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これから始めるアジング入門!初心者向けに仕掛け・タックル含めて基本を解説!

これから始めるアジング入門!初心者向けに仕掛け・タックル含めて基本を解説!

アジ釣りと言えばサビキ釣りが定番でした。しかし、ここ10年程でアジングという新ジャンルが確立されました。聞きなれない言葉に戸惑われる初心者が居るかもしれませんが、ご安心ください。これからアジングを始める初心者のために、仕掛けやタックルの解説をしていきます。

2021.12.30 釣り

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アジングは初心者には難しいの?

アジ釣りといえば、以前はファミリーフィッシングの代名詞のように言われていました。釣り方は釣り初心者でも比較的簡単な「サビキ釣り」が主流で、ジギングから派生した疑似餌を使う〇〇ング系の釣り方をアジに取り入れたのは、瀬戸内海のメバル釣り師たちだと言われています。メバリングから派生したアジングは多少のスキルは必要ですが、生餌を使わず道具も少ないため、初心者でも始めやすい釣りの1つです。

アジングの基本

アジングとは

小さなソフトルアーと小さなジグヘッドの組み合わせタックルでアジを釣り上げるのがアジングです。その始まりは夜釣りのメバリングをしていた時に外道としてアジが掛かることに気付き、始まった釣りだと言われています。近年では人気も高まり、使用する疑似餌も専用品が各メーカーからリリースされ、金属製ルアーなども使用されるようになりました。

多少の知識とテクニックは必要ですが、アジングのタックルはとても簡単です。極端に言えばロッドとリールと疑似餌があれば釣行可能な、初心者でも入門しやすいお手軽な釣りになります。

アジングの特徴

元々メバリングから派生した釣り方であることから、主流は夜釣りです。釣り場は常夜灯などがある堤防周りで、光に集まるプランクトンなどを捕食しに来たアジを釣り上げます。

タックルは食い込みの良い柔らかめのライトタックルになります。ライトタックルが良い理由には2つあり、1つはちょんと軽く当たる前アタリを感じて口でルアーを弾かないように合わせるため、もう1つは、口の柔らかいアジが口切れを起こさないようにするためです。柔らかめのロッドで確実に仕留めましょう。

アジングロッドの基本

様々なタイプの硬さと長さ

ほとんどのロッドには硬さの表示があり、柔らかいものからUL・L・ML・M・MH・H・XHと徐々に硬くなっていきます。この中でアジングロッドはULからMほどの硬さのものを使います。

長さに関してはベリーショートの4ft台からロングレングスの7ft台のものまで様々ですが、オーソドックスタイプは6ft台のもので、メートル換算で1.8mほどのものが扱いやすいとされています。

使うジグヘッドが0.5gなどの軽量であるため、しなやかに曲がるロッドでなければ初心者にはキャスティングも難しいでしょう。ターゲットのサイズによっては取り込みができないほどの曲り方をすることがあります。ターゲット魚のサイズを把握してロッドの強度やタイプを選びましょう。

初心者におすすめのアジングロッド6選

今回は「初心者」におすすめのアジングロッドを選出しました。初心者が入門用の一本として購入するのに最適な価格、使い勝手などを考慮したチョイスになっています。

1:月下美人の血統を受け継ぐ「ダイワ68L-S」



ダイワ

アジング用ロッド68L-S

■ロッドの仕様
・全長:2.03m
・仕舞:105cm
・継数:2本
・自重:59g
・先径/元径:0.8mm/8.8mm
・ルアー重量:0.5〜8g
・適合ラインナイロン:1.5〜4lb
・適合ラインPE:0.1〜0.4
・カーボン含有率:97%

オーソドックスなアジングロッドからすると少し長めの約2mのロッドです。メインは1~2gのジグヘッドですが、レングスが長い分キャロなどにも対応可能なタイプで、価格も1万円以下と初めてのアジングロッドに最適な1本です。ロッド硬度は(L)ですが、若干バットの硬さが強めで、思わぬ大物にもあわてずに対応できる作りになっています。バランスの良いオールマイティタイプのアジングロッドです。

