アオリイカの釣れる時期は?エギングのベストシーズンや時間帯を解説!
アオリイカの釣れる時期は産卵前に大型が岸寄りする3〜6月と高活性な小型の群れが溜まりやすい9〜11月で、警戒心の少ない個体が多い秋は、初心者も釣果をあげやすい時期になっています。秋のアオリイカのおすすめの釣り方は2〜2.5号の小さいエギを用意し、表層まで浮いている個体の動きや反応を観察しサイトフィッシングで攻略することです。
2023.01.03
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釣り
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アオリイカの釣れる時期は?
via www.photo-ac.com
アオリイカの釣れる時期は積極的に餌を捕食する大型が狙える3〜6月と生まれたての警戒心の薄い小型が狙える9〜11月で、海水温の影響で時期がズレることから全国でベストシーズンが異なります。
アオリイカのサイズやポイントは季節で大きく異なることから、1年の生態と習性を理解することが釣果アップにつながります。
アオリイカのサイズやポイントは季節で大きく異なることから、1年の生態と習性を理解することが釣果アップにつながります。
アオリイカの生態と特徴
分類 | ヤリイカ亜目ヤリイカ科 |
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地域 | 北海道南部〜沖縄 |
種類 | アカイカ・シロイカ・クワイカ |
アオリイカは最大で3kgを超える大きさに成長するヤリイカ科のイカで、生きた小魚や甲殻類を追いかけて捕食します。アオリイカの産卵期は4〜6月の春で、産卵床になる浅瀬の藻場に岸寄りし、たくさんの餌を食べます。
アオリイカの生涯は1年で終わることから、産卵前の春は1〜3kg前後の大型が多く、産卵後の夏・秋は300〜500g前後の小型が多いです。
アオリイカの生涯は1年で終わることから、産卵前の春は1〜3kg前後の大型が多く、産卵後の夏・秋は300〜500g前後の小型が多いです。
アオリイカの習性
アオリイカの習性は夜に積極的に餌を捕食する夜行性で、日中は深場や障害物の周辺に身を隠していることが多いです。
アオリイカの適水温は15〜25度前後で、20度前後になると積極的に餌を追いかけて捕食することから、小魚が溜まりやすい潮通しがよい防波堤や岩礁帯を好みます。
アオリイカの適水温は15〜25度前後で、20度前後になると積極的に餌を追いかけて捕食することから、小魚が溜まりやすい潮通しがよい防波堤や岩礁帯を好みます。
アオリイカの釣れる時間帯
アオリイカの釣れる時間帯は活発に餌を捕食する夜で、小魚や甲殻類の活性が上がる朝まずめ・夕まずめの時合いはエギに対しても積極的に反応します。
潮が大きく動く時間帯は小魚やプランクトンが積極的に動き回ることから、アオリイカの活性も高くなるゴールデンタイムです。
潮が大きく動く時間帯は小魚やプランクトンが積極的に動き回ることから、アオリイカの活性も高くなるゴールデンタイムです。
アオリイカのエギングのおすすめの時期
おすすめの時期 | 9月〜11月 |
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おすすめの海水温 | 15度〜25度 |
アオリイカのエギングのおすすめの時期は漁港や防波堤に小型のイカが溜まる9〜11月で、警戒心の少ない個体が多いことから釣果をあげやすく、食べても美味しい旬の季節です。
3〜6月は産卵床になるポイントにエントリーできないと釣果をあげにくく、アオリイカの警戒心も高いことから初心者には難易度の高い時期ですが、1年で最も大型の実績があります。
3〜6月は産卵床になるポイントにエントリーできないと釣果をあげにくく、アオリイカの警戒心も高いことから初心者には難易度の高い時期ですが、1年で最も大型の実績があります。
春のアオリイカのエギング(3月〜5月)
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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釣れる時期 | 4月〜5月 |
釣れるポイント | 浅場の藻場・防波堤や岬の先端 |
春のアオリイカは産卵を控えた個体が岸寄りすることから、1年で最も大型が狙えます。3月は低水温の影響で岸寄りするアオリイカの数が少ない時期で、暖かくなりやすい浅瀬のポイントでの釣果実績が豊富です。
4〜5月は産卵を控えたアオリイカが岸寄りする春の最盛期で、1〜3kgクラスを沿岸の釣り場から狙えます。
4〜5月は産卵を控えたアオリイカが岸寄りする春の最盛期で、1〜3kgクラスを沿岸の釣り場から狙えます。
春のアオリイカが釣れるポイント
春のアオリイカのポイントは岸寄りした大型のアオリイカの産卵床になる浅場の藻場で、ホンダワラやアマモが豊富な釣り場を選びましょう。産卵前のアオリイカが回遊する防波堤や岬の先端は警戒心の少ない個体も多く、春に実績があります。
春のアオリイカにおすすめのタックルと攻略法
おすすめのタックル | 8ft〜8.6ftのMクラス |
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おすすめのエギ | 3.5号〜4号のシャロータイプ |
