長潮は潮の満ち引きが少なく、釣果があがりにくい潮回りです。長潮の攻略法はベイトの多いポイント選びで、防波堤の先端、ブレイク、常夜灯、ストラクチャーといった1級ポイントを丁寧に攻めましょう。長潮でよく釣れる魚はアオリイカやヒラメで、潮回りに合わせてターゲットを選ぶことも釣果アップに繋がります。
長潮とは?
長潮は干満の差が少ない潮回りのことです。長潮で釣果をあげるには長潮の意味や特徴を理解することが大切になります。
長潮の意味
長潮は海の干満の差が少ない潮回りのことで、若潮と同じく
潮の動きが少ないのが特徴です。長潮の由来は潮の満ち引きが変化せずに、長く続くことから名付けられたと言われています。
長潮の日は1ヶ月のなかで2日あることが多く、釣りに行くときは潮見表で潮回りを確認しましょう。
長潮の釣果とは?
長潮は
釣果があがりにくい潮回りと言われています。海の魚は潮の満ち引きが活性に大きく影響するため、潮の変化が少ない長潮は釣果があがりにくいです。
釣りのスケジュールを自由に決められる方は、天候や釣果情報を参考にしながら長潮を避けて釣り場に訪れましょう。
長潮の釣りのメリットは?
長潮は潮の満ち引きが少ないことによるメリットもあります。長潮のメリットを理解することで、海釣りの釣果をアップしましょう。
釣り人が少ない
長潮は釣り場に
釣り人が少ないメリットがあります。長潮は一般的に釣れない潮回りで、釣り人の数が少なくなりがちです。
釣り人の多い人気ポイントは、長潮の影響で釣り人の数が減り快適に釣りが楽しむこともできます。
潮の満ち引きを受けにくい
長潮は
潮の満ち引きの影響を受けにくいメリットがあります。長潮は干満の差が少ないので、流れの強いポイントで快適に釣りを楽しむことができます。
潮の流れが速く、水深のあるポイントは長潮の日に訪れるとルアーや仕掛けを操作しやすいです。
ポイントを絞りやすい
長潮は魚を釣る
ポイントが絞りやすいのもメリットです。長潮の魚は動き回ることが少ないので、釣りたい魚が溜まるポイントを絞ることができます。
ルアーフィッシングのターゲットは長潮でも餌を捕食するため、ベイトが溜まっているポイントは必ずアプローチしましょう。
長潮の攻略法①アオリイカ
アオリイカは長潮で釣りやすいターゲットです。アオリイカはベイトフィッシュを捕食するため、ベイトフィッシュの動きが鈍る長潮に積極的に捕食行動を行います。
長潮のアオリイカのポイント
長潮のアオリイカに
おすすめのポイントはストラクチャーです。ストラクチャーはアオリイカが好むポイントで、餌になるベイトフィッシュも溜まりやすい特徴があります。
長潮のエギングではアオリイカやベイトフィッシュが溜まりやすいストラクチャーをテンポよく釣り歩いてください。
長潮のアオリイカのアプローチ
長潮は
スロータイプのエギを使ったアプローチが定番です。長潮のエギングは潮の影響を受けにくいため、スロータイプのエギを選ぶことで、エギのアピール力を高めることができます。
エギの号数を落としてもボトムを取れるので、食いが渋いシチュエーションではエギを1サイズ落としてみましょう。
長潮の攻略法②メバル
メバルは長潮でポイントが絞りにくいターゲットです。メバルは潮の動きが少ないと、溜まっているポイントがわかりにくいためテンポよい釣りを心がけましょう。
長潮のメバルのポイント
長潮のメバルに
おすすめのポイントは釣り場が豊富な漁港です。低活性のメバルは釣れる場所が絞りにくいので、常夜灯、ゴロタ、スロープといった釣り場が豊富なポイントを選んでください。
メバルが好む1級ポイントをテンポよくランガンすることで、長潮のメバルが釣れる場所を掴むことができます。
長潮のメバルのアプローチ
長潮のメバルは
潮が動くタイミングのアプローチが大切です。メバルは長潮の僅かに潮が動くタイミングで釣果が連発することがあります。
長潮でメバルを狙う方は潮の動くタイミングまでに、メバルが溜まっているポイントを見つけましょう。
