オフサイドトラップとは?
オフサイドのルールを利用して行う守備戦術
サッカーのオフサイドトラップとは、英語でoffside trapと表記される外来語が語源です。offside trapという語源からわかるように、offside trapとはオフサイドのルールを用いて罠を仕掛けて相手の反則を誘うという守備戦術のことを示します。
オフサイドのルールは、攻撃者が相手のコートに入った状態でボールが味方選手から出された時に、相手ゴールキーパーの次にいる相手選手よりゴールに近い位置でボールを受けたときに成立します。
また、最新のルールではその位置にいたとしてもボールに関与しなかったり、相手ディフェンスに対して不利益が被らなければオフサイドにはなりません。
このルールをうまく利用して、ディフェンスが相手FWと駆け引きをしてオフサイドを取りに行くのが、オフサイドトラップです。
オフサイドのルールは、攻撃者が相手のコートに入った状態でボールが味方選手から出された時に、相手ゴールキーパーの次にいる相手選手よりゴールに近い位置でボールを受けたときに成立します。
また、最新のルールではその位置にいたとしてもボールに関与しなかったり、相手ディフェンスに対して不利益が被らなければオフサイドにはなりません。
このルールをうまく利用して、ディフェンスが相手FWと駆け引きをしてオフサイドを取りに行くのが、オフサイドトラップです。
オフサイドトラップには2種類ある
サッカーのオフサイドトラップは、大きく2種類に分けることができます。
1つ目は、ディフェンスラインを整えてオフサイドトラップを取るチーム戦術としてのやり方で、2002年ワールドカップ時の日本代表監督のトルシエ監督がフラット3と称して、3バックのラインコントロールでオフサイドトラップを仕掛けていたことで有名な方法です。これにより、オフサイドトラップが日本で流行したきっかけにもなりました。
2つ目は、個人でオフサイドトラップを仕掛けるやり方で、ディフェンスの選手がマークしている相手選手との駆け引きによってオフサイドを取りにいきます。この方法は、より海外のチームで見られる傾向の強いやり方と言えます。
1つ目は、ディフェンスラインを整えてオフサイドトラップを取るチーム戦術としてのやり方で、2002年ワールドカップ時の日本代表監督のトルシエ監督がフラット3と称して、3バックのラインコントロールでオフサイドトラップを仕掛けていたことで有名な方法です。これにより、オフサイドトラップが日本で流行したきっかけにもなりました。
2つ目は、個人でオフサイドトラップを仕掛けるやり方で、ディフェンスの選手がマークしている相手選手との駆け引きによってオフサイドを取りにいきます。この方法は、より海外のチームで見られる傾向の強いやり方と言えます。
オフサイドトラップのやり方とシーン①チーム戦術
ディフェンスラインを整える
サッカーでオフサイドトラップを取るやり方として最も用いられているものが、ディフェンスラインを整えてラインコントロールする方法です。
具体的なやり方としては、3バックもしくは4バックで行い、横幅を均等にしてゾーンでディフェンスを構成します。ここで大切なことは、マンツーマンではマークしないことで、マンツーマンとは場所ではなく相手選手をマークする守備戦術のことです。ラインを整えた状態で、味方FWからディフェンスラインまでの距離を35m以内に保つ用にし、いつでもラインを上げ下げできるようにします。そのラインを整える作業は、センターバックの選手もしくは、ボールサイドでない選手が行います。
具体的なやり方としては、3バックもしくは4バックで行い、横幅を均等にしてゾーンでディフェンスを構成します。ここで大切なことは、マンツーマンではマークしないことで、マンツーマンとは場所ではなく相手選手をマークする守備戦術のことです。ラインを整えた状態で、味方FWからディフェンスラインまでの距離を35m以内に保つ用にし、いつでもラインを上げ下げできるようにします。そのラインを整える作業は、センターバックの選手もしくは、ボールサイドでない選手が行います。
ミドルサードでディフェンスラインを上げる
サッカーでオフサイドトラップをディフェンスのラインコントロールで取る方法としては、ラインを上げるやり方があります。
具体的には、相手が相手コートでボールを持ち、自チームのディフェンスがミドルサードにラインを設定している時にオフサイドトラップを仕掛けます。ミドルサードとは、コートを横に3分割した際の中央のゾーンのことを言います。
そして、相手選手がFWの動きを見てロングボールを蹴るモーションに入った瞬間に、ラインを上げてオフサイドトラップを仕掛けます。この際に大切なことは、ラインをFWと同じ高さに設定しておくことで、それをしないとFWに抜け出すスペースと時間を与えてしまい、オフサイドトラップを失敗して失点してしまうリスクが高くなるからです。
