6月に釣れる魚はフラットフィッシュやアジやキスなどの小物、ワラサなどの青物まで多種多用です。海水温が魚の適水温になり、梅雨の影響で濁りが入る6月は魚の活性も上がり釣れる魚が多くなるので釣りを一番楽しめる時期です。こまめなポイント移動が6月の釣りの攻略ポイントです。
6月に釣れる魚とは?
ヒラメ |
◎ |
アナゴ |
△ |
マゴチ |
◎ |
アジ |
〇 |
シーバス |
〇 |
ワカシ |
〇 |
シロギス |
〇 |
アイナメ |
◎ |
チヌ |
〇 |
イサキ |
〇 |
6月に海釣りで釣れる魚はヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュから、キスやアジなどの小さめの魚までさまざまです。水温が上がり、海が魚たちの適水温になるので高活性で釣りやすい魚が多くなってきます。釣りものの魚種が多く、サイズも上がるので釣りが楽しい季節です。
ヒラメ
期待度 |
★★★★★ |
釣り方 |
泳がせ、ルアー |
釣れるシーズン |
4~6月、9~12月 |
ヒラメは、6月になると産卵絡みで浅場に入ってくるので堤防からでも狙えます。ヒラメは砂場に潜み、小魚を捕食しているので、砂場が絡むポイントで小魚をエサにした泳がせ釣りやルアー釣りで狙うのがおすすめです。一か所のポイントで粘らずに、こまめなポイント移動が釣果アップの鍵です。
マゴチ
期待度 |
★★★★★ |
釣り方 |
泳がせ、ルアー |
釣れるシーズン |
4~6月、9~12月 |
マゴチは、6月になると産卵期で浅場に入ってくる個体が多くなるので堤防からでも釣れやすくなってきます。マゴチもヒラメ同様に砂場で小魚を捕食しているので、砂地のポイントで泳がせ釣りやルアーフィッシングで狙うのがおすすめです。マゴチの釣りもこまめなポイント移動が釣果アップの鍵です。
シーバス(スズキ)
期待度 |
★★★★☆ |
釣り方 |
泳がせ、ルアー |
釣れるシーズン |
通年 |
シーバスは6月になると産卵後の回復のために積極的に小魚などのエサを捕食します。梅雨時期でもある6月はローライトな日が多くなるのでデイゲームでもシーバスを狙いやすいです。アジやイワシなどの小魚が岸際を回遊しているポイントを攻めるのが釣果アップの鍵となってきます。
シロギス
期待度 |
★★★★☆ |
釣り方 |
投げ釣り、ちょい投げ |
釣れるシーズン |
3~10月 |
シロギスは5月、6月と産卵時期で浅場に多くの個体が入ってきて初心者でも釣りやすいです。シロギスを狙うポイントは砂地がある堤防や、砂浜です。6月のシロギスは群れで行動し、同じポイントで釣れつづくことが多いため群れを見つけるために積極的にポイント移動をおこなうことが釣果をあげる鍵となってきます。
チヌ(クロダイ)
期待度 |
★★★☆☆ |
釣り方 |
ルアー |
釣れるシーズン |
通年 |
チヌは通年を通して狙える魚ですが、6月なると浅瀬に入ってくるのでとても狙いやすくなってきます。6月のチヌは産卵後の体力回復のためにエサを積極的に捕食しているのに加え、梅雨の影響で海に濁りが入り警戒心が薄れているので釣りやすいです。
河口や干潟周りの浅場をルアーでポイント移動をしながら広範囲を狙うのが面白いです。
アナゴ
期待度 |
★★☆☆☆ |
釣り方 |
投げ釣り |
釣れるシーズン |
5~10月 |
アナゴは6月になると堤防付近に個体数が増え、初心者でも釣りやすいです。釣れるサイズは大きいものよりも小型のものが多いですが、6月のアナゴは梅雨アナゴとも呼ばれおいしいです。釣り方は投げ釣りがおすすめで、遠投せずちょい投げでも釣れます。
アジ
期待度 |
★★★☆☆ |
釣り方 |
サビキ、ルアー |
釣れるシーズン |
6~11月 |
アジは6月になると産卵のためにエサ食いが良くなり、脂がのってきます。釣り方は朝夕のマズメ時にサビキで狙います。ルアーで狙う場合は夜間に常夜灯の周辺がおすすめです。梅雨時期は水温が上がり、濁りが入るので釣りやすいです。
ワカシ(ブリの幼魚)
期待度 |
★★★☆☆ |
釣り方 |
ルアー |
釣れるシーズン |
5~12月 |
ワカシはブリの幼魚で、梅雨時期になると海水温の上昇にともなって沿岸を回遊するため堤防からでも狙えます。釣り方はメタルジグというルアーを使用したショアジギングで狙うのがおすすめです。
ワカシはサイズが大きくないのでガチガチなショアジギングタックルよりもライトなショアジギングタックルが釣りやすく、メタルジグは40g以下のものがよく釣れます。
地域の規則で釣ることが禁止されている場合もあります。
アイナメ
期待度 |
★★★★★ |
釣り方 |
投げ釣り、ルアー |
釣れるシーズン |
5~7月、10~12月 |
アイナメは6月になると、北海道や東北でハイシーズンを迎えます。水温が低い時期に深場に落ちていた個体が水温の上昇とともに浅場へ入ってきて堤防から釣りやすくなってきます。
アイナメは根魚なのでテトラや堤防の基礎などの障害物周りに居着くことが多いですが、小魚を追って砂地に入ってくる個体も多いです。朝夕のマズメ時は捕食のタイミングなので砂地周辺を、日中は影ができる障害物周りを攻めるのがおすすめです。
イサキ
期待度 |
★★★★☆ |
釣り方 |
ウキ釣り、サビキ、ルアー |
釣れるシーズン |
通年 |
イサキは通年狙うえる魚ですが、梅雨時期は岸寄りする個体が多くて釣りやすいです。梅雨時期のイサキは梅雨イサキと呼ばれ産卵を控えているためエサ食いがよく、脂がのっていて美味しいです。
堤防でイサキを狙う場合は、サビキやウキ釣りで岸壁に寄ってくる個体を狙います。イサキは群れで移動するので、アタリがある場所では連発で釣れることが多いです。軽いジグヘッドリグでイサキを狙うのも流行っていて面白い釣りです。
6月に釣れる方法とは?
