ロックフィッシュの釣り方の3つのポイント
ロックフィッシュは海底にある根や海藻の間などに住み、いる場所からあまり移動しない魚の名称。木の根元部分に潜んでいるように見える事から根魚とも呼ばれています。漁港などの幅広い場所に生息しており、手軽に始められるルアー釣りとしても魅力的。ルアーに対して積極的に反応し、生命力や泳ぐ力もパワフルなので、海釣りの中でも強い引きを楽しむことが可能です。
1.魚種に合わせたタックル選び
他の海釣りの釣り方に比べ、ロックフィッシュの釣り方はとくに根掛かりが激しく、地形の複雑な場所だと魚を掛けてから引き剥がす必要があります。ロックフィッシュ専用ロッドは非常にパワーがあり、かつ正確にルアーをコントロールできるよう6ft〜8ft前後のロッドが多いのが特徴。リールに関してもハイギアリールを使うほか、ベイトリールが使われることのある珍しい釣りです。
2.狙うポイントを明確にする
足場も良く、立ち入りやすいポイントである防波堤は手軽にロックフィッシュを狙うことができます。テトラポッドなどロックフィッシュが潜むことができるストラクチャーが沈んでいるとなおよいでしょう。磯はもっとも大型のロックフィッシュが望めるポイントで、あまり人の入らないポイントならば大型のロックフィッシュを数釣ることができます。
3.アクションをしっかりと使い分ける
ロックフィッシュの釣り方はベイトとなる小魚、甲殻類などで変化します。小魚を意識している場合の釣り方はスイミングなどのアクション。甲殻系を捕食している場合の釣り方はリフトアンドフォールやズル引きなどとアクションを変えることが効果的です。また穴などに隠れているロックフィッシュの釣り方には、ダウンショットリグで一点シェイクするアクションが効果を発揮することもあります。
ロックフィッシュのアイナメの釣り方
アイナメを知る
アイナメはロックフィッシュの中でも人気ターゲット。ロックフィッシュにしては珍しく昼行性で日中に釣りが楽しめ、食性は極めて貧欲でハゼなどの小魚やゴカイ、エビ、カニなどの甲殻類を好んで食べます。他のロックフィッシュと同様、アイナメもストラクチャーを好んで棲家としていますが、沈み根などではボトムよりも根の最上部にステイしていることが多いです。
アイナメを釣るためのタックルと仕掛け
アイナメの釣り方に合うロッドとしてまず求められるものは、ルアーへのアクションが的確に付けられるファーストテーパー寄りのロッドです。リールは2500から3000番台、ラインはPEの0.6から1号を使い、ベイトリールであれば12から16ポンドを使いましょう。仕掛けは主に甲殻系を使った釣り方が多いため、テキサスリグをおすすめします。低活性時の釣り方はスプリットショットリグを使用するとより釣れるでしょう。
アイナメを誘うアクション
基本的なアクションはテキサスリグなどの仕掛けを使用したリフトアンドフォールになります。また活性が低い場合の釣り方はずる引き、ピンポイントで誘いをかけたいときの釣り方はボトムバンピングなどのアクションが効果的でしょう。シンカーに直接フックが付いたゼロダンと呼ばれるダウンショットリグを使った穴打ちも有効です。
パワーホッグ3インチ・4インチ 水中動画
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アイナメを狙えるポイント
アイナメは比較的強い流れを嫌うので、潮の流れが直接あたらないポイントを探しましょう。磯ですと底はなるべく海草類があったほうがいいですし、隠れ家となるストラクチャーも小さな石よりも大きな岩のほうがアイナメが付きやすいです。漁港や防波堤であれば岸壁に貝類が付着していればアイナメのいる可能性は大きく、堤防周りやテトラ際も見逃せません。また、足元の捨石も忘れてはならないポイントの一つです。