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降水量30mmはどのくらい?大雨注意報レベルの雨量の生活の影響とは?

降水量30mmはどのくらい?大雨注意報レベルの雨量の生活の影響とは?

降水量30mmは、激しい雨で歩行者は傘をさしても濡れ、自動車はワイパーを速くしても見づらく道路には水があふれブレーキの利きも悪くなり、相当注意しながら運転する必要があります。降水量30mmでは、大雨注意報が発令する可能性があり土砂災害や浸水害に注意し、避難場所や避難経路の確認をしましょう。

2024.04.02

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降水量30mmとは?

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降水量30mmとは、地表に降った水分が流出せずに溜まった水の量の深さが30mmのことで、天気予報用語では激しい雨になり、目安では台風が通過中の雨量の感じで道路に水があふれて川みたいになります。降水量は、雨・雪・あられ・ひょうの水分全般の体積に対し、降雨量は雨のみです。

降水量と降水確率は関係なく、降水確率が高くても降る量が多いわけではなく、降水量の予報は気象庁の降水短時間予報で確認できます。

降水量30mmの定義

1時間の降水量 天気予報用語 人の受けるイメージ
5mm~10mm未満 かなり本格的な雨
10mm~20mm未満 やや強い雨 ザーザー降り
20mm~30mm未満 強い雨 どしゃ降り
30mm~50mm未満 激しい雨 バケツをひっくり返したような雨
降水量30mmの定義は、地表に降った水分が流出せずに溜まった水の量の深さが30mmのことです。降水量は、10分間・1時間・1日と観測時刻までの一定の時間に降った水分の量を表し、単位はミリメートルですが気象庁では略してミリで発表されることが多く、小数点は切り捨てます。

降水量が1時間に30mmの目安は、1m四方の容器に3cm水が溜まり30Lの水分が降ってきたことになり、道路には水があふれ出ます。

降水量と降雨量の違い

降水量 雨・雪・あられ・ひょう
降雨量
降雪量 雪・あられ・ひょう
降水量と降雨量の違いは、降水量が雨・雪・あられ・ひょうの水分全般の体積に対して降雨量は雨のみの降る量です。降雨量は、雨量とも言いますが正式な気象用語ではなく、豪雨の予報で雨の量を強調する場合に天気予報で用いられます。

降雪量は、雪をヒーターで溶かした水分で計測しますが、天気予報であまり発表されることがなく雪が自然に積もった積雪量を発表することが一般的です。

降水量と降水確率

降水確率は、一定の時間内に降水量1mm以上の水分が降る確率のことで降水量とは関係ありません。降水確率は過去のデータから算出され、過去に気象条件が同じ状況が100回あり、1mm以上の雨や雪が90回降っていたら降水確率90%となるため、降水量の多さを示してはいません。

気象庁では降水短時間予報が発表され、6時間先までは10分ごとに、7時間から15時間までは1時間ごとの予報を確認できます。

降水量30mmと日常生活への影響

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降水量30mmでは、学生は自宅待機になる可能性があり通勤は相当注意する必要があるため、日常生活に影響を及ぼします。激しい雨で、道路は水があふれて川みたいに流れ足元の状態が悪くなり、視界も悪く周辺の音も聞こえにくくなり、歩行には十分な注意が必要です。

傘は、使用しても濡れることは避けられず風の影響次第ではかなり服や体が濡れてしまいレインコートが必要で、足元もレインシューズが必要です。

歩く人

降水量30mmでは、危険度が増しなるべく外出を避けたほうがよいですが、やむを得ず外出して歩く場合は相当注意する必要があります。長時間雨が降り続けば、道路が川みたいになり歩きにくく滑りやすいので、転倒するリスクが高くなり通常よりも歩幅を狭くしゆっくり歩きます。

激しい雨で、視界が悪くなったり雨音で周辺の音が聞こえにくくなったりするため、歩行者や自動車に注意しながら歩きましょう。

傘の使用の可否

降水量30mmでは、傘を使用しても確実に下半身が濡れ風の影響次第では全体が濡れてしまい、傘を使用する意味がなくレインコートが必要です。布の傘は、1時間に降水量20mmに耐えられる目安で作られ30mmになると縫い目から漏れる可能性があり、ビニール傘は骨組みが弱くレインコートのほうが安全です。

