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風速30mはどのくらい?自転車やバイク・スポーツへの影響とは?

風速30mはどのくらい?自転車やバイク・スポーツへの影響とは?

風速30mの風は、どのくらいの影響があるかといえば、並みの台風の勢力で日常生活に多大な影響を与えます。立っていられないほどの強風で街路樹や標識は倒れるおそれがあり、飛来物が出て屋外にいるのは危険な状態です。風速30mでは、スポーツは中止、乗り物は運休で外出は控え安全な場所で過ごしましょう。

2024.04.02

風速30mとは?

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風速30mとは、空気が1秒間に30m移動することです。風速30mがどのくらいの風かといえば、並みの台風の強さで猛烈な風が吹き、看板や屋根の飛散や木が倒れ、人は立っていられず飛来物に当たって負傷する可能性も高まり、屋外に出ることは危険なとても強い風です。

自動車も横転するリスクが高まり、身の安全を最優先にする意識を持った行動が求められます。

風速30mの定義

気象情報での風速30mの定義は、空気が1秒間に移動した距離を10分間観測した平均値が30mの場合​です。風速は、地形や地上からの高さで地面の摩擦が影響して数値が変化するため、広い平坦な土地から地上約10mの高さを標準にして計測されています。

日本では、全国に約840ヶ所設置されたアメダスで風速を計測し、単位は秒速のm/s表記を用いるのが一般的ですが、アメリカでは独自にノットを使用しています。

※ノット/knot(記号表記:kn, kt)とは?
速さの単位であり、1ノットは1時間に1海里=1.852 km​進む速さ

風速と最大瞬間風速の違い

用語 意味
風速 一般 1秒間に風が移動する距離
気象用語 10分間の風速の平均値
瞬間風速 3秒間の風速の平均値
最大瞬間風速 瞬間風速の最大値
風速は、一般的に1秒間に風が移動する距離ですが、気象情報では観測時10分間の風が移動する距離の平均値を表します。気象情報で、12時の風速が30mと発表されたら11時50分から12時までの10分間の風速の平均値が30mです。

瞬間風速は、0.25秒に1回ずつ計測して3秒で12回計測した風速の平均値で、最大瞬間風速は、瞬間風速を一定期間計測したうちの最大値です。

風速30mの強さ

風力 名称 風速 陸上の状況
7 強風 13.9~17.1 樹木全体がゆれる
風に向かうと歩きにくい
8 疾強風 17.2~20.7 小枝が折れる
風に向かうと歩けない
9 大強風 20.8~24.4 煙突が倒れ、瓦が落ちる
10 全強風 24.5~28.4 樹木が根こそぎになる
人家に大損害が起こる
11 暴風 28.5~32.6 めったにおこらない広い範囲の大損害が起こる
風の強さを表す気象庁風力階級では、風速30mは暴風に分類され、広い範囲で災害が発生する可能性が高い強い風です。気象庁では確実に暴風警報を発表する風速で、風速30m以上になると停電リスクも高まり交通障害も起きやすく、外出は控える必要があります。

風速30mはどれくらいの風かといえば、時速で表すと108㎞になり高速道路を走行中の自動車やバイク以上の速さで向かってくると考えれば危険度の高さがわかります。

風速30mと日常生活への影響

風速30mの風が吹くと、日常生活に多大な影響を与えます。屋外で立っているのが困難なレベルの風で、木の枝が折れ倒木の危険性もあり飛来物で負傷する可能性も高まります。屋外での行動は、非常に危険ですので外出は控えましょう。

屋内にいても油断は禁物で、家の状態次第では屋根が飛んだり壁が破損したりする可能性があり、飛来物で窓ガラスが割れる危険性もあります。停電の可能性も高くなり十分な警戒が必要です。

歩く人々

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風速30mの風は歩く人々にどれくらいの影響があるかといえば、立っていること自体が困難でまともに歩くことは不可能​な​ほど多大な影響があります。風に煽られ転倒する可能性が高く、さまざまな飛来物が発生し当たって負傷する可能性も高くなります。不要不急の外出は避けて身の安全を考えましょう。

傘の使用

風速30mの風の中で傘を使用すると、どの角度で傘をさしても吹き飛ぶことになり通常の傘では壊れてしまいます。​傘が飛来物となり人に危険を及ぼす可能性があり、さらに傘に引っ張られて自分自身が負傷する可能性もあります。

そもそも風速30mでは、傘で雨を防げるレベルではなく​傘をさすことはやめて早く屋内に移動しましょう。

街路樹

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風速30mの風が吹くと、街路樹は倒れてくる危険があるので十分に注意が必要です。街路樹の側にいると危険ですので、自動車を止める場合でも辺りを十分に見回して注意しましょう。大きいビルが立ち並ぶ区域では、ビル風の影響で風速が2倍程度早くなり街路樹が倒れやすくなり危険度が増します。

ビル・看板

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風速30mの風では、ビルは揺れますが風で損傷することはほとんどありません。窓も風で割れる心配はありませんが、飛来物が当たって割れることがあり注意が必要です。看板は、落下したり飛散したりする危険性があるので、十分な注意が必要です。

屋内にしまえる置き看板やのぼりは、気象情報を確認して強風になる前に早くしまいましょう。

風速30mとスポーツへの影響

風速30mの風がどれくらいスポーツに影響を与えるかといえば、全て中止になるほどの甚大な影響を与えます。立っていられない状態のため、競技場に行く事自体が困難ですし競技をすることもかなり危険が伴いますので、屋外だけではなく屋内も即中止です。安全確保のために外出は控えましょう。

