ブルーギルを食べる方法とは?美味しい味付けや調理、おすすめ料理
ブルーギルは食べると実は美味しいことを知っていましたか?日本でブルーギルを食べることはあまりなじみがないかもしれませんが、中国などではスーパーなどで売られている、一般的な食材です。ブルーギルの味がどのようなものかや、おすすめの美味しい食べ方などを紹介します。
2021.12.16
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釣り
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ブルーギルは食べることができる?
ブルーギルは食べることができる魚であることを知っていますか?
実は食べると美味しい魚で、中国や北アメリカでは日常的に食べられている魚でもあります。繁殖力が強く日本の生態系を脅かす魚として知られているブルーギルですが、実は食用として日本に輸入されたことが始まりです。
ブルーギルはどのような味がするか。他の魚に例えるとどのような味なのかを紹介します。
実は食べると美味しい魚で、中国や北アメリカでは日常的に食べられている魚でもあります。繁殖力が強く日本の生態系を脅かす魚として知られているブルーギルですが、実は食用として日本に輸入されたことが始まりです。
ブルーギルはどのような味がするか。他の魚に例えるとどのような味なのかを紹介します。
中国ではメジャーな食材
ブルーギルは中国で広く食べられている食材です。湖北省や広東省などで養殖され、蒸し魚として食べることが一般的です。中国では観賞魚として輸入されましたが、その後食べるための魚として転用されました。現在ではスーパーや市場などで売られています。
一方、ブルーギルの原産地は北アメリカで、パンフィッシュとも呼ばれています。これはフライパンに収まりやすく料理しやすい魚として一般的に食べられています。
一方、ブルーギルの原産地は北アメリカで、パンフィッシュとも呼ばれています。これはフライパンに収まりやすく料理しやすい魚として一般的に食べられています。
食用として日本に輸入された
ブルーギルは1960年に当時の皇太子明仁天皇がシカゴ市長から寄贈され、日本に15匹が持ち帰られました。その後ブルーギルは水産庁により日本人が食用として使用できるかを研究するため飼育され、複数の県に研究用として分与されました。
1962年には滋賀水域に分与され、1964年には大阪に食用魚として休耕田での養殖がおこなわれました。その後釣り人によって1969年~1972年にかけて別の池や淀川などに放流され、現在は全国各地で見かけるようになりました。
1962年には滋賀水域に分与され、1964年には大阪に食用魚として休耕田での養殖がおこなわれました。その後釣り人によって1969年~1972年にかけて別の池や淀川などに放流され、現在は全国各地で見かけるようになりました。
ブルーギルはどのような味がする?
日本ではあまり食されていないブルーギルですが、白身の淡泊な味わいがする美味しい魚です。身が薄く骨も多いために調理するのが難しい魚ではありますが、原産国である北アメリカではバター焼きやムニエルとして一般的に食されている魚です。
淡水魚特有の泥臭さはありますが、油を使って調理することで臭みを消すことが出来ます。滋賀県農政水産部水産課が発行している『遊漁の手帖』では、「大型のものは塩焼きにして食べる」と記載されています。
淡水魚特有の泥臭さはありますが、油を使って調理することで臭みを消すことが出来ます。滋賀県農政水産部水産課が発行している『遊漁の手帖』では、「大型のものは塩焼きにして食べる」と記載されています。
他の魚に例えると?
ブルーギルは上品な白身をしており、タイのような味がします。
さらには、一夜干しのカレイのような味とも、淡泊なタラにも似ているとも言われており、そしてその食感はウナギのようにふわっとして柔らかく、上品な味として知られています。
さらには、一夜干しのカレイのような味とも、淡泊なタラにも似ているとも言われており、そしてその食感はウナギのようにふわっとして柔らかく、上品な味として知られています。
ブルーギルの7つの食べ方
ブルーギルはきちんと調理すれば美味しい魚です。川魚の泥臭さもきちんと調理さえすれば、気にならなくなります。小骨が多く食べづらい点も挙げられますが、唐揚げなどにすれば小骨ごと食べられてしまいます。
刺身をはじめとして、塩焼き、フライなど幅広い食べ方ができるため、食べたことのない方はぜひ挑戦してみてください。淡水魚はくせがあるため苦手という人は、油を使った調理法をすると美味しく食べられます。
刺身をはじめとして、塩焼き、フライなど幅広い食べ方ができるため、食べたことのない方はぜひ挑戦してみてください。淡水魚はくせがあるため苦手という人は、油を使った調理法をすると美味しく食べられます。
刺身
ブルーギルの刺身は歯切れのよい食感があり、下処理さえきちんとすれば生臭さは感じなく美味しく食べることが出来ます。
寄生虫の心配があるため、内臓を取り除いたらよく洗いましょう。また、ブルーギルは皮に臭みがあるためきれいに剥ぎます。
ブルーギルの体表はぬるぬるしているため、塩を振ってぬめりを落とすと扱いやすくなります。刺身にするには小さ目の個体だと調理しずらいため、25cm以上のものを選ぶと調理がしやすくなります。
寄生虫の心配があるため、内臓を取り除いたらよく洗いましょう。また、ブルーギルは皮に臭みがあるためきれいに剥ぎます。
