ドッジボールとドッチボールのどちらが正しいの?気になる意味と歴史とは?
ドッジボールとは英語で「dodge ball」と表記されますが、その英語「dodge」の意味とは?「ドッジ」の語源は?漢字表記は球を避ける意味?当てるより避ける事が重要な理由とは?意外と知られていないドッジボールの歴史や漢字を含めた語源など、気になる情報をまとめて紹介します。
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公式ライター Activel_director
ドッジボールとドッチボールはどっちが正しい?
また、ドッジボールについて調べていると「ドッヂ」という表記も見受けられました。リサーチを通じて図らずも、3つの選択肢が生まれる事になりましたが、意味などに違いはあるのでしょうか?ドッジとは?ドッヂとは?ドッチとは?
それぞれの名称が使われる団体や商品などをまとめていきます。
ドッジボールとドッチボール?
・団体名:日本ドッジボール協会(JapanDodgeBallAssociation)
国際ドッジボール連盟(InternationalDodgeBallFederation)
・辞書:ドッジボールがメイン表記
・商品/作品:ドッジボールに関連する商品や書籍や漫画などの大半はドッジと表記
ドッジボールの国際的な活動をする団体名がドッジの表記を用いているため、ドッジボールが正しいと名称と言われる事が多くなっています。
ドッジボールとドッチボールは英語では?
ドッジボールとは和製英語であるという情報もあり、dodge ballが一概に同一の競技を意味するとは言い切れませんが、辞書の情報も合わせると英語表記はdodgeが正しいようです。
後半部が同じ綴りの英語「bridge(意味:橋)」「judge(意味:審判)」などを日本語的に発音すると「-dge」は「ッジ」と発音する事から英語の「dodge」は「ドッジ」と発音されるのが正しいようです。
ドッジボールとドッチボール~ドッチとは?~
「株式会社石山」の「マイカラーボール」という玩具用の製品は「ドッチボール」が製品名に使用されており、amazonや楽天などの通販サイトにて、玩具用のボールを「ドッチボール」と表記する事が多く見られました。そのため、「ドッチ」は玩具用のドッジボールを意味する言葉とも取れます。
ドッチボールのドッヂとは?
通販サイトなどでは「ドッジボール」と同一製品でも「ドッヂ」という表記が使われる事があり、混在しているようです。但し、通販サイトで「ドッヂ」が使われていても、販売元の公式サイトでは「ドッジ」という表記が製品名に使われているため、製品名としては「ドッジ」が正しいようです。
気になるドッヂビーという競技は何か?
「ドッヂビー」の歴史から見れば、「ドッジ」が「ドッジボール」固有の言葉を意味し、「ドッヂ」は「ドッヂビー」固有の言葉を意味すると言えます。
ドッジボールorドッチボールのまとめ
ドッジとは?
ドッチとは?
ドッヂとは?
まとめると?
いずれにしろ、最も有力な表記は「ドッジ」であり、「ドッジボール」が正式な名称と言えます。
ドッジボールの歴史を見る
前述した「日本ドッジボール協会(JDBA)」はドッジボールを競技化及び国際的な活動を推進しており、比較的競技となった歴史が浅い事から公式サイトより、競技化に関する情報は得る事ができます。反面、日本での競技化の前段や発祥については諸説ある事を前置きとさせて頂きます。
ドッジボールの発祥とは?
また、アメリカで流行していた「円形ドッジボール」が日本に伝わったという説や、ドイツの室内競技「ヘッズベル」が日本でアレンジされたという説もあり、どっちが発祥か定かではありません。アメリカの「円形ドッジボール」は現在の名称とも共通し、語源という見方もできます。
ドッジボールの歴史①
日本初の「円形デットボール」とは?
「日本ドッジボール協会」にも記述があり、前述したアメリカの「円形ドッジボール」が起源と言えそうです。名称が「ドッジ」から「デッド」に変わっていますが、これはボールを避ける事ができず、当たる事で「デッド(意味:死)」が連想される事から名付けられたと言われています。この時点では漢字と和製英語からなる名称だったようですね。
ドッジボールの歴史②
日本初の「方形デッドボール」とは?
1909年の避けるだけの「円形デッドボール」との繋がりは不明確ですが、年代、「デッド」という名称、「キャッチできず、避けるだけ」という共通点から、「ヘッズヘル」のアレンジに「円形デッドボール」が使われた可能性があります。
また、英語の「dodge(意味:避ける)」から漢字と和製英語からなる「方形ドッジボール」に改名されたと言われており、同時に漢字表記のみの「避球」という名が、この時に付けられたと推測できます。
ドッジボールの歴史③
日本初の「日清戦争」とは?
コートのない「ドッジボール」のような内容で避ける事に加え、キャッチが認められていました。「日清戦争」という漢字のみの名称で、「ドッジ」や「デッド」など、発祥の説や他の日本での説と名称の共通点がありません。この説に「ドッジボール」に関連する団体が一切触れていない事からも、現在の「ドッジボール」との繋がりは不明であり、単純に似た遊戯があったとも捉えられます。
一方、年代から見ると、避けるだけの「デッドボール」にキャッチが追加されるより前にできた遊戯である事から、全く関係ないと断言する事もできない説となります。
ドッジボールの歴史④
「デッド」から「ドッジ」へ
ドッジボールの漢字表記「避球」は、「デッドボール」が避けるだけというルールから「避ける」事が重要視され、漢字表記の「避球」とされたと考えられます。さらに漢字表記から「dodge(意味:避ける)」という英語が後から当てられ、「ドッジボール」に改名されたとすれば、漢字表記を含めた語源としての辻褄が合い、漢字表記が定められたのも、この頃と言えそうです。
他の漢字表記に「飛球」があるようですが、語源は明確ではありません。「飛ぶように避ける」事から漢字の「飛」が、または「球が飛び交う」事から漢字の「飛」が使われたなどが語源だと推測できます。どっちの漢字表記が正しいという事もなく、どっちも正しいとされているようです。
ドッジボールの歴史⑤
ドッジボールの競技化
現在では公式大会ルールも作られ、国内のみならず、国際大会やアジアカップも開催され、男女共に日本代表チームが活躍しています。また、幼児から小中高生、一般というカテゴリーも「日本ドッジボール協会」によって設けられており、カテゴリーに準じたドッジボールの大会も日々、開催されています。
ドッジボールの意外と知らない情報まとめ
また、「ドッジボール」が和製英語であるという情報も、英語「dodge」を「現代仮名遣い」に従い、和製英語した事で「ドッジ」という表記となり、「ドッジボール」が正式名称となったのでしょう。
日本でも歴史やスポーツ競技となってまだ日が浅いドッジボール。避ける事からキャッチするルールが加えられたのも約100年前と、古くからあったルールではありません。これからの発展にも期待できるスポーツと言えますね。
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