球技

風速30mの風では、安全面の考慮とボールが吹き飛ばされてしまい球技自体が成立しないため中止です。プロ野球では、強風注意報が発表される風速14m程度でボールがかなり流されてしまい中止になります。サッカーでは、固定されていないゴールは転倒する可能性があり大変危険です。

そもそも、風速30mの風はボーリングの球でも動かしてしまい、もっと軽いボールではすぐ吹き飛びます。

陸上

風速30mの風では、陸上は種目に関わらず全て中止です。陸上は、投てき競技は風速10m程度で中止にすることも多く、暴風警報の発表基準である風速20mで全ての競技が中止になります。立っていることも困難で息もしづらい状態では、まともに競技ができません。

マリンスポーツ

風速30mの風が吹くと、海に近づくのも危険なためマリンスポーツは全て中止です。マリンスポーツは、風速10mあたりから中止になる可能性が高くなり、風速30mでは海上が大荒れで高波も10mを超え、とてもマリンスポーツどころではありません。

風速30mと乗り物への影響

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風速30mの風がどのくらい乗り物に影響を与えるかといえば、電車や飛行機が欠航するほどの多大な影響があります。自転車は停めていても吹き飛ばされてしまい、バイクも走行すると飛ばされる危険性があります。自動車は、トラックを中心に横転する危険性が高まり、ドアの開閉も困難になり事故のリスクが高まるため警戒が必要です。

飛行機は、上空では大丈夫ですが離着陸時や地上業務には多大な影響がでるため欠航になります。

自転車

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風速30mの風は、自転車を吹き飛ばす力があり走行不能です。自転車に乗ろうとすること自体がケガをする可能性が高く大変危険で、自転車が吹き飛ばされてしまうと二次被害がひどくなりますので、停める時でも注意して確実に固定するか寝かせてしまうか、屋内にしまえるのなら速やかに移動しましょう。

バイク

風速30mの風がどれくらいバイクに影響を与えるかといえば、バイクが飛ばされる可能性があり運転できない​ほどのかなりの影響があります。バイクは、風速10m程度でもふらついたり、横風に流されたりして危険になり、風速30mではとても運転できる状態ではありません。

状況次第では、駐車時にバイクが倒れる可能性もあり、確実に固定しましょう。

自動車

風速30mの風が吹く中での自動車の走行は、転倒の可能性があり大変危険です。風速30mの風で、自動車は停車時には倒れる心配はありませんが、走行中にはトラックや重心の高い軽自動車は転倒リスクが高まり警戒が必要です。自動車は、風速20mでもハンドル操作が困難になり無理をせずに早い段階で安全な場所に移動しましょう。

風速30mの風では、自動車のドアを抑えることが困難になり乗降時注意が必要です。

飛行機

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風速30mの風が離着陸場に吹くと飛行機は欠航です。飛行機は横風で風速16m、追い風で風速8mで制限がかかります。向かい風は制限がありませんが、高速道路が通行止めになり鉄道が運休する風速25mの状態では飛行機も運転を見合わせます。

風速25m程度になると、荷物の運搬や飛行機の整備みたいな地上業務に支障があり、管制塔も影響がでるため風速25m手前の時点で欠航です。

風速30mとアウトドアへの影響

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風速30mの風がアウトドアにどれくらいの影響があるかといえば、全て中止どころか場所に近づくのも困難になるほどの強い風で甚大な影響があります。登山は、転倒や落石の危険が常にあり低体温症もかかりやすく負傷リスクが高まります。

キャンプは、強風でテントを設営できず、倒木や飛来物で負傷する可能性もあり大変危険です。釣りは、高波が発生して海に近づくことすら非常に危険ですので即中止しましょう。

登山

風速30mの強い風が吹く登山は、一歩も進めない状態になる可能性も高く遭難するおそれもあり、大変危険ですので中止しましょう。転倒して滑り落ちたり、落石の危険度も増し負傷したりするリスクが高まります。さらに、登山では体温が35度以下になる低体温症も気をつけなければいけません。

風は体温を奪うので風速1mで体感温度が1度下がり、気温が10度でも風速30mの風が吹けば体感温度が20度になり危険です。

キャンプ

風速30mの風では、テントは設営できず倒木や折れた枝が飛来して負傷リスクが高くかなり危険ですので、キャンプは即中止です。キャンプは、風速6mでも最大瞬間風速は1.5倍から3倍になることもあるため、テント設営も困難になり中止の目安にすることも多いです。

風速30mは、プレハブ小屋が倒れたり、家の屋根が飛散したりするレベルですのでテントどころではありません。

釣り

風速30mの風の中の釣りは、波も高くなり大変危険ですので即中止です。海上の風速が25m以上で暴風警戒が発表され、ほとんどの船は欠航します。磯釣りでは、風に煽られて転倒したり、高波に飲み込まれて落水したりと命の危険があり即中止を決断して、次回の天気がよい時に釣りを楽しみましょう。

風速30mは暴風被害に警戒しよう

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風速30mはどのくらいの風かといえば、並みの台風のレベルで最大瞬間風速が40mを超えることもある大変危険な強い風です。立っていられないほどの強風で、木の枝や幹が折れ倒木の可能性もあり、飛来物でケガをする危険性もあるため不要不急の外出は控え、身の安全を第一に考え屋内にいましょう。

屋内にいても警戒を怠らず、屋根や壁の破損、飛来物による窓の割れ、停電に注意することが大事です。

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