部活を辞めたいけど辞めれない！自分は本当に辞めたいのかな？

中高生では、どんな決断をするときにも最後に親に相談しなくてはなりません。なので、部活を辞めたいと思っていても最終的には、親に話さなくてはなりません。しかし、「部活を辞めたい」だなんて親に話したらどんなリアクションをされるか怖いものです。

・途中でやめるなんて根性ない！
・自分の時代に比べれば楽だ
・他にやりたことがあるなんて口実だ！
・単純に呆れられる

こんな風に親のリアクションを気にしていませんか？

部活を辞めたいと考たとき、気になってしまうのは辞めた後の部員との関係です。

先輩には生意気だと思われて、いじめの対象にされてしまうのではないか。
後輩からは慕われなくなり、後輩の間で悪く言われてしまうのではないか。
同級生からは、裏切り者として友達関係を断たれてしまうのではないか。

このような不安を持ってはいないでしょうか？

中高生である以上、卒業後の進路に関わる内申書の存在は無視できないはずです。

個人差はありますが、部活動を辞めてしまう事で、内申書の評価が低くなり、目標とする進学先や就職先に悪い印象を与えてしまう事で、自分の目標を叶えられなくなってしまうのではないかと考えてはいないでしょうか？

一般の受験で部活を辞めた事が合否に関わることはありませんが、この点は学生にとって不安の種となります。

ただでさえきつく辛いと感じている部活動、そんな中でも「辞めてしまいたいな」と強く感じる瞬間があります。そんな部活を続けるデメリットとも言える場面をここでは紹介していきます。

部活動をしていると土日・祝日もほとんど練習をしています。特に運動部では夏休みに練習試合や合宿があり、長期休暇のほとんどを部活に費やしています。

しかし、休みの日くらい、友人とゆっくり過ごして遊びたいと思っていませんか？

例えば、部活をやっていない友達が夏休みにディズニーランドに行った、なんて話を聞くと「自分が部活をしているメリットなんてあるのだろうか？」を考えてしまいます。

部活動は通常の学校生活と違って、他の学年の生徒と関わる機会が増えます。
他学年との関わりの中でも先輩には理不尽な扱いを受けることが​あります。
例えば
・一発芸をやらされる
・先生にいたずらしてこいなどと命令される

このようなことを言われて部活が楽しくなくなってはいませんか？

特に運動部では上下関係が厳しいことが多く、ただでさえ、疲労困憊の中で理不尽な命令をされれば部活を辞めたくなる気持ちが生まれてしまいます。

部活動をしている多くの学生はアルバイトをしていない、またはほとんどできていないのが現状です。なので、せっかくの休みに友達と出かける予定ができても、お金が無い事を理由にいけないなんて場面は少なくないかと思います。
また、部活動の遠征費や合宿費などは自己負担のケースがほとんどなので、お小遣いを増やして欲しいとも言いづらいのが現状です。

休日の部活：友達と遊ぶ時間や自分の時間が少ない
先輩関係：先輩にいじめに近いような扱いを受けたり理不尽な要求をされる
金欠：休みの日にも自分のやりたいこともできず、欲しいものも買えない

文化部の大多数の部活は女社会と言っても過言では無いほど女性の比率が高い部活動が多くあります。だからこそ、日頃仲良くしていた友達や先輩、後輩が自分の悪い噂を流していたり、陰口を言っていたりすることは運動部と比較すると多いです。

自分の信頼していた友人に裏切られれば部活に居場所を失ってしまったと感じてしまいます。

先ほど挙げた陰口の内容とも重なる部分はあるのですが、女子社会の傾向が強い文化系の部活では、恋愛関係のもつれ​で人間関係が崩壊するなんてこと経験したことはありませんか？

・自分の彼氏に対して馴れ馴れしい
・男に対してあざとい

このような言った発言から対立構造が生まれたりすることは、自分自身が体験していなくても、友人などから聞いたことのある人は多いかと思います。

これまでは部活動に対してネガティブな点を開設しましたが、反対に部活動を続ける良さをお伝えします。部活に対して辞めたいと思っても、一度部活を続ける視点で確認してみましょう。