攻略法 | シャクリ&フォール |
春のアオリイカにおすすめのタックルは重量のある3.5〜4号のエギをキャストできる8〜8.6ftのMクラスです。エギのおすすめのタイプは春のアオリイカが好む浅瀬の藻場に適したシャロータイプになります。
春の大型のアオリイカは警戒心の高い個体が多いことから、スローなロッドワークでエギを1m前後シャクリ、フォール中の反応を待ちましょう。
春の大型のアオリイカは警戒心の高い個体が多いことから、スローなロッドワークでエギを1m前後シャクリ、フォール中の反応を待ちましょう。
夏のアオリイカのエギング(6月〜8月)
おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
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釣れる時期 | 6月〜8月 |
釣れるポイント | 潮通しのよい防波堤の先端 |
夏のアオリイカは産卵前の大型と生まれたての小型が混在し、個体数は1年で最も少ないです。
6月は産卵に遅れた大型のアオリイカが狙え、春に実績のある浅瀬の藻場で好釣果が期待できます。7〜8月は生まれたての小型のアオリイカが多く、潮通しのよいエリアでは高活性な個体も多いです。
6月は産卵に遅れた大型のアオリイカが狙え、春に実績のある浅瀬の藻場で好釣果が期待できます。7〜8月は生まれたての小型のアオリイカが多く、潮通しのよいエリアでは高活性な個体も多いです。
夏のアオリイカが釣れるポイント
夏のアオリイカのポイントは潮通しがよく水温が安定する防波堤の先端で、潮が動き時間帯にエントリーしましょう。夏のアオリイカは春や秋に比べると個体数が少ないことから、釣り場に点在する潮通しのよいポイントをランガンすることも大切です。
夏のアオリイカにおすすめのタックルと攻略法
おすすめのタックル | 8ft〜8.3ftのMLクラス |
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おすすめのエギ | 2.5号のノーマルタイプ |
攻略法 | 潮流に漂わせるドリフト |
夏のアオリイカにおすすめのタックルは取り回しのよい8〜8.3ftのMLクラスで、生まれたての子イカに有効な2.5号前後のエギを用意してください。
夏のアオリイカのおすすめの釣り方はエギを早い潮流に漂わせて沖まで流し込むドリフトです。
夏のアオリイカのおすすめの釣り方はエギを早い潮流に漂わせて沖まで流し込むドリフトです。
秋のアオリイカのエギング(9月〜11月)
おすすめ度 | ★★★★★ |
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釣れる時期 | 9月〜10月 |
釣れるポイント | 漁港の舟溜り・外洋に面した防波堤とサーフ |
秋のアオリイカは活発に餌を捕食する小型の個体が多く、春の個体に比べると警戒心も低いことから数釣りの実績も多いです。9月は300g前後のアオリイカが多い時期で、天敵の少ない港の奥で群れ作ります。
10〜11月は500g前後まで成長したアオリイカが多く、狙えるポイントは増えますが、晩秋は沖でたくさんの餌を捕食することから沿岸部の釣果は難しくなります。
10〜11月は500g前後まで成長したアオリイカが多く、狙えるポイントは増えますが、晩秋は沖でたくさんの餌を捕食することから沿岸部の釣果は難しくなります。
秋のアオリイカが釣れるポイント
秋のアオリイカのポイントは天敵になる大型魚が少ない漁港の舟溜りで、小型の群れを狙った数釣りを楽しめます。早生まれのアオリイカは秋に深場でたくさんの小魚を捕食することから、外洋に面した防波堤やサーフも実績があります。
秋のアオリイカにおすすめのタックルと攻略法
おすすめのタックル | 7.6ft〜8ftのLクラス |
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おすすめのエギ | 2〜2.5号のノーマルタイプ |
攻略法 | サイトフィッシング |
秋のアオリイカにおすすめのタックルは生まれたての柔らかい体でもバレにくい7.6〜8ftLクラスで、2〜2.5号の小さいエギを用意しましょう。
活性の高い秋のアオリイカは表層付近まで浮いてることが多く、動きや反応を見てアプローチできるサイトフィッシングが効果的です。
活性の高い秋のアオリイカは表層付近まで浮いてることが多く、動きや反応を見てアプローチできるサイトフィッシングが効果的です。
冬のアオリイカのエギング(12月〜2月)
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
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釣れる時期 | 12月 |
釣れるポイント | 水深がある磯場・温排水のある工業地帯 |
冬のアオリイカは水温が安定する沖の深場に出る個体が多く、沿岸部から狙えるポイントは少なくなりますが、秋に比べると成長した1kgクラスが狙えます。
12月は生まれたての小型と成長した中型が混在する時期で、暖かい地域では秋と同様の実績があります。1〜2月は水温が安定する沖の深場で成長した1kgクラスが狙えますが、沿岸部の個体数は少ないです。
