4月に釣れる魚11選！今のシーズンに海や堤防で狙える魚を紹介

4月に釣れる魚は、11種類います。

・メバル
・カサゴ
・シーバス
・アオリイカ
・コウイカ
・チヌ
・メジナ
・ブリ
・マダイ
・カレイ

4月は、上旬の冬の釣りもの、中旬から下旬に釣れる春の大物、と2つのシーズンに分けられ、地域でも違いが出ます。大型の魚が釣れる4月は、釣りの魅力を最も感じやすい季節です。

メバルは別名春告げ魚とも呼ばれる魚で、春に釣れる代表的な魚です。4月に釣れるメバルは、1年で最も大きなサイズが狙え、30cmを超えるサイズを狙えます。夜が釣れやすい時間帯で、海面にうつる常夜灯の光がぎりぎり届いている場所にワームを投げ込むと、大物に出会えます。

カサゴは、とくに冬から春にかけて大型が釣れ、穴釣りとワーム釣りの両方で狙える魚です。
穴釣りでカサゴを狙う場合、テトラポッドやブロックの穴に投げ込む仕掛けであるブラクリに、魚の切り身や虫エサを付けて狙います。メバル釣りで使用するワームを、海底付近まで落としてもカサゴを釣ることができます。

4月に釣れるシーバスは、堤防や河口で小さな魚や虫を捕食しています。シーバスを釣るには、釣り場にいるシーバスが何を捕食しているか把握することが必要で、形や色の違うルアーやワームを投げて、反応がよいほうを探りあてる釣り方が効率的です。
ルアーやワームの変更だけでなく、釣り場所も積極的に変え、すれていないシーバスを探すと釣果がのびます。

アオリイカは、4月上旬に沖の深場から浅場へ接岸し、産卵のために体力をつけようと積極的にエサを追いかけます。
4月のアオリイカは、産卵場所である藻場を狙ってエギを投げ、藻がひっかからないぎりぎりの層でエギをゆっくりしゃくる釣り方が有効です。最大3キロ前後のアオリイカがかかることもあり、タモを必ず持っていないと海から抜きあげられません。

コウイカは、アオリイカ同様に4月に浅場へあがるイカで、堤防のエギングで最大2キロを超えるものが釣れます。
砂地を好むイカで、エギを投入する場所も海底が砂にである場所が有効です。コウイカは別名スミイカと呼ばれるほど大量に墨を吐くため、釣りあげた場合はそっと地面に置きましょう。

春のチヌは、産卵のために体力をつける乗っ込みと呼ばれる時期にあたり、フカセ釣りをすると1日に最大10匹以上釣れます。水温が上がりきらない4月は、エサ取りとなる魚も少なく、比較的チヌは釣れやすいです。
フカセ釣りで狙う場合、海底ぎりぎりをつけ餌が漂うよう仕掛けを調整すると、チヌは釣れやすくなります。

メジナは、別名クロやグレと呼ばれる魚で、3月から産卵時期を迎える魚です。堤防で釣れるメジナは、15cmから30cm前後のサイズが多く、さらにサイズアップを図るには磯に出る必要があります。
チヌとは違い、中層から底で刺し餌を漂わせることを意識すると、メジナの釣果はあがります。

アジは真冬を沖の深場で過ごし、4月に浅場へ接岸し、積極的にプランクトンを捕食する小型回遊魚です。
アジを狙うには、サビキ釣りが簡単できますが、水温が上がりきらない日は、夜間のワーム釣りのほうが釣果を出せます。4月のアジは、湾の入り口でうろうろしているため、堤防の先端に釣り座を構えることが釣果をあげるコツです。

ブリは4月になると、アジやイワシを追って浅場へ接岸する魚で、堤防でも狙えます。4月上旬に日本の南から釣果が出始め、4月下旬に日本一帯で釣れます。
ブリの釣り方はジギングかアジの泳がせ釣りがよく、せわしなく動くほうが好きな人はジギング、のんびりあたりを待つほうが好きな人は泳がせ釣りがおすすめです。