道路は、排水能力を超え水があふれる状態で、レインシューズを使用しなければ足元はびしょ濡れになります。

降水量30mmと乗り物への影響

降水量30mmでは、自動車の運転はワイパーを速くしても見づらく、道路には水があふれハンドルやブレーキの利きが悪く、高速道路ではハイドロプレーニング現象が起きるため、十分に注意して走行する必要があります。鉄道は、長時間雨が降り続く場合や運行区間の状況次第では運休します。

飛行機は、雨の影響だけなら豪雨で視界不良にならなければ運行しますが、強風や積雪の場合は欠航の可能性が高まり要注意です。

自動車

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降水量30mmでの自動車の運転は、視界が悪くなり十分に注意して運転し無理しないことが大切です。降水量20mm以上からワイパーを速くしても見づらく、普段以上に歩行者や車両に気を配りながら運転する必要があり、かなり視界が悪い場合は安全な場所に移動して雨が弱くなるまで待ちましょう。

高速道路では、ハンドルやブレーキが利かなくなり事故のリスクが増え、一般道でも冠水に注意しゆっくり走行します。

鉄道

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降水量30mmでの鉄道の運行は、状況次第で運休になる可能性があります。鉄道は、どれくらいの雨から運休の基準になるかといえば、降水量40mm以上か連続降水量300mmが基準の会社が多いですが、土砂災害の危険や川の増水がある地域や運行区間の状況次第では、基準以下でも運転中止です。

鉄道は雨だけの基準以外に、風が風速25m以上の場合や激しい雷鳴がある場合も運休するため総合的な判断が必要です。

飛行機

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降水量30mmでの飛行機は、一時的な豪雨で視界が悪くならない限りは運行します。飛行機は、雨に強く風に弱いため視界が確保されるなら雨での中止はほとんどなく、雨天時では横風が風速約12m、追い風が風速約8mが運休の目安になり雨よりも風で運休することが多いです。

降雪の場合は、視界不良や積雪量の状態次第では運休し、飛行機の除雪作業に時間が必要で遅延が積み重なり運休する場合もあります。

降水量30mmと災害

降水量30mmの注意報・警報

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予想される状況 1時間雨量の目安 3時間雨量の目安
大雨注意報 災害が起こるおそれがある 20mm以上 40mm以上
大雨警報 重大な災害が起こるおそれがある 40mm以上 80mm以上
大雨特別警報 何10年に1回の災害が起こるおそれがある 150mm以上
降水量30mmでは、地域で目安が違いますが大雨注意報や洪水注意報が発令される可能性があり​、長時間降り続くことが予想される場合は警報が発令されます。大雨注意報では土砂崩れや道路の冠水、洪水注意報では河川の増水や氾濫が起こるおそれがあり気象庁や内閣府では警戒レベル2に指定されています。

警戒レベル2では避難行動の確認が指示され、ハザードマップによる災害の確認と避難先や避難経路を確認し準備しましょう。

降水量30mmで確認しておくこと

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降水量30mmでは、雨が降り続けば大雨警報が発令されるおそれがあり避難する確認と準備が必要です。自宅に浸水のおそれがある場合は、土のうが必要ですが自治体で用意する場合もあり確認してみましょう。雨具は、傘ではなくレインコートやレインシューズを用意します。

防災グッズでは、食料・水・懐中電灯・防水ラジオ・電池・使い捨てカイロ他を確認し、スマホ・携帯電話・モバイルバッテリーの充電も確認しましょう。

降水量30mmは警戒が必要

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降水量30mmは、一時的な夕立やゲリラ豪雨ではそれほどの影響はありませんが、台風や長時間雨が降り続く場合は大雨注意報や警報が発令され警戒が必要です。地域の状況次第では、土砂災害や道路の冠水、河川の増水が起き避難する可能性が高くなります。

大雨の情報は、気象庁の早期注意情報・キキクル・降水短時間予報で早めに確認しましょう。

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