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トーキックの必要性と試合中での使うポイントとは?コツや練習方法など

トーキックの必要性と試合中での使うポイントとは?コツや練習方法など

サッカーで使われるトーキック(トゥーキック)のトゥーとは、つま先を意味します。その名の通りつま先で蹴るキック、それがトーキックです。サッカーのキックの種類の中でも、簡単なのに難しい蹴り方。そんな奥が深いトーキックについて解説しています。

2021.12.16 サッカー

サッカーにおけるトーキックとは!?

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サッカー選手の皆さんは、トーキックと聞けば、それがどんなボールの蹴り方か、おわかりになる方がほとんどだと思います。では、サッカー選手ではない皆さんは、そもそもサッカーボールを蹴ったことはありますでしょうか?サッカーをやっている人でなければ、ボールを蹴るという行為は、日常ではあまりないと思いますが、もしサッカーボールを蹴る機会があった場合、初心者は足のつま先で蹴るトーキックを、多用する傾向にありませんか?
なんとなく、サッカー初心者の蹴り方と捉えられがちなのがトーキックです。しかし、サッカーにおいてトーキックは、非常に重要な蹴り方でもあるのですよ。

本当にトーキックは重要!?まずはトーキックの必要性を知ろう!

サッカー経験者ではない場合、シュートやパスをつま先で蹴る人が多く見られます。つまりトーキックです。蹴り方の練習をしなくても、ボールに足を当てやすい蹴り方で、強いボールも蹴ることができるため、自然とそうなってしまうことが多いのです。ボールを遠くに飛ばそうとすると、尚更トーキックになりがちです。
しかし、トーキックは必ずしもサッカー初心者の蹴り方という訳ではなく、サッカー選手なら使いこなすべき蹴り方なのだということを是非知ってください。本記事では、蹴り方やコツを紹介しています。しっかり練習してトーキックをマスターし、更なるサッカーの上達につなげていきましょう。

トーキックを上手く使うコツは、使いどころを理解すること!

トーキックは、サッカーボールの中心にしっかり足を当てさえすれば、遠くに飛ばすことができますし、強いシュートも打てます。一方で、つま先と言う小さな面積でボールを捉える必要があることから、練習しないとうまくいく確率は低く、どうしても正確性に欠けるのです。
ですが、サッカーの試合において必要な場面で、トーキックを上手く使えると、とても効果的。強く正確なボールを蹴ることができるし、遠くに飛ばすことだって可能です。しっかり練習してコツをつかみ、試合での使いどころを理解すれば、トーキックは必ずや大きな武器になります。

トーキックはこのようなシーンで使うと効果を発揮する!

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では、どんな時にトーキックを使うのでしょうか?
トーキックは他の蹴り方に比べて、蹴り足を素早く振ることがコツ。また、振りがほとんどなくても蹴ることができます。この特徴を活かし、相手ディフェンスやゴールキーパーが、まさか今打ってくるとは思わなかった!というタイミングでシュートを放つことができれば効果抜群。その他の種類の蹴り方では、蹴り足を振り上げた際にブロックに入られたり、コースを読まれたりしてしまいまうことがあります。しかし、素早く蹴り出せるトーキックは、相手にそうさせないことが可能です。いつ蹴ってくるかわからない、また強くて早いシュートが打てる、それがサッカーにおけるトーキックなのです。

サッカーでのトーキックは簡単そうで難しいってこと!?

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トーキックが上手くなることは、サッカーの上達において必要なことだということを理解してもらえましたね。では、早速トーキックでシュートを決めてみましょう!とはいかないのが、トーキックでもあります。確かにサッカー初心者が多用する蹴り方だと説明しました。しかし、サッカー初心者が蹴るトーキックとサッカー上級者が蹴るトーキックは全くの別物。初心者では、トーキックで強く正確なシュートや、遠くに蹴ることは困難です。そんなトーキックですが、上手く使えるようしっかり練習してコツをつかみましょう。

トーキックを練習すればもっとサッカーが上手くなる!

