2018年12月23日 更新

サッカーディフェンスのコツ!基本的な守備技術から練習方法

サッカーにおけるディフェンスの重要性は年々高まっており、守備技術の向上はそのままチームの強さに直結する大事な要素となります。サッカーにおけるディフェンスのコツを掴み基本を身に付けるために必要な考え方から練習法までをご紹介したいと思います。

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ゾーンでディフェンスするためのポジショニング

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サッカーのディフェンスの基本はゾーンディフェンスと呼ばれるやり方になります。フォーメーションによって各自のポジショニングする場所がある程度決まっており、そこを中心に守備を担う決まり事です。

自分のゾーンに入ってくる相手選手を捕まえてマークしなければなりませんが、ボールの動きに合わせて都度ポジショニングを修正する必要があり、マークする相手だけを見ているとゾーンが崩れてしまいます。

サッカーのディフェンスでは、このゾーンをしっかり維持して守備を固めることを「守備ブロックを形成する」といい、カテナチオと呼ばれるサッカーの守備戦術の発展した形でもあります。

ゾーンディフェンスを維持するためには、周囲の味方との距離を常に確認するために首を振って確認するよう心掛けるのがコツになります。視界内にマークする相手とボールが入るようなポジショニングが、ディフェンスを行う上でベストと言えます。
もちろん例外もありますから、状況と味方の位置関係を把握したポジショニングが求められます。これらはコツをつかんだ上でサッカーの経験を積むことが必須なので、焦らずじっくり取り組んでいきましょう。

サッカーのディフェンスのプレスの優先順位

チャレンジ&カバーが重要

サッカー DFにおけるチャレンジ&カバー(ゾーンディフェンス)

サッカーのディフェンスにおいて、ボールホルダーに直接プレスをかけてボールを奪いにいくのは、そのゾーンの担当者が優先して行うべきです。そして担当者の横や後ろのポジションの選手はカバーリングに回るのが基本的なやり方です。これをサッカーでは特に「チャレンジ&カバー」といい、ゾーンディフェンスの根幹となる考え方です。

自分が今プレスにいくべきか、それとも距離をおいてカバーリングするべきか、上記したことを踏まえて判断しましょう。

一番避けたいのはプレスが被ってしまい、一人の相手に対して二人以上釣られることです。前後から挟むのはボール奪取のために有効ですが、同方向から複数人でプレスしてしまうとパス一本で一気に他の局面で数的不利を作られてしまいます。サッカーでのオフェンスでは、このようにドリブルやボールキープによってDFを釣り、ゾーンに穴を作ることを狙いとしています。サッカーのディフェンスはそれらのオフェンス戦術にやられないように、お互いがお互いのゾーンをカバーし合うことによって、チャレンジの守備を行いやすくし、穴が開かないように注意しながら行うのです。

ポジショニング同様、プレスに行くときも周囲の動きを確認したり声を出したりしてバランスに注意しましょう。

ディフェンスのパスカットのコツ

朝日新聞デジタル (4372)

プレスによってパスコースが限定されると、次にボールがくる相手選手を読みやすくなります。これが自分のマーカーであった場合、相手がトラップする前に相手の前に出てカットを狙うことが重要です。

サッカーのディフェンスでは、相手に触らせず先にボールを奪うことを最初に狙うべきです。相手の前に出ることでそのままこちらの攻撃に素早く移行でき、ショートカウンターの起点になるプレーですが、リスクが大きく、もしカットに失敗するとマーカーはフリーでボールを受けられますから、行う際には慎重な判断力が求められます。

コツとしては自分のマーカーの後ろから接近し、マーカーの視界内に入らないように注意しながら回り込むような体の入れ方を行いマーカーの前に飛び出すことです。事前のポジショニングも大事で、マーカーはもちろんそのマーカーを壁にしてパスの出し手の視界からも消えていればかなりの確率でパスカットできるでしょう。

体の入れ方が迅速であれば相手はパスカットに気づいても何もできませんが、ポジショニングが悪く接近に遅れた場合はすぐにパスカットを捨ててマーカーのトラップ際での奪取に切り替えたり、飛び出さずに待ち構えるポジショニングに切り替えるなどの決断力も必要です。

サッカーのディフェンス姿勢は1対1の「半身」

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サッカーのディフェンスにおいて、ボールホルダーにプレスをかけて近付いたら、ボールを奪うことよりもまず自分の後ろにいかせないことが基本的な守備のやり方です。その際の基本姿勢を「半身」といいます。

