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秋エギングは子イカ狙いで爆釣?イカのサイズに合わせた釣り方とタックル選びを解説

秋エギングは子イカ狙いで爆釣?イカのサイズに合わせた釣り方とタックル選びを解説

1年の内で最も数釣りが見込めるのが秋イカエギングです。この爆釣を狙える秋のシーズンでエギングを攻略するために必要なタックルや釣り方のコツをご紹介します。秋の食欲旺盛で若い秋イカをゲットするためのノウハウを押さえてエギングシーズンを楽しみましょう。

2022.04.10 釣り

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公式ライター
kuma10


秋イカエギングは10月頃からが旬

自然を相手に釣りをしているとというものを感じます。それは味であったり量であったりしますが、アオリイカ釣りの場合、秋にかけて沿岸部からのエギングで圧倒的に数量が上がる旬な時期となります。毎年水温が下がり始める10月頃から始まる秋イカエギングは、初心者にも釣りやすく数釣りを目指すことができます。

秋イカエギングの大きなメリット

なぜ秋イカは数釣りができるのでしょうか。それは圧倒的に数が居るからです。春に産卵のため沿岸部にやってきた親イカから産み付けられた卵は初夏に孵化します。そして無数の子イカたちはそのまま海水温の高い沿岸部に残り採餌にいそしみます。なぜなら深場では肝心の餌が少ないうえ、自身が他の魚食魚の餌食になってしまう危険があるからです。

体を大きくする作業をする間、アオリイカは沿岸部にとどまり続けますから、秋の子イカは数量が多いのです。

初心者にも釣りやすい秋イカ

夏から秋にかけて子イカは餌を荒食いし体を大きくします。これは自分が魚食魚などからターゲットにならないよう、早急に大きくなる必要があるからだと言われています。

しかもまだまだ産まれたての経験の少ない子イカです。つまりエギなどへの警戒心も低くアタックも積極的になるということです。エギング初心者の仕掛けにも掛かりやすいのが秋イカの特徴でありメリットでもあります。

秋イカエギングに必要なタックル①ロッド

秋イカのシーズン当初のアベレージサイズは約300g前後です。もちろん異常に大きくなる個体もいますが、それは稀です。まずは子イカの小さいアタリも取れ、抜き上げるバット強度の高いロッドを選びましょう。また、数釣りを目指す釣りですので、手返し良く1日中振っても疲れないロッド重量も大切な選定ポイントです。

おすすめの秋イカエギングロッド

ダイワ

エメラルダス MX・E 79L-S・E

全長:2.36m
継数:2本
仕舞:122cm
自重:85g
先径:0.8mm
元径:11.9mm
エギサイズ:1.8〜3.0号
適合ライン:0.2〜0.6号

ロッドはメーカーごとに多少の違いはあるものの、ロッド表記L~MLのものを選ぶのがおすすめです。

特におすすめなのがダイワのエメラルダスシリーズの中から79Lです。手返しの良い短めの79サイズと相まってティップはしなやかで粘りがあります。秋イカエギング用の小型のエギから3号エギまで投げられる優れものです。2万円台で購入できるコスパの良さもあり、人気の1本です。

短竿の利点

秋イカエギングではターゲットを目で見て釣るという、いわゆるサイトフィッシングが使えるシチュエーションが多々訪れます。70〜80サイズまでのショートロッドならば取り回しが楽で、探るという作業が簡単にできます。

秋イカはショートロッドで攻める!

1日中振っていても疲れず、また足元など近くのターゲットも狙いやすいショートロッドがおすすめ!