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ここまでで、サッカーにおいてトーキックがどれだけ大切であるかと同時に、どれだけ難しい蹴り方であるかということが理解できたかと思います。でも心配はいりません。サッカー初心者が蹴りやすい蹴り方であるとも説明した通り、蹴るだけなら簡単に成功すると思います。難しいのは蹴り方ではなく、正確に蹴ることなのです。繰り返し練習して、コツをつかみましょう。

トーキックで上手く蹴るために意識する3つのこと!【トーキックの練習方法】

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サッカーボールをトーキックで、正確かつ強く蹴るための蹴り方は以下の通り。遠くに飛ばしたい場合も、力まないことが大事。強く蹴らなくてもしっかりインパクトすれば、ボールは強く遠くに飛びます。

【トーキックの蹴り方】

(1)蹴り足を素早くコンパクトに振る(後ろに振りすぎない)
(2)つま先をボールの中心に当てる
(3)ボールに足を当てた後は大きく振り出さない(押し出すようなイメージ)

【トーキックの練習方法】
(1)ペットボトルなど、的になるものを用意し地面に置く
(2)的から1~2メートル離れた位置から、トーキックでゴロを蹴り、的に当てる
(3)完璧に当てられるようになったら、的からの距離を離していく

とても単純な練習ですが、トーキックは他の蹴り方に比べて、より正確に蹴ることができなければ、試合では使えません。まずは、チョンと言う感じで軽く蹴るだけで問題ないので、繰り返し練習してコツをつかみ、狙ったところに正確に蹴ることができるようにしていきましょう。

サッカーでトーキックを上手く使うコツ①素早い足の振り

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様々な蹴り方がサッカーでは使われます。どのキックも蹴り足を素早くコンパクトに振ることは大切なことなのですが、それはボールに正確にミートしやすくなったり、相手ディフェンスにカットされにくくなったりするからです。強く遠くに蹴りたい場合は、力が入って大振りになりやすいのですが、足をコンパクトに振った方がボールに足の力が伝わりやすく、結果的に遠くに飛ばすことができます。これはトーキックも例外ではなく、特にトーキックはその他のキックに比べて、よりコンパクトな振りが重要な蹴り方といえます。つま先で蹴るということは、インサイドキックやインステップキックよりもボールにミートする足のポイントが狭いため、足を振り過ぎると自分の思ったところに当てることが難しくなるのです。

サッカーでトーキックを上手く使うコツ②ボールの中心を捉える

サッカーで使われるどんな種類の蹴り方でもいえることですが、基本はサッカーボールの中心に足を当てること。このことでボールはまっすぐ飛びます。ボールに回転をかけてカーブをかける蹴り方もありますが、サッカーでは、そのような性質のボールを飛ばすのにトーキックは向いていないでしょう。(できなくもありませんが難しいです)
先述の「サッカーでトーキックを上手く使うコツ①」でも説明しましたが、ボールに向かってまっすぐに足をコンパクトに振り、しっかりとボールの中心を捉えて、押し出すように蹴ること。そのことで、ボールにしっかり足の力も伝わり、強くも遠くにもボールは飛ぶのです。最初は難しく感じますが、練習してコツをつかめば、逆に簡単に蹴ることができるようになるはずです。繰り返し練習してコツをつかんでください。

サッカーでトーキックを上手く使うコツ③ドリブルからのシュート

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トーキックのコツをつかんで、しっかりと蹴ることができるようになったら、実戦で使いましょう。まだまだ思った方向に飛ばないという人は、コツをつかむまで繰り返し練習しましょう。
では、サッカーの試合のどのような場面でトーキックを使うと、最も効果的なのでしょうか。それは、ドリブルからシュートを打つシーンです。特にペナルティエリア内など、ゴールに近い距離からのシュートシーンでトーキックは威力を発揮します。トーキックはあまり足を振ることなく蹴ることができると説明してきましたが、ほとんどドリブルのフォームのままでトーキックシュートを放つのです。強く蹴らなくても、相手ディフェンスやゴールキーパーにとっては思いもよらないタイミングでシュートを打たれたと感じます。トーキックを上手く使って、相手が反応できないようなシュートでゴールを狙いましょう。

トーキックによる驚くべきゴールの数々!サッカー名シーンを紹介!

