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アオリイカの生態とは?釣れる時期や時間帯を知って釣果アップを目指せ

アオリイカの生態とは?釣れる時期や時間帯を知って釣果アップを目指せ

アオリイカの生態は、雄と雌で異なりますが、日本全国の海に生息し、海水温が16度以上になる春~初夏の時期に活動が活発化し寿命は、1年ほど。アオリイカの釣れる時期は、親イカが狙える春~初夏と子イカが狙える秋。アオリイカの生態を理解したおすすめの釣りの時間帯はエサが豊富な朝と夕方です。

2022.04.19 釣り

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hiro0716

元体育会系でWEBライターのhiroです。大学卒業までの10年間、陸上競技に打ち込んでいました。今もフルマラソンを走ったりと健康の為に運動を続けています。筋トレやトレーニング方法、食事管理などスポーツ経験者としての知識も提供可能です。また、スポーツ観戦も大好きですので、様々なスポーツの魅力を伝えていければと思います。


アオリイカの生態を知ろう!

学名 Sepioteuthis lessoniana
和名 アオリイカ(障泥烏賊)
分類 ヤリイカ科・アオリイカ属
生息地域 北海道以南
大きさ 30~40cm
産卵時期 春~初夏
寿命 約1年

アオリイカは、寿命が1年と短いですが秋は子イカが釣れる時期で春~初夏は大型サイズの親イカ釣りが楽しめます。オスとメスでも生態が異なり、メスは警戒心が高く産卵期はオスが先に釣れてしまうとメスは危険を感じて身を潜めてしまいます。魚とも異なる生態がたくさんあり、アオリイカ釣りを始める初心者の人や普段から魚釣りを楽しんでいる人も生態を理解して釣果アップを目指しましょう。

アオリイカのオスとメスの生態

アオリイカのオスとメスは、生まれて10cm程度までは見分けにくいですが大きくなると背中の模様が変化する特徴的な生態を持っていて、オスは横線が入ったシマ模様でメスは斑点のあるドット柄となり背中の模様で見分ることが可能です。

産卵期は群れで行動する習性もありメスが先に釣れるとすぐ近くにオスが寄ってくるためメスの後にオスが釣れやすくなりますが、オスが先に釣れるとメスは警戒心が高く姿を隠しやすくなります。

アオリイカの生息地

アオリイカの生息地は広く北海道以南の沿岸で釣ることが可能です。アオリイカは暖かい海を好む傾向があり日本海側では福井県から九州まで生息地域は広く釣れる場所も多くあります。太平洋側では、東北北部の青森や岩手県でも釣れる場所がありますが、寒流が流れてくると釣れにくくなるため東北では9~10月が狙える時期となります。

アオリイカの呼び名

アオリイカの呼び名は、生息している地域で異なり九州ではミズイカと呼ばれ、四国の愛媛や高知ではモイカ静岡県の沼津周辺ではバショウイカと呼ばれています。

ミズイカと呼ばれている理由は体が透明で水のように透き通る姿をしているからで、モイカと呼ばれる理由は海藻のたくさん生えている場所に潜んでいることが多いからです。バショウイカの由来は、体の形がバショウの葉の形に似ているからと言われています。

アオリイカの適水温

アオリイカの釣れやすい適水温は、温かい水温を好む生態があるため20~30度です

アオリイカは、寒さに弱く15度以下の水温になると沖の深場に移動し沿岸からは釣れなくなりますが、16度以上になると捕食活動が始まり釣れ始める時期で海水温が20度を超えると活発に動きエサの食い付きもよく、初心者でも簡単に釣りが楽しめるハイシーズンになります。海水温が30度を超えると暑くて食欲もなくなり釣れなくなります。

アオリイカの活動時間

時間帯 釣りやすさ
朝マヅメ ★★★★☆
日中 ★★☆☆
夕マヅメ ★★★★☆
★★★☆☆

アオリイカの活動時間は、朝マヅメと呼ばれる日の出の前後1時間と日没前後1時間の夕マヅメに活発に動くため夕方~朝方の時間帯です。

アオリイカが活発に動く朝と夕方は、小魚のエサとなるプランクトンが動き出す時間帯で、小魚をエサとするアオリイカもエサを求めて活発に動き出し、エギングでの釣りに期待ができます。日中は活動が少ない時間帯ですが、潮が動く場合はエサとなる小魚も集まりやすく潮が動くときは釣ることも可能です。

アオリイカの最大サイズ・大きさ

アオリイカは、赤イカ、シロイカ、クワイカと生息地で3種類に分類されていて、なかでも大きく成長するのが赤イカです。
アオリイカの生態ではオスが大きく成長しやすく一般的なサイズは30~40cm程度になりすが、九州以南の暖かい地域に生息地がある赤イカは大きく40cm以上の大型サイズが狙えます。最大サイズは50cmを超える場合もありレッドモンスターと呼ばれイカ釣りの人気ターゲットになります。

アオリイカの産卵時期と産卵場所

アオリイカの産卵時期は、海水温が上がる時期で春~初夏です。アオリイカは海水温が16度以上になると産卵シーズンとなり産卵場所を求めて沿岸に近づいてきます。アオリイカの産卵場所は、外敵から卵を守る理由もあり海藻やサンゴの根元になります。アオリイカの生態は特徴があり素手で触れるとやけど状態になり死んでしまうため、産卵時期に釣れた親イカをリリースする場合は注意しましょう。

アオリイカの寿命

アオリイカの寿命は、夏に生まれてた子イカは春には産卵時期を迎え産卵が終わると息絶えてしまうため、個体差もありますが1年程度になります。

アオリイカの寿命は1年程度と短いですが成長スピードが早く孵化した子イカも食欲旺盛で積極的にエサに食い付き短期間で1kg以上の大きさに成長します。アオリイカの生態を知って数が増える時期や釣れない時期を理解すると釣果を上げることが可能です。