サッカーにおける半身の姿勢とは具体的に以下のやり方で行います。
①片足を前に出し、もう片方の足はやや開いて後方に、足の幅は肩幅ぐらい
②下半身は足の位置に従って相手に対して斜めの姿勢
③向く方向は最も近いサイドのタッチライン方向が望ましい
④上半身は下半身とは違い、相手を正面に捉えるような姿勢にする
⑤膝をやや曲げ重心を落とし、上半身はリラックスするのがコツ
⑥足の親指の付け根あたりを意識して、かかとは少し浮かせる
⑦体重を若干後ろの足に乗せるイメージ
⑧重心が低くなるような姿勢が大事だが猫背にならないように


これらのポイントに従ってとる姿勢がサッカーの「半身」です。対峙した相手のドリブルによる突破を警戒する、サッカーの守備の基本姿勢となります。このような姿勢のポイントとコツは4点あるので、それぞれをさらに詳しく見ていきましょう。

1.左右の足を前後にする姿勢の意味

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これは対応するスペースの方向を限定することによって、相手のプレーに制限を与える目的で行うものです。

例えば右サイドの選手が相手の左サイドの選手のドリブルと対峙したとき、左足を前にし右足を後方に下げ、下半身は右側を向くのが基本姿勢になりますが、もし自身の右側を突破されても後方に置いた右足を軸にすぐさま右側を正面に捉えながらターンを行うことが容易になります。

また、前に出した左足を踏ん張って加速しドリブルに併走することで、体の入れ方が単純になり、相手の突破を難しくさせているのです。
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このとき徐々に間合いを詰めてプレッシャーをかけていきますが、若干ポジショニングを左寄りにするのがコツとなります。

自身の右側の方を広くすることで、同方向へのドリブルを誘いつつ、左に寄ることでそちらへのパスコースを消しておくやり方です。
この場合ですと中央の相手選手がパスを受けに顔を出しに来る可能性が高いので、左へのパスという選択肢を極力選びにくくして、右側にドリブルしてくるように誘導するわけですね。

2. 重心を落としてかかとを浮かせる姿勢の意味

サッカーではドリブル突破を仕掛けてくる相手は、様々なフェイントでこちらの逆をとり抜き去ろうとしてきます。これらの動きに素早く対応し封じる為にはいつでも動き出せる状態を維持しなくてはいけません。かかとを浮かせる意識を持つことで一歩目をより速く出せるようにし、バランスを失わないように重心を落とすわけです。

またドリブルからパスに変更された場合、そのままボールを追ってプレスしなくてはいけない状況もあり、そのための準備姿勢にもなります。

後ろに重心を残すのも以上のように守備するために必要な要素です。前に体重をかけた状態から後ろにターンするのは難しく、動き出しの初速が遅くなってしまうからなのです。

3.ドリブルの仕掛けに対して正対する怖さ

サッカーのディフェンスではどちらのサイドを向くにしても半身でいることがとても大切で、ドリブルへの対応で真っ正面を向くのは非常にリスキーですし無意味でもあります。

真っ正面に構えて相手と正対した場合、左右へは確かに対応しやすくどちらの方向へも均等に足を伸ばせますからパスカットやシュートブロックしやすくなりますが、後ろにターンするのが遅くなるのでドリブルへの対応がとても難しくなります。

サッカーの守備においてドリブルでの突破を許すことは一番危険になります。自分の後ろのスペースを使われることはもちろん、自分の後ろのカバーリングのために動いた味方のゾーンにもスペースが生まれてしまいますし、単純に自分が置き去りにされることで、味方が数的不利に陥ってしまいます。

これだけ有効なのですから、サッカーのオフェンスではドリブルによる突破を得点チャンスへの起点にしたり、シュートチャンスに結び付けたりしてきますので、対応するディフェンスはそのドリブルに対して高い危機意識を持っておかなければなりません。

4. 近い方のタッチラインに身体を向ける意味

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サイドのポジションだと理解しやすいですが、タッチラインの方を向いて追い込むことで、タッチラインと自分の動きで相手選手を挟むのが狙いです。

挟まれるとボールを扱うスペースが減り、より間合いを詰めてボールにアプローチしやすくなります。相手は無理に距離をとろうとしてミスしやすくなりスキが出来ますし、タッチラインを割ってくれれば労せずしてマイボールに出来ます。

ではピッチ中央ではどうするかですが、隣のゾーンの味方がタッチラインの代わりになると考えます。味方がカバーリングしている方向へ追いやることで、挟み込んでのボール奪取を狙えます。
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