若潮とは?若潮釣りのメリットと簡単な攻略法を伝授
若潮は海釣りでは釣果をあげるのが難しいとされる潮回りです。しかし若潮のメリットをしっかりと理解し、攻略法をチェックすれば、驚きの釣果をあげられることもあります。海釣りはもちろん、アオリイカやシーバスなどの若潮でも釣りやすいターゲットを狙う方は攻略法を要チェックです。
2023.01.01
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釣り
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公式ライター Activel_director
若潮とは?
via www.pakutaso.com
海釣りでは潮の満ち引きを表す用語として、大潮、中潮、小潮、長潮、若潮という言葉が使われます。若潮は長潮の翌日の潮回りを指す用語とされており、次の大潮に向かって潮が若返ることを表しています。
若潮は魚が釣れない?
海釣りでは一般的に潮の満ち引きの大きい大潮がもっとも釣果が上がりやすいと言われています。逆に若潮は潮の大きな満ち引きが無いため、魚の活性が上がりにくく釣果が上がりにくいと言われています。
しかし、釣り方や魚種によっては若潮がメリットになることもあるため、一概に釣れないという言葉でくくってしまうのはもったいないです。
若潮での釣りのメリットとは?
若潮は純粋な魚の活性だけで見ると、釣りにくい要素が多いです。しかし、見方を変えると若潮ならではの釣果が期待できるメリットもたくさんあります。ここではまず若潮が与える釣りへのメリットを紹介します。
快適に釣りができる
若潮は潮の流れが緩くなる潮回りであるため、ルアーが潮の影響を受けにくく快適に釣りができるメリットがあります。ボトムの地形の把握などもしやすく、ルアーにかかる負荷も少ないため、いつも使っているルアーやリグよりもウエイトを落としても快適に釣りが楽しめます。
次の釣りへの準備にもおすすめ
ロックフィッシュなどの地形把握が大切な釣りでは、若潮の日にボトムの形状やストラクチャーの有無などをチェックしておくことで、次回以降の釣果につなげることができます。
ロックフィッシュなどの地形把握が大切な釣りでは、若潮の日にボトムの形状やストラクチャーの有無などをチェックしておくことで、次回以降の釣果につなげることができます。
釣り人が少ない
若潮は他の潮回りと違って釣り人の数が非常に少ないです。釣果があがりにくい若潮の日にわざわざ釣りをしなくても良いと感じるかもしれませんが、それを逆手に取れば普段は入れない人気のポイントにもあっさりとエントリーできることもあります。
若潮だから魚が海からいなくなるわけではありませんので、1級ポイントを丁寧に攻めれば思わぬ釣果があげられるかもしれません。
時合が長く続くことも
海釣りでは潮の動きなどの要因が重なって、魚の活性が一時的に高まる時合と呼ばれるタイミングがあります。若潮では時合のタイミングがわかりにくいですが、潮の動きに魚の活性が左右されにくいため一度起こった時合が長く続くことも珍しくありません。
時合のタイミングを1級ポイントで迎えることができれば、大潮にも負けない釣果も期待できます。
若潮で釣りをする時におすすめの魚種は?
海釣りのターゲットの中には若潮での釣り向いている魚種も少なからずいます。ここでは若潮で釣りをするときにおすすめの魚種を紹介します。
アオリイカ
エギングのターゲットとして人気のアオリイカ。アオリイカは小魚などをベイトとして捕食するため、小魚の活性が低くなる、潮がゆるむ時間が絶好の捕食タイムです。実際に大潮に比べると若潮でサイズ、数ともに好釣果をあげたエギンガーの数は非常に多く、エギングの釣果アップの秘訣として広く知られている知識です。
シーバス
ソルトルアーの定番魚種の一つシーバス。若潮は活性が低く、ルアーを見切りやすくなるため簡単に釣果を上げることはできません。しかしストラクチャーに対してタイトにつく傾向があるため、シーバスがつきやすい壁際やストラクチャーにピンポイントにアプローチできればすぐに答えが返ってくることも珍しくありません。
おすすめのルアーは?
若潮のシーバスはルアーを見切りやすい傾向があるため、ピンテールワームなどの食わせ力の高いルアー選びが釣果アップのポイントです。
若潮のシーバスはルアーを見切りやすい傾向があるため、ピンテールワームなどの食わせ力の高いルアー選びが釣果アップのポイントです。
若潮でも釣果をアップさせる攻略法
若潮ではこれまでの潮回りと違ったポイント選びやアプローチが釣果アップのポイントです。シーバスやアオリイカはもちろん、他のソルトゲームでも共通する要素であるため、若潮の日に海釣りをする方は必ずチェックしましょう。
潮の微妙な変化が狙い目
海釣りでは潮が動くタイミングがもっとも魚の活性が高くなると言われています。これは若潮の日も例外ではなく、ゆっくりとした潮の動きの中に時合が絡む時間が必ずあるはずです。若潮の日に釣りに行く時は必ず潮の動きを事前にチェックし、潮が動くタイミングで狙い目のポイントにアプローチすることも釣果アップのポイントです。
朝まずめ、夕まずめが最大のチャンス
魚の活性が高まるゴールデンタイムとして知られている日出と日没のまずめ。この時間帯は潮の動きに関係なく魚の活性が高くなるため、若潮の日に釣りをする方には最大のチャンスです。日出と日没の時間を事前にチェックし、朝まずめのタイミングで釣り場にエントリーできるようにスケジュールを組むことも若潮では大切です。
潮の流れが速いエリアを選ぶ
防波堤の先端や磯場ではルアーや仕掛けをしっかりとアクションさせることができない激流エリアと呼ばれるポイントがあります。若潮ではこれらのポイントの潮が緩くなるため、普段アプローチできない釣り場でも快適に釣りが楽しめます。また潮通しの良いエリアはベイトフィッシュやそれを狙ったフィッシュイーターがつきやすく、若潮の日でも魚のストックが豊富な点も魅力です。
若潮もメリットを活かせば釣りが楽しめる!
若潮は海釣りの中では簡単に釣るのが難しい潮回りです。しかし潮が緩むメリットや攻略法を意識すれば、大潮にも引けを取らない釣果をあげることも可能です。
特にシーバスやアオリイカなどのターゲットは若潮で釣りがしやすいシチュエーションもあるため、潮回りを見て釣りを諦めていた方はこれまでの考えを一度改めてみましょう。若潮での釣りに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
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