長潮の攻略法③シーバス
シーバスは長潮で釣りが難しくなるターゲットです。長潮のシーバスは積極的にベイトフィッシュを追いかけないので、ルアーで簡単に釣果をあげられません。
長潮のシーバスのポイント
長潮のシーバスの
おすすめポイントはストラクチャーです。長潮のシーバスはベイトフィッシュを追いかけて泳ぎまわることが少なく、ストラクチャーに対してタイトについている特徴があります。
シーバス釣りで定番の広範囲にルアーをキャストしていると、釣果をあげるのは難しいです。
長潮のシーバスのアプローチ
長潮のシーバスは
アピール力の少ないルアーでアプローチしましょう。活性の低いシーバスはアピール力の高いルアーを見切りやすいので、ピンテールワームを使った食わせの釣りを心がけてください。
ワームは価格が安価で、ストラクチャーへタイトにアプローチしやすいメリットもあります。
長潮の攻略法④ヒラメ
ヒラメは長潮で1日中狙えるターゲットです。ヒラメは潮の満ち引きに合わせて、岸寄りする特徴があるので、長潮は岸に寄ったヒラメが沖に離れにくいメリットがあります。
長潮のヒラメのポイント
長潮のヒラメの
おすすめのポイントはシャローエリアが続くサーフです。満潮で岸寄りしたヒラメが、1日中シャローエリアに残るため、まずめの時間帯を逃したあとも釣果を期待できます。
ヒラメはブレイクやストラクチャーといった地形変化を好むため、長潮の釣りでも1級ポイントをチェックしてください。
長潮のヒラメのアプローチ
長潮のヒラメは
長時間のアプローチが大切です。ヒラメはまずめの時間帯の釣果実績が多いですが、長潮は潮の満ち引きが少ないため1日中釣果のチャンスがあります。
長潮でヒラメを狙うときは、まずめの時間帯だけにこだわらず1日中ルアーを投げることが釣果に繋がります。
長潮の攻略法⑤青物
青物は長潮で活性が下がるターゲットです。ショアジギングで狙う青物は潮の満ち引きに合わせて、岸寄りを回遊するため、潮の満ち引きが少ない長潮はデメリットになります。
長潮の青物のポイント
長潮の青物は
潮の速いの強いポイントがおすすめです。青物は速い潮の流れを好む魚で、防波堤の先端や外海に面した磯場が定番ポイントになります。
潮の流れの速いポイントは、長潮だと潮が緩むためメタルジグのジャークアクションがつけやすいのもメリットです。
長潮の青物のアプローチ
長潮の青物は
朝まずめの時間帯のアプローチが大切です。朝まずめの時間帯はベイトフィッシュの活性があがるので、活性の低い青物が口を使うチャンスが広がります。
潮の流れが速くベイトフィッシュが溜まりやすいポイントに、朝まずめの時間までにエントリーしましょう。
長潮の釣りでの気になる疑問
長潮の海釣りでも釣果をあげるアングラーはたくさんいます。長潮で魚が釣れないことに悩んでいる方は疑問を解決してください。
釣れないときの対策
長潮で釣れないときは
ベイトのいるポイントを探してみましょう。魚はベイトフィッシュだけでなく、甲殻類や多毛類も好んで捕食します。
ベイトの有無を気にせずに釣りをしている方は、防波堤の先端、常夜灯、ブレイク、ストラクチャーといったベイトが好むポイントを意識してアプローチしましょう。
釣果をアップする方法
長潮で釣果をアップする方法は釣る魚を選ぶことです。海釣りのターゲットは魚によって釣果のあがる潮回りが違うので、長潮で釣りやすい魚を狙うことも大切になります。
長潮で釣りやすい魚:アオリイカ、ヒラメ
長潮で釣りにくい魚:メバル、シーバス、青物
潮回りに合わせて狙う魚を選ぶことで、限られた釣行時間を確実な釣果につなげられます。
長潮の釣りはベイトに合わせたポイント選びが大切!
長潮の釣りは潮の満ち引きが少ないため、ベイトに合わせたポイント選びが釣果に繋がります。長潮の魚は活性が低く、簡単に口を使いにくいため食わせ力の高いルアー選びも大切です。
ベイトが溜まる防波堤の先端、常夜灯、ブレイク、ストラクチャーにポイントを絞りながら、テンポよく釣り歩いてください。