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サッカーのゴールキーパーのポジショニングの重要性とセービング方法

サッカーのゴールキーパーのポジショニングの重要性とセービング方法

サッカーのゴールキーパーのプレーにおいて、そのポジショニングはかなり重要な要素となっています。そのポジショニングとセービング方法の基礎と、サッカーにおける各シーンでのポジショニングやセービング方法の紹介。さらに、その練習方法の例も紹介しています。

2021.12.16 サッカー

サッカーのゴールキーパーにおけるポジショニングの重要性

Football Striker Goalkeeper · Free photo on Pixabay (38270)

サッカーのゴールキーパーというと、横っ飛び等で華麗にセービングする姿をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、サッカーにおいてゴールキーパーがセービングするにあたり、一番確実なのは体の正面でキャッチすることです。横っ飛びでキャッチをした場合、完全にキャッチできずにサッカーボールがこぼれるというリスクがどうしても出てしまいます。確実にサッカーボールをキャッチするためには、やはり体の正面でキャッチすることが大切です。

そして、そのためにはゴールキーパーのポジショニングが重要なのです。ゴールキーパーのポジショニングが正確であればあるほど、無駄な横っ飛び等をする必要はなくなるため、より確実性の高いセービングへとつながります。逆にポジショニングが悪ければ、どんなに反射神経の良いゴールキーパーであっても失点へとつながってしまうのです。

ゴールキーパーのポジショニングの基礎

ポジショニングの基本

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サッカーにおけるゴールキーパーのポジショニングの基本として、ボールとニアポスト・ファーポストを結んだエリアの中心に立つことが基本です。もちろん、実際のサッカーの試合においては相手のキッカーのサッカーボールの置き方や、味方のディフェンスの位置等によってポジショニングは変更する必要があります。

また、ポジショニングの基本として、「サッカーボールとサッカーゴールの中心を結んだライン上に立つ」といったポジション取りの方法もあります。ただ、この際、サッカーゴールの中心をどこにするかによって、前述のポジショニングの基本の時とポジショニングの位置がずれることがあるので注意しましょう。どちらのポジショニングでも重要なことは、左右のバランスが良く、左右どちらでも均等な距離感を保てる位置にポジショニングすることです。ゴールキーパー技術の上達のため、このポジショニングをトレーニング時にも常に意識するようにしましょう。

前後のポジショニング

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サッカーのゴール枠は大きいため、サッカーのゴールキーパーが失点を防ぐためにはなるべく前に飛び出し、シュートコースを狭くするためのポジショニングをすることが重要です。ただし、前に飛び出せば飛び出すほど頭上のシュートコースは空いてしまいます。

また、前に飛び出すことでFWとGKの距離が近くなれば、シュートへの反応も早くしなければならなくなります。そのため、各個人の飛び出しの速さ・頭上を越すような背後へのシュートに対しての対応力を考慮し、前後のポジショニングの位置を決めるようにしましょう。各個人の飛び出しの速さや対応力は、トレーニング時に見極めておく必要があります。

ディフェンダーの背後のスペースへの対応

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現代のサッカーにおいて、DFラインを高く保ち、FWからDFまでの距離をコンパクトにするという戦術がポピュラーになってきました。その影響により、DFとGKの間に大きなスペースが空くことになったため、現代サッカーにおけるGKは前へ飛び出し、DFの背後のスペースへの対応をより確実に行うことを求められています。

ただ、DFの背後へのスルーパス等に対応することばかりに集中していると、GKの頭上を越してゆくようなシュートに対応できなくなってしまいます。そのため、サッカーボールとの距離で約20~25mぐらいの距離のポジショニングを保てばよいということが、サッカーのゴールキーパーについては一般的にいわれています。ただし、これはDFラインの位置やGKが飛び出してDFの背後をどのくらいカバーできるかという能力によっても変わってきますので、あくまで参考的な数字です。

相手がボールを保持している場合のポジショニング

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相手がボールを保持している場合、その位置によってサッカーのゴールキーパーはポジショニングを変える必要があります。

例えば、相手がサッカーのフィールドのセンターサークル付近でボールを保持している場合、シュートを打たれる可能性は低いため、ゴールキーパーはなるべく高い位置にポジショニングするようにします。ただ、頭上を越されるシュートを打たれる可能性も考えて、そのシュートを打たれてもサッカーゴールに戻れるぐらいの位置にポジショニングするようにしましょう。

