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無回転シュートの蹴り方と打ち方を徹底解説!コツをマスターしよう

無回転シュートの蹴り方と打ち方を徹底解説!コツをマスターしよう

現代サッカーのトレンドになっている無回転シュート。通常のシュートにもフリーキックにも使われる無回転シュートはサッカーにおいて得点確率の高いすごいシュートとされています。その無回転シュートに関して蹴り方・打ち方のコツを含めた解説を行っていきます。

2021.12.16 サッカー

サッカーの無回転シュートとは?

cartaoamarelo.com (29231)

はじめにサッカーの無回転シュートとはどのようなシュートでどのような蹴り方や打ち方なのかを説明します。
通常サッカーでもっとも頻繁に使われるボールの蹴り方はインサイドキックだと思いますが、これは正確性に優れた蹴り方や打ち方だからですね。サッカー初心者はここからスタートしますよね。
そして強いボールを蹴りたいときにはインステップキックを活用し、ロングボールを蹴りたいときはインフロントキックを使うというように、サッカーでは蹴り方うや打ち方のスキルを使い分けます。
これらのサッカーの基本的な蹴り方や打ち方は実はすべてボールに縦や横方向の回転がかかっています。逆に言えばこの回転を使ってカーブをかけてコントロールしたりするのが基本的なサッカーのボールの蹴り方や打ち方となり、シュートに関しても同様だと思います。
これに対してサッカーの無回転シュートとは、縦や横の回転をかけずに強いシュートを行う蹴り方や打ち方の総称として使われており、これはパスではなくシュート専用の蹴り方や打ち方となっています。
この回転をかけない「無回転」というところにサッカーで無回転シュートを使う大きなメリットがあるのです。

サッカーの無回転シュートのメリットとは?

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サッカーの基本的な蹴り方や打ち方では必ずボールに回転がかかるのに対して、無回転シュートは回転をかけずに行う蹴り方や打ち方となっていることには、一体どのような効果があるのでしょうか?
ズバリ言ってしまうとボールがブレ球となり不規則な変化を起こすのが無回転シュートという蹴り方・打ち方なのです。
サッカーではボールが横回転によってカーブするのが普通で、縦回転では下に落ちますし、アウトサイドを使えばシュート回転ですからカーブの反対に曲がります。
ですからサッカーに習熟したGKであれば、シュートの瞬間にシュート体勢やボールの動き方から変化方向を予測するのが可能となるのですが、無回転シュートの場合あまりにも不規則で物理的な制約を受けない変化をするためにこのような予測がまず不可能となります。
そのため仮にGKの正面方向に無回転シュートが飛んでしまっても、キャッチングすることはおろかパンチングでさえも困難となります。
このようにサッカーにおいて極めて得点確率の高い効果的な蹴り方や打ち方が、無回転シュートというものなのです。

サッカーの無回転シュートのデメリット

サッカーにおいて無回転シュートが非常に強力で得点確率の高いシュートなのはわかっていただけたと思いますが、それでは実際にサッカーの試合で頻繁に無回転シュートによるブレ球シュートが活用されているかと言うと答えはノーです。
サッカーにおいて無回転シュートは、前述したようなメリットと同程度に大きなデメリットがあるからなんです。
今後サッカープレイヤーとして武器になる無回転シュートを練習で習得していく前に、しっかりとこのデメリットについても理解しておく必要があります。
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体得が困難な蹴り方・打ち方である

無回転シュートとはボールに回転をかけない蹴り方や打ち方を練習して身につけるわけですが、これはサッカーの基本的なボールの蹴り方や打ち方とはかなり違うため、現実的に習得は極めて困難だと言えます。
ですからサッカースキルが圧倒的に高い選手であっても相応の練習量が必要ですし、非常に独特のフィーリングを必要としますから狙ったときに狙ったように無回転シュートを放つのは、どれほどコツを練習で身につけていても簡単ではありません。

実戦での使用の困難な蹴り方・打ち方である

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またサッカーの無回転シュートは後述しますがインパクトが難しいため、基本的にドリブル中や密集地帯でのシュートとしては非常に蹴りにくいものとなっています。
特にボールが動いている状態から正確な無回転のインパクトを行うのは難易度が高いため、実際にサッカーの試合中に狙えるシチュエーションはそれほど多くありません。
ですからサッカーにおいてはほとんどの無回転シューターはフリーキックなどのプレイスキックで無回転シュートを活用しています。

