サッカー部のマネージャーになるには？どんなお仕事任されるのか？【サカマネ】

サッカー部のマネージャーとは、どんなときも部員のことを一番に考え、部員全員が快適な環境でプレーできるように気を配るサポート役のことです。サッカー部の部員たちからは、同じ目標を目指して支えてくれる仲間としてむかえられています。

サッカー部のマネージャーは、中学や高校では、別名”サカマネ”と省略された愛称で親しまれています。大学サッカーの場合は、”主務”と呼び方が変わる場合もあります。

高校のサッカー部のマネージャーとは、部員たちが快適な環境のもと、万全の状態でプレーに取り組めるよう手助けをする役割を担う人のことです。高校サッカー部のマネージャーには、サッカー好きに嬉しい3つの特権があります。

・好きなサッカーを一番近くで見られる
・サッカーのルールをより深く学ぶことができる
・成果がでたときに、選手と喜びを共有できる

マネージャーがいるからこそ、部員たちは安心してサッカーに集中することができます。

大学のサッカー部のマネージャーには、中学や高校のサッカー部時代に必要とされていたマネージャー業務に加え、4種類の仕事が追加されます。

・体育課や学連との連絡係
・必要書類の作成および配布
・経費の管理
・試合相手との直接交渉

大学のサッカー部マネージャーは、高校時代のマネージャーに、事務的な役割が加わるイメージです。

サッカー部のマネージャーになるには、部員のサッカー選手たちに負けないくらい、自分自身がサッカーが大好きであるという熱意がなければなりません。

一見、華やかなイメージの強いサッカー部のマネージャーですが、実際は選手のサポートに徹するために地味で膨大な仕事量があります。汚れる仕事も多いため、部員のためなら辛い仕事でも乗り越えられるという忍耐強さと、やる気がある人でなければ長続きしないでしょう。

高校のサッカー部では、サッカー経験があるマネージャーが重宝されます。中学生から高校サッカー部のマネージャーを目指している人は、在籍中から女子フットサルチームに加入し、ルールやボールを蹴る技術を身につけておくのもよいでしょう。

サッカー部は、2013年にリクナビ調べで行われた、”どの部活のマネジャーになりたいですか？”というアンケートで、見事第1位を獲得しています。サカマネは、中学・高校女子からの憧れが強い、人気のお仕事です。

サカマネは、希望者が多いため、現在は顧問との面接をクリアしてからの加入になる場合があります。

サッカー部の女子マネージャーは、モテている人が多いです。マネージャーがモテると考えられる理由は、主に3点あります。

・ユニフォーム姿がかわいい
・マネージャーの肩書だけでかわいくみえる
・選手を献身的に支える姿にときめく

実は、サッカー部は、”モテそうな部活ランキング”でも第1位に選ばれています。いつもモテ男子に囲まれて過ごしている女子マネージャーは、他の生徒たちの目に、キラキラ輝く素敵な女性に写っています。

サッカー部のマネージャーの仕事とは、部員たちの環境づくりはもちろんのこと、精神面のサポートに至るまでの、サッカー部に関するすべての業務を意味しています。

選手のモチベーションアップは、マネージャーの重要な仕事で、試合中の声掛けを中心に、選手の士気を高める役割を担っています。
大きな声を出すのが恥ずかしい人は、拍手などのリアクションをとるように心がけましょう。
大事な試合の前には、選手たちに手作りのお守りを渡すのも効果的で、マネージャーとして常にチームの頼れるお姉さん的ポジションでいましょう。

水やお茶などのドリンクの用意も、マネージャーの大切な仕事です。暑くて熱中症が疑われる日の練習には、普段より水分補給に気を配らなくてはなりません。

マネージャーは、あらかじめドリンクをスクイズボトルに入れて準備しておき、練習状況を見ながら判断して選手に配ります。大容量のタンクに作る場合には、粉末タイプのスポーツドリンクが便利です。