4月に釣れるマダイは、時期にちなんで桜鯛や花見鯛とも呼ばれ、1年で最も大型が釣れやすい魚です。堤防から狙う釣り方は、エサにアオイソメやゴカイを使用したぶっこみ釣りが一般的です。
堤防から釣れるマダイは、最大50cm前後になるため、タモを必ず携行しておく必要があります。

カレイは冬に釣れる魚ですが、4月上旬の水温があがりきらない時期でも釣れる魚です。砂地を好む魚で、サーフや底が砂である漁港でカレイの釣果をあげられます。
4月は少しずつカレイが深場に落ちる時期で、満潮前後の時間で、仕掛けを遠投する釣り方が有効です。

4月におすすめの釣り方は4種類あります。

・ルアー釣り
・サビキ釣り
・ちょい投げ釣り
・かご釣り

各釣り方で、サイズアップが図りやすい釣り方や高確率で釣果が出る釣り方があります。狙う魚や釣りの目的にあわせて、釣り方を変えることが大切です。

ルアー釣りは、大きなサイズの魚が釣れやすい釣り方で、大型の魚が多い4月におすすめです。
沖の深場で冬を越して大きくなった魚は、長い間ルアーを見ていないため、浅場で釣り人が投げたルアーを見切る可能性は低いです。シーバスやブリの時合が短い魚を釣る場合、手返しが早いルアー釣りは、仕掛けのセットに時間がかかるエサ釣りより、釣果がでる場合もあります。

サビキ釣りは、アジやサバの小型回遊魚が釣れる釣り方で、アジが接岸し始める4月に適しています。
アジはファミリーフィッシングの代表格とされるほど、海釣りで釣りやすい魚で、サビキ釣りでは1日に20匹以上釣ることが可能です。4月後半になるにつれ、サビキ釣りで釣れる魚種や数が増えます。

ちょい投げ釣りは、アオイソメやゴカイの虫エサを仕掛けにつけ、沖に投げ入れて待つだけの釣りです。仕掛けを投入後は、特別な操作は必要なくあたりを待つだけで、のんびり釣行を楽しめます。
4月のちょい投げ釣りは、カレイやチヌ、シーバスと、多種多様の魚を釣れ、何が釣れるかわからない楽しみがある釣りです。

かご釣りは、アミエビやオキアミを撒いて魚を寄せる釣りで、ブリやタイ、アジが釣れる釣り方です。かご釣りではエサを大量に撒くため、魚が集まりやすく、釣り場の近くに魚がいると高い確率で釣果をもたらします。
狙う魚のサイズで、針や針につけるエサの大きさを変えることが、釣果をあげるコツです。

4月は上旬、中旬、下旬で釣れる魚が変わるため、釣り方や仕掛けも変える必要があります。気温と海水温があがる4月は、後半になるにつれ大型の魚が釣れますが、暖かくなると釣り人も多くなりプレッシャーが高くなりがちです。
釣行に出るときは、釣り場近くの釣具店で情報を聞き、現在釣れている仕掛けやポイントを教えてもらいましょう。

冬から春へ季節の過渡期にあたる4月の釣りシーズンは、上旬、中旬、下旬で特徴が大きく変わります。4月上旬に日本の南から春の釣りに移行し始め、4月下旬になるとほとんどの地域で春の魚が釣れます。一方4月は後半になるにつれ、釣り客も多くなり、プレッシャーが高くなる時期です。

4月の釣行計画の立て方は、前半と後半で大きく変える必要があります。
とくに釣り人のプレッシャーは人気ポイントほど高くなり、3つの対策が必要です。

・周りの人とは違ったルアーや仕掛けの使用
・釣り人がいない釣り座の選択
・夜に釣行

釣れていない場合、周りとは違うルアーや仕掛けが有効です。春に釣れる魚は、プレッシャーが低くなる夜のほうが釣れる場合もあります。

4月の釣りの注意事項は、3つあります。

・抱卵した個体が多い
・タモは必需
・大物でも釣れるタックル

4月は抱卵した個体が多く、必要以上に持ち帰ると資源の枯渇につながるため、逃がすことも考えなければなりません。大型の魚は海からの抜きあげが難しく、タモは必需品です。