ブルーギルの体表はぬるぬるしているため、塩を振ってぬめりを落とすと扱いやすくなります。刺身にするには小さ目の個体だと調理しずらいため、25cm以上のものを選ぶと調理がしやすくなります。
塩焼き
ブルーギルはシンプルに塩焼きで食べて美味しい魚です。3枚におろした後でも、姿焼きでも作ることが出来ます。臭みが気になる方は、水のきれいなポイントで釣り上げると臭みが少ないブルーギルを釣ることができ、より美味しく食べることが出来ます。
鱗と内臓を取った後、塩でぬめりを取った後に塩を振り、強火で表面を焼きます。焼き目がついたのを見計らって裏返し、裏面にも焼き色がついたら弱火で火を通しましょう。
鱗と内臓を取った後、塩でぬめりを取った後に塩を振り、強火で表面を焼きます。焼き目がついたのを見計らって裏返し、裏面にも焼き色がついたら弱火で火を通しましょう。
唐揚げ
ブルーギルは唐揚げにすると臭みが残らず、美味しく食べることができます。生姜と醤油を使用した和風の味付けの唐揚げは、生姜がブルーギルに残った臭みを消してくれます。加えて身を柔らかく、さくっとした仕上がりにすることが出来ます。
唐揚げでじっくり火を通すと小骨も柔らかくなり、そのまま食べても気にならなくなります。唐揚げ粉にカレー粉を混ぜて唐揚げを作ってみても、美味しく出来上がるのでおすすめです。
唐揚げでじっくり火を通すと小骨も柔らかくなり、そのまま食べても気にならなくなります。唐揚げ粉にカレー粉を混ぜて唐揚げを作ってみても、美味しく出来上がるのでおすすめです。
煮付け
和風料理が好きな方であれば、ブルーギルを煮付けにしてもよいでしょう。淡泊な味わいを持つブルーギルは、醤油・昆布つゆ・みりんなどを使った煮付けとの相性も抜群です。
煮付けにする場合は、薄い魚のため少し大きめのサイズを選ぶことがポイントです。姿煮でブルーギルを食べる場合、ヒレのとげが刺さると痛いので、切り落としておきましょう。
煮付けにする場合は、薄い魚のため少し大きめのサイズを選ぶことがポイントです。姿煮でブルーギルを食べる場合、ヒレのとげが刺さると痛いので、切り落としておきましょう。
フライ
寄生虫が心配なのであれば、ブルーギルをフライにすると安全に食べることが出来ます。ブルーギルの身は柔らかいため、油の温度はそれほど上げすぎず、180℃くらいで揚げましょう。
柔らかくて淡泊な身がフライとの相性もよいのですが、チリソースなどを加えてひと工夫すると、一層美味しく食べることが出来ます。
柔らかくて淡泊な身がフライとの相性もよいのですが、チリソースなどを加えてひと工夫すると、一層美味しく食べることが出来ます。
天ぷら
ブルーギルを食べる際に寄生虫が気になる方は、フライもよいですが天ぷらで食べることもおすすめです。臭みも小骨も気にならずに、淡泊な味が天ぷらによくマッチします。
ブルーギルは意外にも和風との相性がよく、天つゆで食べると定番のキスと同等の味がするのでぜひ試してみてください。
ブルーギルは意外にも和風との相性がよく、天つゆで食べると定番のキスと同等の味がするのでぜひ試してみてください。
ムニエル
唐揚げやフライにしてもブルーギルは美味しく食べられますが、ムニエルで食べるのもよいでしょう。ムニエルにすると魚本来の味がわかり、くせのないタンパクな白身のブルーギルが美味しいことがよくわかります。
身が柔らかい食感で、上品な味のするムニエルがブルーギルで作ることができます。好みでレモンやライムなどを絞って食べるとより一層美味しく食べることができます。
身が柔らかい食感で、上品な味のするムニエルがブルーギルで作ることができます。好みでレモンやライムなどを絞って食べるとより一層美味しく食べることができます。
ブルーギルを料理するときの注意ポイント
ブルーギルはきちんと処理をすれば美味しい魚ですが、生臭さが気になる点です。
臭いの元となっているのは表面のぬめりです。塩でもんでとる方法もありますが、熱湯をブルーギルの裏表にかけると表面についているぬめりが白く固まり、取りやすくなります。
また、川魚は寄生虫が多いために食中毒の危険があります。心配な方は熱して食べる方がよいでしょう。フライや天ぷらにしてしまえば、小骨も気にならないためおすすめです。
臭いの元となっているのは表面のぬめりです。塩でもんでとる方法もありますが、熱湯をブルーギルの裏表にかけると表面についているぬめりが白く固まり、取りやすくなります。
また、川魚は寄生虫が多いために食中毒の危険があります。心配な方は熱して食べる方がよいでしょう。フライや天ぷらにしてしまえば、小骨も気にならないためおすすめです。
ブルーギルはリリース禁止・釣ってしまったら持ち帰る
ブルーギルは特定外来生物に当たり、釣り上げたらリリースすることが禁止されている場合があります。生きたまま移動させることも禁じられているため、その場で締めて自宅で調理してみましょう。
近年ではブルーギルの味が評価され、食べるために釣りに行く人もいます。日本では食べることに関してはあまりなじみがないブルーギルですが、その美味しさに驚くことでしょう。
近年ではブルーギルの味が評価され、食べるために釣りに行く人もいます。日本では食べることに関してはあまりなじみがないブルーギルですが、その美味しさに驚くことでしょう。
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