2:素早く探る「ダイワ月下美人55UL-S」



ダイワ

月下美人:55UL-S

■仕様
・標準全長:1.65m
・継数:2本
・仕舞:86cm
・標準自重:55g
・先径:0.7mm
・元経:7.4mm
・ルアー重量:0.3−5g
・適合ラインナイロン:1〜3lb
・PE:0.1〜0.3号
・カーボン含有率:94%

わずと知れた名竿「ダイワ月下美人」シリーズの1本です。柔らかくしなやかなショートサイズロッドは、初見の堤防などで様子を見ながらランガンするのに適しているために、素早く、手返し良く場の状況を探ることができます。55gという短く軽いボディーのために、ジャーク中だけではなく、フォールやステイ中の小さなアタリにも敏感に反応してくれるため、初心者でもかなりの釣果が望める入門者用仕様になっています。価格もリーズナブルなおすすめの1本です。

3:気軽に手軽にどこでもアジング「ダイワリバティークラブ5105TLFS」


ダイワ

リバティークラブ:5105TLFS

■仕様
・標準全長:1.78m
・仕舞:44cm
・継数:5本
・標準自重:100g
・先径:1.5mm
・元径:10.9mm
・対応ルアー:0.8~10g

釣り初心者がアジングに限らず釣りで腕前を上げようと思えば、場数を踏むのが一番です。このロッドはルアーロッドには珍しい振り出しタイプのロッドで、仕舞い寸法が44㎝と短いサイズであることから、携帯しやすくどこにでも持ち運ぶことのできるロッドです。もちろん設定負荷重量以内であればどんな釣り方にも対応できます。元々は手軽にルアーを投げられるように開発されたシリーズなのですが、5105TLFSに関して言えばアジングに十分対応できる仕様になっています。ただし、負荷設定最軽量の0.8gのジグヘッドでは少し扱いづらい硬さがありますので、1.2gくらいからが初心者には使いやすいでしょう。

4:シマノのテクノロジーが光る「19ソアレBBアジング S610L-S」



シマノ

19ソアレ:BBS610L-S

■仕様
・標準全長:2.08m
・仕舞:106.5cm
・継数:2本
・標準自重:70g
・先径:0.8mm
・対応ルアー:0.5~12g
・適合ライン:
 PEライン:0.1~0.6号
 ナイロン・フロロライン:1.5~4lb
・カーボン含有率:98.8%

シマノの上位機種に採用されている「高感度リールシート」を採用していて感度の良い、シマノこだわりの1本です。初心者が最初の1本に選んで、そのまま上達しても使い続けられる良品です。

5:安価ながら人気の高い「シマノソルティーアドバンス AJING S610L-S」

シマノ

19ソルティーアドバンスS610L-S

ソルトルアーフィッシングゲームに特化した「ソルティーアドバンス」シリーズ25本の中の1本です。アジング用ロッドはS64UL-Sも出ていますが、おすすめはS610L-Sです。

より繊細な釣りをするのならばS64UL-Sがおすすめですが、ある程度オールマイティに使える硬さとしなやかさのあるS610L-Sは港内の探り釣りから遠投までなんでもこなします。1万円以下のロッドでは最強のコスパを誇る1本でしょう。

仕様

全長(m): 2.08
仕舞寸法(cm): 106.5
自重(g): 67
適合ルアーウェイト(g): 0.5~12
適合ライン: PE(号) 0.1~0.6/ ナイロン(lb) 1.5~4  

6:コスパ最強「タカミヤREAL METHOD AJING-GRII 610S」



タカミヤ

REAL METHOD AJING-GRII 610S

釣具のポイントを運営するタカミヤは、安価で品質の高い釣り具を送り出しているメーカーです。そのタカミヤの中ではハイクラスなアジングロッドがREAL METHOD AJING-GRII 610Sですが、1万円を切るアジングロッドなので、他メーカーのエントリーモデルほどの値段で買えてしまいます。好評だったAJING-GRの後継機としてカーボン素材から見直したこのロッドは、足元から遠投までなんでもこなす優れもの。初心者の入門用ロッドに最適です。