具体的には、相手が相手コートでボールを持ち、自チームのディフェンスがミドルサードにラインを設定している時にオフサイドトラップを仕掛けます。ミドルサードとは、コートを横に3分割した際の中央のゾーンのことを言います。
そして、相手選手がFWの動きを見てロングボールを蹴るモーションに入った瞬間に、ラインを上げてオフサイドトラップを仕掛けます。この際に大切なことは、ラインをFWと同じ高さに設定しておくことで、それをしないとFWに抜け出すスペースと時間を与えてしまい、オフサイドトラップを失敗して失点してしまうリスクが高くなるからです。
自陣でディフェンスラインを止める
ディフェンスラインのコントロールでオフサイドトラップを取るやり方として、ラインを上げるやり方とは別にラインを止めるという方法があります。
具体的には、相手がミドルサードでボールを持ち、自チームのディフェンスが自陣にラインを設定している時にオフサイドトラップを仕掛けます。この位置では、相手FWはディフェンスの裏にスペースがあるとそこを狙って来るため、それを利用して相手FWがスペースへと走った瞬間にラインを止めます。それによって、オフサイドトラップにかけることができますが、注意しなければいけないことは、FW以外の選手が2列目から飛び出して来ることがあり、その際はオフサイドにならないため審判が笛を吹くまで止まらずプレーを続けなければいけません。2列目とは、トップ下やMFの選手のことを言います。
具体的には、相手がミドルサードでボールを持ち、自チームのディフェンスが自陣にラインを設定している時にオフサイドトラップを仕掛けます。この位置では、相手FWはディフェンスの裏にスペースがあるとそこを狙って来るため、それを利用して相手FWがスペースへと走った瞬間にラインを止めます。それによって、オフサイドトラップにかけることができますが、注意しなければいけないことは、FW以外の選手が2列目から飛び出して来ることがあり、その際はオフサイドにならないため審判が笛を吹くまで止まらずプレーを続けなければいけません。2列目とは、トップ下やMFの選手のことを言います。
オフサイドトラップのやり方とシーン②個人戦術
最後の守備者が決める
サッカーのオフサイドトラップの個人戦術とは、オフサイドトラップをチーム戦術で行うやり方とは異なり、最後の守備者がマークしている相手FWとの駆け引きでオフサイドを取りにいくことをいいます。最後の守備者とは、ゴールキーパーの次にゴールに近い選手のことを意味し、主にセンターバックのどちらかがその位置に入り相手をマークすることが多くなります。
その最後の守備者がマークしている相手FWが裏に抜け出す時に止まったり、それとは逆に味方ディフェンスのラインに合わせにいくことでオフサイドトラップの罠にかけることができ、それをどのタイミングで行うのかを個人で判断しなければなりません。
その最後の守備者がマークしている相手FWが裏に抜け出す時に止まったり、それとは逆に味方ディフェンスのラインに合わせにいくことでオフサイドトラップの罠にかけることができ、それをどのタイミングで行うのかを個人で判断しなければなりません。
カウンター時に駆け引きを行う
サッカーのオフサイドトラップを個人で仕掛ける際に有効なタイミングの1つとして、カウンターを受けている時が挙げられます。サッカーではカウンター時は守備が1人か2人に対して、相手が3人で攻めてくる状態に対応しなければいけない場合があり、その際にオフサイドトラップを利用しながら駆け引きを行います。
具体的には、相手がカウンターを仕掛けている時はスピードを持って前進してきており、前へ抜け出す意識が高くなります。その時に守備側も下がり、相手の前線の選手と並んだタイミングで、ボール保持者の足からボールが少し離れた瞬間にラインを上げます。それによって相手選手をオフサイドポジションに置くことができ、またボール保持者に対してもアプローチをすることができます。しかし、このタイミングを間違ってしまうと、即失点につながりますので細心の注意が必要です。
具体的には、相手がカウンターを仕掛けている時はスピードを持って前進してきており、前へ抜け出す意識が高くなります。その時に守備側も下がり、相手の前線の選手と並んだタイミングで、ボール保持者の足からボールが少し離れた瞬間にラインを上げます。それによって相手選手をオフサイドポジションに置くことができ、またボール保持者に対してもアプローチをすることができます。しかし、このタイミングを間違ってしまうと、即失点につながりますので細心の注意が必要です。