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シーバスの締め方とは?初心者でも簡単にできる血抜きの方法も解説!

シーバスの締め方とは?初心者でも簡単にできる血抜きの方法も解説!

シーバスの締め方は、血抜き・神経締め・脳天締めが使われることが多く、初心者は家庭用のハサミやナイフでエラ膜と尾を切って締める血抜きがおすすめです。血抜きしたシーバスは身の血生臭さが抑えられ、刺身で美味しく食べられます。締めたシーバスは氷とクーラーボックスで、温度管理すると、劣化せずに持ち帰れます。

2023.01.03 釣り

シーバスの締め方は簡単?

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シーバスの締め方は血抜き・神経締め・脳天締めの3種類があり、専用の道具を用意し、締め方の手順を守れば海釣りの初心者も簡単にできます。血抜きは家庭にあるハサミやバケツを利用して簡単にできる締め方で、初めてシーバスを締める方も挑戦しやすいです。

スズキは身に臭みが残りやすい魚で、締め方の手順を間違えると、持ち帰ったときの味わいが落ちてしまいます。

シーバスの締め方①血抜き

シーバスの血抜きはエラ膜や尾を切って体内の血の抜き出す締め方で、特殊な道具が必要なく、初めて魚を締める方も簡単にできます。

締め方の手順
①ハサミやナイフで、エラ膜を切る
②ナイフで、尾の動脈を切る
③バケツで汲んだ海水で、体内の血を抜く

血抜きに必要な道具

血抜きに必要な道具はハサミ・ナイフ・バケツです。ハサミ・ナイフはエラ膜や尾を切る道具で、体長が80cmを超える大型のシーバスの部位を切りやすい、刃渡りの長いアイテムを用意しましょう。

バケツは体内に残った血を海水で抜くときに使う道具で、シーバスのエラが浸かる、直径が20cm前後の大きさを用意してください。

血抜きの手順①最初に切る箇所

シーバスの血抜きをするときに最初に切る箇所は、動脈のあるエラ膜で、ハサミやナイフを使用してすべての膜を切ってください。エラ膜を切るときは、太い動脈が流れる背骨まで、深く切り込みを入れましょう。

シーバスのエラ膜は魚体の左右にありますが、片側を切るだけで、体内の血を抜くことができます。

血抜きの手順②エラ膜の次に切る箇所

エラ膜の次に切る箇所は太い動脈が流れる尾で、ナイフを使用して5〜10cm程度の切り込みを入れましょう。尾の動脈を切ると、シーバスの体内にある2カ所の大動脈が切り傷で開通し、体内の血が抜けやすくなります。

小型魚の血抜きはエラ膜を切るだけで完了することが多いですが、大型魚であるシーバスは体内の血が抜けにくく、尾の動脈も必ず切ってください。

血抜きの手順③残った血の抜き方

シーバスの体内に残った血を抜くには、シーバスの頭からエラ膜までをバケツに沈め、海水に5分程度置いてください。シーバスのエラ膜の色が赤黒い色からピンクに変わったら、バケツの海水からシーバスを取り出しましょう。

血抜きに使う水に真水を使うと、浸透圧の影響でシーバスの身がブヨブヨになり、鮮度や味わいが大幅に落ちてしまいます。

シーバスの締め方②神経締め

シーバスの神経締めは、専用のワイヤーを使って背骨の神経を破壊する締め方で、血抜きに比べると刺す場所がわかりにくく、締め方を覚えるのに時間がかかります。

締め方の手順
①専用のワイヤーを、眉間に刺す
②ナイフで、エラ膜と尾の動脈を順番に切る
③バケツで汲んだ海水で、血を抜く

神経締めに必要な道具

神経締めに必要な道具はワイヤー・バケツ・ハサミ・ナイフです。ワイヤーはシーバスの神経を破壊する道具で、大型に対応した500〜800mm前後の長さを用意しましょう。

ハサミ・ナイフ・バケツは神経を破壊したシーバスの血を抜くときに使用する道具で、ナイフ・ハサミは刃渡りの長いアイテム、バケツは直径が20cm前後のアイテムを用意すると、大型のシーバスを締めるときも安心です。

神経締めの手順①最初に刺す箇所

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シーバスを神経締めするときに最初にワイヤーを刺す箇所は、背骨にある神経を綺麗に破壊できる眉間で、体の側線を目印に、尾びれに向かって真っ直ぐにワイヤーを刺し込みましょう。

尾びれまで貫通させたワイヤーは、背骨の近くで5・6回前後させることで、神経を綺麗に破壊できます。神経を破壊したシーバスは、バケツに汲んだ海水をワイヤーの穴に流し込んで、綺麗に洗い流してください。

神経締めの手順②残った血の抜き方

シーバスの体内に残った血を綺麗に抜くときは血抜きと同じ手順を使います。ハサミやナイフを使ってエラ膜と尾にある動脈に、順番に切り傷を入れてください。

バケツに汲んだ海水にシーバスを頭から沈め、5分程度置くことで、体内の血が綺麗に流れ出ます。

シーバスの締め方③脳天締め

シーバスの脳天締めはナイフを使って脳を破壊する締め方で、血抜きや神経締めが難しい大型のシーバスも暴れさせずに締められます。

締め方の手順
①ナイフを、眉間に刺す
②ナイフで、エラ膜と尾の動脈を順番に切る
③バケツで汲んだ海水で、血を抜く

脳天締めに必要な道具

脳天締めに必要な道具はナイフ・ストリンガー・手袋です。ナイフはシーバスの脳の破壊や血抜きに使用する道具で、刃が脳まで届く刃渡り100mm前後のアイテムを用意してください。