コントロールが難しい蹴り方・打ち方である

そして最もサッカーで無回転シュートを活用するための障害となっているのがそのコントロールの難しさにあります。
ブレ球である無回転シュートはその変化をコントロールできませんから、同様に飛ばす方向もコントロールが効きません。つまりサッカーの基本とも言えるゴール隅を狙うようなテクニカルなシュートには無回転シュートは使いにくい、使えないということです。
サッカーではシュートまでもっていくことがまず難しいスポーツですから、最大のチャンスに無回転シュートを使うのは非常にリスキーだと言えます。そのためサッカーにおいては無回転シュートの活用法として、ペナルティエリア外からのミドルシュートに使うのが一番無難だとされています。

変化のための距離が必要な打ち方

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無回転シュートによるブレ球の特性を引き出すためにはある程度の距離が必要となることも、無回転シュートが使いにくい要因となっています。同一方向への回転をかけたシュートであれば変化量を期待できる距離でも、ブレ球である無回転シュートの場合は変化量そのものにはあまり期待できません。
ブレ球のブレ幅は距離に比例して大きくなるため、短い距離ではキャッチしにくいという特性をあまり発揮できないままゴールまで到達してしまうのです。この点でもミドルシュートもしくはロングシュートに使うのが望ましいことがわかります。特にシュートを意識することのないほどの距離からのロングシュートで無回転シュートを使えれば、意外性の面からも強力な武器になると思います。
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独特な蹴り方・打ち方による弊害

サッカーの無回転シュートの活用の難しさをデメリットとして説明してきましたが、これらに加えて独特な蹴り方や打ち方にも弊害が多いのです。
点で捉えるインパクトがブレ球となる無回転シュートには必須なコツですが、これはインパクトにおいて足首をある程度固定する必要があります。これは柔らかなタッチによるコントロールとは相反するものですから、無回転シュートを体得することでその他のプレイの精度に悪影響が起こる可能性があると思います。また、足首を固定しながら蹴るため、インパクトのコツをしっかり身につけないうちは蹴り損ねなどで怪我しやすいところも問題です。よって成長期のサッカープレイヤーにはおすすめできるものではありませんし、すでに身体の完成した選手であっても練習のやり方や練習量に注意を払って練習して欲しいと思います。

無回転シュートのデメリットを覆すほど効果的ものとは?

ここまで読んでくると無回転シュートには沢山のデメリットがあり、それほど有効なシュートではないのかな?という疑問を持たれたかと思います。しかし、サッカーにおいて無回転シュートは、しっかりと極めることで前述のデメリットすべてを覆せるほど得点に直結させることができる効果的なシュートなのです。
GKがキャッチングしにくいブレ球であるということは、無回転シュートを枠内に飛ばすことができればほぼ100%GKが弾いてこぼれ球を狙うことができます。また変化によってはGKの正面に飛んだとしてもGKが触ることすらできずにゴールする場合もあります。
つまりサッカーで重要なフィニッシュの面から言えば圧倒的に有効なシュートが無回転シュートだと言えます。フリーキックに活用できることも考えれば、習得することでサッカー選手としての大きな武器になるわけです。

【C・ロナウド】ブレ玉無回転フリーキックゴール集TOP20!これはスゴイ!

こちらの動画が無回転シュートの弾道がどのようにブレて不規則なのかが分かりやすいと思います。
そのフリーキックも最初の変化と最終的なゴール地点が違っているので、変化初期に予測することが不可能となっています。

サッカーの無回転シュートがブレ球となる仕組み

ッカーの無回転シュートをざっくり説明するときにブレ球と呼びますが、ブレ球とは「揺れて落ちる」という変化のことを指し、サッカーだけではなく野球やバレーボールでも活用されている球種です。
野球で言えば「ナックル」、バレーボールで言えば「無回転サーブ」となります。
左右に加えて上下にも細かく、そしてその変化に規則性がない無回転シュートとはどのような仕組みで変化するのか、無回転シュートを練習して体得するためにはこの知識が蹴り方や打ち方のイメージをしっかり持つために重要なので、詳細に説明していきたいと思います。

通常のシュートの場合

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サッカーにおいて何も考えず一般的な蹴り方をするとボールには必ず同一方向の回転がかかります。同一方向の回転がかかったボールが飛んでいく際には周囲の空気の流れが同一の回転によって分断され、必ず空気の流れが速いところと遅いところを作り出します。
進行方向に対して回転が順方向な面では空気の流れが速くなり、逆方向の面では抵抗が生まれますから空気の流れは遅くなります。物理的に、空気の流れの速さの違いはそのまま圧力差になりますから、ボールは圧力の低い方へと変化することになり、サッカーの場合では右利きの人が蹴ればボールは左に、左利きであれば右に行くことになるわけです。