逆に相手がペナルティエリア付近でボールを保持している場合、シュートとパスの両方が考えられるため、サッカーのゴールキーパーのポジショニングは難しくなります。前述のポジショニングの基本をベースにしながら、味方のDF等の位置、自分の飛び出しの速さ等も考慮してポジショニングの位置を決めていくようにしましょう。

マイボールでビルドアップしている場合のポジショニング

サッカーの試合において味方がボールをキープしている場合、シュートを打たれるリスクが無いため、サッカーのゴールキーパーはゴールを飛び出して比較的高い位置にポジショニングすることができます。しかし、あまり高い位置にポジショニングしていると、味方がミスしたりして急に相手側にボールを奪われた場合にサッカーゴールにすぐに戻れなくなってしまいます。そのため、急に相手側にボールがわたってしまったとしてもすぐに戻れるようなポジショニングを保つことが重要です。

サッカーのゴールキーパーのセービング方法の基礎

セービングのための基本姿勢

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サッカーのゴールキーパーのセービングにおいて、まずはその基本姿勢(構え)が重要です。最初に、まだボールがゴールキーパーのいるサッカーゴールから30m以上離れている場合においては、足を運びやすい構えでいないといけないため、重心を前後左右のどこでも自由に動けるような位置に置くようにします。

そのため、比較的身体の高い位置に重心を置くようになりますが、ミドルレンジ(15~20m)、至近距離(5~10m)とサッカーボールの位置が近くなることに伴い、重心をだんだんと低い位置に置くようにします。これには、シュートに対して素早くステップで対応したり、低いコースのシュートに対する反応を速くするといった狙いがあります。また、手もシュートへのセービングを素早く行うために、手のひらを相手の方に向け、自分のひざ下くらいの位置で構えると良いでしょう。

セービング時の足の踏み切り方などの基本

サッカーのゴールキーパーのセービング時、まずゴールキーパーから見て右にシュートが飛んできた場合は右足で地面を蹴ってステップしたり、横っ飛びをしたりしてセービングします。その際、右足に重心が移動していないと力強く地面を蹴ることができないため、しっかりと右足に体重移動していることを意識することが重要です。

また、この時に右足のかかとの方に重心がいってしまうと、素早く動くことができないため注意が必要です。さらに、サッカーのゴールキーパーはセービング時につま先立ちでいることが基本ともいわれていますが、つま先立ちになると地面との接地面積が足と狭くなってしまいます。この状態だと体勢が不安定になってしまうため、セービングや飛び出し時にバランスを崩すということが考えられます。

そのため、つま先ではなく、足の親指と人差し指のつけ根辺りに重心を置くように練習すると、接地面積が広くなり、地面を蹴る際も力の伝達が良くなるのでおすすめです。

セービング時のステップの基本

サッカーのゴールキーパーの主な移動手段には、サイドステップとクロスステップがあります。サイドステップは主に至近距離等のシュートに対応する時に使用し、クロスステップはロングシュートへの対応などの移動距離が長くなる時に使用します。サイドステップにおいて、南米タイプのサッカーのゴールキーパーはピョンピョンとしたバネのある動きをするゴールキーパーが多く、欧州タイプのサッカーのゴールキーパーはすり足のような動きをして移動するゴールキーパーが多いようです。南米タイプの場合、タイミングを外された場合にすぐに動けなくなることから、地面との接地時間のながい欧州タイプのサイドステップを練習することをおすすめします。

クロスボールへの対応

クロスボールへ対応するためのポジショニング

サッカーにおけるクロスボールに対応する場合、味方や相手の位置、ボールの軌道等、いつもより考慮する点が増えますが、ボールの位置を見てポジションを取るという点ではシュートへの対応と同じです。ただし、クロスボールに対応する際にもっとも重要なことは、クロスボールが相手の誰に向けてあがるのかを確認することです。したがって、ボールばかり見るのではなく、なるべくサッカーコート全体から俯瞰で相手側の選手を見れるように練習するのがクロスボールへの対応が上手くなるコツです。また、クロスボールへの対応時には、クロスボールが蹴られるまで動かないようにし、また、自分の飛び出しの距離(自分がどのくらいの距離なら飛び出せるか)を判断し予測しておくようにトレーニングから心がけましょう。この判断によってクロスボール対応のためのポジショニングが決まります。

クロスボールへ対応するための基本姿勢

Soccer Game Sport · Free photo on Pixabay (38273)

