ドッジボールのボール特集!年齢別の大きさやおすすめ商品の紹介
思わずエキサイトしてしまって、何故か夢中になってしまうドッジボール。小中学校の頃の体育授業を思い出す方もいらっしゃると思います。そのドッジボールもマイナーなイメージから、今やメジヤーへと大きく進化し、園児から大人まで幅広く楽しめるスポーツの一つとなっています。ここではその進化の理由に触れながら、影の立役者となった「ボール」についてご紹介したいと思います。
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公式ライター Activel_director
ドッジボールの移り変わり
当時は円形のコートでした。1909年(明治42年)に日本に初めて紹介された後、1913年(大正2年)に「学校体操教授事項」となり、球技の少なかった当時の児童に人気がありました。その後の1926年(大正15年)になって角形のコートになります。
戦後になると様々な形式のドッジボールが考案されるようになり、地域別のルールや独特なルールが生まれ、中には日替わりルールや罰ゲームのようなルールもありました。ルールがバラバラだった昭和の時代は、まだスポーツというよりも娯楽に近いスポーツとして親しまれていました。
そのドッジボールも1991年(平成 3年)に「国民の体力向上と青少年の健全育成」を目的として「日本ドッジボール協会(JDBA)」が設立され、全国ルールの見直しと統一化を図り、日本のドッジボールの礎を築きます。競技人口も増加(特に小学生)するようになり、今では人気スポーツとして根強さを持っています。
ドッジボールのボール規格統一化
特にサッカーボールの場合は、当たると物凄く痛かった記憶がありますが、投げるのも重く、扱いづらく、疲れてくると体の腰の位置から真横に投げていました。当たると痛くて、投げると重く、突き指などのケガが絶えないというありさまでした。中には病院行きとなった友人もいました。
このような環境も協会の設立以降大きく変わってきます。「公平性」の観点からボールも規格化されるようになり、全国統一されるようになりました。更には空気圧や素材、適用学年からサイズまで規格されています。
この全国統一規格によって、従来の「痛さ」=「ケガ」=「怖さ」から解放されたことにより、今までのドッジボールに対する印象に大きな変化が生まれます。その立役者は「ボール」といっても決して過言ではありません。この統一規格の普及はドッジボールの進化と確立に直結したのです。
ドッジボールのボールの種類とは?
カラーも豊富に用意されていますから、取り扱いやすくて、自分に合ったものを選ぶことがとても重要なポイントになります。また、最近では軽量で従来よりも柔らかく、衝撃の最も少ない新素材のボールも開発されており、既に用意されています。当たっても痛くないボールです。
1.学年別ボール規格について
ドッジボールの規格一覧 | ||||
---|---|---|---|---|
ボール | 周囲 | 直径 | 重量 | クラス |
3号 | 65~67cm | 21cm | 370~390g | 小学校高学年~大人用 |
2号 | 61~63cm | 20cm | 300~320g | 小学校教材用 |
1号 | 57~59cm | 18cm | 230~250g | 小学校低学年用 |
0号 | 49~52cm | 16cm | 200~220g | 幼児~小学校低学年用 |
2.ボールの素材と特徴
<素材及び特徴>(※⇒特徴を記します・)
①スポンジタイプ
文字通り「スポンジ」材を芯に使用しています。非常に柔らかく、手で握ると潰れ、軽量で衝撃は最も少なく、割れずに安全(水に弱い)。
②ゴムタイプ
空気注入式で「ゴムラバー」材。カラーは茶色系(最近は色種多い)となります。硬めで重め、バスケットボール的な感じ。当たると痛く、取り扱いにやや難あり。
※今現在では、素材の改良が進み、柔らかく、衝撃が少ないソフトタイプが用意されています。
③ソフトタイプ:空気注入式で「合皮」材、外皮表面の素材が柔らかく仕上がったボールです。従来のボールから更に柔らかくなり、衝撃が少なくて安全です。
④ハードタイプ:ソフトタイプ(合皮と本革材あり)の小学校高学年~中学校以上向けのボール。軽量で、外皮表面が滑らかでしっかりしており、硬め(本来のドッジボール)になります。
※新素材:最近は更に柔らかく、丈夫になっており、衝撃力が少ないのが特徴です。
<縫い加工>(※パネル:正方に切断した表皮表面)
①貼りタイプ:パネルを接着材で貼り合わせた一般タイプ。
②縫いタイプ:パネルをミシンや手縫いをした特別タイプ。
3.メーカーについて
アディダス社を例にするとサッカーボールの製造で世界的に有名です。サッカーは足でボールを蹴るスポーツですから衝撃に強く作られています。そのテクノロジー(技術)が衝撃の対策に活かされているため、衝撃の吸収性が良く、製品の持続性(長持ち)が期待できるメーカーの一つとなります。
また、ミカサスポーツ社の場合はバレーボールの製造で世界的に有名ですから、表面素材の軽さから厚みの均一性、伸縮性や重さの安定性等のテクノロジーによって製品のバラツキが少なく、安定感や使用感に優れている上、アタックの衝撃を和らげるテクノロジーも持っていますので、期待できるメーカーの一つとなります。
このような観点からメーカー選びはとても大切です。その他の有名メーカーとしては、モルテン社があります。価格的にはモルテン社製が比較的入手し易いようです。また、他のメーカーからも用意されていますが、中には知名度のない(後発)メーカーもありますので、まずは安全性第一を優先に考えて下さい。
ドッジボールのボールの選び方
1.幼児~小学校低学年:0号
まずはみんなで楽しみながら、ボールに慣れさせることです。当たっても痛くないと自覚させることが必要ですから、遊び感覚でドッジボールを楽しむことが大切です。
2.小学校低学年:1号
3.教材用:2号
4.小学校高学年:3号
5.小学校高学年以上:3号
ドッジボールのおすすめボール
また、ボールを選択する際にうっかり忘れがちなのは、グランド(屋外)で使用するのか、体育館や床(屋内)で使用するのか。また、マイボールとして使用するのか、練習で使用するのか、使用場所や目的によってボールの選択がある程度決まってしまいます。
球番号別に相応しいボールをピックアップしましたのでご紹介しますので、是非参考にしましょう。なお、協会公認球は価格的に高額になります。
モルテン社製 0号球(型番:STS16SK)
モルテン社製 0号球(型番:SLD0PSK)
ミカサ社製 1号球(型番:D1)
ミカサ社製 1号球(型番:STD-1R)
ミカサ社製 2号球(型番:SD20)
ミカサ社製 3号球(型番:D3)
モルテン社製 3号球(型番:MSD3N)
ミカサ社製 3号球(型番:MGJDB)
ボール関連おすすめのグッズ
空気入れは、自転車や自動車の空気入れを代用(併用)されている方もいらっしゃいます。
ドッジボールのボールのまとめ
現在では、他国からの視察団も日本(JDBA)に訪れており、全国大会から世界大会まで開催されています。将来のオリンピックも決して夢ではありません。
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