秋イカエギングに必要なタックル②リール

いろいろな秋イカ指南書を見ると2500番手から3000番手ほどのリールを推奨しているものが多く、オールシーズンでの併用までを考えたチョイスだと思われます。

秋イカ特化ならズバリ2000番手のS(シャロー)が良いでしょう。近年のエギングは細く軽いPEラインを使用することがほとんどで、シャロースプール仕様のリールならば溝が浅くても充分な巻き量が得られます。結果的に軽く、巻きグセの少ないタックルが組むことができます。

おすすめはダイワフリームス2000S



ダイワ(DAIWA)

18フリームス LT2000S-XH

7,700円
(税抜・参考価格)

リールサイズ:2000
自重:190g
最大ドラグ力:5kg
標準巻糸量
 ナイロン:3lb、150m
 PE:0.4号、200m
巻取り長さ:81cm
ギヤー比:6.2

185gの軽量リールにも関わらず、PEライン0.4号が約200m巻ける大型スプールが魅力です。シャロータイプのスプールですのである程度の遠投も効きますし、砂噛みの少ないマグシールドで防砂対策もバッチリと至れり尽くせりのリールです。価格も1万円を少し超える程度で、コスパも最高です。

秋イカ特化なら2000Sがおすすめ!

大型の春イカまで併用しないのであればリールは小型のものが使いやすい。ラインの巻き直しまで考えると秋イカは専用リールを使おう!

秋イカエギングに必要なタックル③PEライン



バリバス(VARIVAS)

アバニ エギング マックスパワーPE X8 150m

3,465円
(税抜・参考価格)

号数:0.6号
撚り数:8本
ポンド数:14.5
巻量:150m

現在でも糸付きリールに巻かれているラインのほとんどがナイロンラインですが、秋イカエギングでのおすすめはPEラインです。ナイロンやフロロカーボンのラインが単線であることに比べ、PEラインはポリエチレンの細いラインを撚って作られているため、しなやかで軽く、強力なラインになっています。

PEラインはナイロンラインなどに比べ伸び率が低く、飛距離も出て、おまけに小さなアタリを逃さないメリットがあります。

PEラインに適したおすすめのショックリーダー


DUEL(デュエル)

エギリーダー 30m 1.75号

素材:フロロカーボン
全長:30m/1.75号
標準強力:7Lbs

伸び率が低いメリットのせいで、PEラインは荷重が急激に掛かるとパチンと断裂してしまいます。またその材質のせいで根ズレにも弱く、海底の石などに擦れないように使用しなければなりません。

そこでショックアブソーバーとなるリーダーが必要になります。ナイロンやフロロカーボンのPEラインと同等の強さを持つラインを60cmから1mほど道糸の先端に結束しましょう。

リーダー強度は道糸強度以下のものを!

根掛かりなどのトラブル時にPEラインを切るようなことがあっては大変です。ショックリーダーはPEラインより少し弱めのものをおすすめします。

秋イカエギングの必釣テクニック

秋イカエギングの基本テクニックは、ボトム攻めとサイトフィッシングとなります。

基本のボトム攻め

ボトム攻めでは、まずは自分の使っているエギの沈降速度をしっかり把握し、着底までフリーフォールさせます。ステイ時間を何度か設定し直しながら、シャクる時は水面近くまでシャクリ上げます。

このアクションはエギングの基本ではありますが、特に秋イカエギングの場合は軽めのエギを使い、このすべてのアクションを時間を掛けておこなう釣り方がおすすめです。

サイトフィッシング

エギングをする中でも、特にサイトフィッシングと言われる群れで浮いているイカを目で追いながら釣る方法は有効な釣り方です。
浮いているイカを見つけたらすぐさま何投かしてみましょう。もちろんイカを驚かさないように少し遠目に投げてからゆっくり近づけていきます。これで抱く素振りを見せなければエギをゆっくり沈むものにチェンジします。

体感で、普段のエギングの倍ほど時間を掛けてフリーフォールとボトムステイを繰り返し、焦らし食いさせます。

秋イカはゆっくり抱かせる!