無回転シュートの場合

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対して無回転で飛んでいくボールは回転がないため、分断していく空気の流れの速さがどの部分で速くなったり遅くなったりするか決まっていません。
そのため一定方向への変化を行えずに右に変化したと思ったら左へなど、微妙な変化が次の変化を生み、結果的にボールは左右上下に細かく変化するブレ球となるわけです。
数学的には言えばカオス理論の応用と言えるでしょう。初期条件から最終的な変化量を予測することができないということですね。
ですからサッカーにおいて無回転シュートとは、実は蹴った本人にもどのような変化をするかわかりません。
これをGKに止めろというのはまず無理な話なんです。せいぜいがパンチングや身体に当てて跳ね返すくらいで、確実なキャッチングは逆に危険と言えます。

サッカーの無回転シュートの蹴り方や打ち方のコツ

それでは実際にサッカーの無回転シュートを行う際のコツや蹴り方、打ち方などについて説明していきたいと思います。ここでは基本的なコツに関して説明していきますが、あくまで基本的なものですから、コツの概要を踏まえて自分なりの蹴り方や打ち方を考えるように練習し、感覚として身につけていきましょう。

ブレ球無回転シュートをストライカーDXで解説します!

インパクトのコツとは

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無回転とは文字通り回転が無いということですから、通常のサッカーで行われる蹴り方や打ち方の感覚を一旦忘れて、面ではなく点で捉える感覚を練習で養いましょう。
サッカーボールの中心、芯と呼ばれる部分のみをインパクトで正確に捉えることでボールには回転がかかりません。
「蹴る」というよりは「押し出す」という感覚でインパクトするのがコツです。
そしてこのインパクトをどれだけ正確に行えるかがサッカーにおける無回転シュートのすべてだと言えますから、その他のコツや蹴り方、打ち方はこのインパクトを支える蹴り方や打ち方であり、コツだと言えるものになっています。

最初はインサイドキックから始めよう

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無回転シュートとはシュートなわけですから強烈なスピードが必要ですし、ブレ球のブレ幅はインパクトとともに初速の速さも大切なので、最終的にはインステップによる蹴り方や打ち方をすることが望ましいです。
しかし無回転のボールを蹴る感覚をしっかりと掴むためには、まずはインパクトの正確性を身体で覚えることが大事なので、最初はインサイドキックによる無回転シュートを練習するほうが良いと思います。
インステップキックの蹴り方や打ち方ではフォロースルーの際につま先がインパクトの邪魔になりやすく、縦回転をかけてしまいがちで、しかもインパクト面が縦の形になるので左右にズレやすく、ただでさえ困難なコントロールをさらに難しくしてしまいます。

蹴る時のフォームのコツ

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サッカーにおける一般的な蹴り方や打ち方では振り足をフォロースルーとして振りぬいてしまいますが、これは無回転シュートでは回転をかけてしまうことになるのでやってはいけません。
振り抜くという蹴り方や打ち方をすることは振り足が円軌道を描いてしまうことになるからですね。
ですのでサッカーの無回転シュートでは振り足は振り抜かずにインパクトで止めるような感覚の蹴り方や打ち方がコツとして必要です。
もちろん本当にピタッと止めるのは不可能ですが、あくまでイメージは当てて止める意識でやるのがコツです。
そして当然振り足も振り上げから振り下ろしまで直線的に動くように意識しましょう。
円軌道のままの蹴り方や打ち方では横回転が生まれてしまいます。

無回転シュートを打つときの助走のコツ

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サッカーでのキックは数歩の助走を行う蹴り方や打ち方をしますが、無回転シュートの場合この助走を出来る限り直線的になるようにするのがコツです。
インパクトにおいて「押し出す」イメージのために振り足がまっすぐにボールにアプローチするのが望ましいということです。
しかしこの蹴り方や打ち方のために助走をまっすぐにするとフォーム自体が窮屈なものになりがちで、逆にやりにくいと感じる人もいますので絶対に必須なコツではないと思います。
サッカーでは斜め助走から振り足のコントロールでまっすぐインパクトする蹴り方や打ち方も可能ですし、フリーキックでなければ動いてるボールに直線的に助走してシュートするというのは実戦的ではありませんよね。
あくまで今までの蹴り方や打ち方で上手くいかないなと感じたら助走を見直してみるくらいのコツということです。

