした状態から緊張状態に持っていく過程で、肉体の神秘的な部分をみることができます。
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