12月は生まれたての小型と成長した中型が混在する時期で、暖かい地域では秋と同様の実績があります。1〜2月は水温が安定する沖の深場で成長した1kgクラスが狙えますが、沿岸部の個体数は少ないです。
冬のアオリイカが釣れるポイント
冬のアオリイカのポイントは足元から水深がある磯場で、ボトムにある障害物や海藻を好みます。冬のアオリイカは水温の高いエリアに溜まりやすく、温排水のある工業地帯や黒潮の影響がある釣り場でも実績があります。
冬のアオリイカにおすすめのタックルと攻略法
おすすめのタックル | 8.6ft〜9ftのMLクラス |
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おすすめのエギ | 3.5号のディープタイプ |
攻略法 | ボトムでのスロージャーク |
冬のアオリイカにおすすめのタックルは水深の深い沖目のポイントを探れる遠投力がある8.6〜9ftMクラスで、深場を効率良く探れる3.5号前後のディープタイプのエギを用意しましょう。
活性の低い冬のアオリイカはエギを積極的に追いかけることが少なく、ボトムまでフォールさせた後のスローなジャークを心がけましょう。
活性の低い冬のアオリイカはエギを積極的に追いかけることが少なく、ボトムまでフォールさせた後のスローなジャークを心がけましょう。
地域別のアオリイカの時期
地域別のアオリイカの時期は3〜6月に関東・関西・九州で大型の個体が狙え、9〜11月に小型の数釣りを全国的に楽しめます。
水温が高い和歌山県や九州地方の一部では、産卵や成長の速度が異なることから1年を通してアオリイカを狙うことができます。
水温が高い和歌山県や九州地方の一部では、産卵や成長の速度が異なることから1年を通してアオリイカを狙うことができます。
東北地方
東北のアオリイカの時期は高活性な小型を狙える9〜11月で、低水温になる晩秋は関東や関西に比べると釣果をあげることが難しいです。
東北の産卵期のアオリイカは水温が安定する6〜7月前後に釣果情報がありますが、岸寄りする個体数が少なく、初心者が釣ることは難易度が高くなります。
東北の産卵期のアオリイカは水温が安定する6〜7月前後に釣果情報がありますが、岸寄りする個体数が少なく、初心者が釣ることは難易度が高くなります。
東北地方 | アオリイカのポイント |
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秋田県 | 男鹿磯 |
山形県 | 庄内磯 |
宮城県 | 七ヶ浜 |
関東地方
via www.photo-ac.com
関東のアオリイカの時期は1kgを超える大型を狙える4月〜6月で、小型の数釣りを楽しめる8月〜11月は警戒心の少ない個体が多いことから初心者も釣果をあげやすいです。
夏と冬の季節はアオリイカの個体数が少ないオフシーズンですが、関東の人気ポイントの釣り人が少なく、釣り場にエントリーしやすくなります。
夏と冬の季節はアオリイカの個体数が少ないオフシーズンですが、関東の人気ポイントの釣り人が少なく、釣り場にエントリーしやすくなります。
関東地方 | アオリイカのポイント |
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千葉県 | 館山港 |
千葉県 | 築港堤防 |
神奈川県 | 城ケ島 |
関西地方
関西のアオリイカの時期は1〜3kgクラスの大型が岸寄りする5〜6月と小型の数釣りが狙える9〜11月で、海水温の高い年は12月の釣果実績もあります。
和歌山県は黒潮の影響を受ける釣り場が多く、海水温も高いことから、1年を通してアオリイカの釣果も期待できます。
和歌山県は黒潮の影響を受ける釣り場が多く、海水温も高いことから、1年を通してアオリイカの釣果も期待できます。
関西地方 | アオリイカのポイント |
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和歌山県 | 白木海岸 |
大阪府 | 深日港 |
京都府 | 田井漁港 |
九州地方
九州のアオリイカの時期は全国的に早い3月から大型のアオリイカが狙え、10〜11月の秋の季節に1kgを超える良型の実績も豊富です。
海水温が安定する太平洋側に面した大分・宮崎・鹿児島では夏や冬もアオリイカが狙えることから、ポイントを選べば1年を通して釣果が期待できます。
海水温が安定する太平洋側に面した大分・宮崎・鹿児島では夏や冬もアオリイカが狙えることから、ポイントを選べば1年を通して釣果が期待できます。
九州地方 | アオリイカのポイント |
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熊本県 | 大多尾漁港 |
宮崎県 | 浦城港 |
鹿児島県 | 汐見港 |
アオリイカのエギングは春と秋のベストシーズンに楽しもう!
アオリイカのエギングは産卵前にたくさんの餌を捕食する春と生まれたての小型が多い秋に期待でき、水温の高い和歌山県や九州地方では1年を通して狙うことができます。
生まれたてのアオリイカを狙う秋の季節はエギに対しての警戒心も少なく、全国の漁港や防波堤で簡単に釣果をあげれることから、初心者向きのシーズンです。
生まれたてのアオリイカを狙う秋の季節はエギに対しての警戒心も少なく、全国の漁港や防波堤で簡単に釣果をあげれることから、初心者向きのシーズンです。
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