無回転シュートを打つときの踏み込みのコツ

サッカーではキックの精度を維持するためにボールの横に付ける踏み込みの足は非常に大切ですが、これは無回転シュートにおいても同様です。
サッカーにおいて踏み込みの足はシュートの発射台という意味合いがありますから、点での正確なインパクトを実現し振り足をしっかり止めるためには、強靭で安定した踏み込みが重要です。
また振り足に円軌道をさせない蹴り方や打ち方を習得するために踏み込む位置も大切ですが、通常のキックよりも若干奥につくイメージがコツとなると思います。
これは上半身が開いて振り足が横にブレるのを防ぐことに繋がり、また振り足を直線軌道にするのにも有効なコツだと思います。
サッカーでは無回転シュートのみならず、正確で強力なキックのために踏み込みをやや奥につくイメージは大切なコツなので練習でしっかりと身につけましょう。

無回転シュートを打つときのイメージのコツ

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サッカーの無回転シュートを体得する障害は、サッカーの基本的なキックで染みついてしまった身体の動か方のクセとなります。
ですから、このクセをしっかりと抜いて無回転シュートのためのイメージを描いて練習することも大事なコツとなります。
サッカーではシュートよりもパスを行う方が回数が多く、そのためシュートを行う際の身体の動かし方が疎かになりやすいですし、無回転シュートを行うのにこれは致命的です。
それほどフォームから踏み込み、そして重要なインパクトまでの流れのコツを踏まえた身体の動かし方が大事になってきますから、頭の中のイメージもそのために切り替えなくてはいけません。
人間はイメージできないことは実際に行えません。特にサッカーではこのイメージの使い方が必須となるスポーツですから、練習中や練習以外のときにも無回転シュートのイメージを具体的に行えるようにしておくのは無視できないコツだと言えます。

無回転シュートでフリーキックにおけるコツとは?

前述したようにサッカーでは無回転シュートの使いどころとしてプレイスキック、つまりフリーキックが最も最適なものだと言えます。無回転シュートを身につけて実際に試合で活用する場合、誰にも邪魔されずキックそのものに集中できるフリーキックで行って確認してみるのが一番でしょう。その際に役に立つと思われるコツを紹介したいと思います。

ガレス・ベイルの落とす無回転フリーキック

変化のための距離が必要

徹底解説: 壁を越える無回転フリーキックの蹴り方 | Over the wall freekick Tutorial

フリーキックで無回転シュートを行うコツは主に環境に関するものになりますが、まずは無回転シュートがブレ球であることから、変化のための距離が一定以上必要となることを覚えておきましょう。
無回転シュートの弾道は山なりではなくやや直線的なものになりますし、そうでなければブレ球とはなりませんので、ゴールに近い位置でのフリーキックではまず使えません。
何故ならフリーキックを邪魔する壁を越えるのが困難だからです。
そのため距離にしておよそ30m以上の距離のフリーキックが良いと思いますが、これは自身の無回転シュートがどのくらいの初速を持っているかで違ってくると思いますので、練習を活用して確認しておくことが大事ですね。

壁に穴をあける

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近い距離のフリーキックで無回転シュートを狙うのであれば相手の壁に穴をあけるという方法があります。
相手の壁の間に味方が割込み、キックの瞬間に横に逃げて割り込んだ分だけ壁に穴をあけることで無回転シュートの直線的な軌道が通れるコースを作り出すというものです。
これは相手との駆け引きがありますし、個人だけでは行えないものですからコツというよりもチーム戦術となりますが、無回転シュートをフリーキックで活用するのであればチームとして練習して損はないコツだと思います。
壁というブラインドの隙間からブレ球が飛び出してくるわけですから、GKがこれを止めるのはかなり困難と言えますね。

枠内に収める

【サッカー】 無回転といえばこの人!! フリーキックのスペシャリスト ジュニーニョ・ペルナンブカーノ 無回転フリーキック集!!

サッカーでは大切な得点源であるフリーキックですから改めて言うのもおかしいですが、枠内にしっかり収めるように蹴るのはコツのひとつだと言えます。
何故なら無回転シュートはコントロールが難しい代わりに、際どいコースに飛ばずともブレ球の特性があるためにGKを惑わしてゴールできる可能性があるからです。
そのため、サッカーゴールの上隅などのフリーキックの定番であるコースに飛ばなくても無回転シュートの場合は有効ですし、無理に狙う必要が無いのですね。
まずはしっかりとゴール枠内に納まるような蹴り方や打ち方を意識してフリーキックを行う意識が大切なコツになるということです。
つまり、ピンポイントで狙うイメージよりは若干曖昧な「このあたり」くらいの狙いで蹴るイメージを持つのがコツですし、それくらいアバウトでなければ無回転シュートは枠を外しやすいシュートでもあるのです。

より強力な無回転シュートを打つための練習方法とは?