見えているイカでも見えていないイカでも、秋イカに有効なエギの動きはゆっくりが基本です。シャロー系のエギをボトムまで落とし、優しく誘いましょう。

秋イカエギングのポイントの狙い目

比較的浅い内湾

秋の子イカは食欲が旺盛で、磯周り・テトラ周り・護岸周りなど、エサとなる甲殻類などが多く生息している場所を回遊しています。水深が浅いとターゲットが少ないようなイメージを持ちますが、浅い方が水温も高いためエサが多くアオリイカの活性も上がります。

「見えイカ」が現れるのも比較的浅場の方が多いので、サイトフィッシングにもうってつけです。

堤防常夜灯まわり

ライター撮影

特におすすめなのは常夜灯が灯っているような堤防の夜釣りです。成長途中の秋イカは、泳ぎがあまり上手くありません。堤防周りの波の穏やかな場所で採餌をすることが当然多くなります。

堤防の夜釣りでは水温が下がる秋の夜でも、ベイトが活発に動く堤防の常夜灯周りは絶好の秋イカエギングポイントです。

ランガンで広く浅く攻める

近年釣り用語で「ランガン」という言葉を頻繁に耳にしますが、これは「Run&Gun」の略で、日本語訳すると「走っては撃つ」となります。つまり釣果が上がらなければすぐに場所を変えて仕掛けを投げ直す釣り方を言います。

秋イカエギングにはこの釣り方がとても有効で、特に見えている群れを探しながらの釣行がツボにはまれば爆釣します。

秋イカは群れを狙う!

群れを作ることの多い子イカは群れを見付けることがポイントになります。群れそうな釣り場所をランガンなどの釣り方で発見して一網打尽にしましょう!

秋イカのエギングでおすすめしたい釣りアイテム

イカの大きさに合わせて小さめのエギ



シマノ(SHIMANO)

セフィアクリンチ フラッシュブースト 2.5号

サイズ:2.5号
自重:10g
沈降速度:約4秒/m

秋の子イカのアベレージサイズが300g前後であることから、捕食する餌は小さく、それにともないエギも小型のものを使用します。

基本にしていただきたいのは「2.5号」以下で、食い気を誘発するために何色かカラーは用意しておきましょう。ただしショートロッドのライトタックルで2.5号のエギを使用すると飛距離が出ません。足元に寄っているイカのみを狙うのならばいいのですが、多少遠投して活性を上げる用のエギも用意しましょう。

誘い用に3号以上も1本


DUEL(デュエル)

ダートマスター 3.5号

重量:19g
サイズ:3.5号
沈下速度:約3.2秒/m

秋イカエギングで使う2.5号以下のエギで遠目が探れない時には、3号や3.5号などのエギで遠目から手前に寄せる釣り方が有効です。イカが見える位置まで寄ってきたら素早く小さなエギに交換して釣り上げます。もちろん大きなエギをそのまま抱く個体もいますから、その時は何投かそのエギを使ってみましょう。

ランガン用タックルボックス


明邦(Meiho)

VS-7070 ランガンシステム

サイズ:434×233×271mm
素材:
 本体:耐衝撃性コーポリマー
 蓋:特殊ブレンドポリマー
可変式仕切板:上段6枚、下段2枚

ランガンをして回ると決めて釣り場に入ったら、いちいち最初に決めた釣り場や駐車してある車などまでエギやアイテムを取りに帰るのは甚だ時間の無駄です。ランガン用のタックルボックスは一つ用意しておきましょう。

最近はランガンに特化したボックスも多く出回り、ご紹介のものなどはロッドスタンドやドリンクホルダーなども別売りで取り付けられる優れものです。時間の短縮と手返しの速さが両立できるのでおすすめです。

軽装でもしっかりとした装備を!

ランガンが基本になる釣りです。軽装が基本ですが、必要最低限の装備はしましょう。タモ網やギャフなどもあると釣果アップに繋がります!

秋イカエギングで爆釣を狙おう!

ポイントさえ押さえればエギング初心者にもそう難しくない秋イカエギング。ライトタックルでシャクって待つだけで爆釣も夢ではありません。その年に産まれたアオリイカの子供たち。海水温が下がり深場へ移動してしまう前に美味しくいただきましょう!

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