ストリンガーは専用の金具とロープでシーバスを海中に固定する道具で、海の流水を利用して血抜きができます。手袋は硬い眉間にナイフを刺すときに、エラや棘が手に刺さることを防止できます。

脳天締めの手順①最初に刺す箇所

シーバスを脳天締めするときに最初にナイフを刺す箇所は、脳の神経を破壊できる眉間で、シーバスをが暴れる前に、素早く脳の奥まで刺し込むことが大切です。

大型のシーバスを脳天締めするときは、グリップ力のある手袋を使用すると、滑らずに正確にナイフを刺し込むことができます。

脳天締めの手順②残った血の抜き方

シーバスの体内に残った血を抜くときは、血抜きと同じ手順を使います。ナイフを使ってエラ膜と尾にある動脈に順番に切り傷を入れ、海水にシーバスを沈めて、5分程度置きましょう。

バケツに入らない80〜100cmクラスのシーバスは、海の流水を利用して血を洗い流すことができるストリンガーで、海中に固定して血を抜いてください。

シーバスを持ち帰るときの注意点

シーバスの持ち帰りは、常温で保温すると鮮度の劣化が進みやすく、締めた後の温度管理に注意してください。クーラーボックスでの持ち帰りは、鮮度の劣化を最小限に抑えることができますが、身が氷に触れることで水っぽく劣化する氷焼けに注意が必要です。

シーバスの鱗と内臓は自宅の台所で処理すると汚れや臭いが残りやすく、釣り場で取り除いてから持ち帰りましょう。

鮮度の劣化の防ぎ方

常温での鮮度の劣化を防ぐには、クーラーボックスと氷で気温を5〜10度に保ってください。クーラーボックスのサイズは、横幅が60cm前後のアイテムを選ぶと、80cmを超える大型のスズキを折り曲げて収納し、適切に温度管理できます。

釣り場での鮮度の劣化を防ぐには、締めたシーバスをストリンガーで固定し、釣りが終わるまで海の流水に漂わせましょう。

氷焼けの防ぎ方

クーラーボックスでの氷焼けを防ぐには、シーバスの身を新聞紙やビニール袋で包み、氷から遠ざけてください。氷を入れるときは、30Lのクーラーボックスに対して7kg前後の氷を基準にすると、氷の入れすぎで内部の気温が極端に下がることを防げます。

鱗と内臓の処理方法

シーバスの鱗を処理するときはウロコ取りを用意し、体の表面にある鱗をすべて取り除きましょう。シーバスの内臓を処理するときは、肛門から包丁を入れお腹を割き、内臓を綺麗に剥がしてください。

釣り場で鱗や内臓を処理した後は、バケツに汲んだ海水で地面の鱗を洗い流し、取り除いた内臓は必ず持ち帰りましょう。

シーバスを締めるときのおすすめのアイテム

シーバスを締めるときの道具は、安全に手順を進めることができる釣り具メーカーの便利アイテムを用意してください。

ナイフ・ハサミ・ワイヤーは、大型のスズキを締めるときに、素早く締め方の手順を進められる、刃渡りやグリップの長いアイテムを用意してください。

ダイワ フィッシュナイフ

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メーカー ダイワ
サイズ 215mm
素材 ステンレス
締め方 血抜き・神経締め・脳天締め
ダイワのフィッシュナイフは、錆びにくいステンレス製のフィッシングナイフのなかでは長い120mm前後の刃渡りが特徴で、血抜きだけでなく、大型のシーバスの脳天締めや内臓の処理に活躍します。

ルミカ 神経締めセット

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メーカー ルミカ
サイズ 800mm
締め方 神経締め
ルミカの神経締めセットは、60〜80cmのシーバスに適した800mmのワイヤーの長さが特徴で、大型のスズキの神経締めでも眉間から尾びれまでワイヤーを貫通できます。

ベルモント ストリンガー130

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メーカー ベルモント
サイズ 130mm
素材 ステンレス
締め方 脳天締め
ベルモントのストリンガー130は長めの8mのロープが付属されたストリンガーで、足場の高い磯場でのヒラスズキ狙いや、防波堤の外海でのシーバス釣りでも、シーバスを海中に固定して血を洗い流せます。

シマノ 水汲みバッカン

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メーカー シマノ
サイズ 21cm
素材 EVA
締め方 血抜き・神経締め
シマノの水汲みバッカンは、ロープ付きの水汲みバケツの中では大きい21cmまでのサイズが展開され、60〜80cmクラスのシーバスを頭からエラまで浸けて血抜きできます。

コールマン クーラーボックス

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メーカー コールマン
サイズ 60x40x34cm
素材 発泡ウレタン
締め方 血抜き・神経締め・脳天締め
コールマンのクーラーボックスは、保冷性能と価格のバランスがよい発砲ウレタン素材のアイテムのなかでは横幅が60cmと大きく、80cmクラスの大型のシーバスも適切に温度管理して持ち帰れます。

シーバスの締め方を覚えて美味しく自宅に持ち帰ろう!

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シーバスの締め方はナイフで簡単にできる血抜き、専用の道具が必要な神経締め、大型に適した脳天締めの3種類で、初めて挑戦する方は家庭用のナイフとバケツで締められる血抜きがおすすめです。

締めたシーバスは釣り場で鱗や内臓を綺麗に処理し、氷を入れたクーラーボックスを使って美味しく持ち帰りましょう。

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