ルアー釣り
ルアー釣りは小魚や甲殻類に模したルアーを使用して魚を狙う釣りです。6月になると多くの魚が小魚や甲殻類を追って浅場に入ってくるので、堤防からでもルアーで多くの魚を狙えます。青物などの回遊魚を狙うならメタルジグでのショアジギング、シーバスを狙うならプラグ、チヌや根魚を狙うならワーム系がおすすめです。
梅雨時期でもある6月は濁りが入ってルアーでも魚を騙しやすい時期です。
ウキ釣り
ウキ釣りは魚がエサに食いつくと、水面に浮かんでいるウキにアタリが出るという仕組みの仕掛けで魚を狙う釣り方です。
ウキ釣りで重要なことは、ウキからエサまでのタナをしっかりと狙っている魚がいる層に合わせるということで、多くアタリが出るタナを見つけるまで細かくウキからエサまでの距離を調節するようにします。魚の姿が見える場合は、見える魚の泳層に合わせるのもおすすめです。
サビキ釣り
サビキ釣りは、複数本の小さい擬餌針とカゴにオキアミなどの撒き餌を詰めたものを組み合わせた仕掛けで小魚などを狙う釣り方です。カゴに詰めたオキアミが竿を上下に動かすことで海中にばら撒かれ、オキアミによって来た小魚が疑似餌にかかるという仕組みです。
足元に仕掛けを落として、竿を上下に動かすだけで魚が釣れるので初心者におすすめな釣り方で、釣れる魚も多種多様なので1日飽きずに釣りができます。
投げ釣り
投げ釣りは、仕掛けを沖に向かってキャスティングして魚を釣る釣り方です。6月になると魚は岸寄りしてくる個体が多いので無理に遠投する必要はありません。遠投した方が釣れそうと遠投する人も多いですが、6月は水温が適水温で、足元のすぐ近くに多くの魚が入ってきているものです。
オモリの重さは潮に流されない程度のオモリを使用するのがおすすめです。軽すぎても重すぎても根掛かりをしてしまいます。
6月の釣り情報
6月は梅雨時期で人間にとっては嫌な季節ですが、魚にとっては嬉しい季節です。海水温が上がり、多くの魚にとって適水温になるため堤防や砂浜からでも狙えるような浅場に多くの個体が入ってきます。梅雨の影響で海水に濁りが入るので、普段は警戒心が強くなかなか釣れないような魚も比較的釣りやすいです。
釣れる魚が多くなるので、いろいろな釣りを覚えるにもおすすめな時期です。
6月の釣りシーズン
6月はヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュ、キスやアジやイサキなどの魚が産卵時期に入り浅場へ寄ってきます。産卵を控えた魚は体力をつけるために捕食活動が活発になるので、魚がポイントに入っていれば比較的高活性で釣りやすいです。
6月の梅雨時期はエサとなるものを追って移動する魚がほとんどなので、エサとなる小魚が多く入っているポイントを見つけて釣りをするのがおすすめです。
6月の釣りの注意事項
6月の釣りで注意しなければならないことは3つあります。
・雨対策
・脱水対策
・防滑対策
梅雨時期ともあって雨が頻繁に降りますし、湿度も上がります。足元は濡れていて場所によっては滑ることもあります。レジャーで釣りを楽しむことが多くなってくる時期でもありますので、安全対策や体調管理はしっかりとおこなったうえで釣りを楽しみましょう。
雨対策
6月の釣りでの雨対策は必ずレインウェアを着用するようにしましょう。レインウェアを着用せずに雨の中で釣りをすると想像以上に体力と集中力を奪われ、思わぬ事故に繋がりかねません。
気温も上昇してきた6月の梅雨は蒸れやすいのでレインウェアは透湿性が高いものを選ぶのががおすすめです。
脱水対策
6月の釣りでは脱水対策は、高気温と高湿度のなかで釣りをするので必ず行うようにしましょう。雨の日ほど、のどの渇きを感じにくく、水分補給を怠ってしまいがちですが、レインウェアの中は思っているよりも汗をかいています。
防滑対策
6月の釣りでの防滑対策は、雨で足元が滑る危険性があるのでとても大事なことです。過ごしやすいからといってビーチサンダルなどで釣りをする人もいますが、けがの恐れもありますし雨で濡れた釣り場は想像以上に滑ります。グリップが効くシューズを履くようにしましょう。
テトラに上がって釣りをする人も見受けられますが、雨に濡れたテトラは滑りやすく危険がいっぱいです。テトラに上ることもやめましょう。