無回転シュートが強力な武器足り得るためには、ブレ球としてしっかりと変化しなければいけませんが、そのためには回転をかけないインパクトとともに変化量を増幅させる高い初速が必要となってきます。
単純に強力で速いシュートはサッカーでは大切な得点のための要素ですが、蹴り方や打ち方に独特なコツが必要な無回転シュートの場合はブレ球としての特性のためにもより大切になってくるというわけです。
特にインパクトやフォームに注意を払いすぎると相対的にキックの力そのものが疎かになりやすいですから、以下の練習を参考として無回転シュートを総合的に強力にできるように練習していきましょう。
もちろんフリーキックでの無回転シュートにも活かせますので積極的に取り組みたいところです。

体幹を鍛える練習

長友佑都の体幹・腹筋トレーニング【サッカー日本代表】 | Yuto Nagatomo - Core Muscle Training

無回転シュートの安定性を高めるために大事な軸足、そして確かなフォームを支えるのが体幹です。
サッカーのシュートの際には瞬間的に軸足のみで立つことからも体幹の重要性はよくわかると思います。
無回転シュートのためだけではなく、サッカーのスキル全般にも体幹の強さは大切となってきますから、練習メニューに取り入れてしっかりと行っていきましょう。
日本のサッカー指導者にはこのような認識が薄く、世界と比べても体幹の強さの向上を練習の中で取り入れていませんから、個人的に練習していくのも良いと思います。
体幹のための練習はボールが無くてもできますから、練習以外の時間に行うのも良いでしょう。

振り足を強くする練習

腸腰筋の筋トレ超地獄級!TABATA式トレーニング

シュートを含めたサッカーのキックではボールを蹴る振り足の強さを引き出すための筋肉を重点的に鍛える練習は必須です。
キックの基礎的強さそのもの、つまり土台となる力を強くすることで無回転シュートに大切な高い初速を獲得するわけですね。
意識的に鍛えるべきは「腹直筋」「腹斜筋」「腸腰筋」となります。
これらは太ももを振り抜き上半身へと引き付けるための働きを行う筋肉で、シュート力そのものを向上させることに繋がる筋肉です。
またボールを蹴る力はそのまま太ももを動かす力になり、つまり走る際のもも上げの向上にもなるので、相対的に走る速さが速くなるという効果もあります。
サッカーでは大事な筋肉ということになるので、無回転シュートに関わらず鍛えておく必要があると思います。

フォームをチェックする練習

無回転シュートのコツで述べたイメージの具体性に繋がる練習がフォームのチェックです。
サッカーに限らずアスリートにとって大事なのが「自分がイメージしたその通りに身体を動かす」ということが挙げられます。
イメージと実際の動きのズレというのは普通に考えるよりも大きく、このズレを修正しないまま練習を行っても「何か違う」という感覚が残ったままで、成長がストップする要因となります。
これを打開するには徹底的に「客観的に自分の動きを見る」ということを練習に取り入れるべきでしょう。
特に難しい無回転シュートの確実性を上げて実戦で使用できるレベルになるためには、練習中のフォームをスマホなどを活用して客観的に見る時間をもつようにするのが重要です。
サッカーではプレイ中の姿勢というのが思いのほか大切ですが、あまり気にしない人が多いので、この機会にその他のスキルに関してもフォームをチェックしてみると意外な発見があるのではないでしょうか。

無回転シュートを習得する意義

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サッカーの無回転シュートに関して解説してきましたが、独特なシュートだと言うことがわかっていただけたでしょうか?
ブレ球という特性は非常にやっかいで確実にキャッチするのはプロの世界的GKでもほぼ不可能ですから、無回転シュートは強力な武器となると思いますが、習得の難易度に比して活用の幅が狭いというデメリットは無視できません。
サッカーではシュートに重要なのはタイミングとコースであって、ブレ球としてGKのふいをつく無回転シュートだけにこだわる意味はあまりないと思います。
しかし無回転シュートの蹴り方や打ち方を習得する過程で行う練習は、実はその他のサッカースキルにフィードバックすることで通常の練習とは違ったアプローチを行えるという面があります。
ですからまずはフリーキックに活用するという目標で習得に取り組むのが一番ではないかと思います。
習得度に合わせて徐々にサッカーの試合中での活用法も模索していくというのが筋道としては最適ではないでしょうか。

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