クロスボールへのポジショニングが正確であり、ボールの落下地点にきちんと入れたら、次はそのボールを確実にセービングするための姿勢を取る必要があります。まず、クロスボールの落下地点には出来る限りまっすぐボールの中心に入るようにし、ジャンプする際には助走を活かして片足ジャンプするようにしましょう。片足を上げていれば、FWと競り合ったとしても自分の身体を守ることができます。そして、クロスボールに対応する場合には「オーケー!」などの声を出して飛び出すようにし、味方との接触をなるべく避けるようにしましょう。これは、トレーニング時から心掛けておくようにすれば実際の試合でもスムーズに対応できるようになります。

クロスボールに対するセービング方法

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サッカーにおいてクロスボールをサッカーのゴールキーパーがセービングする場合、もちろんキャッチしてその後にマイボールにすることが最良です。
ただし、キャッチできないという場合もあるため、その場合はパンチングでとりあえずピンチを回避します。キャッチを選択した場合、相手側のFWとの接触のリスクまで考慮していなかったことによるキャッチミスでボールをこぼし、そのまま失点するということもサッカーではよくあります。これを防ぐためにパンチングによるセービングを選択するのですが、その際、ボールを弾く場所はゴールから遠く、人がいないスペースに弾くということが基本です。また、味方のいる場所、サイドライン等に弾くのも良いですが、不可能な場合はコーナーキックに逃げるということも考えましょう。
さらに、サッカーにおいては素早いカウンター攻撃を行いたいという場面も多くあるため、パンチングで味方へのパスを行うということも非常に有効です。ただ、なかなか難易度は高いため、普段のトレーニング時から意識し、パンチング技術を上達させておくことが必要です。

クロスボールへの対応に重要な空間認知力

空間認知力とは空中にあるサッカーボールがどこに落下してくるかを予測する能力のことです。野球における外野フライ等の捕球の際に問われることの多い能力ですが、サッカーにおいてもゴールキーパー技術の上達には非常に重要な能力です。特にクロスボールへの対応については、そのボールが空中のどこにあり、どのタイミングで、どこに落ちてくるかを一瞬で判断しなくてはいけません。そのため、この空間認知力の高さが問われるのですが、最近の子供たちはこの空間認知力が昔と比べて落ちているのではないかといわれています。
その理由として、最近の子供たちは昔と比較して野球やソフトボールをしなくなったことが原因ではないかといわれているようです。したがって、クロスボールの対応が苦手という方は、サッカーだけではなく、野球でフライ等の捕球をするトレーニングをして空間認知能力を上達させるということも、クロスボールの対応が上手くなるコツかもしれません。

サッカーのフリーキック、コーナーキックへの対応

サッカーのフリーキック時のポジショニング

サッカーのフリーキックにおいて、ゴールキーパーはまず、フリーキックのシュートコースを断ち、直接シュートをされないようにする必要があります。そのために、サッカーのゴールキーパーはサッカーゴールの中央にポジショニングし、ボールが見えなくならないように壁を作ります。この際に、ゴールキーパーはサッカーゴールの半分程度のシュートコースはカバーできるぐらいを目安にして明確な指示を出し、素早く壁を作りましょう。壁の位置はサッカーゴールの片側のポストからもチェックし、シュートコースをちゃんと断っているか確認する必要があります。その後、壁でカバーしていないコースにポジショニングするようにします。

サッカーのフリーキックに対するセービング方法

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フリーキックは前述の壁の上をカーブしてくることも考えられます。そのシュートコースは常にイメージしておくようにし、セービングの準備を整えておくようにしましょう。また、サッカーのフリーキックでは壁の足元を狙ってくるような、低空のシュートが飛んでくる場合もあります。そのような場合は、強烈なシュートがゴールキーパーの手前でバウンドするようなこともあり、キャッチミスをしやすくなります。そのため、なるべくボールの飛んでくる軌道の正面に入り、身体の正面でキャッチするようにしましょう。そうすれば、もしキャッチミスをしたとしても身体にボールが当たるため、失点を防ぐことができます。

サッカーのコーナーキック時のポジショニング

Football Goal Goalkeeper · Free photo on Pixabay (38274)