部活動では、先輩や後輩と言った他学年との交流が多いことが大きな特徴として挙げられます。
この経験の価値は、所属する先輩や後輩が自分の性格と合うか合わないかによって大きく左右されますが、もし、良い人間関係を築ければ、部活の先輩達以外の人たちとも交流できるチャンスになります。

交流を広げる利点
・受験の体験談が聞ける
・他学年の恋愛事情が聞ける
・部活動が楽しくなる

大きな大会やコンクールを目指す中で、部員同士が対立してしまったり、自分の思い通りの結果が出せず、悔しい思いをするなどの経験をしますが、

このような経験は部活動ならではの体験で、社会人になってからこのような体験をすることはできません。
人生において貴重な体験をできるのは、部活動の良さと言えるでしょう

悩んだ時は、自分の気持ちや考えを言葉に起こすことだとても大事です。言葉にし、書く事で自分の考えや、思いを具体的に見ることができます。見ることができることで、自分を客観的に見れるようになり冷静に自分と向き合うことができます。

具体的な手順としては、
①自分のやりたくないこと、嫌なことを書く
②自分のやってみたいこと、好きなことを書き出す
③書き出したことを見比べる

最後に嫌なことを好きなことを比べて、自分自身が本当にやりたいこととは何か考てみましょう

やりたくない事、嫌なことの例
・強引にやらされる一発芸
・休み返上で学校に行く事
・先輩や後輩に気を使う事

ステップ１ではまず、自分のやりたくない事、嫌な事を書き出します。書くときは部活のことは一旦忘れて単純に自分がやりたくない事、嫌なことを書き出すのがポイントです。

まっさらな状態で考える事でより自分の奥にある気持ちに気づくことが出来ます。具体的な言葉を書くときは、メモ帳の１ページを半分に区切って左側に書きましょう。

やってみたい事、好きな事の例
・話してみたい人だけ会話する
・お昼まで寝ていられる休日
・達成感のあること

ステップ２では、基本的にはステップ１と同様の手順で行います！
よってステップ２でも部活動のことなどは考ずに買い出してみて下さい。

やりたくないことはすぐに浮かぶが、やりたいことと聞かれても浮かばない思う方も多いでしょう。

しかし、やりたいことはやりたくないことの反対である場合も多いので、ステップ１でやりたくないことを書き出せていれば書きやすくなっています。

最後に、ステップ１・２を書いたものが、この表のようになっていると思います。自分の表を見てみると心の中にある感情の浅い部分から深い部分が現れています。

最後のステップでは１、２であげた項目を見比べて自分の中で最も譲れないものを１つ考えてみましょう。その自分で絶対に譲れない項目を実現するのに、部活動を続けていくことが必要であるか考てみましょう。

ここまでステップをこなせば自分が部活を続けるべきか続けないべきかを考えることができます。

このステップは先ほどまでにあげた３つのステップを行えた人の中でもう少し自分と向き合う時間を持ちたいと思っている人にやっていただきたいステップです。

これまでのステップでは自分の本心を探るために紙に自分の気持ちを書き出すことに行いました、この、紙に書き出した内容を今度は周りに友人や親に伝えてみて下さい。

そこでどのような反応があるかは人それぞれですが、自分の気持ちをアウトプットすることで、自分の気持ちに自信が出たり、自分の本心に気づかされたりする可能性が高まります。

1,紙でのアウトプット
・やりたくないことを書き出す
・やりたいこと、興味のあることを書き出す
2,人に伝える事でのアウトプット
この2つのステップで自分の本心を知る！！

部活を辞めるか辞めないかは、あくまで個人の選択であり、どちらの選択肢を取るかは自分次第です。
だから、自分がやりたいことが部活ではないとしたら辞めるのも正解ですし、部活にやりたいことが含まれているならやってみるべきだと思います。

今回の記事で伝えた両方の選択肢を吟味し自分なりの答えを出してみることをオススメします。
みなさんが後悔のない選択肢を選べることを願っています。