アオリイカの視覚

アオリイカの視覚は、海の生物の中では珍しく視力や視野が高く海中では20~30m先まで目で見て判断が可能です。ルアー釣りで狙える魚は目で獲物を捕らえずに水中の振動を感知して判断していますが、アオリイカは目で追って獲物の位置を判断しています。アオリイカの生態とし視力や視野も高いですが、色の識別はできておらず見ている景色は白黒の世界となります。

アオリイカのエサと捕食行動

アオリイカのエサは、エビやアジ、イワシの甲殻類や小魚となります。アオリイカの生態は特徴的で高い視力を持っていて動きに敏感でエギングを使ってエビや小魚に見せたアクションで狙うことが可能です。捕食行動は狙った小魚やエビの背後に忍び一気に触腕を伸ばして抱きかかえてエサを捕まえますが、警戒心が高く狙ったエサに不信感を感じるとイカパンチと呼ばれるエサをたたいて確認する特徴的な行動をします。

アオリイカの習性

アオリイカの生態では、同じ場所に根付く習性はなく広い海域を動く回遊性があり行動するときは群れで動く習性があります。アオリイカは群れで動くため釣れている人の近くで釣りをすると釣果が期待でき、釣り場にイカの吐いたスミが残っているポイントはイカが釣れている証拠となりスミの跡がたくさん残っている場所は釣果が期待できるポイントです。

アオリイカの天敵

アオリイカの天敵は、海生哺乳類のイルカや青魚のブリやハマチで自分より体の大きい魚です。アオリイカも肉食でアジやサバの小魚を捕食しますが、自分以上に体の大きいブリやハマチの青魚に狙われることが多く生まれて間もない小型のときは天敵となる魚が多く存在しています。産卵時期は卵を産むため海藻付近に姿を見せますが天敵となる太刀魚やウツボに狙われやすく、太刀魚が釣れる時間や場所は姿を隠し釣れなくなります。

アオリイカ釣りのおすすめの時期・シーズン

アオリイカが釣れるおすすめの時期は、親イカが釣れる春~初夏と子イカが釣れる秋です。アオリイカの生態は1年と短い期間で寿命を迎えるため、釣れる時期を理解することが釣果アップにつながります。引きが強く大型サイズを狙いたい人は春の親イカがおすすめで、数釣りを楽しみたい人は秋の子イカ釣りがおすすめです。

親イカが釣れる時期

親イカが釣れる時期は、産卵場所を求めて沿岸に近づいてくる春~初夏になります。アオリイカの生態は、成長した親イカは海水温が高くなると産卵を始めるため暖かくなる春~初夏に深場から異動し産卵場所を探して接岸してきます。
親イカは、サイズも大きく1kg~3kgまで成長し産卵前は食欲も旺盛で産卵場所となる海藻や海藻の岩場をエギングで狙うと初心者でも大型サイズの親イカを釣ることが可能です。

子イカが釣れる時期

子イカが釣れる時期は、夏に孵化して生まれて成長し始める秋が釣れる時期になります。
アオリイカの寿命は1年と短く夏に生まれたイカは秋になると15cm~20cmに成長しエサを求めた子イカが釣れ始めます。子イカの生態は親イカと異なり警戒心が低く食欲旺盛でエサを求めて広範囲に姿を合わらすため、エギングでも簡単にアタリが狙えて初心者でも数釣りを楽しむことが可能です。

アオリイカのおすすめの調理法

アオリイカはイカの王様と呼ばれるほど味がおいしく、いろいろな調理方法も楽しめますがおすすめの調理法は次の2つです。

・生食
・揚げ物

アオリイカの身は甘くて柔らかく味と食感が楽しめるため、刺身や天ぷらでおいしく食べることができます。特に秋に釣れる500g~1kg未満の子イカは甘みが増しておすすめです。アオリイカの生態を理解するだけではなく、おいしい食べ方も理解してイカ釣りを楽しみましょう。

おすすめの調理法①生食

アオリイカは、身が甘く柔らかくておいしく釣った新鮮な場合は生食で食べる刺身がおすすめの食べ方です。

刺身で食べる以外に塩辛や沖漬けはご飯のお供やお酒のつまみになり人気の食べ方になります。アオリイカを生で食べる場合は、アニサキスに注意が必要ですがマイナス20度以下で24時間冷凍するか、細く細かくカットすることでアニサキスが死滅するため生でも安心して食べられます。

おすすめの調理法②揚げ物

アオリイカの身は、火を通しても硬くならずに食感が楽しめる天ぷらやイカリングの揚げ物がおすすめの食べ方です。アオリイカの天ぷらは、身の部分だけではなく吸盤のゲソも天ぷらにすると硬さが気にならず食べることができ、身の味が濃いためシンプルに塩だけで食べると甘みが際立ちます。イカリングはイカの食感と衣をつけて揚げたサクサク感がおいしく、子どももおいしく食べられる人気の調理法です。

アオリイカの生態を理解し釣果を上げよう!

アオリイカは、春~初夏が産卵を控えた大型サイズの親イカが狙える時期で秋は卵から孵化した食欲旺盛な子イカが釣れる時期となります。

おすすめの時間帯は、日の入1時間前後の朝マヅメと日没前後1時間の夕マヅメでエサとなる小魚が集まる時間帯です。アオリイカは魚と異なる生態を持ち獲物を目で判断して狙うためエギング釣りが楽しめます。アオリイカの生態や習性を理解して釣れる時期や場所を把握して釣果を上げましょう。

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