サッカーのコーナーキックにおいて、サッカーのゴールキーパーはなるべく死角を作らないようにポジショニングする必要があります。サッカーのフィールドのコーナースポットに向かい合うようにポジショニングするのではなく、斜めに角度をとってポジショニングするようにし、自分から遠いサイドであるファーサイドから走り込んでくる相手側の選手に対しても飛び出して対応できるようにしましょう。また、サッカーのコーナーキックにおいては味方や相手側の選手が密集するため、マークが外れてしまうことも多々あります。そのため、サッカーのゴールキーパーは前述のようなポジショニングでなるべく全体を見渡せるようにし、適切なマーク指示を出せるようにトレーニングすることが重要です。

サッカーのコーナーキックに対するセービング方法

サッカーのコーナーキックにおいて、ゴール前にボールが入ってきた場合は、前述のクロスボールへのセービングと同様の対応をしましょう。また、サッカーのコーナーキックにおいて、自分に近いサイドであるニアサイドに速いボールが入ってきた場合、飛び出してもセービングするのは非常に難しくなります。そのため、この場所には味方のDFを立たせておくなどの対処が必要になります。ただし、ファーサイドにボールが入ってきた場合、逆に味方のDFが対処するのは難しいため、ゴールキーパーが飛び出し、責任もってセービングするようにトレーニングしましょう。

サッカーのゴールキーパーのポジショニング、セービングが上手くなるには

ポジショニングの練習方法

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サッカーのゴールキーパーのポジショニング練習方法として、サッカーの本場であるドイツ式のポジショニング練習方法があります。この方法では図のようにGKの守備エリアを3つのZone(ゾーン)に分けており、この3つ以外で16.5m以上の距離をとる範囲をZone4としているようです。

Zone1は、サッカーゴールのラインと、サッカーゴールの中心からサッカーゴールエリアの角を結んだ線で囲んだ範囲としており、この範囲ではGKは飛び出さずにゴールポストの端に立った姿勢でいるのが最適とされています。このZone1では相手側のシュートコースは約2mほどしかなく、そのコースをほとんど消していることから、慌てて飛び出す必要はないとされています。

Zone2は、サッカーゴールの中心からサッカーゴールエリアの角を結んだ線と、サッカーゴールの中心からペナルティアークの端を結んだ線で囲んだ範囲としており、この範囲ではGKはサッカーゴールエリアのライン付近まで飛び出し、相手側のシュートコースを狭めます。このZone2での相手側のシュートコースは約3~4mであり、ループシュートを警戒しながら、左右のシュートはその方向を変えることを意識するようにします。

Zone3は、サッカーゴールの中心からペナルティアークの端を結んだ線で囲んだ範囲としており、この範囲ではGKはサッカーゴールエリアのライン付近まで飛び出し、相手側のシュートコースを狭めます。
このようなZoneの概念を練習に取り入れると、GKのポジショニングのコツが掴めてくるはずです。繰り返しトレーニングし、意識せずポジショニングや飛び出しができるようになることを目指しましょう。

セービングの練習方法

サッカーのゴールキーパーのセービングの基本は、前側に跳ぶことです。シュートのタイミングから遅れてしまった場合などに、ついつい後ろ側に跳んでしまうことも多いのですが、後ろ側に跳ぶとシュートを弾いてもそのままサッカーゴールに入ってしまう可能性が高くなります。また、前側に跳べば相手側のシュートコースを狭めることにもつながるため、シュートを防ぐ確率を上げることにもつながります。そのための練習方法として、サッカーゴールのゴールラインから約1.5mくらいの位置にコーンを2つ置き、そのラインの前でセービング練習を行うというものがあります。この練習方法を反復して行うことで、前に跳んでセービングする感覚がつかめるためGKの技術の上達につながります。

ゴールキーパーのセービング練習

サッカーのゴールキーパーの技術の上達に近道なし

サッカーのゴールキーパーの技術の上達、つまり上手くなるためには経験値が重要です。これは、サッカーのゴールキーパーが他のポジションとは違い、40歳代などの比較的高齢の選手でも第一線で活躍することができているという点からもわかります。前述のポジショニング、セービングもその技術をものにして本当に上手くなるためには反復練習を長い時間繰り返し行う必要があります。特にポジショニングに関しては、実際に失点した経験を反省し、自分で改善していくことが上手くなる方法です。したがって、より多く失点したサッカーのゴールキーパーの方が、より上手くなるかもしれません。サッカーのゴールキーパーが上手くなるためには長い時間が必要ですが、ある程度技術が蓄積し上手くなることができれば、前述のように他のポジションよりも長くサッカーを楽しめるともいえます。失点に落胆することなく、これから上達するための布石と考えて、トレーニングを行っていくようにしましょう。

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