世界のサッカーでは、トーキックによる素晴らしいゴールが生まれています。ここでは、そのいくつかを紹介します。どれも玄人好みの名ゴール。これを知っていればサッカー通といえるかも!?

トーキックから生まれたゴール①サッカー王国ブラジルの怪物・ロナウド

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世界のサッカーにおいて生まれたトーキックのゴールのうち、日本のサッカーファンにも大きく印象に残っているのではないかと思うゴールがあります。それは、2002年サッカーワールドカップ日韓大会の準決勝、ブラジル対トルコで、怪物ロナウドが決めたドリブル突破からのトーキックシュートです。左サイドでボールを受けたロナウドが、特徴である縦へのスピードに乗ったドリブル突破から、ペナルティエリア内に侵入した直後に、ほとんどドリブルのモーションのまま、トーキックのシュートが放たれます。これにはゴールキーパーも反応が遅れ、ボールはゴール右隅に吸い込まれていきました。

トーキックから生まれたゴール②バルサのWエース・スアレス

【サッカー】UCLバルサ・スアレス絶妙トラップ&トーキック!

サッカー界ではたびたび問題児として名前が挙がることも多いのですが、スペインの強豪サッカークラブであるFCバルセロナのエースストライカーとして、リオネル・メッシとともに君臨するのがルイス・スアレスです。サッカーUEFAチャンピオンズリーグで、このスアレスからトーキックによるスーパーゴールが生まれました。パスを受けたスアレスは絶妙なトラップで、ワンタッチで相手をかわし、すかさず素早い振りから繰り出された正確なトーキックでのシュートに、ゴールキーパーは触れることができませんでした。決して強く蹴られたシュートではなくても、タイミングを外されてしまうトーキックでのシュートは、相手にとって、非常に脅威になるのです。

トーキックから生まれたゴール③常勝軍団アントラーズを支える遠藤康

【公式】ゴール動画:遠藤 康(鹿島)55分 ガンバ大阪vs鹿島アントラーズ 明治安田生命J1リーグ 第13節 2017/7/5

2人の世界的サッカー選手の、トーキックによるスーパーゴールを紹介しましたが、次に紹介するのは、日本のサッカー選手で、Jリーグの鹿島アントラーズに所属する遠藤康です。遠藤のスーパーゴールは、2017年シーズンのサッカーJ1リーグ、ガンバ大阪戦で生まれました。先に紹介した2つのゴールよりも、高度な技術を要するトーキックシュートにより生まれたスーパーゴールです。
右サイドのスルーパスに反応した遠藤は、ボールに向かって走りこみ、ほとんど走るフォームのままから、相手のスライディングタックルによるブロックをあざ笑うかのように、トーキックでボールを浮かせたシュートをゴール右上に放ちます。意表をつかれて反応の遅れたゴールキーパーも触ることができず、ゴールポストをかすめながらゴールに吸い込まれていきました。

サッカーが上手くなりたいならトーキックを侮るな!

トーキックは蹴るだけならサッカー初心者でも簡単にできますが、正確に蹴るのは難しく、不格好に見えてしまいます。それに比べて、トーキックをスマートなフォームで蹴ることができたら、サッカーが上手い人に見えます(笑)
もちろん見た目だけでなく、サッカーの技術としても大切だということが理解できたと思いますので、是非トーキックをマスターできるよう練習して、スーパーゴールを決めてくださいね!

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