仕様

全長:2.09m
自重:86g
ルアー重量:0.6~8g  

初心者におすすめのアジング仕掛け

おすすめのジグヘッド

ケース付きワームセット1.95in-2.91in

6,001円
(税込・参考価格)

回遊魚であるアジは、元々オキアミ類などを主食として回遊する魚だったと言われています。しかし沿岸部を回遊するうちにプランクトン食に移行してきました。したがって魚食性が強いと言っても、サイズの大きい魚に挑むことはありません。

当然ソフトルアーを飛ばすためのジグヘッドは小さければ小さいほどアジに対するアピールは強くなります。具体的には、0.3gから2gほどのものがおすすめです。加えて遠投が必要な場合や、風の影響が強い場合用に3gのものを用意しておくのも良いでしょう。

おすすめのワーム

ワームに関しては「これが絶対」というものがありません。実際にビニールテープの切れ端で釣れることもあります。しかしある程度の釣果をのぞむためには、アジの食い気や場の状況に応じたワームチョイスが必要です。

初心者が最初に購入するワームは2.5インチから3.5インチほどのオーソドックスなアジング用ワームで良いでしょう。大きさを2~3種類、シルエットを2~3種類用意しておけばほとんどの釣り場で対応可能です。それよりも意識してチョイスしたいのがカラーです。

カラーはベイトに合わせたナチュラル系、原色系のソリッド、蛍光塗料の塗ってあるグロー系、紫外線に反応して光るケイムラ系等の中から、その場の状況に合ったものをチョイスして使用します。もちろん生き物相手ですから基本通りにならないこともあるので、実釣時に色々試してみましょう。

アジングワームの基本カラーの選び方
天候 水質 時間帯
ナチュラル 晴れ~曇り 昼間
ソリッド 晴れ~曇り 弱濁り~良 昼間
グロー 曇天 弱濁り~濁り
ケイムラ 曇り~曇天 弱濁り~濁り 夕~夜~朝

おすすめのジグ

ソフトワームの飛距離では物足りない時や、フグの攻撃をかわさなければならない時など、金属製のルアーを使う方法も最近では人気です。

マイクロジグと呼ばれる1gから3gほどのアジング用メタルジグが人気で、形状は普通のメタルジグの小型版のものから、スプーン状のものまで様々です。ソフトワームと違い金属の塊ですのでティップ乗りがよく、驚くほど飛距離が出ます。また深場に沈んでしまったアジの群れなどに直撃させることが可能ですので、状況に応じて使用してみましょう。

初心者のための基本テクニック

アジングの基本は「ジグ単」です。軽いアジング用ジグヘッドに3インチ前後のスモールサイズのアジングワームを取り付けたものでアジを釣り上げます。初心者用テクニックの紹介はこのジグ単をベースに紹介いたします。

ただ巻きで釣る

アジング初心者がまず覚えなければならないテクニックが「ただ巻き」です。アジングジグを投げて巻く。ただこれだけなのですが、アジの居るレンジを曳くことができればこれだけで結構な釣果が望めます。リーリングスピードの基本は1秒1回転。まずはゆっくりと巻きながらアタリを待ちます。

ただ巻きのコツは2点あり、1つ目はきちんとカウントして「タナ」を取ることです。着底までのカウントをして、まずはボトム付近を探りましょう。これでダメなら次に着底までの半分ほどのカウントでリーリングを始める中層曳きを試し、着水から1~2秒で曳き始める上層曳きへとタナを変えていきます。アタリが出たらそのタナを集中的に探りましょう。

もう1つのコツは「リーリングスピード」を一定に保つことです。例えば2500番手ほどのリールですとハンドル1回転で約70㎝ほど巻けます。この秒速70㎝ほどがアジの好奇心をくすぐるスピードと言われています。これでもしボトム付近を探るときに根掛かりが多発するようでしたら、ジグヘッドを軽くするかリーリングスピードを少し上げるかの調節をしましょう。

海面とジグが平行になっていることが大事です。また、時々リーリングの手を止める「ストップ&ゴー」も有効な巻き方ですので、ただ巻きでこなければこちらも試してみてください。