試合時のスコアの記録をつけも、マネージャーが担当します。こまめにスコアの記録をつけることで、さらに詳しくサッカーのルールや専門用語を覚えることができます。

・選手のポジション
・違反した選手名
・得点した選手名

細かいスコアの記載は、チームの次回を分析するときに有効です。わからないことがでたときには、その場で先輩マネージャーや選手に確認し、知識を深めるようにしましょう。

マネージャーは、顧問と共に、公式試合での来客や来賓の対応もおこないます。マネージャーは、自分のチームの選手の管理だけでなく、お茶だしや会場整備といった、あらゆる場面に気を配る必要があります。

サカマネは、選手の練習の簡単なサポートを行います。実際にマネージャー自身がプレーに参加する必要はありませんが、選手の練習を円滑に進めるために補助的な仕事を担当しなくてはなりません。

・練習メニューの時間の測定
・ボール集め
・合図の笛を吹く

選手の怪我の対応も、マネージャーの役割です。激しいプレーで選手間の衝突が多いサッカーでは、擦過傷や捻挫の怪我がつきものです。怪我を治す専門的な技術は必要ありませんが、あらかじめ救急セットを常備し、選手の怪我に迅速に対応できる準備をしておきましょう。

サッカー部のマネージャーは、選手のスケジュール管理も欠かせません。対戦相手や試合開始時刻をもれることなく、選手に伝達しなければなりません。

マネージャーは、チームの部費や遠征費の徴収や管理も行います。支払期日の伝達や、未払いの確認が主な役割です。

サッカー部のマネージャーの仕事には、他にもさまざまな雑用も含まれています。

・練習着やユニフォームの洗濯
・備品の準備や片付け
・試合相手とユニフォームの色が被らないように調整
・部室の掃除
・会場設営の手伝い

マネージャーの仕事は、休む暇がないほどの忙しさです。

サッカー部マネージャーの必須アイテムといえば、3種類あります。

・ストップウォッチ
・スコア表
・コールドスプレー

初めての人でも、3種類のアイテムを身に着けるだけで、一気にマネージャー感があがります。

ストップウォッチは、練習メニューの時間の測定の業務に欠かせないアイテムです。ストップウォッチを購入するときには、両手があくよう、首からかけられるタイプのものを選ぶと便利です。

スコア表は、チームの分析には欠かせないアイテムです。持ち運びしやすいサイズのものがおすすめです。スコア表は、1,000円前後で購入することができます。

コールドスプレーは、選手同士の怪我に備えて多めに用意しておきましょう。捻挫や打撲が多いサッカーでは、接触後には、一番に冷やす処置が求められます。常に救急セットの中身を確認し、コールドスプレーの在庫を確認しておく必要があります。

毎日、選手のために休む暇なく活動しているサッカー部のマネージャーならではのあるあるを集めました。経験者なら思わず共感できる、あるあるです。

毎日、選手のために汗を流して頑張っているサッカー部のマネージャーですが、世間からは”男目当て”や”男子に囲まれて楽しそう”と勘違いされることもしばしばです。

本当に男目当てで加入した人は、ハードなマネージャー業務についていけず、すぐに辞めてしまいます。実際に現場で活躍しているマネージャーたちは、純粋にサッカーを愛する頑張り屋さんがおおいです。

サッカー部のマネージャーなら、誰でも一度は後片付けの最中に倉庫に閉じ込められるという悲しい経験を持っています。

特に、暗くなるのが早まる冬の時期は真っ暗で見えにくくなるため、閉じ込められる確率があがります。

サカマネは、練習相手に知り合いがいると、思わずテンションが上がります。知り合いがいる日は、無意識に張りきり、自然と作業効率もアップします。

マネージャーは、他校の選手から声をかけられたり名前を覚えて貰うことが多いです。顔が広いマネージャーだからこそのあるあるです。

サッカー部のマネージャーになるには、何よりやる気とサッカーを愛する気持ちが大切です。サカマネは、選手のサポートを通じて苦楽を共有し、喜びを分かち合いたいという人に向いています。

サッカー部のマネージャーの仕事は、チームごとで異なります。サッカー部のマネージャーになりたい人は、事前に先輩マネージャーに仕事内容を確認してから応募するようにしましょう。