フリーフォールで釣る

アジの活性が高い時は「フリーフォール」がおすすめです。簡単に言えば何もせずにボトムまでルアーを落としていき、その途中で食ってくるアジを仕留める訳ですが、これにも少しコツがいります。

ジグの動きは前後左右から力が掛からず、水面から垂直に落ちて行くのが理想です。つまり自重でのみ沈んで行くようアクションさせます。まず着水したらラインメンディングをして糸ふけを取ります。すぐにベイルを起こし、ラインをフリーで出してやりましょう。アタリが来たらベイルを倒して合わせますので、必ずラインメンディングが必要になります。

テンションフォールで釣る

次は「テンションフォール」です。これは先ほどのフリーフォールとは違い、ジグに軽くラインテンションが掛かった状態で沈めるテクニックです。ジグヘッドが着水したらすぐにラインメンディングするのはフリーフォールと同じですが、ここでラインを緩めずにフォールさせていくのがテンションフォールです。釣り人に向かってカーブを描きながら沈むことからカーブフォールとも呼ばれるテクニックです。

ラインのテンションが掛かった状態でフォールさせているためにフリーフォールよりゆっくり沈みます。ゆっくり沈むイコール良く釣れるとは限りませんが、常にテンションが掛かっている分、合わせ遅れが少ないメリットがあります。

アクションで釣る

ただ巻き時のストップ&ゴーや、フリーフォール時に急にロッドを立ててテンションフォールに移行させたりと、今まで紹介してきたテクニックの複合技を使うことでアジの食いが良くなることがあります。コツとして覚えておきましょう。

その他初心者が覚えておくとよいテクニックに「トゥイッチ」があります。やり方は簡単で、竿先をプルプルと震わせるだけです。沈めたワームを持ち上げるのにちょんちょんちょんとアクションを付けます。持ち上がった分だけリールを巻くと水中でブルブル震えながらワームが泳ぐので、その振動でアジを寄せるテクニックです。

おすすめのアジング仕掛けテクニック

沖の底狙いなら「スプリットショットリグ」

釣り場のコンディションによってジグ単だけでは攻めきれないことがあります。そんな時に仕掛けのテクニックを一つ持っていると釣りが楽になります。

スプリットショットリグはジグヘッドの上方にスプリットシンカーと呼ばれる3gほどのオモリを取り付けるだけの簡単な仕掛けです。飛距離が稼げるのは当然のこととして、強風時に狙いどころに落としたい時や、ボトム付近で溜まっているアジにいち早くジグヘッドを届けたい時などに重宝します。

スプリットショットリグを使うタイミング

①活性の良いアジが沖の深場にいる時 

②風が強い時 

③潮の流れがきつい時

根掛かりに強い「ダウンショットリグ」

バス釣りをかじったことがある方が、ダウンショットリグが根掛かりに強いと聞くと疑問に思われるかもしれません。確かに元々ブラックバス釣り用に考えられたこの仕掛けは、沈降木などが多い場所では根掛かりが多く手返しが不利になります。しかしアジングフィールドではそのデメリットはあまりありません。

それよりも遠投が効き、常に同じタナを攻めることができるため、メリットの大きい人気の仕掛けです。

その他有効なリグ(特徴のみ)

アジング初心者には少し難しい仕掛けになりますので、ここでは名称と特徴のみを紹介しておきます。

スプリットシンカーリグより更に飛距離を稼ぎ、ゆっくりとルアーを沈めたい時に使うのが「キャロライナリグ」です。専用のキャロシンカーを使います。

キャロライナリグよりさらにゆっくりと深場まで探る時に使うのが「フロートリグ」です。シンカー部分にフロートを付けてその重さで飛距離を稼ぎつつゆっくりとルアーを沈めることができます。

状況に合ったタックルで爆釣を狙おう!

アジングは究極、ロッドとラインと疑似餌の3つがあれば成り立つ釣り方です。また最近は「居着き」のアジが1年を通して、時期を選ばず釣れる場所もあります。釣り初心者が入門しやすい釣りですので、ご自分のフィールドと腕前に合ったタックルを装備して爆釣目指して出かけましょう!

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